小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

雨オカマさんの返信一覧。得点の高い順1ページ目

元記事:祝詞や呪詞の作り方

はじめまして、涼樹です。
ここの掲示板に質問をするのは初めてですが、創作で行き詰まったところを質問させていただきます。
タイトル通り、呪文のようなものを作ろうと思っていたのですが、よくライトノベルなどで見かける詠唱や呪文が作れなくて困っています。
今書いているストーリーでは、神の力を借りて戦う異能力バトルものなので、カタカナというより漢字で祝詞が良いのかなと思いつつ、祝詞の作法もよく分からず、情けない子にここに来ました……
丸投げのように質問してすみません。

上記の回答(祝詞や呪詞の作り方の返信)

投稿者 雨オカマ : 2 投稿日時:

 初めまして。私は碌な創作はしたことがないですが、実務経験はないものの、一応の神職見習いなので、多少のアドバイスをさせていただきます。ただ祝詞の講習は半分寝てたのであまり真に受けないでくださいね。また、ネットで「祓詞」や「大祓」ぐらいを読んでるならば、あまり目新しいアドバイスにはならないかもしれませんが。
 わたしが知る有名な祝詞は、基本的に奉る、感謝する、願うなどを内容としていまして、農業などに関わり、豊作の祈りや感謝など牧歌的で、「敵」「攻撃」というような戦闘的な語があまりなく、バトルで使う場合、あまり実用性はないかもしれません。正直ブリーチとかFFTとかのほうが参考になるとおもいます。あとは、「龍神祝詞」とか「十種祓詞」とか厨二祝詞(失敬!)も参考になるかも。

 それでも祝詞を読む利点をいくつか。

1・語彙を増やせる。
 祝詞に出てくる漢字の読みはすべて和語になります。例えば、「設計」という言葉は「せっけい」ではなく「まけはかり(ここちょっと記憶が怪しい)」、「本社」は「もとつやしろ」、「工業」は「たくみのわざ」等と読みます。そういう語彙は増やせます。といってもフィクション世界の「和風呪文」なので、まぁそういう慣例があるという程度のことは知っておいていいかもぐらいですね。

2・フレーズを学べる
 「狭(さ)き国は広く、峻(さか)しき国は平らけく」とか、かっちょよい定型フレーズはそのまま詠唱に輸入してもいいかもしれません。おすすめは「○○の如く」です。「科戸(シナド)の風の天の八重雲を吹き放つことの如く」など、「大祓」にいっぱいありますし、多分つくりやすいです。「天の岩戸をおしひらきて」みたいな「降臨系」も使いやすいかも・・・詳しくはないところですが。

3・構成を学べる
 「高天の原に神留まり坐す」から神話を引用するとか、「かけまくもかしこき+○○神社の大前に(宮司名)かしこみかしこみ白さく」というようなのが祝詞の定型です。あとは神の恩恵や自分の奉仕を述べている部分など、フレーズ、内容ともにかなりテンプレが占めているので、数十読めば大体同じようなものに感じますし、それに従って改変できるかもしれません。

 こんなところです。専門外ながら私のラノベ読書経験から、短い詠唱テンプレを作るなら

1「かけまくもかしこきor(場所)に鎮まり坐す(神名)」2「(現象)することの如く」3「(対象に攻撃などを)し給へ」

的な感じですかね。その神の神話上の逸話なんかもくっ付けてもいいのかもしれませんね。結びは「(動詞する)ことを聞し食(め)せと白す」とか「聞し食さむ」でもいいかしれません。自分を強化するなら「○○のため尽くさしめ給へ」とかも使えそうじゃないでしょうか。
 祝詞の形式に則って行くなら、どうやって戦闘的な古語を入手するか(戦争を題材にした古典にあるのかなぁ?)、動詞の活用、命令形と敬語、が問題になると思いますが、おそらくあまり囚われないで現代語化していくのがいいんでしょう、多分。
 一応祝詞について参考になりそうな資料を載せますが、創作の役にはあまり立たないかもしれません。

