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大野知人さんのランク: 大作家107冠王 合計点: 440

大野知人さんの投稿(スレッド)一覧

好みの展開の話しよ―ぜ!

投稿者 大野知人 回答数 : 13 更新日時:

 大野です。今書いてる作品の推敲が思うように進まないので、バカ話死に来ました! イェイ!  で、まあ議題。  好みの展開につ... 続きを読む >>

カテゴリー: やる気・動機・スランプ

作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。

投稿者 大野知人 回答数 : 6 更新日時:

 お世話になっております。大野です。  今月半ばくらいまで魔法探偵モノのラノベを書いていて、今その推敲中なんですが……。  ... 続きを読む >>

カテゴリー: 文章・描写

『惚れたヒロインのために頑張る主人公』は今日び受けないでしょうか?

投稿者 大野知人 回答数 : 24 更新日時:

 大野です。  ついこの間までやっていた原稿が仕上がり、それの推敲を進めつつも、『次なに書こうかな』なんて考えていた所で、最近はや... 続きを読む >>

カテゴリー: 流行分析(なろう研究)

『小説の批評依頼』の広告。

投稿者 大野知人 回答数 : 0 更新日時:

 大野です。  ご存じの方はご存じでしょうが、はい、いつものアレです。『小説の批評依頼!』コーナーの常駐人数が少ないので、こち... 続きを読む >>

カテゴリー: その他

救済されてもいい悪役の在り方。

投稿者 大野知人 回答数 : 8 更新日時:

 お久しぶりです。大野です。  ここ三か月ほど書いていた原稿を今朝がた完成させ、批評依頼の方に上げたところなのですが……。今更なが... 続きを読む >>

カテゴリー: ストーリー

現在までに合計37件の投稿があります。 10件づつ表示中。現在全8ページ中の2ページ目。

大野知人さんの返信一覧

元記事:嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?

学校で嫌がらせをしてきている人の名前を悪役として登場させて、殺そうと思っています!(^^)
名前の読みを同じにして漢字を変えようと思っているんですが、アリだと思いますか?

上記の回答(嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?の返信)

投稿者 大野知人 : 0 投稿日時:

 作品としてはともかく、人間的にはオススメしない。

 人にもよるけど、『小説で具体的な方法・描写を書いた』分だけ、その相手への憎しみと害意が増える事になるから。

 相手が同じクラスの相手じゃなくて、簡単に縁を切れるネット上の相手なら構わないけど、同じクラス・学年である以上『やむを得ない関わり』が続くんだから、害意を無意味に増やさない方が良い。
 一回やってみて、さっぱり満足するならいいけどね。

 やらかすことはないと思うけど、『やらかしたいのに、小説の中なら好きにできるのに』って自分の中で強迫観念が出来ちゃうこともあるから、一回やって満足できなかったらそこでやめといた方が良いよ。

 後はまあ、めっちゃ消耗するから無理にとは言わんけども、リアルの方で対処しなさい。

 ナニ学校か知らんけども、二十代前半までに出てくる嫌がらせは『なんとなく嫌がらせがしたくてやってる』だけだから、良くも悪くも主義主張がない。
 そういうものがない人間は、ごく合理的な対応にクッソ弱い。つまり、大人や保護者が出て来るアレだ。

 『いじめっ子からの復讐が怖い』という件については、実は大部分これで解決する。結局のところ、『まあ怒られないだろう』というで『コスパの良い娯楽』として嫌がらせをしているので、『そこそこの痛手を負う』と損得が釣り合わなくなるのでイジメなくなるのだ。
 そうじゃ無い場合、そいつらはマジでヤバい人間なので親や教師に無理を言ってでも距離を取れ。でもって、マジでヤバい人間の場合放置してもどうせエスカレートするから、一回反撃しときなさい。

 その②。学校でいじめを見逃す大人の大半は『責任』というわけのわからない物にクッソ弱いし、校内で立場の違う複数の教員(担任・教務・教頭あたり)を巻き込めば、『足並み揃えてそっぽを向く』事が難しくなって対処せざるをえなくなる。(つまり、誰か一人でもまともに対応した時、自分に責任のしわ寄せがくる、と危惧するわけだ)

