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応募する作品のタイトルについて。 (No: 1)
スレ主 うぐいす 投稿日時:
新人賞の選考の際、タイトルで落とすって事はあるのでしょうか?
また、少しでも目立ったタイトルをつけた方が良いのでしょうか?。
カテゴリー: その他
この質問に返信する!応募する作品のタイトルについて。の返信 (No: 2)
投稿日時:
>新人賞の選考の際、タイトルで落とすって事はあるのでしょうか?
ないです。
>また、少しでも目立ったタイトルをつけた方が良いのでしょうか?。
こっちもないです、と答えたいのだけど、前例とも思える作品がホビージャパンから出ちゃってるから、なんとも言えません。
米倉あきらの、応募時のタイトルは「せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?」で、当時そこそこネットで話題になった。
刊行時にはタイトルを「インテリぶる推理少女とハメたいせんせい」に変えて発売したけど、中身はというと、物語にはなってるし魅力もあるけど、受賞するほどか? と思うのが正直な所。
ちなみに読めばわかるけど、応募時のタイトルはちゃんと意味があるので、話題性を狙ったわけではないと思う。
タイトルを変更した編集への批判ではないけど、この作品は応募時のタイトルのほうが内容とマッチしていて評価は高い。ただそのままじゃ売り出しにくいって判断なんだろう。
でも、まあ、個人的な想像でしかないけど、この作品のタイトルが応募時から「マトモ」なタイトルだったら受賞してなかったと思う。
そういうタイトルにしちゃうセンスを買って、という意味では「目立つタイトル」というのはあながち的外れではないかな、と。
ただし、当然内容あってこそで、つまりこの作品は「タイトルも作品の一部」って事で評価されるべき作品だった。
比べると失礼かもしれないけど、宮部みゆきの作品に「火車」って長編小説があって、退職刑事が甥っ子に頼まれて失踪した婚約者を探してたら次第に借金地獄と明るみに出なかった殺人事件が見えてくる、というストーリー。
これ、ラストがありえない形で終わるんだけど、表題を見れば「火車」とあって、なるほど、「借金地獄で火の車」ではなく「妖怪の火車」か、主人公が火車なのか。確かにこれは「火車」だ。と素晴らしいラストだった。
別のラストだったら「火車」ではないし、「火車」だからこの作品、というタイトルが作品の一部という一例です。
世の中にはそういう作品もあるので、「タイトルが目立てば」というのはそのまま「作品が目立つ」って事になるものもある。
タイトルをただの表題として考えるのであればこの質問は「ない」ですが、そうとも限らない事もあるので、なんとも言えないものがあります。
応募する作品のタイトルについて。の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
今更ながら返信させていただきます、遅れてしまい申し訳ありません。
なるほど、物語のテーマや内容に合ったタイトルにするべきですね、丁寧な回答ありがとうございます。
応募する作品のタイトルについて。の返信 (No: 3)
投稿日時:
ドラコンと申します。何度も使い回しているネタなのでご覧になったこともあるかもしれませんが、新人賞応募時と刊行時とでタイトルが大きく変わった例としては、富士見L文庫の雪村花菜氏の『生生流転』(応募時)と『紅霞後宮物語』があります。
応募時の『生生流転』は、1巻を読めば納得できるタイトルなので、不当ではありません。ですが、このタイトルだけを見て、「中華・後宮モノ」と理解できるかというと、疑問ですね。刊行時の『紅霞後宮物語』のほうが、端的に作品のジャンル・舞台を表していて、本屋で背表紙を見ただけで、手に取りやすいです。下手にひねったものよりも、単に作品のキーワードを羅列したシンプルなほうが良い、との一例でした(ちなみに、「紅霞」とは舞台となる宮殿の名)。
語弊はありますが、仮にタイトルに問題(タイトルだけでは作品の中身が分かりづらい)があったとしても、刊行時に大きく変えることはできます。あまりご心配なさる必要はないのでは?