『祝詞作文法』(神職向けで、創作には微妙です。多分あんまり役に立たない)
『祝詞作文事典』(古典祝詞には現代語訳を載せていたはず。ただ高い)。

 どちらもネットショップの「鎮守の杜」というところで買えるようですが、高いし、役に立つか微妙なので、どっちも図書館で見つけたほうがいいです。
 書いてみると思った以上に自分でもわかってないことが多いものですな、色々余計に書いて失礼しました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 祝詞や呪詞の作り方

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元記事:ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信

 以下、簡単な所感。
 これ、ざっくりいうと「10代向け」「ターゲット層」「ラノベ読み」「対象年齢の下限」「購買層」「読者層」という用語の 相互関係をどう定義するかの対立でしかないんじゃね?
 なんかこう、客観的に意味の定まっている言葉がほしいな。たとえば"10代"とか。生年月日を聞けばわかるし。1998年12月29日~2008年12月28日生まれまでが10代。身分証を見れば誰でも一目瞭然。客観的な基準がある。
 『10代向け』は10代に向けられているという意味で"客観的な言葉"だと思ったのだけれどどうやらそれがそうじゃないっぽい。いまは年齢層の話をしているのだから、年齢層に関して"基準になる言葉"がほしいのだけれど、どんな用語を基準にしたら円滑な意見交換ができるだろう?

 用語の使い方を抜きにした議論そのものの対立点としてはほぼ、ターゲット層を主要購買層と一致させるとマーケティング的にうまくいくっていうのは本当なんですか? っていうその一点につきるんじゃないかなと。理由は2つ。短期的にうまく行っても長い目で見たらまた違うんじゃないの? っていうのと、年齢層以外の基準(趣味とか?)でターゲット層を選んだほうが実態に即してるんじゃないの? っていうのと。
 それ以外は主に結局言葉の使い方で盛り上がってただけのような気がするんだよな。

上記の回答(ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信)

投稿者 雨オカマ : 2 投稿日時:

 いまさら、横から失礼します。議論を完全には追えなかったので、もうすでに語り終えられたことを述べるかもしれません、そして無礼ですが提示された形式に則って語りませんので、めんどくさければ野次馬と思って雑に扱ってくださって結構です。

 ライトノベルという言葉は、おそらくかなり曖昧になんらかの内容を読者に示していて、それは(異論はあるでしょうが)「使用する語彙は簡単なもの」とか「リアリティよりも娯楽性」とか「マンガ的な展開」とか、多分定義というほど厳密ではない要素によってゆるやかに他の小説ジャンルと区別されている。明確には示せないけど、違いがあるとされる。
 それでもライトノベルというのはどういうものか、ということを俗っぽく表現すれば多分「中学ぐらいのガキでも分かるように(ぐらいのガキが好きそうに)書かれたもんだ」というようにはなるので「十代向け」っていう表現が出てくるんじゃないかと思うんです。これは「ラノベとはなにをどのように表現するか」について述べているもの、ラノベという形式になるためにどのような表現の仕方すべきかということなので、まだ購買層どうこうという段階ではないのではないんじゃないかと思います。例えば「大人向けの童話」のようなものでも、童話の伝統的表現形式に則って、かつ大人に売ろうとしますが、それでも表現の仕方はどうか言えば、「子供が読むように」とします。それは形式を分かりやすく伝える説明であって、購買層について言ってるわけではありません。
 書く人たちは、多分「想定読者(読者ターゲット?)」という概念から、自身の物語に使う要素(語彙、出来事、リアリティ、テンプレ等)とか描写の仕方とか「語の意味」を決めるのだと思います。それは「専門用語を使わない」とか「科学的整合性を重要視しない」とか、あとは「これこれの語をこれこれの意味で使う」とかを決定するための概念として使うのではないでしょうか。これは購買層とは厳密には異なるもので、創作の手順として定めるものではないかと。(これが正しい「想定読者」の使い方かは分かりませんが、そういうものと思っていました)。
 初期の応答は「十代向け(内容形式)」という使い方がある一方で、「十代向け(購買層)」という使い方がある。この二つが「十代向け」という言葉で一括りにされているので、ちょっと誤解が生じただけのように見えました。「マーケティングとして十代向けとは言うけど、買ってる人は二十代以上だよ」「内容形式として、『十代向け』という用語が創作界隈で使われていて、それのことです」、というのが応答の要点に見えました。
 

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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元記事:異世界の魔法について

