小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

アダムさんの返信一覧。得点の高い順1ページ目

元記事:脚本の面白さを知るには?の返信

頭の中で回答が二転三転しちゃったからまとまりないかもしれんけど、
漫画も小説も映画もゲームも脚本は基本的には同じで、それを表現する手段が違うだけ。なのでスレ主さんは文章表現を読み取るのが好きという話で絵や映像あるいは音声付きの紙芝居が苦手っていうだけの気がする。
私はどれに対しても苦手もなにもなく物語があるなら全部好きだけど、それというのは、言ってしまえばどの媒体でも自分の中で「脚本」の形にしちゃってるから。
だから、「漫画だからこういう表現になってるけど、小説ならこういう表現になる」とか「映画なら別の展開のほうが良くなるが、小説だからこれがベスト」とかって考えをしたりする。
えっと、「脚本」が根底にあってそれを表現する道具が「文章」なり「絵」なり「映像」なり「ゲーム」なりで別れてるだけ。だから読者として受け取る「ガワ」の部分を意識せず本質だけ読み取ればいい。
スレ主さんは良くも悪くも「読者」なんだと思うよ。

ただ別に、そういった私の読み方が正しいとか優れてるってことじゃなくて、これはある意味メタ的な読み方になっちゃうから、「小説」でもなく「漫画」でもなく「映画」でも「ゲーム」でもなく、その中にある本質的な「物語」を読もうとしちゃうと、これはもう純粋に「読者」にはなれなくなる。

小馬鹿にするつもりはないんだけど良さそうな例えが思いついたんで言ってみるけども、
何も知らない子供に自由に絵を描かせると時々独創的な絵を描く天才少年がいたりする。けど、この子供に才能を見出したからと言って絵画教室に通わせると、途端に平凡な絵しか描けなくなる。
技術は向上するから上手くはなるんだけど、こなれてしまって独創的な才能がなくなってしまう。
独創的な個性って、その人の突出してる癖のような部分だったりするけど、技術や知識って誰でも同じ結果をもたらすような平均化だから、突出した癖を他者と同じ形に平均化してしまう。
そこから一皮むけると学んだ技術が独創性を伸ばすために使われて活きてくるんだけども、
そこまで行ったとしても、もう「何も知らずに名作を見たときの感想」は決して手に入らない。

いや、別に普通に読んで普通に楽しめてるけどね。でもそれは絶対に「創作活動をしてなかった場合の自分」と同じ感じ方ではないと思うよ。

だから、小説や漫画やゲームの中にある物語その脚本そのものの本質的な面白さを知るには、という問いには答えられると思うしスレ主さんが読んだ書籍とはまた別解になると思うけど、それを説明しその思考をスレ主さんが手に入れたら、今度はキャラクターを体感するような楽しみは失われるんじゃないかなと思う。
つまりは、いまスレ主さんが感じてる「不安」とやらは、そう感じるのが正しいんだと思うよ。
不安を感じつつ分析的なことをしながら読むか、物語の面白さのその仕組みはわからんけど素直に純粋に感情移入してキャラクターを体感し楽しんで読むか。
まあ私は仕組みを知るのも楽しいから不安はないけど、これはどっちかだと思うよ。自分の中でスイッチすることは、あるいは両取りするのは、たぶん無理じゃないかな。
慣れてくれば初見はなるべく頭空っぽにして楽むくらいはできると思うけど。

上記の回答(脚本の面白さを知るには?の返信の返信)

スレ主 アダム : 1 投稿日時:

返信ありがとうございます。つまり、答えはあるけれども、それを知ってしまうと(小説や漫画のような)「演出+脚本」を楽しむためのある種の感性が失われてしまう、ということでしょうか?

であれば、自分はもう少し今の状況に慣れてから改めて答えを出したいと思うので、今その答えを聞くのはやめておこうと思います。

カテゴリー : その他 スレッド: 脚本の面白さを知るには?

