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一回の台詞文は何行までが最適ですか? (No: 1)

スレ主 クロコダイン 投稿日時:

皆さんのご意見を聞かせてください。
自分の場合は、一回の台詞文は長くても3行までにしてます。それ以上は地の文で区切って、その後にまた台詞文の続きを書いてます。
3行は最適でしょうか? 皆さんは台詞文の長さはどうされているでしょうか?

カテゴリー: ストーリー

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人気回答!一回の台詞文は何行までが最適ですか?の返信 (No: 2)

投稿者 鬼の王の墓標 : 8 No: 1の返信

投稿日時:

私も大体同じくらいですね。
ちなみに演説や会議などで一人のキャラクターが長くしゃべらないといけないシーンの場合は、そのセリフの内容を地の文にしますね。

最近書いた作品では、敵軍の捕虜に情報を吐かせた後、それを会議の場で共有する際こんな感じにしました。

A「有意義な情報はあったか?」
B「知ることができたのは有意義だが、悪い知らせばかりだ。心して聞いてくれ」

――(ここからBが尋問した相手から聞き出したことを語るセリフを地の文で書く。ダッシュや改行を活用して「ここから文体を変えますよ」というのを表明をするのがポイントです)

A「……なるほど」

ちなみに長セリフの部分をキャラクターの発言を意訳した地の文にする方が一般的な気がしますが、私はキャラクターのセリフが好きなので、ここは私の好みが反映されている部分です。
演説のシーンとかは必然的にセリフを長くしないといけないので、スレ主様に限らずセリフを長くしないといけないシーンを書きたい方は一つのやり方として参考にしてほしいです。

人気回答!一回の台詞文は何行までが最適ですか?の返信 (No: 3)

投稿者 大野知人 : 6 No: 1の返信

投稿日時:

 基本一行の半分、長くて三行。を目安にやってます。

 演説とか解説のシーンは、ジェスチャーを交えるとか、安楽探偵っぽくお茶を飲むようなモーションを入れる、そもそもアクションシーン中に解説するなどとして、『台詞と地の文を別々にしつつも、どちらも読み込ませる』みたいな方法もアリですよ。

一回の台詞文は何行までが最適ですか?の返信 (No: 4)

投稿者 手塚満 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

台詞の長さ何字といった客観的、あるいはシーン状況等によらない一般的な基準があるわけではないです。例えば、一文の長さということでしたら、30字程度まで、ときどき40字みたいな目安はあるんですけど。

シーンにたった1人しかおらず、独白しているケースですと、1人称の地の文のようなものですから、制限はないも同然です。制限が出てくるとしたら話し手と聞き手がいる会話でしょう。話を多岐に渡らせてもなんですので、とりあえず2人の会話を想定してみることにします。日常でもよくあるケースですよね。

Aが喋って、Bが聞いているとします。もしAが長々喋ったりすると、Bが遮る可能性は高くなります。が、そのレベルで一般的な法則を見出すのは困難です。

例えばBが焦ってAに何か聞き出したい状況だとすると、Bが聞きたいこと以外をAが喋ったら遮るはずです。この場合、Aがどれだけ喋る続けるかより、Bが聞きたい情報からAが逸れるか否かが大事ということになります。

Bが話したいことがある場合も、Aが長話になると遮るはずです。Aの話でBが何か思い出すことがあっても同様ですし、反感を持つような内容が出てきたりしても同じ。

逆にBが感心するような話をAができれば、Bは長話でも黙って聞くでしょう。あるいは、Bが立場上、Aの話を聞かなければならないケースでは(AがBの上司、教師、顧客等々)、Bは話したいことがあっても我慢するのが自然です。

要はシーン上、聞き手がどれだけ聞き続けるのが自然か、ということで1つの台詞の長さ上限が決まります。続いて、話し手が話したいことの長さでしょう。

仮にたった1人のシーンの独白と同じくらい、聞き手Bが話し手Aの話を聞き続ける姿勢になっているとします。この場合は台詞の長さ上限はないのか。よく考えると、聞き手はもう1人います。読者ですね。