ただ、この例を何度も取り上げましたのは、新人賞受賞作で、応募時と刊行時とで、ここまでタイトルが“別モノ”になったのが、私には珍しかったからです。応募時・刊行時とで、タイトルが変わったとはっきり分かるものでは、副題が加わる「加筆型」が多いように感じています。
応募する作品のタイトルについて。の返信の返信 (No: 6)
投稿日時:
回答ありがとうございます。今更ながら返信させて頂きます。
<<語弊はありますが、仮にタイトルに問題(タイトルだけでは作品の中身が分かりづらい)があったとしても、刊行時に大きく変えることはできます。あまりご心配なさる必要はないのでは?。
そうですね、深く考えずシンプルなタイトルにしようと思います。
応募する作品のタイトルについて。の返信 (No: 4)
投稿日時:
初めましてのららなさんニシンと申します。
タイトルは新人賞に投稿するにあたって我々が提示できる武器の一つです。ですので、のららなさんが仰る様に「目立つタイトルをつけた方が良いのか?」というのは確かに「そうです」と言えると思います。タイトルはその作品の容姿の一つです。人間も、容姿が整っている人の方が人気があるものです。ですが、「絶対に必要である」とは僕には思えません。特に、新人賞においては。というのも、例えばサタンさんが例に出していた「せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?」というタイトルを例に出してみます。僕は初めてこの名前を知ったのですが、確かにインパクトがありますよね。一目見ただけで「先生が女子中学生にちんちんぶちこむ!? なんじゃそりゃ!?」となりました。そして「なんじゃそりゃ!?」という驚きは「読んでみたい」という思考に繋がる一つだと考えます。ですので「目立つタイトルをつけた方が良いのか?」というのはそういった意味ではアリだと思います。「僕は友達が少ない」や「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」等は目立つタイトルの一つと言えましょう。ですが「目立つタイトルを付ける」には幾つか制約があります。例えば「fateシリーズ」に「せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?」あるいはそれに類似するタイトルがつけられていたと考えてみてください。作品の持つ雰囲気が著しく壊れていませんか? 作品を読み終わった後「タイトル詐欺じゃねーか」となる事うけあいです。どれだけ名作であろうとも。
では次に「fateシリーズ」に「聖杯戦争」と、いわゆる地味なタイトルが冠せられていたと考えてみてください。タイトルにインパクトはありませんが、作品の内容と剥離しているとは感じないハズです。実際に「fateシリーズ」は聖杯戦争を通して物語が進むわけですから。
これが「目立つタイトル」の制約の一つだと考えます。つまり、「どれだけインパクトのあるタイトルをつけようとも、作品の設定、雰囲気に沿ったタイトルでなければ意味がない」と。 前述した「僕は友達が少ない」や「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は目立つタイトルだと思うのですが、これらは作品の設定に沿ったタイトルを冠していると思います。
逆にこれらが「Fate/stay night」であれば「タイトル詐欺じゃねーか」となるわけです。だったら地味でも作品内容に沿った名前にした方が良いと、そういう意味で「絶対に必要ではない」と思います。
長々と書いてしまいましたが、結論を書きます。
「タイトルが目立つ事は作品を際立たせるのに有用である。しかし、内容に沿ったタイトルでなければ特別なタイトルである必要性は絶対ではない」と。
最後に、出版社側が素人である我々に最も求める事は作品の品質であると考えます。タイトルが作品の雰囲気を壊さない物であればその辺りはわりと寛容ではないかしら? 新人賞投稿時と発行後で名前が変わる事はよくありますし。もちろん名前が良い物であればそれに越した事は無いですが。
なお、蛇足ではありますが、夏目漱石の「彼岸過ぎまで」は「彼岸過ぎまでに書き上げようと思ったから」このような名前にしたそうです(笑)わりとそれくらいの気持ちで行くのもいいかもしれません。
応募する作品のタイトルについて。の返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
今更ながら返信させて頂きます。
<出版社側が素人である我々に最も求める事は作品の品質であると考えます。
確かに、タイトルよりも内容をよく考えた方が良いですよね。
返信が遅れてしまい申し訳ありませんでした。回答、ありがとうございました。