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膨大なキャラ設定をこなすのにコツとかはありますか (No: 1)
スレ主 大佐 投稿日時:
まず自分は初心者ですのでお手柔らかにお願いします。
自分が書こうとしている作品はライトノベルなのですが。
学園もの×軍事の作品を書こうと思っています。
軍隊は小隊が30人から40人くらいの数で1クラス分なので、
クラスの班が分隊1クラスが小隊学校全体で中隊から連隊という感じにしようと思ってます。
主人公は左遷された少佐で1クラスの司令官にする予定です。
そこで配下の30人から40人の兵士の設定を考える必要が出てくるのですが。
大勢のキャラ設定をする上で何かやり方ってありますでしょうか。
ご教授願いたいです
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!返信 (No: 2)
投稿日時:
こんにちは〜、若宮澪と言います。私は設定集作るのが大好きな人間なので、その経験から助言をば。ただ、ラノベとして正しい作り方かどうかは何とも。なので、他の方の意見だったりも参考にしてくださいね。また、キャラクター
設定の前に土台となる設定の部分も、自分のやり方ながら紹介してみます。
[1]コンセプトの決定
【1-a】まずはどんな雰囲気の設定を作りたいか決めましょう。大佐様ですと学園✕ミリタリーとのことですので、たとえばガルパンみたいな軟派なミリタリーなのか、それとも士官学校の如く硬派な軍事ものにしたいのか、あるいはその中間なのか。そんな感じの、全体像の雰囲気を大雑把に決定します。
【1-b】次に、より具体的な雰囲気を決定していきます。たとえば、ミリタリー要素については自衛隊風か、フランス流か、あるいはアメリカ流かなどなど。学園要素なら、緩めなのか厳しめなのか、あるいはどんな特徴があるのかってところを決定していきます。ここが資料集めのポイントになりますね。もちろん色々ごちゃまぜにしたって良い、自分が物語でしたいことができるようにうまく調整してみてください。
[2]組織の決定
【2-a】コンセプトの決定が終わったら、次はどんな組織があるのか、その組織はどんな役割を持っているのかなどを決定していきます。どんな部署があるのか、あるいは必要なのか、【1-b】で収集した資料をもとに書いていきましょう。
【2-b】それが終わったら、組織図を描きながら各部署がどこまでの権限を持つのか、どれだけの人員を抱えているのか、部署内部はどんな階級構造があるか、そういったことを決定していきましょう。仮に設立から時間の経っている組織なら、その変遷なども設定しておく必要があります。部署の役職、階級構造とかの変遷も無視しないようにしてくださいね(これ忘れると普通に矛盾しまくるので)
【2-c】変遷がある部署については、どうしてその変遷が起こったのかの理由をメモなどに残してください。一括の部署統廃合とかは特に、ですね。
[3]人物の決定
【3-a】いよいよ人物の設定です。まずは「中心メンバー」から設定を練り込んでください。個人的にオススメなのは「人物の雰囲気(クール系とかお茶目とか)を決定する」→「その雰囲気を成立させるための来歴を考える」→「来歴を具体的に書き出していく」の順番でしていくことですね。そして、この「来歴」の中に「他の人物との交わり」を含めてあげる。ここでいう他の人物というのは、設定の無い名前だけのキャラです。中心メンバーの来歴を詳細に書き出していくと、こういう「設定のほとんど無いキャラ」との交わりが増えていきます、ほぼ必然的に。ただ、この時点ではその設定の無いキャラに目移りしないようにしてください。中心メンバーのキャラの来歴を完成させることが優先です。
【3-b】中心メンバーの来歴を決定したら、次はその来歴に絡むキャラの設定を練っていきます。ここで重要なのは「力関係」になります。中心メンバーとその他のキャラにはもちろん何らかのヒエラルキー、つまり擬似的な上下関係があるわけです(場面ごとに上下関係が逆転することもある)が、当然中心メンバーの周囲のキャラ達の間にも上下関係、力関係があるわけです。その力関係に気を遣いながら、力が強い→弱い順でキャラを設定していくのがおすすめですね。もちろん、ここでも来歴を書いていきます。
【3-c】あとは、まだ残っているキャラについて彼等の友人関係を考えていきます。中心メンバーに絡んでいないキャラの中でも独自の友人関係を気づいているキャラは、基本的には中心メンバーと相容れない人達なわけですから、性格的にはなんらかの対置関係にあるようにすることをオススメします。中心メンバーのどこが気に食わない、あるいはどんなところを避けたいと思っているのか、それを考えます。これが【キャラの雰囲気の形成】にあたりますね。
