小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

サタンさんの返信一覧。投稿の古い順288ページ目

元記事:頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強

かっこいい駆け引きや心理戦を書けるようになりたいです。
ゲームでの心理戦とか、商人同士や政治家同士や国同士の駆け引きを上手に書くコツや、勉強になる資料や本や作品があれば教えてください。

上記の回答(頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

嘘食いとかカイジとか、ギャンブル系じゃないかな。
というのも政争だと「頭がいい切れ者」ってキャラ描写までで、「かっこいい心理戦」とかまでの演出はあまりない気がする。
一方でギャンブル系はそもそも心理戦で勝敗が決まる話が多いので、バトルもの戦闘をカッコよく演出してるように心理戦がカッコよく見えるような演出で描かれている。
なので、カッコいい駆け引きや心理戦の参考ならギャンブル系が良いのではないかな。

で。
たぶんスレ主さんはそういう資料で勉強して自分でカッコいい心理戦を考えようとしてると思うんだけど、こういうのはそういう資料を参考にするんだよ。
資料から持ってくるの。
例えば『嘘食い』の一話目は、主人公に誘われて借金持ちの男が借金を返すためにルーレットする話で、主人公は目立つ素振りで巧みに負けを演じてディーラーが玉を入れる位置を誘導し、主人公と関係ない顔しながら借金持ちの男が全額当たりに賭けてぼろ儲けするって内容なんだけど、これを政争に置き換えりゃいいだけ。
この話は、ようは主人公が目立ってバカのふりして負けを演出し敵を思い通りに誘導させて、第三者を装った仲間が全て回収するってことだから、
商人ネタならバカのフリした主人公をカモろうとしてる悪役商人を誘導して隙を作らせ、第三者を装った仲間がその隙をつけばいいから簡単。
政争だと状況や立場にもよるけど、おそらく相手も自分のことを知ってるからバカのふりってのは難しいし、主人公と第三者を装った仲間のポジションを逆にして、腰抜けで気弱な下級貴族あたりが公爵的な立場ある政敵にこき使われてるんだけど、これが同じミスばかりをする。下級貴族には年頃の娘がいてという話題をふりながら公爵を調子に乗らせて、いつものミスをしたところで公爵が下級貴族に娘を要求し、ところがそこにはタイミング良く主人公に連れられた王族がいた。公爵は王族に叱責されて立場を失う。これは偶然ではなく下級貴族のミスも意図したものだった。
とか、荒いけどこんな感じ。敵を誘導しておいしいところをいただくって図。
私は心理戦はあんま書きなれてないし上手くない例だと思うけど、書きたいシーンが明確ならこうやって骨組みは他所から持ってきてしまって自分のアイディアに合う形に組み替えて使う。
それを何度もやってれば、そのうち参考の一部を別物に変えたり、参考はあくまで参考で全然別物にしたり、あるいは現実に起こった事件を妄想して心理戦のように書き換えたりってことができるようになる。

なので、参考は何らかの専門書とかじゃなく普通に心理戦メインの漫画とか小説とか映画とかで十分。
勉強法は、その心理戦の骨組みを理解して要素を抜き出し、自分のアイディアに置き換えること。
ギャンブルを政争ネタに組み替えたように、物語の骨組み自体にジャンルの違いなどは関係ないから、むしろまったく違う畑違いのジャンルから参考を持ってきたほうが良いから、話の要点を抜き出す練習をしてみたらいいんじゃないかな。

カテゴリー : その他 スレッド: 頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強

この書き込みに返信する >>

元記事:頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強の返信

返信ありがとうございます。
いわゆる換骨奪胎ですね。
「その駆け引き、戦術はその場面でしか使えないのでは」と感じることが多々あるのが不安ですね。
抜き出すのは、例えば、カイジVS班長のチンチロ対決でカイジの勝利過程を抜き出すと「イカサマの内容がバレていないと思わせて、イカサマを使わせ、隙を突いて暴く」「相手へのペナルティとして、互いにイカサマ有りの勝負を持ち掛け、ルールの隙をついて勝つ」というやり方でいいのでしょうか。

