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「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要? (No: 1)

スレ主 シンジ 投稿日時:

「アンチ異世界チートもの」を掲げた作品の構想を練っています。主人公は陰鬱とした展開を経て、奴隷から成り上がっていく粗筋なのですが、序章を途中まで書いて「華がねえ……」という事に気付きました。
例えるなら承太郎がスタンドではなくただの鉄拳で戦うようなものでしょうか。

自己満足で書くならともかく、あわよくばそのテの人の目に留まりたいと思って書いています。その場合にこの華の無さが「斬新な設定」と思われるか、「要件未達成」として流されるか、気の早い話ですが、気になってしまいます。
そのような観点では、やはり目を引く必殺技などは必要でしょうか?

カテゴリー: 設定(世界観)

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「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信 (No: 2)

投稿者 オミクロン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

 オミクロンです。参考になればと思い私見を述べさせていただきます。

 まず必殺技に対する私の初見を述べさせてください。個人的には、「最低一つはあった方がいいが、多すぎると逆に価値を損なう」という印象です。

 なぜか。バトルものにおいて必殺技とは、戦闘にメリハリをつけるためにあるもの。という考えがあるからです。仮面ライダーシリーズにおける「ライダーキック」といえば伝わるでしょうか。それを放てば相手は死ぬ。故に必殺技なわけです。シンジさんがおっしゃる通り、バトルものにおける華の一つになります。

 また、それがあることによって、「なぜか効かない相手」や「不発に終わった時」という危機的状況を演出するにも役立つからです。実例としては、「北斗の拳」におけるサウザーでしょうか。

 同時に絶対的窮地における最後の手段。乾坤一擲の一撃というドラマ性を作ることもできます。これは「幽遊白書」における霊丸に近い位置づけになります。
 
 以上の理由から、私個人は必殺技があった方がいいと思います。

 ですが無数にありすぎると陳腐化して、価値を損なうというリスクも抱えます。「BLEACH」における卍解がそれにあたるでしょうか。なので最低一つということを書いたわけです。

 逆に、なくてもどうにかできる。というケースもあります。例えば範馬刃牙における、ビスケット・オリバ戦での殴り合いとか。父勇次郎との決着の際にあった、無呼吸連打とか。(例えが分かりにくくて申し訳ないです)必殺技なき決着は、ほかにもいろいろあると思います。

 先述の通り、必殺技はお手軽に戦闘における山場を作れます。ですがそれがないということは、より情景描写や演出、ギミック、心理描写に気を遣わなければならないリスクを抱えます。

 悪例が出た場合読者としては、「え、それで決着なの?」ということが起きるのです。意図して起こす(後の伏線などにする)場合を除けば、不完全燃焼感が残るでしょう。

 以上を総括して私個人の所感を述べます。まず「必殺技なき決着」は珍しいものではありません。あらゆる戦闘系の創作物で幾度となく使われています。

 ただ、作中に「一度も」必殺技が登場しない。もしくは主人公が使わない。という場合、確かに斬新と言える場合があるでしょう。

 ただし、これを貫く場合、通常の(必殺技ありの)創作物と比較して、多大な労力と徹底的な推敲が必須になることをとどめておいた方がいいと思います。参考になれば幸いです。

 駄文、長文失礼しました。

「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信の返信 (No: 6)

スレ主 シンジ : 0 No: 2の返信

投稿日時:

確かに、必殺技がひとつあれば色々と展開を作り易いという意味では重宝しそうですね。
それに、あえてそれを抜くという高等技術は駆け出し以前の自分の手には余るものかもしれません。
最近は余りにも「チートもの」が氾濫し過ぎていて、箸休め的な作品も必要だろうと思ってこの構想を練った訳ですが、ご指摘いただいた事で、自分の力量では難しいように感じました。
「チートもの」に迎合しない程度の必殺技の塩梅を考えて、落とし込んでみようと思います。
ありがとうございました。

「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

うーん。
例えば推理モノで「じっちゃんの名にかけて!」とか決め台詞を用意したほうが良いか? という話と似てると思うんですが、決め台詞がなくても面白い作品はそれなりにあるんだよね。
でも、決め台詞もだけど、特殊能力は、その作品の顔だと思う。
ジョジョの奇妙な冒険は「スタンド」が代名詞でしょ。石仮面や呼吸法なんてのもあるけど。
何にしろその作品を代表する「何か」があるんだよね。
それがつまりは「オリジナリティ」なので、必要か? と問われれば必要だ、と答えるでしょう。

ただ、このオリジナリティって自分じゃ気づきにくいところもあるからね。
既に自作にはオリジナリティがあるけど、目立っておらず、別途必殺技や特殊能力で華を持たせたいと思ってるだけなのかもしれん。
そうなってる場合は、特殊能力なんて付け加えても既にあるオリジナリティがより一層霞むだけなので、不要どころか邪魔でしょう。

