『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらで相談させてください、第二弾。の返信の返信
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『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらで相談させてください、第二弾。の返信(元記事)
文章も企画も、しっかりしているという意味では平均点は高いと思います。しかし、ラノベとしてはどうかということと、売りが有るかなどを考えると、物足りないかもしれないと感じました。
そこについては、読むせんさんのコメントの方が端的に分かりやすいですね。失礼して引用します。
>「あ、これは面白い奴!」というノリ
そうそう。そういうのをツカミと言うわけです。それは弱いかもしれません。
全体に地の文が説明っぽいです。
冒頭の背景説明は、あれはあれでどういう話なのか端的にわかるので、個人的には必ずしもダメではないような気もするのですが。しかし消極的に「必ずしもダメではない」ではなく、積極的に魅力を追求した方が公募などでは有利なんじゃないかなあ。
冒頭だけではなく、後の地の文も説明っぽいっです。例えば、
>巨大ロボットーーGG(ギア・ゴゥラム)と呼ばれる戦時中の二十メートル級人型魔導兵器
「と呼ばれる」と書いてしまうと、明らかに説明ですよね?
一人称ではなく三人称なのですが、そうであってもこういう小説の地の文には臨場感がほしいです。この世界の中の人間にとってはGGはGGであって、「と呼ばれる」なんていちいち思いも言いもしないはずです。じゃあ、誰が説明してるの?と考えると、作者が説明してるんじゃんとなってしまうんですね。読者としては、作者に説明されていると感じると興がそがれてしまうものです。
>パルム帝国を二分する内戦――俗に『壊滅戦争』なんて呼ばれるそれは
固めの文章の中にときどき「なんて」などのくだけた言葉をまぜていますが、ちょっと浮いている感じです。こういうのは上手くやれば読み味がなだらかになって効果的な場合もありますが、こなれていないと気になります。急にタメ口が飛び出したという感じ。地の文のタメ口も作者が読者に語りかけている印象を与えます。
ただ、いわゆる三人称一視点の場合は、地の文に視点人物の心の動きを織り込むのが上手い書き手もいるんですね。そのへんがすっと自然に読めるように書かれていれば、一人称風の三人称という高等技術になるわけですが難易度は高めかもしれません。御作は神視点寄りの三人称だと思うので、それにタメ口を入れるのは避けた方が無難かなと。
それと、読ませていただいた部分だけでは、「何か面白いことが起こりそうだ」という予感が弱いようです。状況そのものは面白そうなのですが、何か起こりそうという期待感はあまり感じられませんでした。
三幕構成の提唱者のシド・フィールドが、
◎キャラクターが銀行から出てくるシーンで、歩いて出てくるのか走って出てくるのかでまったく違うストーリーになる。
と書いています。銀行から駆け出して来るやつがいたら、それだけで何かやばいことが起こっている感じがしますよね?
私からはこれくらいです。ご健闘を祈ります。
『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらで相談させてください、第二弾。の返信の返信
スレ主 大野知人 投稿日時: : 0
返信ありがとうございます。
今まで一人称視点でばかり書いてきていたので、三人称には不慣れで、そういったところの問題点を指摘していただけると本当にありがたいです。
地の文は、もう少し砕けた方に統一してみようかとも思っていたのですが、硬めで一度作ってみます。
全体的に言うと『ポストアポカリプス日常系』を目指しているので、『大事件の予感』みたいなのは薄れさせたのですが、『面白味』が欠けるというなら少し調整してみようかと思います。
ご意見ありがとうございました。
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