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主人公とサブキャラの登場比率 (No: 1)
スレ主 文男 投稿日時:
質問です。
主人公とサブキャラの登場比率ってどのようなバランスで描いていけば良いのでしょうか?
9:1? 8:2?
「ジョジョの奇妙な冒険」では、主人公だけでなくサブキャラもスタンドを使って戦う回は多く登場します。
「HUNTERXHUNTER」や「僕のヒーローアカデミア」といった漫画ではトーナメント形式やゲーム形式を設けてここでもやはりサブキャラが大いに活躍する回が多く出てきます。場合によっては主人公より光っている可能性も。
「AKIRA」に至っては主人公が丸々登場しない巻がありました。
主人公を主軸とした物語だから主人公を全編に渡って登場させるべきと言いますが、サブキャラもサブキャラで主人公を引き立てる役割を持っているので、素人や駆け出しの新人がやる場合はどのように書いていけばいいのかなあと思い、質問しました。
よろしくお願いします。
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!主人公とサブキャラの登場比率の返信 (No: 2)
投稿日時:
作品の形式による、ってのが答えだなぁ。
例えば、その理屈で言うんだったらラブコメにおけるサブキャラには『ヒロイン』も含まれちゃうわけだけど、男の子向けのラブコメで、ヒロインの登場比率が低いのはどうかと思う。
逆に、アクションもので、『第一話で主人公に倒されて舎弟になる』みたいなキャラが居たとして、ソイツをヒロインと同レベルの頻度で出しても、そんなに面白い展開になりそうにない。
っていうかね、多分この問題は、視点の置き方が間違っていると思う。
大雑把に言うと、『誰に対して、どれくらいの量、エピソードで掘り下げるか』ってことが重要な訳であって、登場比率とは厳密には異なる。
例として言うなら、例えばハーレムもののラブコメで、『実はどのヒロインよりも主人公の親友(男)の出番が多い』みたいなパターンだったとして。
この親友がギャグ要員であって、出番は多くてもストーリーとしてはそこまで重要な部分に関わってこないんなら、それはそれで問題ないわけじゃないですか。
そういう意味で言うと、バカテスとかを読み込んでみると良いと思います。
ヒロインに当たるキャラ(姫路さんや美波)と比較しても、主人公とバカやってる連中の方が、尺的には多く出ているように見えます。
勿論、バカテスがギャグメインだというのも大きいですが、それはそれとして、ちゃんと主人公とヒロインの関係性をピックアップするお話も、中には含まれている。
要するに、『量』の問題ではなく、『どこを読者に注目させるか』が大事なんじゃないかと思います。
あともう一つ。ジークさんは例として色んな漫画を上げていらっしゃいますが、描写の精度や内面の描き方など、漫画とラノベでは勝手・得意分野がかなり違ってきます。
参考にならないわけではないですが、まずはラノベをベースに分析することをオススメします。
主人公とサブキャラの登場比率の返信 (No: 3)
投稿日時:
比率って言ってもなぁ。
主人公とサブキャラが会話してるシーンは、スレ主さんにとってどっちに当たるん?
主人公が出ていれば主人公の票になってる感じ?
それとも「誰が目立っているか」って感覚的なもので図ってる感じかな。
「誰が目立ってるか」ないし「誰が話題の中心にいるか」で言うと、
極端に言えば10:0で主人公ですね。間違いなく。
というのも、逆説的かもしれんけど、「話の中心にいるから主人公」なのであって、普段はキャラAを中心に回ってるけどたまにサブのキャラBのエピソードになります、って場合は「そのエピソードの主人公はキャラB」なわけで、「主人公」という役柄は常に話の中心にいます。
そういう役柄の話ではなく、物語全体でいちキャラの登場比率はどうかって事が聞きたい内容だとは思うのだけど、物語によって違うというか、むしろ作者の作風によって違うという感じじゃないかなと思う。
先に「話の中心にいるのが主人公」と書いたけど、これは言い換えると「別に主人公視点で書かなくても話の中心に主人公を置けば主人公感は出る」とも言えて、まあ10:0だって発言と矛盾するけど、また極論で言えば別に主人公が出てこなくても主人公は主人公足り得るんですよ。
例えば古いラノベで「ブギーポップは笑わない」って作品があるんですが、この物語の主役はタイトルにもなってる「ブギーポップ」で、だけど最初から最後まで複数のサブキャラ視点で物語が進行するオムニバスで、主役が出てくるのは終盤のラスト30pくらいじゃないかな。