先日お世話になりました橙というものです。素人の意見ですのでご容赦下さい。
今回は物語を書く上で固めていきたい異世界の魔法の誕生について現実に当てはめてみて考えてみました。「異世界だから」や「神のおかげ」と言ってしまえばそこまでですが、私としては異世界では重力が働き、朝と夜が存在し、地球から転移されたにも関わらず呼吸ができるなど地球と変わらない環境であるのに加えて魔法という概念が存在するのが当たり前の事象として扱ってはならないと思いました。異世界の温度が地球と同じである、酸素がある、物語によっては月が2つあるのに異世界が安定しているなどの点から異世界は一種のパラレルワールドであると考えられます。ここでは異世界を一惑星として考えて現在と変わらない環境の惑星の完成までは地球と同じとします。
まず、異世界において大事な要素である魔法について考えていきます。私が勉強不足のためまだ他にあるかもしれないが魔法の発動方法を以下の5つとします。
①魔法陣を描く
②妖精を媒介とする
③体内を循環している物質を使い体外に放出する
④異世界人には体に特別な臓器が存在するから使える
⑤魔法を行う為の物質であるが空気中に存在しそれを元に発動する
大半のものは魔法を使うための物質が存在することが分かります。一般的に言う魔素やマナです。このことから異世界には酸素や水素のように魔素という物質が形成されているおかげで魔法が使えるようになったと考えられます。
それぞれの方法から魔法の成り立ちについて考えていきます。
①の場合は決められた法則に基づく紋様を描いて術者が発動するなどあります。魔法陣を使う世界での魔法の行使は魔法陣を頭で描いて技名を口にして行います。私はこの方法は頭で描いているものを具現化していることから術者の思考を読み取る存在が存在し、それらが魔法を行使していると考えます。このことから魔法陣を使う世界には②と同じで妖精という存在が必要不可欠になると考えました。では、妖精という存在はどのように生まれてきたのか考察していきたいですが、地球に当てはまる存在がないので、地球での生物の誕生と同じように魔素が独自に進化して生まれた生物と考えます。これらのことから、①と②は同義と考えました。次に③の場合です。私は④と同じ理由で異世界で独自に発展した肝臓と腎臓の機能が合わさったような栄養を吸収し、体外へ放出する器官が存在するからと考えました。しかしこの場合だと異世界に来た地球人が魔法を使えないです。私の読んだことある作品(主になろう小説)では地球人は体内にある物質の循環を感知する練習をすることで魔法を使えるようになっていました。中にはその物質を操る者もいます。私はこれらのことからこの物質は異世界にのみ存在する物質であるため魔素と扱われるのは必然的であると考えます。しかし地球人にはない感覚を用いて体内を循環している魔素を感知しています。私達は漠然とした感覚で血液の流れを感知できますがその流れを精密には感知できません。地球人が体内に存在する魔素を感知するということは、体内がそれを感知しているのではなく体の表面にある皮膚がそれを感知しているのではないかと考えました。要するに触覚です。体内に存在すると考えられているものを皮膚が感知するので、魔素というものは放射性物質みたいなもので血液に反応して物質化し、体内を流れまた体外に出た瞬間空気中に存在するなんらかの物質(窒素や酸素など)と反応し物質化し皮膚が感知してるのではと考えました。また体内に存在すると思われる魔素を使って魔法を行使していることから、魔素は思考を感知している存在であると考えました。そうなるとこの場合でも魔素は妖精であると考えました。ここまで考えると、⑤の場合も魔素というのは妖精という機械的な存在に命令することで魔法を行使しているという考えに至りました。
これらのことから魔法の行使には実体の有無関係なく妖精が必要不可欠であると考えました。先に述べたように妖精という存在は地球に当てはまるものがないので異世界で独自にある魔素が進化して生物化したものと考えてみました。
申し訳ないですが魔素の誕生や何故妖精が生物の思考を読み取れるのかは上手い具合に思いつかなかったので、私はまだ地球でも解明されてない思考のメカニズムを読み取っていると考えました。また、何故妖精が生物の命令を行使するのかというのも「そういう存在だから」としか考えられませんでした。魔法の発動内容については例えば、土魔法火魔法のように妖精が自然になんらかの作用を及ぼしているとしか考えられませんでした。
皆さんの魔法の考え方について教えていただけたら幸いです。