上記の回答(頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>というやり方でいいのでしょうか。
いやちがう。
それだとギャンブルネタにしかつかえない。
要素を抜き出すとき最初に どんな物語にも通用する形 に置き換える。たぶんこのステップが抜けてる。
>「イカサマの内容がバレていないと思わせて、イカサマを使わせ、隙を突いて暴く」
これはつまり、「敵の奥の手が筒抜けであること悟られないようにして誘導し奥の手を使わせ、その隙を突いて暴く」って形にする。
こうすると、このカイジのパターンは「奥の手」であれば何でもいいとわかるので、元ネタの場合は「イカサマ」だけど応用して使う場合は政争なら「こちら側の不正疑惑の証拠」とかでも良くなる。
ここで問題になるのは、前回のレスでは面倒で省略したけど、このパターンでは「奥の手を使わせることが何故 隙を突く に繋がるのか?」という部分。
前回の作例で商人の例を出したけど、
>>バカのフリした主人公をカモろうとしてる悪役商人を誘導して隙を作らせ、第三者を装った仲間がその隙をつけばいい
私が書いたこの部分は「誘導することがなぜ隙になるのか」を具体的に書いていない。
何故なら、まあ当然だけど、カイジのパターンで言う「奥の手」をイカサマから変更したら元ネタで使われてる「隙」の前提が変わるわけだから、同じようには使えない。
これはあくまで「話の流れ」を参考にするものであってアイディアを真似てるわけではないから。
だから、「奥の手を出させることがなぜ隙に繋がるのか」は必死に考える必要がある。
「不正疑惑の証拠」であるなら「それは味方が用意したダミー」とかにしておけば通じるかな、とか。
続く展開の
>「相手へのペナルティとして、互いにイカサマ有りの勝負を持ち掛け、ルールの隙をついて勝つ」
こちらも、ようは「相手の弱みを握って対等にやりあう状況に持ち込む」「そのルールの隙をつく」ってことだから、「政敵が出した不正の証拠はダミーで、それを出したことで自身の不正を暴露してしまうことにつながる。しらばっくれる政敵に勝負をもちかける。主人公は勝利するが、そもそも勝敗はどうでもよく、勝負はただの時間稼ぎで政敵が不正を暴露し確証を得た段階で証拠を押さえに動いてて、勝負が終わる頃には政敵はもう終わっていた」とか、こんな感じかな。

最初に どんな物語にも通用する形 に置き換えて、それを自分の作品に当てはめてく。
こうすると、
>その駆け引き、戦術はその場面でしか使えないのでは」と感じることが多々ある
こういうことは、あるにはあるけど、ほとんどないかな。
「その場面でしか使えない」と考える理由は、再三書いてるけど 最初にどんな物語にも通用する形 にしてないから。要約で「イカサマで~」って考えてたらそりゃイカサマが出てくるネタでしか使えないさ。
要約したり要素を抜き出すときは一度、どんな物語にも通用する、フラットな形にして、そっから自分の作品に置き換えると、基本的には何でも使えます。

カテゴリー : その他 スレッド: 頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強

この書き込みに返信する >>

元記事:嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?

学校で嫌がらせをしてきている人の名前を悪役として登場させて、殺そうと思っています!(^^)
名前の読みを同じにして漢字を変えようと思っているんですが、アリだと思いますか?

上記の回答(嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

いいと思うよ。
ついでにネットで偉そうに助言とか説教とかしてくるやつをボロクソ書いちゃえ。

カテゴリー : その他 スレッド: 嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?

この書き込みに返信する >>

元記事:どこまでの設定崩壊なら許されるか?

はじめまして。私は今始めての小説執筆をしているのですが、その設定の作りが甘くなってしまいます。例えば、まず最初に研究員(主人公)が一人で研究船に乗って島に向かうのですが、おそらく一人での操縦などは物理的に無理ですし、第一研究員が一人で研究しに向かうなんてあり得ませんよね?(主人公の先輩があとから来るにしても)
ただ物語の都合上、最初は一人でいなければならなくって…
この程度の設定崩壊なら許されるでしょうか…?また、他にいい案があれば回答お願いします!

