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男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割について (No: 1)
スレ主 サイド 投稿日時:
今、男性向けラブコメのプロットを作っているんですが、ヒロインの視点を多めに入れることについて、どうしようとなってしまったので、スレを立てさせていただきました。
形としては、
「主人公の一人称で進み、大きなイベントが終了するごとに、ヒロイン視点が入って主人公を褒める、好意を抱く」
みたいな流れです。
両片思い状態、いろいろあった後、最後は主人公から気持ちを告げ、ヒロインがそれを受け入れて終わりとなります。
視点の割合は主人公8割、ヒロイン2割で、主人公の行動を見るヒロインの気持ちの流れも書きたかったため、その視点と感情描写が多めになっています。
迷っている点として、中盤から終盤にかけ、ヒロインが自身の視点で主体的に動き、そのエピソードを経て自分の気持ちを再確認するという部分があることです。
それをやると割合が主人公7割、ヒロイン3割くらいになってしまう上、
「主人公視点の物語なのに、ヒロインが主体的に動くエピソードがあるのはおかしくない?」
と思いました。
なので考えられる方法として、
プロット1
あくまで視点は主人公に固定し、決まったシーン以外、ヒロインの気持ちは見えないようにする。
そして最後に、「実は私も……」のようなカタルシスを生む展開にさせる。
主人公視点8割、ヒロイン1~2割ていど。
プロット2
主人公の言動に合わせて、ヒロインの心の揺れ動きも描写する。
視点の変更をすることで関係性の変化や掘り下げをし、最後の盛り上がりへ繋げる。
主人公視点7割、ヒロイン3割ていど。
のどちらかかなと思います。
やってみたいのは二番目のプロットで、ヒロイン視点のある男性向けラブコメも好きなんですが、テンプレから離れたことをやるのに怖さもあるため、質問させていただきました。
個人的には、視点がヒロインへ移っても最終的に、「主人公(読者の方)」が美味しい思いをするという展開を変えなければ、ヒロイン視点のエピソードを挟んでも問題ないとは思っていますが、勢いで書いてから、「うわぁ……」ってなりそうだったので……。
長くなりましたが、どちらのプロットがいいか、男性向けラブコメにおいてヒロイン視点の有無や効果など、ご意見などありましたら、よろしくお願いいたします。
カテゴリー: 設定(世界観)
この質問に返信する!人気回答!男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信 (No: 2)
投稿日時:
そもそも、100 %の「男性読者がたに好まれる叙述」で書くべきです~!
女性のキモチなど、男どもには、到底わからないから、なんですね。。
いわれないとわからない男は、それでも例外的な方なんですよ……。
大概いわれても、わかりませんから、野郎どもは。。。サルに読ませる文章でも、ほとんど読めないのが、男性のアタマなんです! (>_<)
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
スヲルさん、返信いただきありがとうございます。
「男性読者がたに好まれる叙述」というのは、仰る通りだと思います。
実際、ヒロイン視点で感情の描写をすると言っても、
「男が、『こんな行動をした時、ヒロイン(女性)がこんな風に受け取ってくれたらなあ」
という願望を書いているだけで、現実の女性が読んだら寒気がするようなものなんだろうなあと自分でも感じています。(笑
男子が少女マンガを読んで、「こんな男いねぇよ!」と思い、女子が男性のマンガを読んで、「こんな女いねぇよ!」とつっこむ感じですね。
その辺りはあくまで、「男性向けラブコメ」であることを意識し、そこで受けるキャラクター像でいいのではと思っています。
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信 (No: 4)
投稿日時:
『無職転生』と『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』を読んだとき、視点移動をうまく使っているなと思いました。この2作の特徴は、視点の移るパターンが一定なので読んでいて混乱しないのと、主人公以外の視点の役割が「主人公上げ」に徹底していたことです。
