小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

オミクロンさんの返信一覧。投稿の古い順4ページ目

元記事:初めての長編は、あまり長くしないほうが良いでしょうか?

いつもお世話になっております。
現在長編小説に初挑戦している、やとうと申します。

プロット構想中の長編について、
思ったよりも話が長くなってしまいそうで、構成に悩んでおります。
皆様にご指導いただければと思い、こちらにお邪魔しました。

小説のテーマは
ヴィクトリア朝風な舞台で「サムライ×小公子×猫」です。

大まかな話の流れは、

諸事情で祖国にいられなくなったサムライが、新天地の異国において特殊な家業の貴族の少年の護衛となる。
立場の弱いヘタレ小公子が立派な跡継ぎとなるまで、スパルタ教育を施しながら命を懸けて守り続ける。

というような内容です。

主人公のサムライは、
頼りない少年を特殊な家業の跡継ぎとすることで、名門貴族の家とコネクションをつくり、
主人公の実家の戦略を優位に進めたい、という目的で行動するつもりです。

一緒にいるうちに情が移って、主人公の考えが変化して
実家>少年 → 実家=少年 → 少年>実家 となっていく方向で考えています。

猫は、各登場人物の心情表現や、場の空気を替える役割をしたり、
独りぼっちの少年を支える仲間として出すことを想定しています。

そこで悩んでいるが、ストーリーの長さです。
現在の予定はだいたいこのようなものです。
①サムライと少年が出会い、衝突しながら一緒に事件を解決して正式に護衛となるが、不仲。
②様々な事件を通してサムライの過去や、少年との本当の関係などを明らかにする中で仲良くなる。
③実家と少年、二択に迫られたサムライが、スパルタ教育の末成長した少年を新たに主に選ぶ。

①~③をやや長めの短編5~6話で一つの章として、三章の構成にしたいです。
しかし、ライトノベルでいうと単行本2~3冊分ぐらいの内容になりそうな予感がしてきています。

前置きが長くなりましたが、皆様にご相談したいのは、
初心者の長編チャレンジは、
「内容をカットして1冊分にまとめて短くすべきか、3冊分ぐらいになりそうでも予定通り進めるか」です。

私の経験は、以前に短編をこちらでご指導いただきながら、一月ほどの時間で書いたことしかありません。
そのため、初心者がいきなり長すぎる長編というのは無謀では、と不安も大きいです。

長編に挑む前にもう少し短編で経験をつむべきか、また長編に向けての心構えなどなど、
皆様の執筆の経験やお考えを教えていただければ幸いです。

上記の回答(初めての長編は、あまり長くしないほうが良いでしょうか?の返信)

投稿者 オミクロン : 0 投稿日時:

 オミクロンです。私も現在進行形の自身初作品で超長編モノ(最終文字数100万字程度、現在開始から1年半経過)を書いているので参考になればと思い投稿させていただきます。

 まず私の初見として、「書きたいように書いて、後から削っていけばいい」と考えています。まずは情熱の赴くままに書き続けて、一息ついたところで全体の推敲を行う。その時に冗長な部分は削り、濃密にすべきところは書き加える。といった感じですね。

 すごく手間だと思うと思いますし、体験している身として実際手間です。実経験ですが、一つの節目が終わった時に全体推敲をかけたら、3話ほど「これ、いる?」という部分があってそれを削除しダイジェストに。逆に「これは書かないと面白くない」という話が2話程ありました。

 さらに全体の整合性のチェックや、撒いた伏線の確認、情景描写や比喩描写の改訂、冗長部分の削除などなど。正直やってられないほどの苦行です。何度完結してもいないのに全体を読み通したか。ですが、その苦行を楽しむことが長編執筆の醍醐味だと私は考えています。

 超長編を書いていると、3時間で6000字書けるほど筆が乗る時もあれば、たった締めの300字を書くのに1週間かかったりします。挙句、書いている最中にプロット時の発想を凌駕する名案や名文が浮かんだりします。それほどまでに長編においてモチベーションやインスピレーションは重要です。