上記の回答(どこまでの設定崩壊なら許されるか?の返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

設定を知ってる作者が物理的に無理だと言う以上は無理。
こちらは設定も時代や事情の背景もまったく知らないので、そういったことを勝手に補填して妄想すれば、船の操縦は自動航行機能をつければ一人でも操作できるだろうと思うけど、わざわざ「AI搭載の研究船だ」なんて説明あったら近未来のSFかと思うし、一人で向かってるってことだけ書けばなんとかなるんじゃないかな。
あるいは「研究船」ってのが、その必要があるのかわからないけど、普通に近場の漁港から船頭に渡してもらえりゃいいんじゃないかな。島の規模とか研究の目的とかがわからないから何とも言えないけど、普通は船での移動に専用船を用意したりしないんじゃないかなと。金かかるし。物語上その場に研究船が必要なんであれば「帰りは島に研究船があるから片道だけでいい」って話にすりゃ影響ないと思う。
>第一研究員が一人で研究しに向かうなんてあり得ませんよね?
その島の設定がよくわからないから、なんとも。
一人で行くことはあり得ない島ならそうだと思うけど、普通、かどうかはわかんけども、研究は当然のこと研究テーマごとチームで行うから、一人しか研究してないテーマだったらそのフィールドワークは一人+現地のガイドとかじゃないかな。
その島に研究施設がある場合は、施設には当直がいるから一人ってことはない。そこも近未来設定ならAIロボが~で解決するけど、無人の施設でないとすると誰かいるわけだから、そこに主人公が一人で前乗りすることは別になにも違和感ない。
転勤で三日ほど時間をもらったから先に挨拶するため前日にとか普通にあるんじゃないの。主人公には何かしらの目的があって一人で向かってるのだろうけど、「先輩には挨拶のため前乗りすると伝えてある」とかで何も問題ないような。
施設もなにもない島なら、それこそ「先に行って現地の様子を確かめたい」とか「仲間が来るまでに設備の設置をしておくため」とかで一人で行くのは不自然ではないんじゃないかな。

>この程度の設定崩壊なら許されるでしょうか…?
どのあたりの設定が崩壊していると思ったのか、もうちょい詳しく知りたい。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: どこまでの設定崩壊なら許されるか?

この書き込みに返信する >>

元記事:批評お願いします

https://osakijunretsu.fanbox.cc/posts/7829152
8話目ですが、批評お願いします。
どんな評価でも覚悟しております

上記の回答(批評お願いしますの返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

一応全部読ませてもらったけど、申し訳ないけれど、どこをどう批評したらいいのかわからないかな。
ぶっちゃけ、一番印象に残ったのが最後の設定紹介のイラストっすね。
絵描いたことない人にはわからん話だけど自動車を斜めから描くのってめっちゃ難しくてソコソコ経験が必要なんだけど、スレ主さん超上手い。タイヤあたりに未熟さが出てるしAIイラストとかじゃなく手書きでしょこれ。人物画も素人臭さはあるけど全体のバランスはしっかり取れてるし、服のシワが入る場所も適当ではなくちゃんと資料を見てる感がある。ペン入れというか清書もされてて下書き感もない。
これ知人に頼んだとかじゃなく自分で描いたのなら、キミは作家ではなく漫画家の道に行ってみたほうがいい気がする。

というのも、内容の感想ともリンクするんだけど、
>「抜けない! 左足が勝手にブレーキを踏んでしまう! 何が起こってるんだ!」
>「ククク、簡単には抜かせん。それがウチの能力や!」
敵ドライバーの体を操るとか、ギャグかよ。
覚醒技ってマシンの能力を引き出せる的なものかと思ってたから、ドライバーの身体を操ったらそれもう普通の超能力じゃん。車も走り屋も関係ねえって思ったら笑ってしまった。
でも。
これたぶん、言葉で説明しちゃってるから って部分もあると思うのよね。ところどころ地の文で説明的な文章を書かれてるってのもあるけど、そうでなくても全体的に説明しちゃってる。
例えば、敵が覚醒技を使ったすぐあとに
>なぜこんなことが起きたんだ……!
って一文があるけど、
これは、「なぜこんなことが起きたのか」って顔の絵で表現したほうがいいなと感じた。
文章で表現するなら、「左足をブレーキにと意識するほど足は石のように動かなくなる。これは、なぜ、まさか――」とか、主人公が困惑してる様子を書き起こさなきゃいけないと思う。
でもたぶんスレ主さんは映像か絵でイメージしたものを文章にしてて、イメージをそのまま書いてる。文章表現に適した形に変換してない。
そのまま出力するんであれば、もともとのイメージに近い方法で出力したほうがいいし、映像なら映像で、イラストならイラストで表現したほうが向いてると思う。
そのうえスレ主さんはそれなりに絵も描けるようなので、とはいえ絵を見る限り漫画技法は未収得のようなので、物語を作る意欲があるなら漫画を学んだほうがいいと思う。