【3-d】先程のキャラたちについて来歴を書いていきます。中心メンバーと比して上下関係は曖昧なことが多いですので、それらを踏まえながら来歴を書いてみてください。
【3-e】それでも残ったキャラについて設定を練り込みます。ここで残っているキャラは「群れるのが苦手」なタイプになりますので、どうして苦手なのかについて説得力を与える過去を考える必要がありますね。
【3-f】最後に、各キャラの来歴を再度見直して矛盾していないか確認してください。矛盾があった場合は、適当に情報を足したり日付をずらしたりして調整してください。
私はこんな風に作っていますので、参考になれば幸いです。
膨大なキャラ設定をこなすのにコツとかはありますかの返信 (No: 3)
投稿日時:
創作は基本的に、複雑なものはシンプルに考える、多いものは塊で考える、難しいものは簡単に考える、がコツかなと思います。
なのでキャラクターが多い場合は数人程度の塊にグループ分けして、このグループに特色を付ける。
これやってる事は若宮さんと大差ない事なのですが、同じこと書いてもしょうがないし別解を考えてみると、
グループ分けした時点で 出会いのエピソード を作ってみるのもいいと思います。
ノリでエピソード組み立てられればキャラの素案が一気に作れるので。
その素案から本編の物語と見比べながらディティールを作りこんでいく。
実際に本編を書く際には、キャラ単位で難しいことを複雑に考えず、グループ単位で行動させることを考えれば多少は楽になるはず。
膨大なキャラ設定をこなすのにコツとかはありますかの返信 (No: 4)
投稿者 奥 義 得 人 素人 : 0 No: 1の返信
投稿日時:
それはまず如何にキャラが多くてもまずメインとなるキャラを登場させつつ最初から大量の登場人物がいるといわないでまず出すキャラを絞る
そうしない作品として面白さを生み出すメインが出した大量の登場人物の設定で印象薄まるのでまずメインのキャラを登場させつつそれを主軸にある程度面白さを生み出す展開入れてメインキャラを読者に印象付けてから少しづつキャラを追加登場させていく
そうすることでメインは印象に残りつつ次に出たキャラはメインが印象確立する前に出したキャラがメインを食わないで登場させられる
小説は多くの人物を登場させると理解と認識が追い付かないことがあるので如何に沢山キャラがいても小出しで出して重要度に応じて十分印象付けて出していかないとすぐに忘れり去られてしまう
それがモブならいいとしても名前持ち役割と使用するシーンがあるならそれはいただけない
つまり大量のキャラを作品に登場させるならまずメインとなるキャラを絞りそれを印象付けてからかかわりあるそのキャラの周辺から自然なつながりに見えるように順次小出しに登場させる
そもそもそういうメイン以外のキャラはメインが光るための引き立て役が主な仕事でありメインを立たせるという役割に沿った働きが作品として面白くするなら原則
その役割に準じないでモブ以外の大量のキャラ登場させると集約すべきメインに読者の視線は集まらず読者の視線を互いに食らいあう作品一本として大きな面白さの生み出せない作品なりかねない
つまりメインをサブキャラが食らってしまう
それは作品の形式と流れとしては大抵はマイナスのこと
そんなことになればよほどの腕がないとろくな作品にならないだろうね
あとは作家の描き切れる数の問題
そしていきなり大量に登場させないで必要なキャラをその都度登場させて登場させる前にセリフや描写でいるとにおわせてから必要なキャラをその都度登場させる
膨大なキャラ設定をこなすのにコツとかはありますかの返信 (No: 5)
投稿日時:
初めまして大佐殿。大野と言います。
そして端から水を差すような事を言って申し訳ないんですが、『本当に最初から40人分のキャラ設定を考える必要があるのか』一度考えてみてほしいです。なぜこんなことを言うかというと、僕の経験上『設定を作っただけで満足してしまった』『自分が作った設定とストーリーがどんどん矛盾して行ってストレスを感じる』なんてことになる創作初心者が結構いるからです。書く言う僕も実際そういう経験がありますしね。
と、いうわけでこのコメントでは次のA・Bの二点を書かせて頂きます。地味に長いので、無理に全部を読んで呑み込めとは言いませんし、参考になる部分だけ参考にするくらいのつもりで読んでください。
A:『最初からたくさんのキャラ設定を作らない方が良い理由』&『その場合やった方が良い事のアドバイス』
B:『どうしてもたくさんのキャラの設定を作りたい場合のやり方』
A:まずは最初から設定を練りすぎない方が良いという理由です。
文庫本のラノベをイメージして欲しいんですが、『一巻目を読み終えた時点で読者が「大体どんな奴か」説明できるキャラ』ってどれくらいだと思います?