 なのでまずはやりたいようにやってみてはいかがでしょうか。投稿しなければ改訂も好き放題できますし、「これをここに書いておけばよかった」とか、「これいらなかっただろ」という後悔を減らすことができます。完結後に投稿サイトで連投すれば、締め切りにも追われませんし。

 最後に。これは私自身が心がけていることになります。それは「執筆者は最初の愛読者であれ」ということです。自身が書いていて、読んでいて嫌いな物語は絶対に完結できないと思っています。ましてや私たちは専業作家ではないのです。なので他人の評価よりも前に、自分が読んで楽しめるようにする。ということも重要だと思います。

 長文、駄文失礼しました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 初めての長編は、あまり長くしないほうが良いでしょうか?

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元記事:ストーリーを作っていくコツとは

はっきり申しますと、自分は作家志望の底辺初心者です。
自分は長編を一本も書き切ったことがありません。故に新人賞に投稿したことは一度もないです。
こんなストーリーを書いてみたい、という思いでワンシーンを書くくらいが自分の限界です。世界観のアイデアやキャラクターのアイデアが浮かんでも、アイデア止まりで終わってしまいます。
自分とは違い、何度も新人賞に原稿を出している作家希望者や、様々なストーリーを執筆している方は数多くします。
彼らのようにたくさんのストーリーを作るにはどうすればいいのでしょうか?

自分とストーリーを何本も完成させる、または新人賞に応募する方々とは才能の違いによる思い、自分に諦めをつかせようともしましたが、それでもやはり夢ですので、そう簡単に諦めきれず、小説を書きたいという思いが強まるばかりです。
才能を羨んでばかりではいられないので、情けない話ですが、アドバイスをお願い致します。

上記の回答(ストーリーを作っていくコツとはの返信)

投稿者 オミクロン : 0 投稿日時:

 オミクロンです。私も処女作(そのくせ超長編)を書いているので、ぜひ参考になればと思い投稿させていただきます。ただあくまでも私の経験と私見を並べるだけなので、もっと効率的な方法があると思います。ご了承ください。

 まず、ただ頭の中にある「空想」と「作品」の差は何か。と問われた際に、私は「実際に文字に起こしていること」と答えます。なのでまずはそのワンシーンでも文字に起こてみてはいかがでしょうか。

 そこからそのワンシーンにつながる前はどうなっているのか。とか、その後のシーンはどうするのか。とか、なぜそのシーンの状況になったのか。を連鎖的に考えていけばいいと思います。何も物語は冒頭から書かなければならない決まりはないですし。要は連想ゲームの超発展版みたいなものですね。

 そしてある程度の大筋が出来たら、それまで積んできたものをベースに設定やプロットを練り、初めから物語を書いていく。という感じです。

 物語を建物で例えるのなら、空想で完成予想図を描き、設定で基礎工事を行い、プロットで設計図を完成させ、執筆で建造していく。とでも言えばいいのでしょうか。ただ実際の建物建設で違うのは、投稿さえしなければ建造中に基礎や設計図の改定ができるという点です。

 というか実際に書いていて、「この設定邪魔だから消そう」とか、「これ補強しないと面倒になる」とか。挙句の果てに、「こいつメインヒロインにしなくてよくね?」といったちゃぶ台返しまで起きました。実経験です。参考になれば幸いです。

 最後に。複数のストーリーを完結させる。とか、新人賞への才能云々といった考えは全く不要だと思います。というか邪魔もの以外の何物でもないと私は思っています。

 我々は専業作家ではありません。「義務」で複数の文章を執筆しなければならない理由はありません。また、才能がなければ執筆してはいけない。という制約もありません。「やりたいからやる」「書きたいから書く」という情熱以外、すべて後付けでもどうにかなります。

 文章作法は執筆中でも学べます。情景描写は投稿さえしなければ納得いくまで書き直せます。不安があればここで相談事ができます。そもそも新人賞に輝かなくとも、売れている作品は無数にあります。

 なので野乃さんが筆を執れない理由は、「作品を書きたい」という情熱を自分で火消しているからだと思います。「完成させてから批評を聞こう」くらいの心構えでいいと思います。

 長文、駄文失礼しました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ストーリーを作っていくコツとは

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元記事:執筆の乗り具合が悪い時は

 こんにちは。
 自分には執筆の乗り具合にかなりムラがあります。そこでですが、執筆の乗り具合が悪かったり、執筆の調子が乗らない時でも、やはり毎日欠かさず練習のために執筆は怠らない方がいいのでしょうか?