 最後に、『大人を巻き込んだら、その後の周囲からハブられそうで怖い』とか『そもそも仲の良い教員がいない』という事について。

 めっちゃわかる。

 ただまず言っておくと、『せんせーに言い付けやがったー』程度の事でハブってくる奴らはロクな人間ではない(現時点では。将来に期待)
 でもって、そこそこ大っぴらに嫌がらせをしてくる人間は最終的にクラス全体を巻き込んでイジメに来るし、そうなると周囲の人もまあ委縮して黙るから、結果的にはそう変わらん。
 そして、クラス規模のイジメになるまで黙ってるような連中は、いじめっ子が叱られて静かになった場合、多分そんなに気にしない。だって関心がないから。君にも、いじめっ子にも。

 仲の良い教員がいない問題についてだが。これについては頑張れとしか言いようがない。ただ、教師だろうが人間なので話せば案外通じたりする。
 個人的な独断と偏見を言えば、『スーツの上から何か羽織っている、社会・国語の教師』を狙うといい。
 社会科・国語科の多くは『なんかやりたかった気がするけど、専門分野で職を掴めなくてとりあえず教師になった』人間で、大半が趣味人か善人だ。
 多少話を聞きつつ、こっちの目的を言えば案外通る。

 最後に、いじめがエスカレートするとどうなるかについて語ると、『昼休憩が始まるとすぐに体格のいい運動部数人に捕まれて教室の外に投げ出され、ついでに鍵を掛けられる』『それを予測して弁当箱だけひっつかんで逃げようとすると、追いかけられ、小銭や消しゴムを投げつけられる』『旧校舎や便所飯は効果ナシ。変な所ですわって飯を食う羽目になるから、仇名が「地蔵」になる』『当然だが、五時限目ギリギリに帰ると、机が荒れている』辺りまで行くぞ。

カテゴリー : その他 スレッド: 嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?

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元記事:頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強

かっこいい駆け引きや心理戦を書けるようになりたいです。
ゲームでの心理戦とか、商人同士や政治家同士や国同士の駆け引きを上手に書くコツや、勉強になる資料や本や作品があれば教えてください。

上記の回答(頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強の返信)

投稿者 大野知人 : 1 投稿日時:

オススメは、落語ですけど『猫の皿』あるいは『猫の茶碗』ですかね。詳細は自分で調べて下さい。

他の人とは違う、方法の話を少し書きます。
片方は個人的に『これをやるとなんか心理戦っぽい』と思ってるものを書きます。
もう片方は、『知り合いの天才に習ったけど、俺には出来なかった方法』です。

A小技
①相手の癖を見抜く。『嘘を吐く時眉が動く』とか、『本命の要求をするとき、やけにまばたきが多い』みたいなことを地の文で描写した上で、後から指摘する方法。

②重要じゃなさそうな所から証拠を持ってくる。よくある話だけど、たいてい何かを探すときは当然『探すもの』がある。でも『探してたものの傍にある、関係なさそうなもの』が実は本当のヒントでした、みたいなことをやるとそれっぽい。

③囮を作る。奇襲とか手品とかと同じ考え方だけど、警戒していない時の方が本命は通りやすい。ただ、駆け引きのシーンで相手が気を張ってないと拍子抜けする展開になるから、相手が警戒している状態で、徐々に話題を逸らしたり、奇抜な行動をとって相手の視線を逸らす。

④そもそも相手に目的を悟らせない。③と似たようなものだけど、『いかさまを暴きに来た凄腕ギャンブラー』と思われるより『ただのカモ』と思われていた方が絶対に騙しやすい。商売でも同じ。
 『Aを買いたいがBを買おうとしているふりをする』主人公と、強欲な店主が居るとする。店主はBの値段を吊り上げるためにBの美点を語りだす。
 ↓
 店主の話に乗った振りをした主人公はAをBと比べてどうであるかと店主に聞く。そこで調子に乗った店主がAをひとしきり馬鹿にする。
 ↓
 すると主人公が一言、『ところでAはいくらなんだ?』と聞く。けなしまくった以上、店主はAの値段を吊り上げづらい、という寸法。

