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「合う」という表現の使い方 (No: 1)

スレ主 ベン・ウィラード 投稿日時:

 こんにちは、お久しぶりです。いつぞやはじつにつまらない質問に答えていただき、ありがとうございました。今回もあまり変わらないのが心苦しいですが、よろしくお願いします。
 と言いますのも最近また分からなくなってしまったのは、「合う」という表現の使い方なのです。合格とか合致のように働きや形状に見合うという意味でなら迷うこともないのですが、「話合い」や「助け合い」の場合に限って「これは当て字の類ではないのか?」と考えてしまって筆が進まなくなるのです。
 こんなことに悩んでいるからいつまでたっても文章が上達しないのだと自分でも情けなくなりますが、どうかお知恵をお貸しください。

カテゴリー: 文章・描写

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「合う」という表現の使い方の返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

そもそもスレ主さんが「合う」という漢字をどのように認識しているのかわからないかな。
辞書には

1 二つ以上のものが近寄って、一つになる。くっつく。「いくつもの川が—・って大きな流れとなる」
2 よく調和する。適合する。「配色がよく—・う」「和室に—・った装飾」
3 二つのものが一致する。くい違いがない。合致する。「息が—・う」「気が—・わない」「話が—・う」
4 ある基準と一致する。「寸法が—・わない」「答えが—・う」「道理に—・う」
5 それだけのことをするかいがある。引き合う。「—・わない商売」
6 動詞の連用形に付いて複合語をつくる。
㋐互いに…する。「助け—・う」「取り—・う」
㋑一緒になる。「落ち—・う」

とありますが、主な意味合いは1と3、つまり二つ以上のものが寄り合い一致することでしょう。
調和や適合は一つでは出来ず二つ以上必要だし、基準との一致も基準となるものとその対象の二つ以上が必要で、2・4・5はそれらが一致する・一つになることを指してる。
スレ主さんの疑問は6にある動詞にくっつく場合だけど、これも二つ以上の要素が必要で一致することが目標になる例文ではないかな。
助け合うことは二人以上が一つの事に力を注ぐわけだし、取り合うことは二人以上が一つのものを文字通り取り合うわけだし、落ち合うことも別々の場所にいる二人以上が一つの場所に待ち合わせることだし。
スレ主さんが挙げた 話し合い も複数の意見から答えを見出すなり妥協してすり合わせるなりして意見を一つにするため話をするものだし。

意味合いに疑問を持つ要素が見当たらないので、スレ主さんの認識のほうに誤解かなにかがあるんじゃないかな、と思った。
あるいは、
>「合う」という表現の使い方なのです。合格とか合致のように働きや形状に見合うという意味でなら迷うこともないのですが、
漢字の意味や使い方ではなく表現という言い方をしていて、働きや形状を気にされてることから、そういう辞書でわかる話ではないのかな。
だとするとどこを疑問に思っているのか、ちょっと私には伝わってないかもしんない。

「合う」という表現の使い方の返信 (No: 3)

投稿者 大野知人 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

誤用じゃない、ということはサタンさんが仰っているので少し別側面から書きます。

 まずはじめに。『漢字で書けるところをすべて漢字に変換しなくてもいいんだよ』ということを言いたい。

↑の文章、漢字に置きかえられるところをすべて漢字で書くと
 『漢字で書け得る所を全て漢字に変換し無くても良いんだよ』
 となります。これ、ちょっと読みにくくないですか?(この文もまた、『難』『無』などはめると読みづらい)

 『漢字で書くとなにか違和感がある』というのは重要な直感です。少なくとも、あなたにとって読みにくいわけですから、他の方にとってもそうかもしれません。
 むろん、全てをひらがなにすれば良いというものでもありませんが、読みにくいと感じるなら、ひらがなで書けばいいと思います。

 その2。『合う』とはそもそも何なのかを考えてみましょう。
 ここで、例えばこんな文を考えます。
『私達は政治について話した』
『私達は政治について話しあった』
 1つ目の例文の方は、『私達』が政治についてのスピーチをしたようにも聞こえますし、政治について意見交換をしたようにも読めませんか?
 一方で2つ目の例文であれば、まず『私達』は相互に話したととれるので、協力してスピーチをしたようには読めないでしょう。

 二文の違いはもちろん、『あう』です。
 ここで少し話がそれて、漢文の話になるんですが、『合う』という字も漢字である以上は大陸から来たもの(の派生物)なわけです。
 さて、さっきの二文を、どう漢文に翻訳するか考えてほしいんですが、『〜しあった』と言わなければお互いに意見交換したことがわかりづらい訳ですから、これは漢字にしなければいけません。
 するてぇと浮かんでくるわけです。『合』という字が。(実の所、ガチに古い漢文に翻訳しようとするともっと別の漢字を使うんですが)
 ただ、これで何となく分かるかと思いますが、読む上で判別をつけるために『~しあう』という表現をする必要があり、日本語の文章が根本的には漢文から派生した文化であることから言って、まず当てはまる漢字は本来存在するはずです。
 つーことで、『話し合う』などの表現に『合』という漢字を使うのは合理的に言って『当て字』ではありません。
 
 『その言葉は文章中でどういう役割を果たしているのか』を考えると、意外と当て字かどうかは判別できます。『無いと文意を誤解されかねない/そもそも通じない』ような語句は、日本語に派生する前の漢文の時点から存在するわけで、まずあてはまる漢字が存在してそれを日本語読みしたものが形を変えながら現代に残っているに過ぎません。
 もちろん、日本語オリジナルの表現や漢字もたくさんありますから、全てを解決できる技法では無いでしょうが、ふと似たような疑問を持ったときには試してみてください。

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タイトル:「合う」という表現の使い方 投稿者: ベン・ウィラード

 こんにちは、お久しぶりです。いつぞやはじつにつまらない質問に答えていただき、ありがとうございました。今回もあまり変わらないのが心苦しいですが、よろしくお願いします。
 と言いますのも最近また分からなくなってしまったのは、「合う」という表現の使い方なのです。合格とか合致のように働きや形状に見合うという意味でなら迷うこともないのですが、「話合い」や「助け合い」の場合に限って「これは当て字の類ではないのか?」と考えてしまって筆が進まなくなるのです。
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