 調子が悪い時に執筆した場合以下のような問題点がありました。
〈問題点〉
 文章がおかしかったり、淡白、稚拙だったりする。
 同じ単語を使用していることが多い。
 文末が連続的に同じ言葉になる。「〜た」などのあれです。
 大まか作ったプロットストーリーとして執筆した場合、内容がつまらなくなる。アイデアやストーリー展開の思いつきに苦労して、それでも無理やりストーリーを作ろうとした場合の出来が悪い。

 と、こんな感じです
 調子が悪い時に執筆したストーリーと、調子が良い時(こんなストーリー、あんな展開にしたら面白くなりそうなどが直ぐに思いつく)に執筆したストーリーはかなり差があると思いました。自分の執筆した小説に自ら評価するのは変かもしれませんが。

 無理やり執筆した部分はしばらく寝かせておいて、あとから見直したりするのですが、面白くないと感じて一気に書き直すことがほとんどです。
 書き直した場合、書き直す前よりも大分面白くなったと感じることが多いです。その時は書き直す前と書き直した後のストーリーの結末が一緒でも、結末前の展開が変わったりしています。

 執筆することに辛いと感じることもありますが、それでもやめようと思うことはありません。とにかく執筆しようとしてます。でも、どうしてか筆が乗りません。
 そういう調子が悪い時でも執筆した方がいいのかそれともダメなのか、アドバイスをください。
 

 あとこれは延長線の問題ですが、執筆の乗り具合が悪い時は、ストーリー展開やアイデアが思い浮かばないことが多いです。その時に思いついたとしても、やっぱりつまらなく感じて書き直します。
 自分は、結末を予め考えておいて数行分のプロットを作って、執筆しながら浮かんだアイデアをストーリーに加えたり、展開を付け足したり変えたりしています。そういう執筆スタイルのため、調子が悪い時はとことん悪く、ストーリー内容や地の文がおざなりになるのかもしれません。

 調子が悪い時を少なくする為にも、アイデアが思い浮かぶ方法、アイデア発想力を鍛える方法を教えてください。

上記の回答(執筆の乗り具合が悪い時はの返信)

投稿者 オミクロン : 0 投稿日時:

オミクロンです。自分も執筆中に筆が乗らないときがあったりします。まぁ素人に近いですが参考になればと思い、投稿させていただきます。

 まず筆が乗らないときは書くべきか否か。ですが、私は書きません。書いても100字とか。過去文書の添削程度です。過去に丸2週間以上1文字も書かないでいる時もありました。

 モチベーションやインスピレーションが湧かないときに書くと、「義務感」を感じて苦痛になると思います。簡単に例えれば、歩くのも億劫な時に大好きなスポーツをしろと言われるようなものです。それが続けば好きなものも嫌いになるでしょう。

 もし商業作家さんであれば、プロなら泣き言を抜かすな。と一刀両断しますが、我々はアマチュアです。趣味の延長でしかありません。ならば好きなタイミングで好きなように書くのが、精神衛生上最良だと考えています。

 更に、自身が楽しく書いている文章と、嫌々書いている文章は質に大きな差が出るのは当然だと思います。特に小説は自身の心と頭から生まれるものなので、その影響を大きく受けるのは自然なことです。商業を除けば嫌々書いた文章は読むに堪えないものが多いです。なので気が乗らないとき、私は本当に最低限のことしかしないか、一切書きません。

 ただ、ここで私が留意しているのは、筆は動かさないが頭は動かす。ということです。作品のことを一旦忘れて奇麗さっぱりリフレッシュ! をしてしまうと、最悪作品自体を忘却してしまいます。なので常に頭のほんの片隅に忘れないように置いておく。そして波が来たら情熱のままに書き続ける。そんな感じです。