上記の回答(異世界の魔法についての返信)

投稿者 雨オカマ : 2 投稿日時:

 デ・ラ・ポルタという魔術師曰く、「魔術とは哲学(科学)の実践」(と言っていた気がします)。というのも、「自然を意図通りに動かす」というのは自然に対しての理解と知識に技術を加えておこなわれるからです。他には、「魔術とは原因のない結果である」というもの聞いたことがあります。これはオカルトのことでしょうか。ところでラノベ魔法というと、「作中人物にとっては哲学(科学)の実践であり、読者にとっては原因不明の結果である」ようなものがほとんどですね。
 フィクション作品は、「魔法」のような、現実にあるものと、ないものを含みます。それが、それが「アリ」か「ナシ」かはさまざまな尺度によります。描写の仕方やデフォルメ、ジャンル、美学的要素をおよそ除いて、リアリティという(やや曖昧で厄介な)概念だけから見ますと、「現実に『もしも』をかけて作り出せるものが、妥当な改変要素」という大まかな基準が立てられうるでしょう(守る必要はないでしょうが)。そしてそれにはおよそ1「現実の物質、物理法則によって理由づけられるものだけで(かつ描写で理由づけして)、改変を行うべき」2「原因に対する理由説明はなくとも、それがもたらす結果は物理的であり、それを元に説明されるべき」、という意見があります(あるといったらあります)。
 1は、厳密にそうかはわかりませんが(そして内容も知りませんが、典型的に挙げられる)「日本沈没」などがありますし、2はコードギアスなどが「サクラダイト」という「原理は不明だが、常温超電導が可能な物質」という要素を含んでおります。スレ主さまの望んでおられるのは、おそらく究極的には1なのだと思います。おそらく「ラノベ的魔法テンプレ」を「架空物質なく全て科学的に説明しきる」ということです。残念ながら、私にはお役には立てません。
 ところで、いまのところの設定は2であります。魔素という架空物質が現実のものから導出される説明がありませんから。そしてライトノベル等に多く使われるのも2です。そのため、もし「魔素」が「なんにでもなる物質」で、「自然現象」を起こすならば、それがもたらす自然現象の連鎖に科学的整合性があれば、リアリティの基準の評価は獲得できるはずです。私にはそれでも扱い切れませんが。
 ただ、そういったタイプの設定はいくつか見たことがあり、「なんでも物質orエネルギー+概念+力み」というタイプに属する気がします(おそらく通俗的な意味での「質料(クッキー生地・物化する原理)+形相(型抜き・性質化する原理)」であります)。「なんにでもなれるものが概念で限定されるが、実現には力の量が必要」です。これに個人の概念実現の特性を加えると、「スタンド」とか「念」に近しい振る舞いをするでしょう。「なんにでもなれるもの」が個人というものを通して限定されていくのです。スレ主様の設定ですと、概念が魔法陣と妖精を通して、「なんでも物質」を限定していくということになります。このタイプの設定には、整合性上「妖精」も「魔法陣」も必要はないのはないかと思います。
 にもかかわらず、「その設定がいい」と思う理由は、あるいはなんらかの「美しさ(面白さ)」のせいかもしれません。例えば、「コミュニケーションという課題を扱いたい」「魔法の効果をヴィジュアル的に説明したい」というようなものです。そういったものが「美しさ」の役に立つなら、なにをそこに加えてもいいのだと思います。なので現実との整合性よりも「何が美しいか」「その美しさはなにによるか」という点に目をむけてみてもいいかもしれません。
 それと付け加えますと、すくなくとも少年向けのアニメや漫画では、「古典的イメージモデル」を使っていることもあうようです。「ダイアは鉄より強い」とか「電気や炎が気弾(そもそも謎の存在ですが)みたいに扱われる」などです。「それっぽいけど、考えると変」でも「ヴィジュアル的に納得する」ものです(なぜそうなるかはわかりませんが、我々の現実把握つねに科学的だったり数学的だったりするわけではないせいでしょう)。「改変要素」「デフォルメ」「言及しない」「古典モデル」というテクニックを駆使して違和感を隠す技術もあるので、物語を作るのであればその辺も考えたほうがいいかもしれません、好きなやり方ではないかもしれませんが。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界の魔法について

