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海山三川さんの返信一覧。投稿の古い順2ページ目

元記事:文学賞応募にあたって

文学賞には応募枚数の規定があります。プロットを書いた段階でちょうどいい枚数になるかと思ったのに、出来上がってみたら少し足りない、或いはオーバーしてしまう事があります。不器用なので調整が出来ません。皆さんはどうしていますか?

上記の回答(文学賞応募にあたっての返信)

スレ主 海山三川 : 0 投稿日時:

ぼけ老人のつまらない質問に丁寧にお答えいただき有難うございます。
エンタメなのか文学なのかと言われても、よく分からない素人です。応募を考えているのは北日本文学賞です。理由は30枚の短編だからで、良し悪しはともかく30枚ぐらいなら、私でも書けるかなと思ったからです。
こちらの投稿鍛錬室の「短編の間」に14枚の愚作を投稿しました。北日本文学賞に応募しようと思っているものとは別ですが、私の文章の傾向はお分かりかと思います。
例えばこれを膨らませて20枚ぐらいの作品に仕上げるとしたら、どうなりますか?

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 文学賞応募にあたって

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元記事:文学賞応募にあたっての返信の返信

返信ありがとうございます。
北日本文学賞を知らなかったので調べてみたところ、選者が芥川賞受賞作家で、芥川賞はウィキペディアによると、「純文学」みたいです。

なので、私はエンタメ系しか知らないので、これ以上作品についての指摘は申し訳ないですが無理です。

ただ、基本的な文章作法が守られていないようなので、
以下のサイトに書かれている作法をお読みになられて直されたほうがいいと思いました。
https://www.raitonoveru.jp/howto/c1.html

ではでは、失礼いたしました。

上記の回答(文学賞応募にあたっての返信の返信の返信)

スレ主 海山三川 : 1 投稿日時:

hexaさん、ふじたにかなめさん、有難うございます。繰り返しますが私は80歳を目前にして、無謀にも生まれて初めて小説を書こうなどと思ったボケ老人です。言われることはいちいちごもっともで、私には知らなかったことばかりです。前途多難とは思いますが、ボケがこれ以上進行しないようにするために、いささかでも役立つかと思いますので頑張って挑戦してみようと思っています。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 文学賞応募にあたって

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元記事:文学賞応募にあたっての返信

書き込みされている諸氏、また対する海山三川さんの返信を一通り拝読させて頂きました。以下、おもうところを書かせて頂きます。

>原稿用紙の書式でページ数を確認したら29枚になる

応募の規定は『その通りに書けることを含めて審査』と認識された方がよいように思います。
これは『29枚が28枚になったらダメ』ということではなく、同レベルの作品が複数あった場合、規定ピッタリに書けている作品がよい、という意味です。

あくまで”おそらくは”ですが、雑誌記載を念頭に置いての規定になっているように思います。奇数で始まって偶数で終わるという一般的なページ組ですね。
公募側からすれば『受賞した後に小説誌での執筆依頼を念頭に置いている』というような場合、『依頼枚数に応えられる力量があった方が良い』のは紙面作りにおいて自然な流れになります。

>そもそも文学と小説の区別も分からない素人です。

書き込み時点では具体的な賞が解りませんし、文学そのものが結構幅広いので、純文学から文芸までいれます。
以下は個人的な価値観です。
文芸は無論、文学も娯楽です。
読んで面白いことが大前提。
ただ、面白いの方向性が異なります。(面白いは便利な言葉ですが広義の意味です)
特に近代芸術(ここでの近代は百年単位ですが)は、どのジャンルも娯楽芸術の色合いが強くあります。
モネもピカソも頭をガツンとやられますし、マーラーもショスタコーヴィチも心が揺さぶられる面白さがあります。
文学小説だって面白いのは当然、さらに作品を通して、作家と読者の間に生まれる相互作用、これにより感覚や精神を変動させるパワーを持ちます。

もうちょっと砕けた書き方をさせて頂くと、映画ならアカデミー賞作品賞。発祥当時は芸術作品賞と作品賞の二部門ですが、すぐに統一され現在の姿になっています。
(風と共に去りぬ)(ベンハー)(ロッキー)(アマデウス)(ブレイブハート)等々、もちろん人それぞれ好みはあるでしょうが、どれもが面白い作品です。

小説だってヘミングウェイも川端康成も面白いからこそ読み継がれています。ちょっと尖りすぎてノーベル文学賞を逃しましたが遠藤周作氏も夢中になって読む面白さがあります。