もし、もとからそのつもりで小説は漫画のプロットを書いてるだけならば、個人的には物語自体には盛り上がりに欠けてると思うけど、迫力ある絵がつけば違うのかな、いやでも読者おいてけぼりで作者が一人で盛り上がってるように見える。けど、やっぱ絵がつけば読者も物語に入りやすいから、そうなりゃだいぶ違うのかな。
って感じで、ちょっと評価できかねるかな。

あと、最初に少し触れたけど、「どこをどう見てもらいたいのか」をちゃんと書かないと批評しにくいので「今回はこういうキャラとの対戦で迫力が出てるのか批評が欲しいです」とか欲しい感想を書いといてくれると、そこに注意しながら読めるので感想ないし批評を残しやすいです。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 批評お願いします

この書き込みに返信する >>

現在までに合計1,450件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全290ページ中の288ページ目。

ランダムにスレッドを表示

キャラクター・武器のネーミングセンスの無さ

投稿者 世羽天師 回答数 : 8

投稿日時:

始めまして、世羽天師です。兎に角キャラクターの名前や刀の名前等を優先に考え込みますが、全然閃かなくて困ってます。 続きを読む >>

ウケる感じにしたい

投稿者 回答数 : 3

投稿日時:

当方異世界を書いていて、学術的なところは一通り作ったのでストーリーを作り始めたわけですが、設定その要素に倣っていていいのですが、スト... 続きを読む >>

王宮小説なのに主人公が高卒

投稿者 千歳 回答数 : 3

投稿日時:

王宮を舞台にした小説なのに、主人公が高校卒業、要するに近世ヨーロッパ系の設定と現代日本系の設定が混ざっています。自分の中では整合性は... 続きを読む >>

ランダムに回答を表示

元記事:長いセリフの時の書き方

セリフがが長くなる場合は、どういう風に書けばよいのでしょうか?
(文章が長文になるのは避けた方が良いのは理解しているつもりです。)

①:投稿サイトの改行幅に合わせてそのまま書く。
「あああああ。ええうう、
おおお。長いセリフ」
欠点:見づらくなる可能性がある。

②:自分で、意味のあり部分で区切る。
「あああああ。
ええうう、おおお。
長いセリフ」
欠点:自動添削機能のあるサイトやエディタだと、警告メッセージが出る時もある。

③:とにかく、1行~2行に収まる感じで工夫して分解する。
「あああああ。」
 そう言いつつ、彼は続けて話して来た。
「ええうう、おおお。長いセリフ」
欠点:地の文字(?)を考えなければならず、スピードが落ちます。

皆さんは、どうされてますか?

上記の回答(長いセリフの時の書き方の返信)

投稿者 あまくさ : 0

どの程度の長台詞でしょうか?

なぜ最初にこの質問をするかと言うと、極端な例として一章すべてを費やして一人のキャラが延々と説明するような実例もあるからです。長編本格推理小説の解決編です。

たぶん、そこまでは考えていらっしゃらないと思うのですが、一応そのケースについても書いておくと、これはもう①②③をすべて複合させないと処理できません。

念のため言っておくと、そのような書き方が許されるのは本格推理ものだけです。本来はミステリであってもそんな極端な長台詞は不自然ですが、ジャンルの作法みたいなものなんですね。ただし、強行するためには目一杯工夫が必要になるので、一度そういう小説を読んでみると参考にはなるかもしれません。