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元記事:キャラクターの能力について

私の小説には『無を操る能力』というキャラが出てくるんですが、
話しの流れで、そのキャラクターと、『美を操る能力』というキャラクターが戦うんですけど、力の強さが互角なんですよ。

でも、それじゃあ不自然じゃないですか。

作中の無を操るキャラは、最強キャラのなんですよね。
なんでも、無にできるんですよ。力の強ささえも無にできる。
だから、変な話、敗北という事実を無にしてしまえば、負けないわけなんですよ。

対して、美を操るキャラの方は、能力を応用することによって得た人を魅了させ、操ることができるという力をもっているんです。
因みにこっちが敵です。

この二人を互角に戦わせるにあたって、無を操る方に何かしらの弊害が必要なんですよ。もっと言ってしまうと、その無にするキャラが、その能力を手に入れたというのも、特殊なんですよね。
必要だけれども増やし過ぎたせいで、とうとう一人では収集できなくなってしまったので、皆さんの力を借りたいと思い、ここに書き込みました

上記の回答(キャラクターの能力についての返信)

投稿者 雨オカマ : 2 投稿日時:

 無(消し去る)に対する美は、言われてみるとかなりキラー属性だと思います。「美しいものは消したくない」という理由はとんちが効いてると思います、ツッコミどころはあるでしょうけど。
 この場合の「敗北を無にする」といのは「魅了を無にする」ということですから、「幸福を無にする」に等しいわけです。つまり美が発動した瞬間無は力を失うのです。「存在してほしいものの前には無は無力」、と。「無」は使用者にとっての「負」に働きかけたときのみ効果があるでしょから。
 なんならその人が「危害」や「不幸」を予め世界中から消し去っていても「美」「魅了」は「幸福」なので残りますね。殺せはしないけど、目的を美にくぎ付けにすることで無力化できる。無が概念的でチートであれば、このくらい美も概念的でチートにすればいいのではないでしょうかね。

 むしろ、「美による操作」こそ場合によっては強力ですね。見た目の美ならば、目視という条件で自動反応し、結果としては意識操作というところまでいけます。「メガネ好きにする能力」で「メガネが自分の命より大事になる」という展開をさせたマンガあったと思いますが、それなんかは発動条件を非常に厳しくしていた記憶があります。

 問題は無をどれだけの力にするかですが、穏当にいくなら「物質を凄まじく分解する」ぐらいがいいと思いますが、そうではないようですし、最悪「自分への効果を無にする」とかで予め敵の全能力を無効化できるとかだと厳しいかもしれない。
 それをさせないような状況を作らないといけませんね。能力者個人にとって価値あるものを巻き込んで消せない状況を作るとか、能力の限定、例えば「見えるモノしか」とか「全体と個物のどちらかのみ」とか「現にあるもの(魅了なら魅了が生じたとき、あらかじめは消せない)」にしか適用できないとか、そういうのが必要かと。

 美の能力も、強力かつ「他を美しくする」ことにして、弾丸や刃物や火を美しくすることで害悪だけど消せなくなる、効果を消すということもしたくなくなる、でも能力者自身に対してはそういった感情は抱かないとか(やや矛盾ですが)、あるいは「周りの美しくないもの物」を消し去ることで、意図しない事故を呼び込んで能力者を始末するとか(これも能力まで消したくないなら守ってしまうかな)。

 あと全体としてもうすこし能力の範囲を限定したほうがいいとは思いますが。ながなが失礼しました。僕はあんまり書けていないので、あてにせずにお願いします。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターの能力について

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元記事:【質問/考察?】主人公及び異世界の設定・描写、その解釈について

1.主人公の無双描写(能力・知識チート)の質について、その限度は?
 主人公を強く見せるために敵を弱くするというのは昔からあることですが、小学生レベルの掛け算で賢者認定、杜撰な知識で異世界改革など主人公が強い・すごいというより周りがひどいだけの設定や描写で主人公を賛美するのは無理がありませんか?