あくまで個人的意見ですが、文学賞を目指されるなら読んだ人の人生になんらかの影響を与えるテーマ性。突拍子もないことより普遍的な価値観。こういった辺りが避けて通れない道ではないでしょうか。
文芸に近くなっても、これは程度問題。
仮にライトノベルでも一緒です。『読者の心を揺さぶる』どのような形であれ(言葉は悪いですが)『手慣れたプロが手癖で書く小説、プロの凡作を凌駕する魅力がある』こういった作品が受賞しているように思います。

>投稿鍛錬室の短編の間に14枚の愚作を投稿しました。

単なる読者が人生の大先輩に対して失礼な言葉を吐きますが、飛び込まれる世界がプロを対象にされてますので、プロ予備軍の作品であるという前提で率直な感想を書かせて頂きます。

先に、好き嫌いで書きますが、私は好きです。
ですが申し訳ない、小説にはなりきっていません。
正直に申しますと、小説として書かれたのか、執筆に際しての概要を投稿されたのか、特に冒頭から中盤にかけてしばらく判断に悩みました。

現状は草案。
大サービスで脚本。
もっと小説に近づけて欲しく思います。

ずっと『こんなことがありました』形式で綴られていますが、これをもっと物語として読ませて欲しい。

例えばですね、
【それは何と、山崎家の惣領息子の壮一郎だった。】
物語になりきれていないので、【それは何と、】と書かれても文字の意味以上には伝わらない。
【それは何と、】これを読者の心の中に発生させるのが小説です。

権太と加代の件はまさに小説的ではないヶ所です。
こんなに読者をグッと引き寄せるべき部分を『こんなことがありました』形式で書くのは勿体ないです。
おそらくは、こういったことに対する答えが海山三上さんの文章を小説に化けさせることになるように思います。

しかしながら、散見される問題点は技術的なこと、『もっと小説らしく』に終始しています。
いいかたを変えれば、書き慣れれば面白く読めそうだという予感があります。
人生経験からくるのか、表現力的なことは悪くなく、むしろ芳醇なものを感じさせて頂きました。

ここからは海山三川さんの作風に関わることですので話半分で。
多分に好みに近くもありますので、「そういった意見もある」程度に目を走らせて頂きたく思います。

感覚的な話しで申し訳ありませんが、現状の書き方、文体、表現、こういったことが良くも悪くも20世紀初頭の作風っぽい。微妙なニュアンスですが”古い”とは異なります。
有島武郎を食材にして、江戸川乱歩を調味料に薄味で仕上げる。隠し味に吉川英治と大杉栄。こういう感じでした。
ここに宮沢賢治の柔らかさがあれば、もっと印象が違ったと思います。

もう一点。
””この内容のままで””小説として書かれるならば、現状の14枚を20枚にするのは至難の業だと思います。
もちろん書き方、文体や表現方法によって必要枚数は異なりますが、ページ数が超過するように思います。
それぐらい現状は小説ではなく『物語のあらまし』になってます。

が、””この内容のまま””でなければ、20枚に納めることができるはずです。
物語を楽しむための必須前提条件、読者が承知しておくべき物語舞台の知識、それ以外が非常に多いです。
特に前半部分。
舞台の説明、ここらは長編の書き方です。じわりじわりと物語に引っ張り込む方法。
この点、文章は読みやすく一定の効果もあります。
しかしながら、短編でまとめる全体を見通してのページ数とは相性がよくない。
つづく村民の採用だとか、入札もそうですし、税金もそうです。必要性が乏しくスッポリ抜けても差し支えのない場所が多いのに、読者が読みたい肝心な物語があらましになっていて楽しめない。
スポットライトを当てる場所が散漫で、もっと絞り込む必要を感じます。

全体的にですが、短編は娯楽性と比例して発想力が強く要求されますので、ネタの選定を入念にされた方が良いように思います。

最後になりますがお勧め作品を。
【石黒正数著:Present for me】
小説を学ぶ時、小説から学ぶのは誰でもするであろうことですので、あえてジャンルを変えて。
おそらくは縁遠い世界を選ばせて頂きました。
お勧めすべきか、かなり悩みました。短編集ですが漫画です。
長編にもできるネタを短編に刈り込む手法、もとより短編のネタにスポットライトを当てる方法が理解しやすいと思います。

映画の方がよろしければ【ジム・ジャームッシュ監督:ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年)】をどうぞ。
オムニバス形式ですが、短編の見せ方、物語のまとめ方が理解しやすいと思います。