 なので私は連載をする気がありません。次の投稿時間に間に合わせるとか、連載ペースが在庫を食いつぶす。ということを完全に避けるためです。完結して校閲も推敲も終えたら投稿する。こんな風にしています。

 まぁこんなことをしてるから超長編とはいえ、執筆から1年半もかかってなお投稿に至らないのですが。それでも参考になればと思います。

 次に、「文末が連続的に同じ言葉になる。「〜た」などのあれです」について考えを述べたいと思います。

 そもそも起きているリアルタイムな出来事を、文章で書く以上、過去形や完了形が多用されるのは仕方のないことです。時制において現在形は進行形を除けば、文章での表現は難しいです。なにせ「今」は1秒にすら満たない場合もありますので。

 また、これを避ける手段に体言止めや疑問形、未来形があります。が、疑問形や未来形は用途が過去形に比べて狭いですし、体言止めは相応の技量を求められます。会話文以外でですます調の文章を書くのも変ですしね。

 その点過去形や完了形というのは非常に使いやすいです。なにせ「現在」からほんの刹那経過してしまうだけでも過去になりますから。なので過去や完了の時制を示す「~た」が多くなるのは必然的なことだと思います。

 それでも気になるのであれば、地の分で語ることを、キャラクターに言わせる事によって回避することもできます。ですがこれをやると文章の量が増えていくというデメリットも増すので、ご利用は計画的にお願いします。

 参考になれば幸いです。長文、駄文失礼しました。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 執筆の乗り具合が悪い時は

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元記事:学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

学園物や現代物の男主人公は顔はイケメンではない普通、勉強も運動も特別得意ではないということが多いです。

凡人が泥臭く頑張るのも一つの魅力かもしへませんが、そういう主人公は馬鹿だったり、嫌な奴に喧嘩に負けてヒロインに助けられ、取り柄はいざというときの機転と発想「だけ」で私は好きではありません。
学園物での主人公が凡人なのは必須条件なのでしょうか。
どなたかご意見をお願いします。

上記の回答(学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信)

投稿者 オミクロン : 3 人気回答! 投稿日時:

 オミクロンです。参考になればと思い、私見を述べさせていただきます。

 まず真に平凡な存在は、そもそも主人公になりえません。「平凡」を突き詰めると、語る価値のないモブに成り下がります。なので平凡な主人公は存在しません。

 金村様が述べている通り、「取り柄はいざというときの起点と発想だけ」という時点で平凡ではないのです。それだけで立派な個性です。

 また個性がありすぎる友人に囲まれる。という設定でも、アクが強すぎる中での唯一の常識人というスタンスを獲得します。周囲の環境が特殊な中での平凡も、逆に際立つという特徴を手にします。故に逆説的に、主人公である時点で平凡ではなくなるのです。

 もし仮に、本当に「平凡」な存在だけで物語を作成するとなると、ヤマなしオチなし意味なしの最悪三拍子が揃ったものが出来上がると思います。日常系漫画にすらなれないのです。

 ただ確かに、自称「平凡」主人公が飽和しているのは事実だと感じます。ですがこれは読者が投影しやすいようにする工夫だと思います。いわゆる投影型主人公、主人公イコール読者の形式ですね。

 ですが逆に、劇場型主人公というのもあります。これは読者は観客というスタンスです。オペラや劇場、漫画といったタイプでしょうか。だから個性も何もマシマシで付けることができます。もし「平凡」主人公を嫌うのなら、劇場型で書いてみることをお勧めします。

 駄文失礼しました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

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元記事:学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信の返信

返信ありがとうございます。
主人公である時点で凡人ではないというのは目から鱗です。
自己投影は物語の基本ですね。共感も大事ですが「こんな強くてカッコいい主人公いいな」と感じたいと私は思います。
私が一番嫌なのは主人公が弱かったり情けなかったりすることなんですよね。
劇場型というのは地の文が三人称とか神の視点で描くということでしょうか?