2.俗に「中世ジャガイモ問題(ジャガイモ警察)」と呼ばれる設定に対する解釈について
 いわゆる中世風異世界に「ジャガイモ」と呼ばれる農産物を登場させたときに「その時代にジャガイモがあるのはおかしい」という批判は、現実世界の歴史を基にした主張です。ジャガイモという名前に引っ張られる形でその歴史過程までも異世界に当てはめようとしてしまうことがおそらく原因でしょう。
反論としては、「異世界が舞台であり現実のそれとは違う」というものがありますが、この場合「ジャガイモ」という名称の由来が新たな争点となります。
異世界であるなら別に「ジャガイモ」である必要は無いのではないかというわけです。(無論すべての名詞を異世界風に改めるのは某FFのように読者の理解が追い付かなくなる危険がありますが)
 もう一つ話題になったものとして「異世界シャワー問題」があります。(僕はその作品を読んでいないので詳しいことはわかりませんが)異世界なのになぜシャワーがあるのか? という疑問だったと思います。ジャガイモやシャワーに限らず異世界に関する描写・設定について読者はどこまでを現実的に判断し、どこからをファンタジー的に判断するのでしょうか?(考えるだけ無駄という意見はこの際おいといて)

上記の回答(【質問/考察?】主人公及び異世界の設定・描写、その解釈についての返信)

投稿者 雨オカマ : 2 投稿日時:

1・掛け算賞賛ですが、結構整然とした街並みがあって、脳死で生きていけるほど魔法の力もなく、技術力も識字率も高そうな世界で掛け算が出来なければ違和感はありますが、教育が行き届いてないとか、逆にその世界の技術が便利すぎて退化してるとかであればそんなに違和感はありません。限度はほとんど定められず、設定や雰囲気によるのではないかと。

2・現実とおなじジャガイモを登場させたいならば、その世界の風土設定が現実のジャガイモの生育条件に適合すれば出していいでしょう。よく知りませんが、歴史的に偶然アメリカ大陸にあっただけで、自然法則的にアメリカ大陸にしか出現しない作物ではないはずです。
 生育できない場所で「ジャガイモ的なもの」を出すとき、あるいは、ジャガイモに限らず、生育条件へのツッコミ等を避けるため、味や見た目の基本性質は同じでも現実の品種との違いをだしたいとき、どういう名前にするかということでしょうかね。そしたらその地域の名前をつけて「(ラ研地方なら)ラ研ジャガイモ」でいいんじゃないでしょうか。これで「ジャガイモ」だけど「なんか違うらしい」ってことにできるはず。
 そもそもジャガイモという語がない世界でジャガイモという名詞を使っていいかという話ならば、「現実と同じ性質のものを指すなら問題ない」と思います。三人称の語り手なら、基本超越的なので、断りなく現実のジャガイモと全く同じ性質の物体を「ジャガイモ」と言っていいはずです。一人称、ないし回想形式であれば、主人公が翻訳しているのでしょう。あるいは異世界での呼び名を知るシーンがあってもいいですが、そのあとはジャガイモで通してもいいかと。ことわざとか物の名前の由来はめんどうですが、意味だけ抽出してるという態度でいいと思います。「左遷」が中国の制度に由来していたり、言語表現は歴史と一体なので下手に手はつけれられないと思います。

どこまで現実的に判断するかですが、物語一般において、リアリティは
1・ドキュメント的「現実と一致していなくてはならない」
2・リアリティ小説みたいな「登場人物、架空の都市など、現実と異なる部分もあるが、世界の大まかな歴史と物の一般性質は同じであり、かつ現実の町や人も登場する」
3・リアリティSFチック「物理法則は同じであり、”一つの嘘(IF)”があるが、その嘘によって引き起こされる結果の系列はすべて物理法則に適っている」