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元記事:主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?の返信

こんにちは、カイトと申します。

パーティの人数というより、メンバーの役割のバリエーションについての質問かと思いましたが、あってますか?
小説で三人以上のパーティというと、昔の作品ですが「フォーチュンクエスト」 確か主要七人のパーティで、それぞれに職業や仲間内での役割が決まっていたはず。
大人数のパーティとなると、「必ずボケ」とか「誰に対してもツッコミ」というキャラ作りよりも、大人数の中で変化する関係性を描くのが面白いと思います。
たとえば、AはBに対しては強気だけどCには頭が上がらない。BはAのことが好きだから彼女の前ではヘラヘラしてるけど、他のメンバーの前ではちょっと横柄。Cはいつも泰然自若としている兄貴分だけど、幼馴染のDの前だけでは涙を見せられる、などなど。

小説以外では、戦隊モノや女児向け変身ヒーローものが参考になるのではないでしょうか。あれ、メンバーに強い個性がありますよね。
ゴレンジャーなら、熱血リーダー、クールな二枚目、力自慢の食いしん坊、切れ者紅一点、年下マスコット
セーラームーンなら、ドジっ子、勝気、インテリ、おかん、正統派、でしょうか。
旅をするなら、水戸黄門もいいかも。好々爺、武闘派(堅物)、武闘派(軟派)、お色気、うっかり食いしん坊。

ただ、視覚的にキャラクターの見分けがしやすい漫画や映像作品に比べ、小説はどうしても書き分けが大切になりますよね。多数のキャラが入り乱れる様子は、書き手にも読み手にも大なり小なり負担はあります。
ストーリーの都合も鑑みつつ、自分が制御できる人数を見極めて書くのも大事かと思います。
創作活動応援しています。

上記の回答(主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?の返信の返信)

スレ主 アダム : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。関係性との組み合わせでボケ/ツッコミが変化するということに思い当たりませんでした。目から鱗です。

戦隊モノ等を参考にすることもとても勉強になりました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?

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元記事:主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?の返信

リアル旅ちゃうなら、3人でええけど、リアル旅なら4人は人間が欲しい。
登山とかは基本4人編成で荷物を分担して持つからね。旅に持ち歩きたい物の重量が4人でギリギリくらいになるねん。荷物が約100㎏なら、1人25㎏で済む。

水筒かてペットボトルも無い時代設定なら水筒も必要になるし、行軍次第やけど、1人頭で毎日3Lは飲みたい。自販機なんてない。
 日程によるけど25㎏中、4~6㎏は水になる。武器の重量を仮定で3㎏、布類、テント類、行動食、火打石、ナイフ類、簡易食器や簡易調理器具、貨幣が金属なら、その重量もある。あとは純粋に丈夫なカバン本体の重量とかも足さなあかんよ。

基本のサバイバル要素が抜けてる。

上記の回答(主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?の返信の返信)

スレ主 アダム : 0 投稿日時:

具体的な情報を教えてくださりありがとうございます。参考にさせていただきます。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?

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元記事:横やり失礼します。読むせんさんの「サバイバル要素」の資料紹介と補足です。

 ドラコンです。横やり失礼します。
 
 読むせんさんがおっしゃった「サバイバル要素」についての資料の紹介と、補足を申し上げます。
 
 鉄道、自動車、蒸気船といった「近代交通機関」に頼らず(後半では鉄道を使っていますが)、無一文で喜捨を受けて、人家の少ない砂漠や荒野を旅することを知る格好の一冊があります。また、「実録スパイ」モノですから、スパイについて書くなら、一読の価値のある一冊でもあります。

『天路の旅人』(沢木耕太郎、新潮社)
 
 第二次大戦末期、日本軍密偵として、チベットへ潜入した西川一三(かずみ)氏の手記『秘境西域八年の潜行』の解説書兼旅人西川一三の評伝です。
 
 西川氏が亡くなったのが、2008年と比較的近年です。著者沢木氏は、西川氏と1年に渡って対話を重ねています。そして、西川氏没後は、西川氏夫人やご令嬢とも親交があります。相当丹念な取材のもと、執筆されています。

 西川氏は、「モンゴル人チベット仏教僧の巡礼者」に変装し、チベットへ潜入します。チベットのラサに到達した時点で、「日本敗戦」の噂を耳にし、インドへ出て「日本敗戦」を確認して、「日本軍の密偵」から「本物の巡礼僧」となり、インド、チベット方面を放浪する話です。

 この本から知ることができるのは、以下の通りです。

 ・旅のパーティー構成。西川氏は案外単独行動をしていない。特にチベット潜入までの間は、キャラバン(隊商)を組織したり、混ぜてもらったりしていた。人家の少ない(へたすると数カ月単位で人家を見ない)、荒野や砂漠での単独行は「自殺行為」。
 ・旅の装備品。
 ・旅での宿、食、移動。
 ・いかにして身分を隠すか。
 ・旅先で信頼を得る方法。
 ・僧侶として「喜捨」を受ける方法。また、人々は、なぜ「喜捨」をするのか。 
 ・インドでは鉄道を利用している。「近代交通機関」の前と後との「旅の違い」。