上記の回答(学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信の返信の返信)

投稿者 オミクロン : 0 投稿日時:

 返信が遅れて申し訳ありません。オミクロンです。劇場型の主人公と、投影型の主人公との差における、人称視点はあまり関係がないと考えています。

 むしろ金村様自身が、「共感も大事ですが「こんな強くてカッコいい主人公いいな」と感じたい」と、すでに答えをおっしゃっています。なのでこれから書くことは補足という名の蛇足に近いです。

 投影型の場合、大袈裟に言えば読者が作品内で自身が主人公であるという認識を抱いてもらう必要があると考えています。その為、投影型の主人公の特徴は、「おおよそ(ターゲット層)万人が持ちうる特徴」というわけです。当然持ちうる過去も「おおよその人が経験したであろう過去」になるわけです。

 もっと言えば没個性的、アクのない主人公でしょうか。これは私見が多分に混ざっていますが、投影型主人公には行動理念が希薄である傾向があると考えています。具体的に書けば、主人公の行動の「動機」を一般化しているといえばいいのでしょうか。

 極端ですが例を挙げましょう。目の前で暴漢に襲われかけている女性がいたとした場合を想定します。その時主人公自身にその暴漢を簡易に退け、女性を確実に救う方法(実力)があった場合です。主人公は暴漢から女性を救うために動きます。

 ここでたたき台に乗るのは、行動をするに至った動機の部分です。投影型主人公は、これを書かないか、極めて一般的なものにするのです。そうすることによって、一般的な考えを持つ読者の動機と一致するわけです。もしくは読者が勝手に補完してくれます。この性質上、一人称視点と非常に相性がいいのです。

 ですが劇場型主人公の場合は、某偉大な18禁ゲームの鬼畜戦士な主人公のように、「返礼という名目でヤりたいから」とか。ツンツン頭の幻想を殺す力を持った高校生のように、「困っている人を見捨てる理由がない」とか。

 そういった「誰もがそう思う以外の理由」や、一般人が持ちえない崇高な自己犠牲精神などの「明確な動機」で動きます。これはそれだけではなく、敵対者と相対した場合とか、トラブルに対する対処法など。主人公の身に起きうる全ての事象が対象です。

 それを繰り返していくと、最終的に一般人が真似しようもない人格を持った主人公が誕生するわけです。当然投影は不可能です。真似しようと思うどころか、「この主人公にはなりたくない」と思えるようになりますから。(特にツンツン頭の高校生はそうですよね。私も彼にはなりたくないです)

 ですが、彼らが中心になって紡ぐ物語が退屈かといえば、大いに否だといえます。その主人公の言動や行動に投影できなくとも惹かれていくわけです。さながら、劇を見ている観客のように、引き込まれるわけです。これが劇場型主人公だと私は考えます。

 なので繰り返すようですが、劇場型主人公を書くのに、三人称や神視点でなければならないという縛りは存在ません。

 最後に。本当に蛇足ですが、劇場型主人公を書く際の注意点がありますので、老婆心ながら記述させていただきます。劇場型主人公は、主義主張の一貫性や、言動のブレなどに気を使わないと、誰からも嫌われる主人公になるリスクを抱えます。

 なのでより一層人格設定に気を使うか、徹底的な一挙手一投足の推敲が必須になります。投影型よりも数段面倒なことは間違いありません。それでも書きたいという強い意思があるのなら、書いていて楽しいと私は思います。

 長文、駄文失礼しました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

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元記事:創作を際限なく続けるには?

私の周りに、HSPというか、二次創作で書きたいものが次々思い浮かんで、いくら書いてもネタのきれない人がいます。
おそらくは日常のあらゆることを観察し、どんなくだらないことでも、創作に生かすに際してどんなに労力がかかりそうでも取り敢えずメモしておく、という癖があるせいだと思います。
そしてそういう人は自分の観察をすぐさま創作に結びつける回路が頭の中にできているのだろうと思います。

私は残念ながらそれほど何かを好きになったことはないし、そうした回路がある訳でもありません。そういう人でも観察をすぐさま創作に結びつける方法があるとすれば、何をすればいいでしょうか?