⑤弱みの利用。
 ⑤-A 将来性を弱みとして利用する。商人は『これからも商品を売り続けないといけない』以上は大っぴらに悪事はできませんし、『今開戦すると国民が飢えて死ぬ』ような状況では武力は脅しに使えません。
 
 ⑤-B 立場を弱みとして利用する。Aとも少し被りますが、『越権行為になりかねない』『暴力沙汰を起こすと組織全体に迷惑が掛かる』『リーダーとしての求心力を損ねる』みたいな行動はとれません。
  そしてもうちょっと言うと、『立場の弱み』を庇いつつ悪さをさせると、その『庇うための手段』を暴くことで心理戦の札として使いやすくなります。

 ⑤-C 目的の前提を弱みとする。例えば、『特定の物を買うために、悪事をして金を稼いでいる』みたいな敵に対し、その『特定の物』を先に掴んでしまって脅してもいい訳です。交渉でも何でもないですが、焦土作戦なんかは近い例かもしれません。『相手が欲しそうな土地をあらかじめ荒らしておく』ことで『攻めた側に無駄な苦労を強いる』という。まあ、自国への損失が強すぎるので脅しとしては損得勘定が破綻しますが。

⑥利益・損害を担保して譲歩させる。いわゆるドアインザフェイスという奴です。
 たいていの悪役キャラは『自分・自分の所属組織の利益のために悪事をする』『悪事がバレると損しかねない』の二つの要素を持ちます。
 この時、『利益が出ない』と『損をする』の間に若干の隔たりがあります。例えば、『悪事をやめる代わりに警察には連絡しない』みたいな解決策の事ですね。
 こういった点をキャラの目的としたり、あるいはダミーの目的にする(つまり、後で警察にチクる)と良いかもしれません。

 ⑦担保の悪用。⑥で述べたものの続きですが、『利益が出無くなったら、損をする前に逃げる』ために予防線を張っていたる悪役もいます。ですので、その予防線の側を捕まえて、そこを中心に駆け引きを構成するのもアリでしょう。

Bこれは僕が知り合いのめっちゃ頭良い人に教えてもらった方法で、取り合えず僕には出来んかった。その人も『向かない人には無理だからやめとけ』と言われた方法なので、人によるけど。

わかりやすく言うと『クッソ単純な物を複雑化する』って手段。
①まず状況を用意して、それらがどういう関係にあるのかと『何を目的としているのか』を描きます。
②目的の細分化と順序決めを行います。『その人物にとって何が望ましくて、何が望ましくないか』を整理した上で、優先度と状況に応じてその目的がどう変化するかに順番を付けて整理してください。
 例:『Aは金銭関係のトラブルでBを殺した。その罪をCに擦り付けようとしている』という目的は、一見ひとかたまりに見えますが、状況を掘り下げると以下のような物も見えてきます。
   ①『AがBを殺したと知られてしまった場合』なら『せめてCに罪を擦り付けようとした事実は知られたくない(今後のCとの関係への悪影響を少しでも減らしたい)』
   ②『Aが犯人である証拠がある』なら『その証拠を隠したい』
   ③『金銭トラブルの裏に別の犯罪がある』なら『金銭トラブルの裏を探られたくない』
   ④『Cが犯人である証拠を捏造した』なら『捏造した痕跡も出来れば消したい』
 ……など。Cについても同じように『目的の変化』を追います。
②関係者全員について、状況の変化に応じた目的が整理出来たら、まずは他のシーンを書かずに駆け引き・心理戦シーンの大まかな流れを書きます。
 時間の流れに沿って、『その場面での各人物の目的の切り替わり』と『その場面で指摘される内容(物的証拠・想定される動機・想定される目的・嘘を吐く時などに出る癖)』を整理します。
③各関係者の目的の変化と、その変化の原因となる内容の整理が終わったら、その心理戦場面で『指摘しなくてもよい内容』をダミーとして作ります。
④ダミーをばら撒きつつ、心理戦の核となるキャラが『証拠や犯人の目的・動機・癖』を集めるシーンを作ります。
⑤適度に説明を挟みつつ、整理した流れと、証拠集めシーンからの文脈をベースに心理戦・駆け引きのシーンで『その時点での目的』『過去のそのキャラの発言と矛盾しない内容』という二点を軸にキャラを動かします。