 旅のパーティーの人数ですが、宿屋や休憩の茶屋があり、通行量の多い整備された街道を行くのであれば、ヒロインとの二人旅でも問題ないと存じます。

 一方で、現在でも登山をするとなると、「4人以上」というのが、推奨される人数になります。4人居れば、誰かが動けなくなった場合でも、「単独行動者」が出ません(怪我人に1人が付き添い、2人が救助要請に向かう)。

 ただ、創作のことですので、メインは、「主人公とヒロイン」の2人で、あとは主人公が雇った荷物持ちや案内人の「モブキャラ」というのも、一案です。

上記の回答(横やり失礼します。読むせんさんの「サバイバル要素」の資料紹介と補足です。の返信)

スレ主 アダム : 0 投稿日時:

資料を教えてくださりありがとうございます。旅に必要な人数の一部をモブキャラにするのも一つの選択肢ですね。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?

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元記事:主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?の返信

ボケのタイプを増やせばいいのかなと思います。
頭の悪さからくるボケ、天然のボケ、本人は至って真面目なのにズレてるボケ等色々なタイプがあるので使い分けてみるとか。

上記の回答(主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?の返信の返信)

スレ主 アダム : 0 投稿日時:

ありがとうございます。ボケにバリエーションを持たせるのもいいですね。
登場人物同士の関係性との組み合わせも考えながらキャラを決めようと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公のパーティー、何人ぐらいが適切?

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元記事:ホラーの書き方

『小学生向けの短編ホラー』をかいてみたいのですが、難易度高いですかね?(小説だけではなく、漫画原作としての発表も視野にいれています)

こんにちは。いつもお世話になっております。
ホラーは数あるジャンルの中でも特に共感が大事だと思うのですが、どうすれば子どもにも分かる表現ができるのか分かりません。
自分が子ども時代に『怪談レストラン』等にハマっていたので、あんなタイプの作品を書いてみたいです。
しかし、自分で考えると『親の言いつけを守れなかった子供が酷い目に遭う』とか、そんなレベルのアイデアしか浮かばないです。
初心者が手を出せるものではないのでしょうか?

上記の回答(ホラーの書き方の返信)

投稿者 サタン : 2

>しかし、自分で考えると『親の言いつけを守れなかった子供が酷い目に遭う』とか、そんなレベルのアイデアしか浮かばないです。
物語の骨格はそれで十分です。
問題はそれをどう表現するか。
例えば、田舎が舞台で親や祖父の言いつけを守らず友人数人と山に入って遊んでると怖い思いをして友人が一人いなくなる。翌日から友人の夢を見るようになり、何人かは頭をおかしくして、数日後、いなくなった友人が遺体で発見された。
という感じで考えると、これは流石に小学生向けではないですよね。
洒落怖スレにありそうなSSになりそう。

小学生にも伝わるようにわかりやすくデフォルメしたほうが良いし、子供は大人と比べてシンプルな感性を持っているので、例えば「友人が死んでしまった」という展開は「ショッキングな展開」であって「ホラー・怖い・恐怖な展開」とはあまり認識されない。
同じ「死」を扱うにしても、「友人が口裂け女に殺された」と書くよりも「その子は口裂け女に殺されちゃったんだって!」という噂として書いたほうが子供には怖いわけですね。

私はホラーは書くけど子供向けのホラーは手を付けたことがないので、考え方はともかく具体例を出せずに申し訳ないけども、
スレ主さんの「親の言いつけを守れなかった子供がひどい目に合う」というのは骨組みとしてはとても良い方向性だと思います。
最初に書いたとおり、問題はその表現の仕方なんだけど、ホラーは読者層の年齢によって表現の最適解が大きく変わるので、新耳袋とか比較的対象年齢高めのホラーを小学生向けにアレンジしてみる、という事をしてみたら良いのではないでしょうか。
ストーリーテラーの案内人として何かキャラクターを置くだけでもけっこう違ってくる。

それと、
>(小説だけではなく、漫画原作としての発表も視野にいれています)
漫画表現と小説の文章表現はまったく違うので、漫画原作として考えるなら漫画原作用のストーリー構成にしなければなりませんし、小学生向けホラー云々ではなく、小説と漫画原作の両取りをしよう、というソレが初心者には難易度高いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ホラーの書き方

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投稿日時:

元記事:小説では主人公の精神的な成長を必ず描かなくてはなりませんか?