【伊坂幸太郎著:アイネクライネナハトムジーク】
短編連作ですので若干趣旨から外れますが、長編の多いベストセラー作家の短編です。

執筆頑張って下さい。
応援いたします。

上記の回答(文学賞応募にあたっての返信の返信)

スレ主 海山三川 : 0 投稿日時:

あざらしさん、長文の解説、有難うございます。
小説になっていない、とは私自身、感じていました。仕事の関係でビジネス文書のようなものは現役時代に書いたことはありますが、文学とは全く別のものです。でも、そこから抜け出せないでいるのだと思っています。言われたことを肝に命じてもう一度原案を点検してみます。
応募はしますが、当然、1,000人もの応募者の中から入選するなどという事はあり得ないと思います。結果ではなく、挑戦することが大切だと思っています。でも、出来たら第一次予選ぐらいは通過出来れば励みにはなるので、それを目指そうと思っています。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 文学賞応募にあたって

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元記事:戦闘シーンの書き方について(長文ですみません)

こんにちは。自分は戦闘物の作品を書きたいと思っていますが戦闘シーンがなかなかうまくかけません。悩んでいるのが以下の問題です。

1;持っている武器同士のぶつかり合いで現実にない方法で書いた場合「これ現実にないからおかしくない?こんな動きできなくない?」って言われるのが怖いこと(例えば刀を片手で持ってふって戦うとか)
2;主人公たちが負ける流れがどうしてもかけないため、近距離と遠距離の武器を持たせてどんな状況でも一人でできるようにしたいが、俺つえええになってしまいそうなこと
3:戦闘シーンを事細かく書いていることが多い(SAOや魔法科や境ホラなど)ため細かく書かないといけないのか?
4;戦闘シーンを書くために武器辞典みたいなのを買ったほうがいいのか?
です。

1は自分の脳内ではこういうことができそう&創作だから問題ないよね。と思いますが、今の時代現実でありえないことを書くと色々言われることが多くなったので「現実でできないやつを書くのはおかしいのかな」と思ったからです。

2は自分の最大の欠点で、複数持つより一点のほうが強いというのがあります。しかし負けるのがどうしても書けない&リアル職場で「一人でも対応できるようにする」というのを染み込まれたので複数を持ったほうがいいのかと考えました。でも器用貧乏とかメアリー・スーなど色々言われそうなので怖いです。

3は自分はそういう小説読むと、どんな動きをしているのかわからなくなることがあります(読解力が終わっています)そのため武器を調べる→脳内でどう戦っているか想像する。流れになります。いろんな小説見るとかなり長く戦っている感じで書かれていることが多くて、今の時代はそういうのが流行っているのかなと思いました。そこまでかける自信がないです。

4は武器を調べてもうまくかけないことが多いです。なので、武器辞典があったら買ったほうがいいのかなと思った方です。

長文で大変申し訳ございませんがアドバイスがありましたら教えてください。

上記の回答(戦闘シーンの書き方について(長文ですみません)の返信)

投稿者 読むせん : 0

ケンガンアシュラでも書く気なの?(´・ω・`)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①まず現実にはあり得ない方法がなぜ発生するの?
「これ現実にないからおかしくない?こんな動きできなくない?」って言われるのが怖いこと(例えば刀を片手で持ってふって戦うとか)

あのさー、それゾンビに我が子が踊り食いされそうになってるママさんに同じ事いうのんか?筋繊維ズタズタに断裂させてでも「それ」をしなけりゃいけない時は、やるんだわよ。できなくても「やらなきゃなんない」んでしょうが?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
②なぜ【敵役】にはそれができるのんや?
切られ役なんてある意味主役より主役になるべき瞬間の存在だってのに、主人公なんて木っ端役にそれを犬死にさせようって時に何考えとんのんや?
例えばやけど、自分は【天空の城ラピュタ】の主人公は誰やと思とる?
パズーや思うとるか?

あれの主人公は【パズー以外のほぼ全部】やで?
ラピュタへの憧憬に自分の全てを賭けて探し当てて滅んだムスカ大佐
ムスカの賭けに一緒に乗って、勝ちを得るも、わずかな財宝と共に死んだモウロ将軍
軍部の上前を撥ねてやろうと舌なめずりをする貪欲な宇宙海賊ドーラ一派
先祖の遺産と数奇な運命に翻弄される事となる少女シータ
シータ皇女の帰還を待ち続けた飛行型ロボット兵
廃墟と化した城を守り続けた庭師型ロボット兵
あきらかに飛行石の詳細をしって行動に隠れ暮らすポム爺さん
明らかめちゃくちゃに開発されほじくり返された地上世界に暮らす人々
プラスマイナスありとあらゆる遺産の塊であるラピュタ

パズーは案内人でしかないねん。万能とかメアリーが重要なんじゃない。主人公の【位置】を間違えたらあかんで?あとラピュタ内のメアリースーは圧倒的にドーラさんや。メアリースーは、おってええねん。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
③知らね。好きにしたら?