要するに、これはオリジナリティを把握し、それを押し出せば良い話で、例に出した「金田一少年の事件簿」では「金田一の孫である」というのがオリジナリティなので決め台詞が「じっちゃんの名にかけて」になってるわけですね。
特殊能力が出てくるようなバトルモノだと特殊能力っていう表面上のインパクトに惑わされ勝ちですが、本質的にはその特殊能力がオリジナリティなので押し出してるだけで、華を持たせたいといった感覚からの設定ではないでしょう。
すなわちこれらは「オリジナリティの強調」という事なので、
>その場合にこの華の無さが「斬新な設定」と思われるか、「要件未達成」として流されるか、
意図的に「斬新に思われる工夫」をしなければ「斬新だ」とは思われないでしょう。
かといえ、そこに特殊能力や必殺技を付け加えればいいのか、というのも前述した通り違うので、自分の作品のオリジナリティを考えてみる、そしてそれを押し出す展開にする、というのが根本的な解決になるかと思います。

「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信の返信 (No: 7)

スレ主 シンジ : 1 No: 3の返信

投稿日時:

ご無沙汰しております。
仰る通り、華を持たせようとして無理に設定を後付けしようとしていた節はありました。
加えて「斬新と思われる工夫」についても怠っていたと思います。
オリジナリティについて今一度考え直し、設定の根幹を練り直そうと思います。

先の方に返信したのですが、必殺技的なものを抜くのは技量的に手に余る事を思い知ったので、「チートもの」に迎合しないという大前提を押さえつつも、ある程度の「持ち技」を世界観に馴染ませ、魅力とオリジナリティを持ち合わせた作品を目指し、精進しようと思います。

ありがとうございました。

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「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信 (No: 4)

投稿者 玄翁 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

はじめまして。

アンチ異世界チートものとして作品を作りたいとのことですが、ではそれって具体的にどうすればいいのでしょうか?

単にチート能力だけを抜いたら四苦八苦する主人公の姿しか見えないですよね?
普通いきなり異世界に飛ばされるようなことがあればその時点で恐ろしく苦労することは想像に難くない訳で、そこにチート能力付与と言う形で主人公が無双できたり楽勝で問題解決できる部分に魅力があるからこそ異世界転生チートものがこれだけ流行っているのだと思います。

ですからその魅力の部分を抜いただけでは能がないと言うことになってしまうのではないでしょうか?

ただもし本当の意味でアンチ異世界チートと言えるものを作り出せれば、他の人がおそらくまだやっていないことなので、今までにない快挙と言うことになるでしょうね。

異世界チートに代わる画期的なアイデア・・・と言うのが理想的ですが、それはさすがに大変すぎると言うことであれば何らかの必殺技や特殊能力などと言った劇中における小道具を何か変化球をつけて出すかたちにするのが現実的なのかもしれません。

「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信の返信 (No: 8)

スレ主 シンジ : 0 No: 4の返信

投稿日時:

はじめまして。
個人的な信念として、物語の主人公は得てして「男おいどん」の大山昇太のような境遇の者であるべきだと考えています。
私は石油王のドラ息子が親の金で豪遊する様を見ても楽しいとは思えません。
初めて「男おいどん」を読んだ時、私は親以上の理解者に巡り合えたような感動を覚えました。
架空の外人に日本文化を褒めさせるのではなく、実在の作者に作品を通じて励ましてもらえる作品、
コンセプトとしてはそのようなものを全面に出したいと考えています。

と、強気に出てしまいましたが、これは我ながら未熟者故の虚勢なのだと思います。
確かに、流行に逆行するのは余程の大作家でもない限り無謀な事でしょう。
仰る通り、小道具に変化球を付けて形にするのが最善かと思い直しています。
野心はひとまず留めておいて、流行を知る事も大事なのかなと感じました。

ありがとうございました。

「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信 (No: 5)

投稿者 手塚満 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

有名な作品を例に出されたのは重々承知ですが、あえて野暮なことを申してみます。

承太郎が冒頭からスタンドを使えるのは、ジョジョがシリーズを重ねて世界観が読者に周知されているからですよね。人気シリーズゆえの、主人公の特権みたいなものです。第3部「スターダストクルセイダース」からジョジョが始まってたら、相当に面食らうでしょうし、飛ばし過ぎになっていたんではないかと思います(それでも個人的には、「スタンド」に馴染むのは少々時間がかかった)。

第1部の「ファントムブラッド」では、かなり話が進んでから、ディオが「石仮面」を被り、超人化(吸血鬼)しています。それに対して、主人公ジョナサンが「波紋」を伝授されて対抗していく。主人公の能力獲得が後です。これは(作劇的に)そうなるべくしてそうなるものでして、悪がいなかったら正義の出番はないからです。単に正義の超人が出現しても、平和な世間では活躍のしようもない。

一言に「華」といっても、相対的なものです。文脈とは無関係に「こういう能力で、こういう活躍をしたら華」とできるようなものはないんじゃないかと思います。ジョジョ第1部のディオは「華」がありますが、単に復活して第3部で元の能力のまま登場したら、見劣りしてしまうでしょう。なので、ディオにも第3部最強クラスのスタンドを持たせて、新生Dioでラスボスとして君臨させたわけですね。