質問させてください。
小説の書き方講座などで映画などを例に挙げて主人公は最初とラストで精神的に成長していなければならないと書かれているのを見かけたことがあります。
でも漫画などではドラゴンボールやトリコなどのように、精神的な成長はさほどなく肉体的な戦闘力の成長に重きを置いた作品も結構あります。
主に少年漫画のバトルものですね。小説だとその作風ではWEBや新人賞などで受け入れてもらえないのでしょうか?

上記の回答(小説では主人公の精神的な成長を必ず描かなくてはなりませんか?の返信)

投稿者 サタン : 0

もっと抽象的に言うと、最初と最後で何かしらの変化がなくてはならない、という感じだと思います。
それが精神的成長であることは多いし、それが一番理解しやすく納得しやすく受け入れられやすく、そして扱いやすい。
最初はAという考えを持っていたけど物語を通してBという考え方になったとなれば、AからBへと考え方が変わった、そういう成長をした、という話だと認識できる。
まあ世の中にはダークサイドへと落ちてく話ってのもあるけど、物語を通して「考えが変わった・人生観が変わった・感じ方が変わった」そういうキャラクターの感性に変化があるものはだいたい「精神的成長」って言われちゃう。
大事なのは「変化」で、その変化がキャラクターの精神に関することだと成長と受け取られちゃうってだけだと思う。

で。
別にこの「変化」は主人公の特権じゃなくて、例えば教師的な主人公に反発する生徒たちが物語を通して主人公を尊敬し始めるって場合は、主人公は特に大きな変化がないけど生徒たちサブキャラには大きな変化がある。
例えば主人公は最初から正義の心があるいい子で、だけど弱くて才能もない、そんな主人公がいじめっ子と戦ってチンピラと戦って悪党と戦って巨悪を倒す、なんて話の場合は弱者から強者へという変化がある。こういう話の主人公は強者になることで大きく精神的変化があることを好まない(力の変化のほうに注目してほしいため)ので、強いけど性格的にはヘタレのままって事が多いと思う。
例えば、主人公も周囲のサブキャラも特に大きな変化がないけど、Fラン冒険者からSランクになって貴族になって王族にも意見できるようになった、という環境の変化がある場合もある。

つまりは、大事なのは変化で、その変化は主人公に限定されずキャラクターに拘らず、何を書きたいのかによって最適解は変わるため、「主人公には精神的成長がなくてはならない」と思考を固くしちゃうのは良くないと思う。
ただ、どんな物語でも「主人公」というキャラは必ず存在するし、その主人公には心があるのだから、恋愛でも冒険活劇でもサイコホラーでも「主人公の精神的成長」は入れることが出来るし馴染みやすい要素だとは思う。

そんで、「映画」というワードにちょっと引っかかったのだけど、映画の脚本術はとても役に立つものの、映画脚本の技術はだいたい海外の思想が多く入ってるので、書かれてる内容をちゃんと理解して自分の中にフィルターを作って要点だけをつまんだほうがいい。
えーと、これはまあ私も説明しきれないんだけど、海外の映画監督ってのは当然海外の視聴者がメインターゲットだから、主に白人であって主にキリスト教圏だったりするわけで、思想的な部分で考えると日本人読者をメインターゲットにする場合にかなりズレてたりすると思う。
うーんと、間違ってるかもしれん私見だけど、「主人公の精神的成長」って結局のとこ教訓的な説話っていうか、グーテンベルグが活版印刷で聖書を安価に生産したのもあって本=聖書で、本というものには「何か得られるものがある」のが当たり前の風潮なわけで、そういう教訓みたいなものが書かれてるのは言うまでもない当然のこと、だから「主人公には精神的な成長があるべきだ」という主張になるんではないかなぁ、と思う。
私も映画脚本術の本はそこそこ読んだけど、たしかにどれにも「主人公の精神的成長」と書いてあった。
けど、それは日本のエンタメには正しくはない、けど言ってることは間違いではないと思うから、その言葉の本質はといえば「変化があることが大事だよ」って話ではないかな、と考えてる。