多くても15人くらいじゃないでしょうか。バッサリ言ってしまうと『クラスのうち半分くらいは第一巻ではあんまり出番がない』訳です。
さらに言ってしまえば、二巻になったとたんに一巻で出てきた主要メンバーの出番がめっきり無くなって、次の15人のターンになる訳ではないので、二巻以降で『一巻あたりに紹介しきれる登場人物』の数は大体5~10人程度になるでしょう。
勿論、クラスのメンバーだけを登場させていては物語が単調になりますから、他のクラス・他校の人物・敵勢力etc……と登場させていくと、『クラス全員をそこそこちゃんと紹介する』だけで6~7巻は必要でしょうね。
ここまで概略化したらわかるんじゃないかと思うんですが、つまり一巻を書くにあたっては『一巻で紹介できる分の登場人物』以上のキャラ設定はぶっちゃけ必要ない訳です。
勿論、後の伏線になる要素を入れたいから設定しておくというのも良いんですが、それもぶっちゃけ『伏線になる部分と、伏線周りのサブストーリー』だけ作っておいて後付けでキャラを作った方が多分楽ですよ。
そしてもう一個切実な問題として、小説書いてる時って『最初はこうするつもりだったけど、こっちの方が面白いんじゃないか』ってのが次から次に思いつくんです。だから、最初に設定をガチガチに固めてしまうと後で整合性を取るのに苦労するので、オススメはしません。
その上で、『小分けにしてキャラ設定を書くならどうするか』という話をします。極論、臨機応変にどうにかしなさいという話なんですが、それを言われても困ると思うので順序だてて言うと。
①とりあえず一回、キャラのアイデアを適当に書きだす。
②上で書きだした中から良さそうなアイデアを選び、物語の中心人物を5~6人ほど選出し、『すごく細かいキャラ設定』を作る。
これはキャラの趣味嗜好や、どういう事を嫌がるかとか、トロッコ問題でどっちを選ぶかとか、割と真面目に細かく決めて下さい。
③その5~6人について、幼馴染でも犬猿の仲でもいいのでそれぞれ関係性を決め、『一巻のストーリーで初めて出会う人物同士』なら『どのように出会うか』を決める。
④大まかでいいので1~3巻くらいについてストーリーを考えてみた上で、先ほど挙げた主要人物たちの成長や関係性の変化について書いてみる。
⑤たぶんここら辺で③・④の作業の中で『こういう奴が居たら話が上手く回りそう』『ああいう悪役が居たら話が拗れそう』みたいなアイデアが出てくるんで、それを一回まとめる。
⑥次に『一巻ではサブキャラだけど二巻以降でそこそこ活躍するキャラ』を10人くらい考える。一回、大まかな設定だけでいい。この時、⑤で出たアイデアを使ったり、消去法で『主要人物に居ないタイプのキャラ』を選ぶとヨシ。
⑦今考えた10人のサブキャラについて『問題を起こしそうな要素』『事件に巻き込まれそうな要素』『トラウマ』なんかのストーリーを作れそうな要素を考えてみる。
⑧上で考えた要素から一巻に投入する伏線を考える。
⑨ここまで作ったものをベースに、一巻の分の『細かいプロット』を作る。
⑩一巻を書き上げる。
⑪一巻を書いてる最中に多分『こういう生徒いたらいいな』とかのアイデアが出てくるんでまとめてみる。
⑫上の⑥と⑪で考えた新キャラアイデアから二巻で登場するキャラたちを選び、『既にいる主要人物』とどう絡ませるか考える。
⑬二巻を書く。
と、言う感じです。
実際にやってみないとわからない事ですが、小説って思ってるほど伏線やサブキャラを詰め込める隙間がないので、最初から詰め込まずに厳選した方が良いと個人的には思います。
B:大量のキャラ設定を作る方法。既にほかの方が出していないもの、という条件で言いますので他の方のアイデアも参考にしつつ考えてほしいのですが、凄く手っ取り早い方法が一つあります。ただ、作家がキャラに愛着を持ちにくくなったり、ストーリーを作りにくいキャラが出来る事もあるので適宜他の方法と使い分けて下さい。
『ステ振り方式』或いは『ラベリング法』と個人的に呼んでるんですが、20個くらいキャラに関する選択問題を作ってサイコロを投げ、『大雑把なキャラのステータス』を作ってからそれぞれ掘り下げる方式です。
選択問題というのは例えば
『男か女か』でも良いし、
『何らかの因縁が:①ある状態で物語スタート②ない③物語中でできる④すでに解決済み』みたいな込み入ったもの、
『兵科が:①指揮官②突撃兵③狙撃・砲撃手④工作兵・衛生兵』とか
『戦闘中のテンションは:①普段通り②冷静③キャラが豹変④バーサーカー⑤オドオド系』とかでも良いでしょう。
とにかくまずは20問作ってください。で、サイコロを投げるなり、交互に選ぶなりしてキャラの概形を作る訳です。
んでもって、例えば『女。銀髪。基本ビビり。サボり癖。狙撃兵。索敵は得意。近接戦苦手。メガネ属性。巨乳。因縁なんてない。望まずに兵士になった。甘党。皮肉屋。一人称は私。片思い中』みたいな情報の塊が出来る訳です。なんとなーく、『コイツこんな奴じゃね?』みたいなの、見えてきません? 見えてきたら、追加のアイデア書き込んでキャラ完成です。
ちなみに、選択問題を作る時のコツは『選択肢の内容にゆとりを持たせること』です。例えば上述した『因縁の有無』について、因縁の内容自体は掘り下げないようにして後から決めればいいんです。じゃないと時々とんでもない展開……『男の娘に父親を殺されたオカマ』&『戦闘はポンコツな突撃兵』&『クールキャラ』みたいなものが出来上がりますからね。