なにせ第2部では、ディオの力の源たる「石仮面」を作った、医師仮面装着者より格上の「柱の男」たちがラスボスですから。だけど、第1部にはそういう強力な敵は、最初からいるわけではない。だからディオでも充分に強くて怖い「華」足り得た。

ですので、「作品世界で(冒頭なら冒頭での)平均より群を抜いていれば華になり得る」と考えていいと思います。鉄拳でも華になり得ます。正確に申せば、華になるように他のキャラ、舞台を設定するということです。

しかし、冒頭から主人公を華とするのは難しい面があります。いろいろ理由がありますが、例えば先に申したように、正義の味方だと、強さが釣り合うだけの悪がいないと活躍させようがない。

雑魚を蹴散らしたって華にはならない。むしろ、主人公も雑魚化するリスクが生じる。強さの証明にはならないからですね。せいぜい、主人公の能力の紹介程度でしょうか。異能とか魔術を使っても同じです。派手に演出しても、強さの基準が分からないと凄さ、華を感じるのは困難です。

どうしても、敵を克服して証明する必要があります(敵ではなく、天災などでも可)。主人公が強いのかどうか、敵が弱いと分かりにくいんですね。かといって、そこいらを破壊して回るわけにもいかない。そういうのは悪役(ないしは災厄)の役割ですから。

となると、まず強い悪役に目を見張る暴れ方をさせればいいわけです。したい放題のキャラであり、読者に好かれたり感情移入してもらう必要もありません。好きなだけ暴れさせられるわけですから、どの程度強いかも描写は可能です。

まず悪役を登場させ、暴れさせる。例えば、頑丈な扉を蹴破って城に侵入させる。強さを感じやすいやられ役を悪役に立ち向かわせてもいいでしょう。例えば「戦争で圧倒的な強さを見せた戦士」5人が悪役にかかって行ったが、返り討ちにされる。そうしておいて、強い悪役が読者に理解されたころ、主人公が立ち向かえばいいわけです。

「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信の返信 (No: 9)

スレ主 シンジ : 0 No: 5の返信

投稿日時:

まず、あまり深く考えずにジョジョ3部を例に出して申し訳ございません。
自分の作品が「異能力もの」から異能力を抜いただけのようなものになってしまったと言うだけで済んだものを、
壮大な下地のある作品を例に出すのは不適でした。
とはいえそれに絡めて貴重なアドバイスをしていただき、ありがとうございます。

お話を伺い、大切なのはテンポだと思いました。
「北斗の拳」でケンシロウがいつまでもKING軍の雑魚と戦っているのは華が無い。
徐々に強くなっていく(とはいえお披露目の時には巨悪に見える)敵を段階的に倒していく事で、読者に爽快感を与えつつ「チートもの」からの脱却を目指す粗筋が見えてきました。

ありがとうございました。

「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信 (No: 10)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

リマインダーという概念をご存知でしょうか?
本来は「思い出させる」という意味ですが、創作論的には作品の中の強く印象に残って忘れられない要素のことを言います。
例えば、スターウォーズと言えばダース・ベイダーを思い出しませんか? 黒ずくめの独特なビジュアルが印象的ですが、あのコスチュームでなくてもストーリーは成立しますよね? にもかかわらず、あれがスターウォーズという作品の重要な魅力の一つになっていると思います。
商業作品の魅力やセールスポイントって、意外とストーリーとか設定とかテーマの本質とは関係ない表面的な部分で作られていることがある。それがリマインダーです。
物語の面白さ、見応え・読み応え、説得力などはプロットで作るのですが(もちろん、それも重要)、視聴者・読者を虜にする強烈な魅力は往々にしてリマインダーによって作られていたりします。
スレ主様が仰っている「華がある必殺技」というのもリマインダーの一つです。作品に絶対必要ではないけれど、顧客を引きつけるつかみとしてはかなり有効。だから、無理なく盛り込めるなら有るに越したことはない。売りを重視するなら、多少無理やりでも有った方が吉。ただし必殺技にかぎらず、キャラクターの独特の個性とか、世界観の斬新さで表現することも可能。
そんなようなことだと思います。

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タイトル:「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要? 投稿者: シンジ

「アンチ異世界チートもの」を掲げた作品の構想を練っています。主人公は陰鬱とした展開を経て、奴隷から成り上がっていく粗筋なのですが、序章を途中まで書いて「華がねえ……」という事に気付きました。
例えるなら承太郎がスタンドではなくただの鉄拳で戦うようなものでしょうか。

自己満足で書くならともかく、あわよくばそのテの人の目に留まりたいと思って書いています。その場合にこの華の無さが「斬新な設定」と思われるか、「要件未達成」として流されるか、気の早い話ですが、気になってしまいます。
そのような観点では、やはり目を引く必殺技などは必要でしょうか?

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