特に、はめふら。私はあのノリけっこう好きなのですが、内容はご都合主義と主人公補正のド直球です。しかし、ああいうのは作者が思い切りよく開き直らないと成功しないんじゃないかと思うんですよ。
>「主人公視点の物語なのに、ヒロインが主体的に動くエピソードがあるのはおかしくない?」
それ自体はまったく問題ないと思います。ヒロインの「主体的な動き」の行き着く先が主人公に向いていること。そこがブレなければ。
逆に、
>視点の変更をすることで関係性の変化や掘り下げをし、
キャラの関係性や心理のアヤなどを盛り込みたいなら、プロットはむしろあまり捻らない方が良いかもしれません。
なので、私なら、
1)あくまで視点は主人公に固定し、関係性の変化や掘り下げはオーソドックスで丁寧な描き方を心がける。
2)視点の変更を多用するなら、キャラの心理などは分かりやすくテンプレぎみに寄せる。
このどちらかの方針を立てるかなと思います。
補足 (No: 5)
投稿日時:
内容(キャラの心理や関係性、独特の世界観など)が複雑なら、ストーリーラインは分かりやすくする。
ストーリーラインに凝った趣向をこらすなら、内容の方をテンプレぎみに分かりやすくする。
内容かストーリーのどちらかを分かりやすくするということです。
両方分かりやすいと読むのは楽ですが、読後感がスカスカになりそうです。
また、両方とも複雑にした名作もありますが、読者にかなり思考を強制するんじゃないかと。
まあ、私の個人的な見解ですが。
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
こんにちは、あまくささん。
返信いただきありがとうございます。
>主人公以外の視点の役割が「主人公上げ」に徹底していたことです。
『無職転生』の方はマンガ、アニメを観て、小説をかじっただけなんですが、確かに主人公以外の視点の時って、そんな感じだったと思います。
『はめふら』はあまり知らないんですが、ヒロインが良い意味で鈍感で、優しい世界と聞いています。
どちらの作品も、『こういう作風だから!』が確立されていて、そこが大事ということなんだろうなあと思います。
そういう意味では割合とか、気にし過ぎても意味はあんまりないのかもですね。(苦笑
>このどちらかの方針を立てるかなと思います。
ここへ相談させていただき、改めてプロットを考えているんですが、ご提示いただいた二つだと「1」のオーソドックスな方がいいような気がしています。
キャラの心理にクセがあるので、視点移動を多用したら混乱してしまうような。
>内容かストーリーのどちらかを分かりやすくするということです
このご指摘がすごく、すとんときました。
内容(キャラの心理や関係性、世界観など)がやや複雑なので、ストーリーをすっきりさせた方がいいと思えば、先が見える感じがします。
相談してもいいものかと悩んでいたんですが、ご意見をいただけてよかったです。
重ねて、返信いただきありがとうございました!
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信 (No: 6)
投稿日時:
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
ふじたにかなめさん、こんにちは。
返信いただきありがとうございます。
>「両片思い状態」の仕掛けが分からない
形としては、「アプリゲー」を間に挟んでの、気持ちの探り合いですね。
「アプリゲー」の部分に、カードゲーム、ガチャ、音ゲーなどを入れて、お互いの個性を出しています。
基本的には日常での雑談がメインで、ゲームの結果から生まれる関係性に重点をおく感じです。
>「ネクラとヒリアが出会う時」
ちょうど、本屋へ行く用事があったので探してみたんですが、なかったです。がっくし。
調べた限り、シチュエーションに非常に惹かれるので、別の本屋でも探してみます。
>執筆、応援しております!
仕事やらプライベートやらで時間が取れていませんが、とりあえず手元のモノが仕上がったら、ふじたにさんの長編も読ませていただきますので、その際はよろしくお願いいたします!
重ねて、返信いただきありがとうございました!
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信の返信の返信 (No: 9)
投稿日時:
返信ありがとうございます!