普通の長台詞について。

まず、1文と1行と1段落の違いについて確認しておきます。

一般的な用語として、1文というのは(~は~であり、何をした。)というように句点(。)までの文章を指します。それとは別に媒体の改行幅(1行の文字数)というのがあり、1文の文字数が改行幅より多いと自動的に行送りされて2行以上になります。
以下の説明では自動的な行送り以外の、(。)の後に意図的な改行を入れる場合のみを『改行』とします。
で、(。)で終わる1文に続けて次の1文を書く場合と、(。)で改行して2文目を次の行に送る場合があります。改行から改行までの複数の文のかたまりを段落と言います。

もちろん以上のことはお分かりかと思いますが、明確にしておかないと話が食い違うおそれがあるので、念のため確認しました。

で、長台詞の難点について。

地の文ならどこに改行を入れるのも書き手の自由なのですが、台詞は原則として「 」の中で改行をしません。(そういう文法やルールがあるわけではありません。小説ではそう書く場合が多いという程度のことです)
この原則を厳守すると、長台詞は必然的に数行にわたって改行しない文字のかたまりになってしまうんですね。
以上を踏まえて①②③について考えてみますね。

①は台詞の原則に普通に則った書き方と言えます。
欠点は、おそらく以下の二つ。

ア)改行のない大きな段落のかたまりができてしまうので、読みづらくなりがち。

イ)文章の流れから改行するのが自然なところでも改行できない。(「 」内で改行しないという原則を優先するとそうなる)

こう考えると②は、主に①-イの問題点を避ける方法だと判りますね。
②の欠点としてソフトの添削機能はあまり気にしなくてよいと思います。無視すればよいだけですから。

思うに②の欠点は、

ウ)読者によっては、①の原則からはずれていることを気にする人がいるかもしれない。

エ)10行以上の長台詞で複数の改行が入ると、どこからどこまでが台詞なのか判りにくくなるおそれがある。

この二つかと。

③は①の原則を守りつつ台詞を自然に分解する工夫で、一般論としてはこれがベストだとは思います。
欠点は仰る通り、うまくやらないとモタツキ感が出てしまうこと。

>皆さんは、どうされてますか?

最初に書いた超長台詞は特集ケースなので除外。(そういうのは鬼のように長台詞処理の工夫をしているので、参考にはなります)

長い台詞と言っても3行程度なら①の1択。

5行くらいを超えてくると①は確かに使いにくいかもしれません。個人的には、そういう場合でも②はあまり使わず、③のバリエーションを考えますね。
③の欠点、モタツキ感ですが、そこを自然にやるのがテクニックです。

例えば、探偵役が極端な長広舌を展開するようなケースでも。
謎解きの説明ですから必ず聞き役がいるわけで、当然、疑問が生じることもありますよね?

「しかし、それはおかしいんじゃないですか?」
 納得できない表情を浮かべて~が、口をはさんだ。
「ほう、何か疑問でも?」
「あなたは~と仰るが、~のような場合もあるんじゃないかと」
 ~の口元に微笑が浮かんだ。
「いいところに気がつきましたね。しかし、こうは考えられないでしょうか? ~」

みたいに適当に会話をはさむ手もあります。

>そう言いつつ、彼は続けて話して来た。

これですと失礼ながら台詞を分割するために機械的に地の文をはさんだだけという感じがするので、どうせなら他のキャラの反応とか、周囲の様子とかから、何か意味のある地の文が書けないか考えてみるとよいかと。(やりすぎると、かえってうるさくなりますが)

それと。
サタンさんが仰っているように、誰かが長広舌をまくし立てている感じを表現したい場合などには、あえて①を採用することが無くもありません。

また、5行程度なら②は使いませんが、探偵役が丸々一章説明しているような超長台詞なら使わざるをえません。そういう場合のみ、①②③の複合型になります。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 長いセリフの時の書き方

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?