読者が話を聞き続けられるか、興味を維持できるか、という点も大事です。飽きる前に台詞を切り、話を切り替えねばなりません。しかし、シーン、ストーリーの都合上、長台詞が必要な場合もあります。

その場合は、スレ主さんが仰るように「地の文で区切って、その後にまた台詞文の続き」というスタイルが最も便利でしょう。台詞と台詞の間の地の文は、読者に気分転換してもらいつつ、注意を再び引き付ける必要があります。

話し手がニコっとして聞き手の目を見たり、人差し指を立てて聞き手の注意を引いたり、みたいな感じですね。台詞は聴覚情報中心で動きを感じにくいので、視覚的に注意を引く動きを見せるような描写が効果的になりやすいと思います。

しかし、台詞を続けながら読者の注意を喚起する方法もあります。ちょっと落語に立ち寄ります。故米朝師匠は2人の会話を、台詞主をぱっぱと切り替えながら話すのがとてもうまい方でした。見ているのは米朝師匠なんですけど、スパスパ別人に切り替わるような感覚がしました。

一方、故枝雀師匠ですと、延々と登場人物の1人(主人公)が喋り続けます。それでも、聞き手含む周囲の人物が目に見えるように演じてました。話し手が聞き手に反応する様子を演じるからです。それを模してちょっと捏造しますと、例えば次のような感じ。

「(前略)それで花子が言うにはさ、俺と一緒に飯食いたいって、ちょちょ待った、おまえ剣抜いてどうするって、え? デートじゃないよ、魔王退治の相談したいって、そうそう、そういうこと。それでね(後略)」

聞き手の反応をイメージさせられれば、台詞をいったん区切るような効果があります。他にもいろいろ会話テクはあるでしょう。そういう感じですので、一般的に3行、といったことは言いにくいわけです。

要点を繰り返しておきます。台詞の長さは、

・聞き手がどれくらい待てるか。
・読者がどれくらい待てるか。

が大事で、待てない長さと踏んだら、

・地の文を挟むことで、聞き手と読者の気分をリセットする。
・台詞中に相手の反応などのリセット効果を混ぜ込む。

といった手法が使いやすいでしょう。

一回の台詞文は何行までが最適ですか?の返信 (No: 5)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

試しに以前書いた自作で数えてみました。内容はファンタジーで、1行48文字が基準です。

1)人間の日常会話はほとんどが1行で、たまに2行目にかかるくらい。

2)妖精や魔物のようなキャラのセリフは少し長めで、要所要所では4行くらい喋っていることがある。ただし、こういうキャラでも通常の会話ではほぼ1~2行。

3)人間キャラでも、ストーリーの節目で状況説明的なセリフを喋らせているときには3~4行になっているところがある。ただし頻度は多くはない。

と言っても。
別に基準を決めて書いているわけではありません。1~3のような結果になっているのは、以下のような事情があるのだと思われます。

1・3の日常会話・説明セリフについて。
そもそも現実の会話の場合でも、文章的に長々と喋る人はあまり居ないだろうと思います。単に話が長い人は居ますが、それを録音して文字に起こしたら、文章としてはかなりメチャクチャになっているはずです(人によっては内容もメチャクチャだったり。あ、それ私か。笑)。

そもそも説明セリフって創作物特有のもので、工夫しないと不自然になるのは否めません。なので、あまり多用はしない方がよいのだと思われます。
ミステリは例外で、解決編で探偵役が延々と話すのがデフォルトですが、あれは一種の様式美として受け入れられています。「名探偵、みんな集めて、さてと言い」という創作川柳があるくらいです。

2について。
これも実はシナリオの用途としては3に属するのですが、

4)人間よりも超越的な雰囲気をまとったキャラの場合は、多少時代がかったような、もったいぶった喋り方をさせてもそれほど不自然にならない。なので、人間のセリフよりも全体的に少し長めになる傾向がある。