以下、質問の動機です。
私は複雑なことを考えられないので、何かに意外性のあるものを作る前にまず「どこかで見たことのあるような形」を作ってから、それに手を加えるようにしています。誰でも知ってるような話を真似て、そこに何かしらのまとまった想像の「核」のようなものを次々と代入していき、その後で意外性を加える訳です。
日常生活における観察が「核の種」であるとするなら、種を核にすること(≒ネタ帳にメモすること)こそ、「観察を創作に結びつけること」と言えるのかもしれません。

上記の回答(創作を際限なく続けるには?の返信)

投稿者 カイト : 0

こんにちは、カイトと申します。

観察を創作に結びつけるにはどうすれば、とのご質問ですが、やはり反復練習が一番ではないでしょうか。スポーツの基礎練習など、地味な動きを何度も繰り返して体に覚えさせていきますが、それが“回路を繋ぐ”ということなのだと思います。
「学問に王道なし」という言葉もあります。幸い、最高のお手本が身近にいらっしゃるようですから、どんどん真似ていけばいいのではないでしょうか。

また、一つのネタを擦り倒す、という手もあるかと思います。
私の話で恐縮ですが、「昔の恋人との邂逅」というネタで状況やアイテムを変えて何本か話を書いています。
①女性視点、亡くなった元彼との思い出を断ち切ろうとする女性の再出発を描く
②男性視点、不倫の泥沼に嵌る
③男性の現妻視点、夫の昔の女の影に嫉妬する
などなど。
結局過去作のリメイクやんけ、と自分で思わなくもないですが、ありきたりのネタをどれだけ自分のものにできるか、というテーマがあったりもします。

創作活動の参考になれば幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 創作を際限なく続けるには?

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投稿日時:

元記事:リアリティラインとは何なのか

「るろうに剣心」の原作では技の名前を叫びます。実際には技を出しながら技名を叫ぶことはないので、リアルではありません。一方でるろ剣は、赤報隊や新撰組といった史実に基づいた描写をするため、この点ではリアルです。このリアルでない部分とリアルな部分とのギャップがツッコまれる時もありますが、しかしながら「嘘をつくなら、それ以外の部分を本当のように描く」のは創作の基本だと思います。では、「ある部分ではリアルで、そうでない部分ではリアルでない」における「ある部分」と「そうでない部分」との境界はどこにあるのが適切なのでしょうか。(るろ剣はリアルさのチグハグさを誤魔化すために読者の意識を誘導していると思いますが、そのことは今考えないことにします。)

以下、リアリティを出すための説明のうち、「読者に余計な疑問を抱かれそうな部分で使用されるもの」のみについて考え(説明そのもので楽しませるような場合を含まない)、リアルであるとは、その際の説明がより高度な知識を要するものであると読者に認識されることを意味すると定義して、話を進めます。

私見によれば、この「リアルさの統一されているべき区画」の境界は、少なくとも人物の髪色と物語の間にあります。アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」や「響け!ユーフォニアム」は、人物関係の描写が生々しい反面、人物の絵はコミカルにデフォルメされています。人物の髪色という区画に関してはそのリアルさはエポケーされる一方で、物語のある部分の区画で視聴者は「生々しい」と感じると思います。しかもこの二つの作品は生々しさの質だけを見ても大分印象が違います。リアルさを演出する方法をさりげなくするのか意識させるのか, その区画を物語に深く関わらせるのか関わらせないのか, その区画に対して登場人物がどういう反応をするのか, 他の部分とのリアルさのギャップはどの程度あると視聴者に認識されているか, といった要素によって印象が変わるのだと思いますが、要素が多すぎて推測のしようがありません。

物語だけに関して、特に非ファンタジーの王道恋愛ものについて、どこからどこまでの区間あるいはレヴェルを一区切りとしてリアリティが統一されているべきなのか。また例えば「清楚な」印象を与えるにはそのリアリティの統一された区画をどういう風に扱えばいいのか。それを教えてください。

上記の回答(あらためてリアリティについて)