結論としては、主人公が精神的に成長するような「変化」は書くべきで、これは必須。けど、大事なのは変化であって、それは主人公ないし人物に限ったものではなく、物語のテーマや内容によって適切な選択をすべきだと思う。
そうした変化しえる要素の「人物」「環境」「状況」「関係」もろもろの中で「人物の精神的変化」はどんな物語にも乗せやすい万能ツールであるということは確かだと思う。

新人賞においては、どーだろうなぁ。
精神的変化って、心理描写が得意な小説って媒体において非常にわかりやすい「変化」だから、書けば確実に武器になる。
けど無いからといってマイナスになるわけではないし、「変化」それ自体は必須だから、精神的変化がなければ当然のこと別の要素で変化を作ってるはず。
それが小説には向かない要素の変化「綺麗になった」とか見た目の変化などであったら弱いし、なら「綺麗になったことで精神的にも変化が欲しいね」ってなっちゃうから、そこで作者がどういう工夫をするかっていう技量の問題になっちゃうんじゃないかな。

うーん。
かつてはオタク作品を代表する「涼宮ハルヒの憂鬱」も今じゃ若い人は読んでないかもしれんけど、
「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公には一巻の最初と最後で自分が置かれてる状況に変化があるけど、いまいちパンチが弱くて、すげーことに巻き込まれてるんだけど人間的に変化が乏しい。ヒロインは最初は「恋愛なんて一種の病気だ」と言ってたんだけど、最後に主人公から髪型を褒められてまんざらでもない空気が流れる。つまりヒロインの精神に何かしらの変化があったと感じられて、それは主人公の最後のセリフ一個で見られるヒロインの変化なんだけど、この変化が「あ、ヒロインは恋愛を意識したな」とわかって結構な印象に残る感じになってる。
というのも、やっぱ小説は心理描写が得意な媒体ってのもあって、精神的変化は読後感が良いのよね。
それが「成長」である必要性はまったくないけど、セリフ一個で変わるものなら書いたほうが絶対に良いよね、って感じかな。
ただまあ、もともと無い話なのに精神的変化をあまりに意識しすぎてしてしまうのも良くないから、執筆が終わって推敲する段階で、どっかに精神的変化をぶっこめないかな、序盤に二・三伏線を書けば終盤の一言で変化を出せるかな、とか考えるくらいでいいんじゃないかな。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 小説では主人公の精神的な成長を必ず描かなくてはなりませんか?

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投稿日時:

元記事:「治し方を知っているものは壊し方も知っている」の元ネタとは?

 ええと、タイトルそのままです。
 以前、リゼロを読んだときに、既視感バリバリのこのセリフが出てきて、「あれっ?この台詞って格言とかことわざなのかな」と思い、ネットで調べてみたものの、鋼の錬金術師で、偽・賢者の石に関する名言に、似たような言い回しがあったのみで、特にヒットしませんでした。

 治し方を知っているという事は、必然的に治す大将の仕組みも知っているため、壊すのも上手いことが多い、という奥が深くて寓意にあふれたこの名言。

 一体どこの誰が言い出したのでしょうか。

 心当たりのある方、ぜひ、その前後の文か、発言者を教えていただけませんか?
 言った人の名前がはっきりしていると、設定や表現に説得力が出るので、なるべく詳しくお願いします。

上記の回答(「治し方を知っているものは壊し方も知っている」の元ネタとは?の返信)

投稿者 ヘキサ : 0

わからないけれど、そもそも中国拳法や東洋医学の発想がそのまんまじゃない……?
北斗の拳の経絡秘孔は、医療で用いられる経穴の知識がもとになっていて、過剰に刺激しすぎると身体に悪いことからの着想って話らしいですし。

近所の柔整体師のクリニックが「来週の日曜は柔道大会があるんでお休みです」って貼り紙があったから、基本的に格闘家=人体を知りつくしている、の概念が東洋では根深いと思う。

麻薬だって量を制限して麻酔薬として使われているわけだし「薬と毒は表裏一体」てことだと思う。

医療から離れますと、確かジョセフ・ジョースター氏は「飛行機ってのは飛ばし方を知ってれば着陸のさせ方もわかる」とか言ってたような。いや、でもアンタ搭乗中に襲われて「飛ばし方」を知らないまま着陸にチャレンジして失敗してばっかじゃん、というのはジョジョのお約束ですが。知識ってのは繋がっているってことだと思いますよ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 「治し方を知っているものは壊し方も知っている」の元ネタとは?

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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