「アプリゲー」が間に挟まれるとありましたが、それだけではなぜ「両片思い状態」なのか申し訳ないんですが分かりませんでした。
ご説明だけだと、「アプリゲー」を通して仲良くなっていく二人のようにも感じるので、「両片思い状態」ではなくて、普通のラブコメにも感じました。
「両片思い」は私の中では二人ともお互いに好意を抱いているのに「何か誤解があって」お互いに好かれていないと思っている状態だと認識しているからです。
だから、「なんで誤解しているのか」、その仕掛けが大事だと個人的に思っていますし、理由によってはキャラ設定も重要になってくると思いました。
そのお互いの誤解状況を描写するのに相手側の視点じゃないと理解しにくい状況(キャラの背景)なら、相手視点も有効だと思います。
でも、普通に仲良くなっていくラブコメだと、相手側の視点を描写する理由が弱くなってしまう気がするので、主人公側視点で相手の好意が上昇したと分かるような描写をすればいいんじゃない?って思われる気もしました。だから、プロット2のほうは採用が難しくなってしまう気がしました。
あと、女性向けは共感が重要視されるジャンルだと聞いたことがあるので、視点については男性向けと扱いが違う恐れもあるので、私(当方女性です)の意見は「そういう意見もあるよね」程度の適当な感じで聞いてくださると嬉しいです。
ラブコメは好きなジャンルですけど、私が読んでいる傾向が偏っていたら、やり方も偏っている気もするんですけど、自分ではよく分からないんですよね。
>ちょうど、本屋へ行く用事があったので探してみたんですが、なかったです。がっくし。
そうだったんですね! 私もネットで読んで気に入って本屋に行ったけど売ってなくてがっくししてました。もう一軒探してなかったら、電子書籍で買おうと考えてます(;^ω^)
あと、鍛錬室に掲載されている作品はそろそろ非公開にする予定なので、是非またの機会にお願いします。お忙しい中、お気遣い大変嬉しかったです。ありがとうございました!
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信の返信の返信の返信 (No: 10)
投稿日時:
ふじたにかなめさん、こんにちは。
再度のコメントをいただき、ありがとうございます!
>それだけではなぜ「両片思い状態」なのか申し訳ないんですが分かりませんでした。
ご指摘をいただき、改めて「両片思いとは」を考えたんですが、個人的には、
「本当は好き同士だけど、お互いが気付いていないため、片思い状態となっている」
だと思いました。
なので、ふじたにさんの仰る、
「お互いに好かれていないと思っている状態」
と解釈にずれがあったのかと思います。
ただ、調べてみるとけっこう定義が曖昧なので、使う際には注意が必要だったようです。(汗
>「なんで誤解しているのか」、その仕掛けが大事
誤解というより、すれ違っている状態で、それが主人公とヒロインを隔てる「壁」になっています。
なので、その「壁」をどうにかすることが物語の目的となっており、「アプリゲーを通じて、お互いをより知り合う」というのは、そのための手段という形です。
>お互いの誤解状況を描写するのに相手側の視点じゃないと理解しにくい状況
上記したすれ違いの原因を描写する為に、ヒロイン側の視点が必要になっているという感じですね。
けっこうガッツリ書いているので、それがキャラクターの性格や立ち位置の説明にもなっているので、そこを活かしていきたいと思っています。
>主人公側視点で相手の好意が上昇したと分かるような描写をすればいいんじゃない?
仰る通り主人公が頑張ったなら、その場で手を握るとか、抱きしめるとかダイレクトにやればいいんですが、こみいった事情持ちなので、それができない系ヒロイン(?)になってまして。
とはいえ、仕草や態度の変化などで好意自体は意識して見せている感じです。
>女性向けは共感が重要視されるジャンルだと聞いたことがあるので
男性向けだと視覚的、刺激的な表現が強めって感じですね。
たまに女性の方の作品を読むと、ふじたにさんの仰る「共感」を感情の移ろいで表現されていて、個人的には「気持ちをちゃんと言葉にして伝えること」が重視されているように思います。
>もう一軒探してなかったら、電子書籍で買おう
さきほど、仕事帰りの本屋さんで買えました。
表紙がもうエモいので、読むのが楽しみです。w
>そろそろ非公開にする予定
あ、そうだったんですか。
今回はタイミングが悪かったようですね。
また次回もあるかと思いますので、その際はよろしくお願いいたします!