つまり、「どのように主人公を置くか」という問題であって、登場率ではないと思う。
「ブギーポップは笑わない」のような奇策を使わずオーソドックスな形で言えば常に主人公の視点で語る(10:0)が基本だと思う。
そこに、「主人公が中心の話題である話の本筋」から反れてる本筋の補足回のようなエピソードを入れる場合は主人公以外の視点でも良いと思う。
でも、当たり前だけど「本筋」より「その補足」の数が多かったら 本筋どれやねん ってなるから、本筋を見失わないようにしないとね。
ちなみに「ブギーポップは笑わない」の場合は、その「補足」を主旨にして周りを固めることでメインを語るって形を取ってた。これは「ブギーポップ」のテーマが都市伝説や噂といったものだったから、「噂話」というものをオムニバスで上手く演出・表現したことになるね。
>素人や駆け出しの新人がやる場合はどのように書いていけばいいのかなあと思い、質問しました。
ぶっちゃけ好きにやれ、としか言えないかも。
突き放してるわけじゃなくて、
基本的にはやはり10:0で主人公に集中したほうが良いと思う。ライバルの心情を書かないと盛り上がらないとか変な色気だして悩むよりか、物語の本筋を見失わないでシンプルに書き上げるほうが絶対に良い。
でも、書きたい話によっては「主人公のみ」ではキツいって事もあるし、やりようはあるんだけど、主人公のみの10:0でやるほうが難易度高いって話も当然あるわけで。
書きなれてないからこそ、そんなの気にせず好きに書いたほうがいい。
主人公とサブキャラの登場比率の返信 (No: 4)
投稿日時:
この件は詳しく説明するには膨大な長文が必要なので、簡単にまとめます。
* * *
数字的な登場比率ではなく、ストーリーの構成上、主人公が本筋を担っているかどうかが重要なんです。なので、
>主人公を主軸とした物語だから主人公を全編に渡って登場させるべきと言いますが、
ではなくて。
主人公が本筋をになっていると言えるなら、極論すれば登場比率は少なくてもよいのです。
この説明で分かるでしょうか?
言葉を変えると、ラノベやマンガは「主人公が何をし、その結果としてラストはどうなるストーリーなのか?」が重要だということです。そういうことを目指して素直にストーリーを組めば、自然に主人公の登場比率は多くなります。
ただ、単純な数字の比率に比べて、「主人公に本筋をになわせる」という概念は抽象的で分かりにくいですよね? なので、初心者に伝わりやすい言い方として「主人公を全編にわたって登場させろ」と主張されるのだと思います。
しかし、本筋ということが理解できているなら、主人公を本筋に据えつつサブキャラの登場パートを多くするという構成も可能です。
* * *
それと、別の観点として、作品の尺やジャンルにも関わります。
大長編なら群像劇にしてしまうこともできますが、短編~短めの長編くらいなら主人公の登場比率は多めにすることを心がける方が無難です。
また、小説の特性上、キャラや場面転換を多くしすぎると読者が混乱しやすいという問題があります。マンガやアニメなどは視覚的表現ゆえにそういう弊害が少ないので、小説よりもサブキャラの活躍シーンを盛り込みやすいという事情もあります。
主人公とサブキャラの登場比率の返信 (No: 5)
投稿日時:
他の人も言っていらっしゃいますが、ちょい軸をずらして
『登場比率9:1とか8:2とか、数字で表記できるの?('ω')』
この作品は登場比率9:1です☆と、ズラズラ具体的な本を列挙(れっきょ)できそうなの?
「ジョジョの奇妙な冒険」「HUNTERXHUNTER」や「僕のヒーローアカデミア」「AKIRA」の比率、具体的に言えるの?その比率は正確?印象やタイミングで加算しちゃってない?
あと例示作が危険。
アクションマンガは文字で見せるのではなく絵で圧倒に来るから、イメージの「文字起こし」がきついねん。鬼滅とかはほぼ「小説のコミカライズ」だからいけるけど、上記はマンガじゃないとできない表現が多すぎると思う。お手本にすると書けなくなるよ?
主人公とサブキャラの登場比率の返信 (No: 6)
投稿日時:
結論を言えば、大長編作品を参考にしないほうがいいと思いました。
「素人や駆け出しの新人がやる場合」とあるので、とても長い作品を書かれる前提ではないからです。
コミック一巻で完結する話と、コミック二十巻くらいで完結する話では、サブキャラがメインの話があった場合、母数が違えば登場比率がかなり違うと思うんですよ。
なので、一巻で完結している作品を参考に読んだほうがいいと思いました。