というようにジャンル的に要求されるリアリティをおおざっぱに区分が出来(るとしてもらい)ます。ファンタジーはおそらくリアリティの要求として「歴史が現実とつながりを持たず、物理学を共有しつつも、複数の嘘を用いることが出来る」だと思います、完全に私見ですが!
 自由度が高いジャンルですが、ややSFチックに考えるなら「新しい惑星に、IF(もしもあったら)的な物質(魔石的な)やエネルギー(魔法的な)を複数入れた世界を作る」となりそうです。このとき魔法等を最小限にすると、物理法則と技術の発展段階(あれを作るにはこれがないといけない、あれがあるならこれもある)などが科学法則的なものでなくてはならない、ないしそのように考えた後それと整合性が取れるIFを加える、となるでしょう。
 しかし、これはとても「原理的」「理想的」です。本当のところはもっとルーズであるように思えます。あるのは基本的な物理法則「らしきもの」です。しかも、厳密なものではないので、「重力」よりは実質「立つことへの経験則」「落下することへの経験則」程度の日常認識。しかもそこに「現実とは違う」魔法やなんやをぶちこで、リアリティをぼかすのです。そういう曖昧な世界の中ではジョジョみたいにナイフが回転せずにまっすぐ飛んでも「物理法則に適っている」(ように見える)のです。
 ファンタジーに対するリアリティの要求はゆるめのSFという感じだと思いますが、現実的には本筋や美点を破壊しない矛盾はほっといていいはずですし、ほっといてくれると思いますが、どんなファンタジー世界でも、物が落ちる描写があるなら、我々の世界の重力があり、この世界の物理学がその描写で含意されるという見方を持つ方もいるでしょう。そもそも読者の側のことなので、ジャガイモ問題のように歴史の連続性すら要求する方も少数存在するようです。読者の見方より自分のスタンスを持ったほうがいい気がします。完全に私見ですがっ!

カテゴリー : その他 スレッド: 【質問/考察?】主人公及び異世界の設定・描写、その解釈について

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元記事:メインヒロインの許容範囲についての補足4

唐突に思いついたんですけど、またまたすみません。
メインヒロインが周りをクズ扱いするのをやめさせることは可能でした。
しかし、周りを見下している感は拭えませんが。
それでもいいでしょうかね?

上記の回答(メインヒロインの許容範囲についての補足4の返信)

投稿者 のん : 0

 ヒロインの性格が悪い。というその1点で、敬遠する読者様が多いのです。私もその1人ですので、一般論ではなく個人的意見かもしれませんが、ご容赦下さい。

 まず、物語の中で最も主要な人物は主人公です。その為、ヒロインは主人公より下とされる事が多いでしょう。格上ならば格下を見下して良い訳では有りませんが、格下が格上を見下すのは尚悪い。どれだけヒロインが主人公より有能でも、読者様は主人公が上だと思うものです。

 ですから、そのヒロインをヒロインとする為には、主人公を越える人気を得なくてはなりません。クズ呼びも、犠牲者を出すのも、これさえ出来れば受け入れられるかと思います。

 その為に考えるべき事は「如何に欠点を帳消しにするか」、もしくは「如何に欠点を魅力的にするか」です。親がクズだから周りを見下す、犠牲者が出る事を知らないから蘇生魔法を使う、は言い訳とされます。これだけでは足りません。許されるだけの要素が必要です。

 無責任ながら例すら思い付きませんでしたので後は丸投げとなってしまいますが、参考となりましたら御一考下さい。

カテゴリー : キャラクター スレッド: メインヒロインの許容範囲についての補足4

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投稿日時:

元記事:新人賞応募作品について

初めて書き込ませて頂きます、Yukiと申します。
今回自分の小説をライトノベル文庫の新人賞に応募しようと考えているのですが、募集要項では「完結している作品」と指定されているものが多いと思います。また、調べてみると、指定されていなくとも応募作品は完結していることが望ましいという記述も多くみられます。

この「完結」について質問です。
例えば、勇者に転生した主人公は魔王討伐に興味は無く、異世界で平和に面白おかしく暮らしたい。しかし、旅先で結局様々なトラブルに巻き込まれ、成り行きで魔王軍と戦うことになり、最終的には長い時間を掛けて仲間を集めて魔王を倒す。という長編ストーリーがあったとします。
しかし、応募時に原稿枚数制限がある新人賞で全て描写し、長編を完結することは不可能だと思います。

そこで、
主人公は勇者に転生したが魔王討伐に興味は無く、平和に面白おかしく暮らしたい。
しかし、街で小さなトラブルに巻き込まれながらものんびり暮らしていたところ、偶然現れた魔王軍の幹部と戦うことになり、何とか勝利。
やっぱり戦いは嫌なので、平穏を求めて旅立つ。
という長編ストーリーのうち、第一章のエピソードで応募するとします。