お久しぶりです。大野です。
以前からちまちま相談しているロボット(ゴーレム)モノを根本から作り直す予定なのですが、

「ストーリーの舞台は戦後。両国が壊滅的な被害を受けており、いわゆる世紀末的な世界観」
「ロボットは古代の魔法文明の技術を利用したものであるが、戦前まで千年以上にわたって治安維持のために魔法技術が厳重に封印されていたこと」
「主人公は戦時中の基地跡などを漁って、武器や大型ロボットを売りさばく仕事をしている」
「とある遺跡で出会ったロボット/人物がきっかけで『なぜ壊滅に至るまで戦争を続けたのか』『なぜ戦争に際して封印されていた魔法技術を解禁するに至ったのか』あたりに迫っていく」

みたいなのを想定しています。
ただこの場合、『すでに黒幕(戦時中の軍上層部)が死んでいる』みたいな事態が発生しており、アクションとして書こうにも『黒幕とラスボスが別々』みたいな状態でイマイチまとめ方が思いつきません。
参考にできる作品を教えてください。

上記の回答(『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?の返信)

投稿者 あまくさ : 1

『天空の城ラピュタ』のムスカ、かな?
他にあるだろうと思いますが、パッと思いついたイメージとして。

御作の構想では戦争による社会の壊滅は近い過去の出来事のようですが、さらに大きな背景として「千年以上封印されてきた魔法技術」というのがありますよね? そこまでの大風呂敷をほのめかす以上、

>『なぜ壊滅に至るまで戦争を続けたのか』『なぜ戦争に際して封印されていた魔法技術を解禁するに至ったのか』

の探求は、そもそもの魔法技術の成立にまで到達しないと消化不良になります(明示するか、暗示にとどめるかは別として)。

ラピュタ、そしてナウシカも、失われた古代文明の残滓をめぐって主人公サイドと悪役が争うストーリーです。ムスカも主人公も「探求者」であることに変わりはなく、ただムスカには己の野望にそれを利用しようという邪心があるから悪役。そういう形なのだと思います。

ということで、参考にならないでしょうか?

>『黒幕とラスボスが別々』みたいな状態でイマイチまとめ方が思いつきません。

ここなんですが、別に言葉の用い方に対して揚げ足をとるつもりはありませんが、「黒幕」の位置づけをどう考えていらっしゃるのかなと。
すでに死んでいる戦時中の上層部というのは、単にストーリーの背景に関わる人物にすぎず、今現在進行しているストーリーをコントロールはしていませんよね?
ムスカはラピュタの文明の全貌を知り尽くしているわけではありませんが、王族の血統という素性と知識量など、最も深くラピュタに関わる人物。そしてストーリーの主軸として行動していました。中盤あたりまではそこまで重要なキャラには見えなかったのですが、終盤になってラスボス要素・黒幕要素をはらむ真の姿を現すという流れだったかと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:タイトルの印象で何が足りないか

親が決めた横暴でゲーム好きな許嫁がいるが、俺は俺の事を好きになってくれた家庭的な娘と結婚したらその娘が金持ちになり幸せいっぱいになった件。

というタイトルを思いつきましたが、カクヨムで星が増えません、星が増えるとしたらどんなタイトルがよいでしょうか。
ラノベは長い言葉を使い小説のタイトルで結果を教えているんだという事が分かりました。
タイトルをつけるコツも少し分かりましたのでタイトルの印象などのご感想お聞かせ下さい。

小説の内容が作家でごはんで面白いと言われただけにカクヨムで星が増えないのが悔しいです。.
カテゴリーはやむを得ずなろう研究にします。

https://kakuyomu.jp/works/16817139559023926055

上記の回答(タイトルの印象で何が足りないかの返信)

投稿者 サタン : 1

>ラノベは長い言葉を使い小説のタイトルで結果を教えているんだという事が分かりました。
それは流行の一つであって、ラノベはこう、という話じゃない。
正確には 物語の概要をまとめたタイトル とかそんな感じ。

んーっと、
まず「物語の結末を書いてしまうタイトル」の場合、これって「結末を知ったうえで興味を与える方法」を取ってるんだよ。
例えば「金持ちになり幸せになりました」という文言を入れるなら、物語の序盤は「貧乏で働いても働いても金が貯まらない事情があって、不幸でどん底でどうしよいもない」って展開しないとダメ。
もちろん別にこの展開一択ってわけじゃないけど、
要するに「こんな序盤の人物が、どうしてタイトルのように幸せ金持ちになるの?」という興味を抱ける展開を序盤に持ってこなきゃ、タイトルで結末を書く意味がない。
結末を最初に知ってるからこそ興味を持てる、そんな序盤が求められてしまう。