5)人間よりも世界観の秘密に精通していることが多いので、やや長めのセリフで何かを説明する機会が多い。

ということが考えられます。

5については、ある知識に詳しいキャラと知らないキャラの会話なら「説明」が入ってきても不自然ではないんですね。
そのパターンはファンタジー以外でも使えます。
例えば現代日本の社会を描いた池井戸潤のような作品では、主人公が新しい技術とか、ある企業の裏事情とかについて調べてまわるシチュエーションがあります。そういう流れでは、主人公に質問させて相手が長めのセリフで説明するというシーンが作りやすいです。

という感じで内容によって色々ですが、個人的な感覚として、ごく普通の日常会話なら3行でも長いと思います。ほとんど1行でしょう。

追記 (No: 6)

投稿者 あまくさ : 0 No: 5の返信

投稿日時:

想像ですが、ご質問の趣旨は日常会話の自然な長さというよりは、やはり説明セリフの扱いでしょうか?
一応、それについても考えを書いておきます。

1)ミステリ
先の書き込みで述べたように、例外的にミステリは超長文の説明セリフが許容されるジャンルです。

2)SF
SFも状況説明の必要性が強いジャンルですが、ミステリのようにそれが様式美化しているということはないので、三人称なら長文の説明セリフを入れるよりも素直に地の文で書いた方がよいかもしれません。
会話で説明する必要があるとしたら、以下のようなことが考えられます。

2-1)一人称を採用している。
一人称の場合は語り手の知らないことを地の文には書けないので、どうしても誰かに説明させる必要がでてきます。

2-2)読みやすさへの配慮。
ぶっちゃけ説明的な長文は読むのが面倒なものなので、会話を使って読みやすさをはかるのは、よくある手法です。ただし、これが目的なら地の文より平易にしないと意味が無いので、セリフを長文にしたら元も子もありません。

2-3)マンガ・アニメなど。
マンガやアニメなどはそもそも地の文がないので、セリフかストーリー展開で説明するしかありません。逆に言うとマンガ・アニメはそういう制約ゆえに地の文に頼らないシナリオがよく研究されているので、小説を書く上でもよい教材になります。

2-1~3のすべてについて、背景などの説明は言葉ではなくストーリー展開そのものによって伝えるのがベストだと考えています。例えば旅をしている主人公が野盗に襲撃されたら、治安の悪い地方だと分かりますよね?
ただ、SFの場合は背景や設定が論理的だったり込み入っていたりすることが多いので、言葉による説明が不可欠になりやすいです。そういう場合は会話による説明も避けられず、ある程度長いセリフになるのはやむをえないと思います。
そういうときのコツの一つとして、先の書き込みでも述べましたが、主人公に疑問をもたせ、調べる過程で誰かに質問し、相手が説明するというシチュエーションはわりに有効かと。質問に答えるなら説明セリフになっても不自然ではないからです。

あと、まあ、コメディ寄りのマンガなどでたまに見かけるメタ発言がありますね。「誰に説明してるんだ?」とか「説明セリフになってるのは、まあ、いいとして~」という類い。こういうのはたまにはいいでしょうが、多用はしない方が無難かと。

3)ファンタジー
SFと違って論理よりも雰囲気が重視されるジャンルなので、地の文にしてもセリフにしても文章説明に頼らず、2で触れたようにストーリーで伝えられないかまず検討してみるのがよいように思われます。

4)日常もの。
これはもう、自然な会話ということを優先するべきでしょう。その場合は3行ではなく他の方も書かれているように1~1.5行くらいまでが、感覚的ではありますがよいところじゃないかと思えます。
このジャンルで長い説明が必要になるとしたら、主人公以外のキャラの一人が複雑な家庭の事情などをかかえていて、ストーリーのどこかでそれを打ち明ける時などです。このケースでは、打ち明け始めるところだけセリフにして、後は回想シーンに移行していくなどの手法がよく使われるようです。

もう一つ考えられるケースは、何か事件・トラブルをストーリーが動き出すきっかけにする場合。そういうときは、「ウワサ好きな同級生」がよく使われます(笑)。こういうのこそユーモアをまじえた軽快な会話文にしたいところです。

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