主人公の目的が魔王討伐ではなく平和に暮らすことなので、魔王を討伐せずに終わって平和を求めて旅立ってもおかしくはないと思います。
しかし、ボスと呼べる存在を倒しはしましたが、魔王も魔王軍もまだ存在しています。主人公も平穏を求めて旅立っているし、物語がまだ続くことを匂わせる終わり方です。
ですが作中で魔王を倒すことは明言せず、今後に続く伏線も無く、描写した伏線は全て回収済みとします。
果たしてこれは完結と呼べるのでしょうか。

結局のところ、長編として構想したストーリーを応募用にキリの良いところで纏めたものは、完結と呼べるのでしょうか。ということです。
詳しい方、よろしくお願いします。

上記の回答(新人賞応募作品についての返信)

投稿者 ふ じ た に : 0

お話が日常系っぽい感じがしました。
最後の「旅立つ」が、今までの日常が崩れるイメージがあり、
元の平穏な日常に戻ってない印象を受けるので、
「勇者どうなるんだろうね? 続きが気になる」という印象を受けました。

元の場所で元通りに暮らす終わり方では無理があるんでしょうか?

あまり日常系は読まないので、もしかしたら的外れな意見かもしれません。
合わなければ流して頂いて構いませんので!
ではでは、失礼しました。

カテゴリー : その他 スレッド: 新人賞応募作品について

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投稿日時:

元記事:タイトルの印象を教えてください

小説とは直接関係ありませんが、タイトルの書き方に関する質問です。
「幸せのちから」という映画がありますが、仮に以下のようなタイトルだったら、どんな印象を受けるか教えてください。
①幸せの力
②幸せのちから
③幸せのチカラ
④幸せのCHIKARA

上記の回答(タイトルの印象を教えてくださいの返信)

投稿者 手塚満 : 0

> ①幸せの力

書き方として最も普通でしょう。それだけに印象の強さとしても普通ですが、他の3つより最もストレートに意味が伝わってきます。紛れなく「幸せって強いんだね」みたいな感じですね。

> ②幸せのちから

どこか違和感がある表記です。漢字としては「幸(せ)」より「力」のほうがやさしい漢字なのに「ちから」としている。これが「しあわせの力」ならば①より平易に書いた、つまり低年齢層にも訴える何かがある作品というイメージになるかもしれません。

しかし「『幸せ』の『ちから』」ですから、何か意図がありそうな感じがします。「力」についてのみ、漢字より物柔らかさを出せるひらがなの印象を使ったということがありそう。

感じられることがあるとしたら、「力という漢字は文字通り力強さがあるため、ちからとひらがなにすると強さの印象が弱まる。力強さではない幸せの強さをやんわり表しているのか」という印象が生じそうです。

> ③幸せのチカラ

こちらは「力」だけカタカナであるわけですね。ひらがなより硬い感じになります。それと同時にカタカナ表記の特異性も感じられます。カタカナは、

・学名など、識別性を重視して言葉自体の持つ印象を弱める。
・核兵器が使われた世界的な事象の地名として「広島」「長崎」を「ヒロシマ」「ナガサキ」と表記する。
・擬音語などでは無意味性を強調するためにカタカナ表記にしたりする。
・外来語を訳さずに使いたいときに言葉の音だけ拾う(これも無意味性の明示)。

等々の使い方があります。ですので「力」がその作品で特別な意味を持つか、もしくは「力だけど力じゃない」といった強調がありそうなタイトルだと思います。

> ④幸せのCHIKARA

アルファベットは日本語よりずっと世界的に通じる文字です。ですので、③よりさらに「力」が世界的レベルといっていいくらい普遍的、もしくは世界に例を見ないほど特異といったニュアンスが生じそうです。

逆にアルファベット部分だけ目が滑るということもあります。その点では作者の「力だけど力と読ませたくもないくらい伝えたくない、「幸せ」だけ見てくれればいい」といった意思を感じそうです。
(なお英語圏の人からすると、全て大文字のアルファベットにするのは、かなりの強調だと感じるみたいです。)

カテゴリー : その他 スレッド: タイトルの印象を教えてください

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