ほんで、「物語の概要をタイトルに書いてしまう」というのは、言い換えると「物語の一番おもしろいところを押し出す」というか、「ここが面白いところだよ」というアピールになってる。
小説ってのは長編だと読むのが大変で、でも読まなきゃ面白いかどうかわからないので、「ひと目で」その作品が面白いのかどうかを判断できるようにしてるってタイトル。

タイトルについてずいぶん悩んでおられるようで、あまりディスはしたくないところだけど、はっきり言って
>親が決めた横暴でゲーム好きな許嫁がいるが、俺は俺の事を好きになってくれた家庭的な娘と結婚したらその娘が金持ちになり幸せいっぱいになった件。
これは何が面白いのかわからない。
ディスじゃなく、このタイトルから予想される物語で「読者は何を楽しめば良いのかがわからない・判断できない」という意味。
悪いけれど、このタイトルだと改善するにも別案を出すにも「押し出すべき面白味」が読み取りにくいので、前回のタイトル
>許嫁弥生と恋愛戦争
でタイトルの説明をしてみようと思う。

まず「許嫁弥生と恋愛戦争」このタイトルは、やはり面白味が出せていない。面白そうとは思えない。けど、ある か ない かで言えば、面白味は出せてないだけであると思う。
それは「恋愛戦争」の部分。別にこのワードが良いとかって話じゃなく、「恋愛戦争をする物語なんだな」ってことがわかる。つまり「物語の内容・重要なポイント」が書いてある(と読み取れる)。
ただ、「その恋愛戦争の何が面白いの?」という事が押し出せていないので、魅力が出ていない。
では、この「恋愛戦争」の魅力はどうしたら出るのかと考えると、結局これは「恋愛」で、恋愛というのは「二人ないし複数の人間関係」話であって、その「人間関係のドラマがどう面白いのか」って話になる。
ということは、「どんな人物の恋愛か」というのが重要で、その人物の恋愛に興味を持てるようなタイトルであるか、ってことが大事になる。
けれど、御作のタイトルは「許嫁弥生と恋愛戦争」で、人物は「許嫁弥生」しか出てこない。
この人物に物凄い個性があるならそれを書けばそれでも良いと思う。例えば「アダルトゲームのステータス画面を開く能力を手に入れた喪女の恋愛戦争が始まる!」とかだったら面白そう。
まあこれは面白味がどこにあるのかって問題だから、普通は恋愛である以上は二人の人間関係が大事なので、二人の人間関係に面白味を表現してみる。
つまり、「どんな二人の恋愛だと面白いか」ということ。
例えば古典的だけど、「不良くんと委員長の恋愛戦争」だと、不真面目な不良と優秀な委員長の恋愛だから、こういう落差のあるカップリングだと興味を引きやすい。
「どんな特徴の主人公か」というのと「どんな特徴のヒロインか」という組み合わせが面白く思えるものであるなら、その恋愛戦争に興味が向くので、面白味を出していける。

なので、「許嫁弥生と恋愛戦争」このタイトルの場合、「恋愛戦争」は良いけど、その面白味を説明する部分が「許嫁弥生」だけで、足らない。
もちろんこれは「恋愛戦争」を面白味だと考えた場合の回答であって、先述したけど別に「恋愛戦争」のワード自体が良いという意味でもないから、再考するのであれば「この作品の面白いところはどこか」を考えて、それを表現するワードを用意するのが良いと思う。
あとはそのワードの面白味をどうやって押し出すかってことになる。
物語の概要をタイトルにする方法のやりかたは、こんなとこかな。
物語の結末を書くタイトルは、旧タイトルの頃に御作を読んだけど、向かないんじゃないかな。
「結末を書く」と似たようなものだけど、主人公(もしくはヒロイン)の目的・目標を書くタイトルにしたほうが、まだ向いてると思う。
「ヒロインは恋愛がしたい」とか「主人公は静かに暮らしたい」とか。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: タイトルの印象で何が足りないか

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

質問、相談をする!
コメントは4500文字以内。
返信通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