 と、いう方法。ここには単純化して書いたけど、実際にやると死ぬほど面倒くさい。でもって、作ってから『あれ、これ既存の作品で見たのとあんま変わんないじゃん』ってなる。
 でも、これがやりやすい人も居るらしいので、試してみるのもいいかもしれません。

カテゴリー : その他 スレッド: 頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強

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元記事:普段の日常会話は役立つ?

 人の話す機会を増やした方がいい、そうすれば自分の言葉が見つかるって言われました。
 人の会話は役立つのでしょうか?
 こっちは友達がほとんどいないので、話す機会がありません
 話す機会がないレジ打ちの仕事をした方がオススメだと言われました。
(今は農業の仕事をしていますが)

 もう1回言いますが、人と話すことは小説に役に立つのでしょうか?
 皆様の回答が聞きたいです

上記の回答(普段の日常会話は役立つ?の返信)

投稿者 大野知人 : 0 投稿日時:

僕の知る限りでは、と条件はつくけど役に立つと思います。
『人間は自分で思ってるほど合理的じゃない』とか『バカはバカなりに理屈があって考えてる』なんて言う言葉がありますが、実際に人と話してみるとたしかにそうだとわかります。

頭のいい人間とそうでない人間を書く時『知識があるか、ないか』とか『合理的であるか、否か』くらいなら比較的簡単に描写できます。でもこれってキャラとして少し平坦すぎるんですよね。

一方で『特定のことに関して、いびつに知識が抜けているせいで時折思考に齟齬が生じる』とか、『常識がないせいで馬鹿に見えるけど、内面は合理的な思考で動いていて、特定の場面で才能を発揮する』みたいな方がリアリティがありませんか?
でもって、そういう人間は探せば結構いたりします。
自分の思考と異なる考え方・感じ方を持つ人間を見つける上で、人と話すことには大きな意味があると思います。

僕は自分を『合理的で常識的な人間』と思って生きてますが、それは主観に過ぎないんです。

『僕の持ってる常識』と『僕の思う合理性』だけから生まれたキャラクターでは、イキモノとしては『僕の劣化コピー』にしかなりません。
だからこそ、別の人間をよく観察して、真似るんです。そのための手段として、会話は必要だと思いますよ。

カテゴリー : その他 スレッド: 普段の日常会話は役立つ?

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元記事:新たな作品のテーマについて

始めまして、綴谷景色と申します。
私はこの春から新たな作品を制作したいと考えているのですが、そのテーマについて悩みがあります。
どういった作品か説明すると、舞台は2086年の日本、アンドロイドの存在が当たり前になった未来。足の速さ以外取り柄の無い主人公が、ある日アンドロイドの暴走事件に巻き込まれ、死の淵に立たされてしまう。しかし、ギリギリの所で謎の女性に助けられるのだった。その女性の正体はラブドール(娼婦型アンドロイド)。しかも何故か主人公にペットとして飼われるよう命令してきて……って内容です。
行く行くは電撃小説大賞に応募しようと考えているのですが、テーマがラノベ向きじゃなくね?とかインパクト足りてるか?とかプロット書き始める前から思ってしまいます。もしよければ率直な意見を聞かせてほしいです。

上記の回答(新たな作品のテーマについての返信)

投稿者 大野知人 : 2 投稿日時:

うーん。ちゃんとインパクトはあると思うっす。
テーマがラノベ向きかどうか、って件についても割と『ギャグや戦闘でごまかしてるけど、これ根本的にはラノベ向きじゃないよね』みたいなの本屋でよく見かけるんであんま気にするもんじゃないと思います。
追加で言えば、『アレ、同じネタ別のレーベルで2年くらい前に見たぞ』ってのが受賞してるときも多いのでインパクトすら必要なのか疑問。

まあここまで言っといて、俺は別に受賞経験とかあるわけじゃないけども。
とりあえず、そのアイデアに対して言うなら陳腐さは感じないし、ラノベにも向いてると思います。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 新たな作品のテーマについて

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元記事:「合う」という表現の使い方

 こんにちは、お久しぶりです。いつぞやはじつにつまらない質問に答えていただき、ありがとうございました。今回もあまり変わらないのが心苦しいですが、よろしくお願いします。
 と言いますのも最近また分からなくなってしまったのは、「合う」という表現の使い方なのです。合格とか合致のように働きや形状に見合うという意味でなら迷うこともないのですが、「話合い」や「助け合い」の場合に限って「これは当て字の類ではないのか?」と考えてしまって筆が進まなくなるのです。
 こんなことに悩んでいるからいつまでたっても文章が上達しないのだと自分でも情けなくなりますが、どうかお知恵をお貸しください。

上記の回答(「合う」という表現の使い方の返信)

投稿者 大野知人 : 1 投稿日時:

誤用じゃない、ということはサタンさんが仰っているので少し別側面から書きます。

 まずはじめに。『漢字で書けるところをすべて漢字に変換しなくてもいいんだよ』ということを言いたい。

↑の文章、漢字に置きかえられるところをすべて漢字で書くと
 『漢字で書け得る所を全て漢字に変換し無くても良いんだよ』
 となります。これ、ちょっと読みにくくないですか?(この文もまた、『難』『無』などはめると読みづらい)

 『漢字で書くとなにか違和感がある』というのは重要な直感です。少なくとも、あなたにとって読みにくいわけですから、他の方にとってもそうかもしれません。
 むろん、全てをひらがなにすれば良いというものでもありませんが、読みにくいと感じるなら、ひらがなで書けばいいと思います。

 その2。『合う』とはそもそも何なのかを考えてみましょう。
 ここで、例えばこんな文を考えます。
『私達は政治について話した』
『私達は政治について話しあった』
 1つ目の例文の方は、『私達』が政治についてのスピーチをしたようにも聞こえますし、政治について意見交換をしたようにも読めませんか?
 一方で2つ目の例文であれば、まず『私達』は相互に話したととれるので、協力してスピーチをしたようには読めないでしょう。

 二文の違いはもちろん、『あう』です。
 ここで少し話がそれて、漢文の話になるんですが、『合う』という字も漢字である以上は大陸から来たもの(の派生物)なわけです。
 さて、さっきの二文を、どう漢文に翻訳するか考えてほしいんですが、『〜しあった』と言わなければお互いに意見交換したことがわかりづらい訳ですから、これは漢字にしなければいけません。
 するてぇと浮かんでくるわけです。『合』という字が。(実の所、ガチに古い漢文に翻訳しようとするともっと別の漢字を使うんですが)
 ただ、これで何となく分かるかと思いますが、読む上で判別をつけるために『~しあう』という表現をする必要があり、日本語の文章が根本的には漢文から派生した文化であることから言って、まず当てはまる漢字は本来存在するはずです。
 つーことで、『話し合う』などの表現に『合』という漢字を使うのは合理的に言って『当て字』ではありません。
 
 『その言葉は文章中でどういう役割を果たしているのか』を考えると、意外と当て字かどうかは判別できます。『無いと文意を誤解されかねない/そもそも通じない』ような語句は、日本語に派生する前の漢文の時点から存在するわけで、まずあてはまる漢字が存在してそれを日本語読みしたものが形を変えながら現代に残っているに過ぎません。
 もちろん、日本語オリジナルの表現や漢字もたくさんありますから、全てを解決できる技法では無いでしょうが、ふと似たような疑問を持ったときには試してみてください。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 「合う」という表現の使い方

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