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信の返信の返信の返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
何度も書き込み申し訳ないです。
余計なお世話かもしれませんが、両片思いのそれぞれプロット1と2のメリットとデメリットを考えてみました。
自分の長所とメリットが重なるほうを採用されたほうがいいのでは?って思いました。
あくまで当社比というか、私が個人的に読んだ作品の印象なので、人によっては違うかもしれません。なので、的外れだったり、全然参考にならなかったら、大変申し訳ないです。
お礼以外にコメントがない状況だったら返信も不要です。
<プロット1>
メリット
・二人の関係性はどうなるのかハラドキしやすい。
・物語の展開や設定を活かしやすい。
・キャラだけではなく、物語性でも読者を得やすい。
・デメリット
・特に前半は糖分が少ない。
・キャラ萌えしにくい。
・ストーリーに起伏や意外性がないと、評価されづらいかも。
・糖度が少ないのは、最近の流行りではないかも。
注意事項
・展開でも物語を引っ張っていく必要を感じるので、物語上の設定は重視されるかも。
・後半で糖度を増やせるかも。
・ハラドキやすれ違いを起こさせるためにシチュが強引だったり無理やりすぎたりすると、違和感になったりキャラの魅力減になりやすいかも。
・
<プロット2>
メリット
・互いの気持ちが読み手に伝わるので、前半から糖分が多いかも。
・キャラ萌えしやすい。
・展開が分かりやすく安心感がある。じれじれ系。
・糖度が高いのは、最近の流行りの傾向かも。
デメリット
・キャラが個性的だったり魅力的だったりしないと評価されにくいかも。
・話がシンプルになりがちなので、関係性やキャラ自体に興味がない読者からの評価は得にくいかも。
注意事項
・テンポが良い書き方のほうがいいかも。
・公募なら、キャラ設定に斬新さが必要かも(それか、極端なくらい尖っていた方がいいかも)。
・話に起伏を持たせにくいなら、イベントごとの短編連作のほうが書きやすいかも。
・特にキャラ描写が上手い方に向いているかも。
・ライバルキャラでハラドキを作りやすいかも。
・相手側の視点が増える分、物語的にはプロット1に比べてシンプルになるかも。
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信 (No: 12)
投稿日時:
どうお伝えするか考えあぐねているうちに、タイミングを逸してしまいまして。もう良回答多数で答えは出ていると思いますので、感想程度の短いコメントをしてみます。
ご質問を拝読して思ったのは「ヒロイン視点はゼロのほうがいい可能性がある」ということです。1~2割に抑えようと思われ、しかし3割程度欲しいともお考えになった。ということは、ヒロイン視点で語る内容を読者に印象付けたい、ということになりそうです。
もしそうならですが、読者に言わずに悟らせる戦術が適しそうです。ヒロイン(実は作者)が直接的に語ると、読者としては本当にそうか、疑う気持ちが起こります。しかし、ヒロインが直接は語らず、間接的なほのめかし程度で終始すると、読者「ヒロインの気持ちはこういうことだろう」と察します。
自分で察したことは信じやすいものです(イケア効果、確証バイアス等の理由がある)。その分、感動も深くなります。作品テーマは劇中で語るな、というコツがありますが、それと同じです。大事なことは言わずに、読者に察してもらうほうがお得で、やりやすくもあるんじゃないかと思いました。
男性向けラブコメにおけるヒロイン視点の割合と役割についての返信の返信 (No: 13)
投稿日時:
手塚満さん、こんにちは。サイドです。
返信が遅れてしまい申し訳ありません。
>読者に言わずに悟らせる戦術が適しそうです。
序盤から中盤においてヒロインは読者に、「あれ、こいつもしかして……?」と思わせる言動をし、後に視点が変わり、伏線回収、再び主人公視点へという形になっています。
>大事なことは言わずに、読者に察してもらう
ラストシーンまで溜めて、ヒロインの事情、心理を明かさないという展開も考えたんですが、そこまでして隠すと却って白々しい感じになってしまったので、早めに明かす形になっています。
物語のテーマは、ヒロインの重い家庭事情を解決するとかではなく、主人公やヒロインの性格や立ち位置を踏まえた上で、やり取りを楽しむことなので、展開は早めな感じですね。
短編を重ねて長編にしているので、コンパクトにエピソードを重ねていく印象です。
ぷよ〇よでいえば、ずっと三連鎖をしてるような? (笑
重ねて、返信いただきありがとうございました!