投稿者 あまくさ : 0

申し訳ありません。
サタンさんのコメントを拝見して少しウズウズしたところがあったので、あちらで脱線してしまいました。

ただ、脱線とは言え、向こうでも少しリアリティの問題に触れた部分があります。

マンガというジャンルは、リアリティの敷居を低くすることによって、自由に表現しやすいという特徴があると思っているんですね。
サタンさんへの書き込みでは『名探偵コナン』をあげましたが、推理もの以外では『ガルパン』が面白い例ではないかと思います。

部活で「戦車道」を嗜む女子高生。
あの作品ではまず、このトンデモ設定でリアリティの敷居を思いっきり破壊しています。それでいて作中で描かれる戦車や戦闘の描写はけっこうリアルです。

最初の設定で視聴者は「ああ、このアニメでリアリティがどうのと言うのは野暮なんだな」と理解します。するとどうなるかと言うと、スレ主様が仰る「リアリティの境界」が無効化されるんです。作者の都合でリアリティが有ったり無かったりを自由に行き来できるようになります。

例えばガルパンの作中で、45度くらいの下り坂に戦車を停車させて、下方の敵を砲撃するというシーンがありました。リアルなら、その角度で停車したら滑り落ちてしまう危険が高いと思います。
ただ、『ルパン三世』では90度近い崖面を車が走ったりしているのと比べたら、キャタピラはけっこう無茶がきくところもあるし、物理的に不可能ではないかもなという線をギリギリ守ってはいます。

また、そのシーンのコンセプトは、超重戦車を中戦車・軽戦車の連携プレーで仕留めるというものでした。(私はミリオタではないので、重・中・軽戦車の専門的な分類は知りません。そのへんが間違っていたらお許しください)

で、まあ。

軽戦車の車高の低さを利用して、超重戦車に正面から突っ込んで、乗り上げさせてしまうんですね。さらに、もう一台の軽戦車が超重戦車の上にも乗り上げて、砲塔の回転をロックしてしまいます。そうして立ち往生させたところを上から狙い撃ちするという作戦。

これもね。
現実には、まあ、無理でしょう。ただ、物理的に絶対不可能とまでは言えないラインだったと思います。「実際にやろうとしても、そんなに上手くいくはずないよね」という意味での「無理」です。
何より、こういうのはある程度突拍子もないアイデアじゃないと盛り上がりません。
そこで物語のベースがリアル寄りだとご都合主義と言われていしまいますが、最初にリアリティの敷居を低くしているために通用してしまうのです。そして、「意表を突く冴えた展開」を「ノリと勢い」で心おきなく楽しめるという寸法です。

>物語だけに関して、特に非ファンタジーの王道恋愛ものについて、

一口に王道恋愛ものと言っても、しっとり系からハチャメチャ・ラブコメまで、色々ありますよね?
後者ならガルパン流と相性がよいと思います。
前者なら「ノリと勢い」路線は使えないでしょうが、読者の好む情緒的な雰囲気で盛り上げてリアリティの敷居を無効化することは可能かもしれません。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: リアリティラインとは何なのか

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投稿日時:

元記事:物語をよりミステリアスに

初めまして銀の弾丸です。ここに質問をするのは初めてなので、この名前がもう使われていないか不安です。あとこの質問がすでに存在していたらごめんなさい。
余談は置いといて本題に入ります。物語をより謎深く、ミステリアスにするコツはありますか?真相が気になってページをめくる衝動にかられるような。
例えば進撃の巨人だと、主人公エレン・イエーガーの地下室にどんな真実が隠されているのか。
繰り返しますがここに投稿をするのは初めてですのでお手柔らかにお願いします。

上記の回答(不可逆性)

投稿者 ごたんだ : 0

シーンとシーンの接着剤がメタメタ
不可逆的なディシエーズでテーマ
流動的なフル・フロンタルは魂
一つの流れ、文章、文字一つで変わる時間!
ミスケリーは、ラスボス倒すアイテムがメインで行ったり来たりで承!
ラスボスに負けるのが起分
東歌和平は冒頭でラスボス倒すが…
ミストリーの定石は変化しているのかもしれん。
飛翔作品は、マンガの発展系でなく、ラノベの発展系を食い荒らしている気がする。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語をよりミステリアスに

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