④武器商とか出したいならあっても良いよ

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 戦闘シーンの書き方について(長文ですみません)

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投稿日時:

元記事:ヒーローと悪者の世間の認識

お久しぶりです。

群像劇的なヒーローものをやるにあたって現在「この戦いが世間からどのように認知されているか」という所の置き所に少し困っております。

・世界規模でかつ両陣営に数百人違い人数がいて「世間は(及び行政は)何も知らない」のはいくらなんでも無理がある
・ネームドの構成員にも所謂youtuberみたいなのがいる(自分がヒーローやってる事を秘匿するとは到底思えない)
・敵側のモデルがQアノンでネットを介して広まった所が無視し難い

自分としては一種自警団的なものを題材にしたものとしてやっていきたい所はあり、できれば政府の管理下に行くのは避けたいのですが、遅かれ早かれどこかで折り合いをつけざるを得ないという結果になります。
一応ヒーローサイドには外星人が置いといた管理AIの存在もあり、それが情報統制や記憶操作をしているというのも検討したのですが、それを以ってしても秘密でやり倒すのが無理があるという気がしています。
なにかいいやり方はあるでしょうか。

上記の回答(ヒーローと悪者の世間の認識の返信)

投稿者 読むせん : 0

ディープフェイクにするかな?
実際の画像とかは相当数あるけど、全部フェイク画像やAI作成画像って事にしちゃう。

ニュースではかなり具体的に災害とかテロとして放送する。
で「実際の災害画像を加工して、ジョークにして面白半分に投稿するなんて不謹慎だ」ってバッシングする流れに持っていく。
 事実は全部「フェイク」にする。真実を見た人を「お前たちは嘘つきだ」と不特定多数の大多数に否定させて、場合によっては目撃者を統合失調症として薬漬けにするように仕向ける。

どうせネットに投稿するんでしょ?全部フェイク画像だってマークいれちゃえ。なんなら映画の宣伝で、その編集用画像が流出したか、関係者が宣伝目的でわざと流出させてる設定にしちゃえばいい。

ネット越しに正常性バイアスかけまくって真実の目撃者達を、狂人か嘘つきか炎上目的の愉快犯に仕立てようぜ。

あとは公開前の映画の一部を流出した事にして訴訟とかね(笑)

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ヒーローと悪者の世間の認識

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投稿日時:

元記事:架空戦記を書きたいのですが

銀河英雄伝説、ファイアーエムブレムなど架空戦記が好きで、今回初めて架空戦記ものを書いてみようと思い立ち(頭の中に主人公だけ構想が浮かんでいます)

疑問が生まれました。
登場させるメインの陣営の適切な人数や
中東をメインにする場合、参考にしやすいのはどこか などです。

知恵をお貸しいただけると幸いです。
私自身能がなく、架空戦記をそもそも描く事が出来るのかという個人的な心配もあるのですが

上記の回答(架空戦記を書きたいのですがの返信)

投稿者 サタン : 2

一番簡単な方法は、架空戦記の戦記は作ろうとしないのが最も楽です。

たぶん、私を含め多くの人がやるだろう・やっただろう作業工程は「まずどんな話を書きたいのか想定して設定や戦争理由を作って、その状況に合った資料を探して戦争シーンを組み立て、政治や外交を……」という感じじゃないかなと思います。
これは至極真っ当な手段で間違っていないのですが、これを素人がやると100%資料でつまずきます。
これが出来るのは、もともと歴史に詳しくて「こんな話が作りたい」と思った瞬間に「アレとコレの資料を当たってみよう」とアタリが付けられる人だけだと思う。
あるいは最初から「中国の○○時代みたいなのを」とイメージがしっかりしてる人。
ようは当たるべき資料が最初から明確な人。

じゃあ素人はどうすればいいのかっていうと、まあ完全な持論というか「そのとき自分が思ったこと」という程度の話ですが、
この行程は逆をやったほうがいい。
つまり、「歴史関係の書物を読んで、面白そうな時代や名将が輝く戦争にアタリをつけて、そこから妄想を膨らませ、何を書くのか決める・書くものを擦り合わせる」としたほうがいい。
そしたら、そもそも資料を探す必要がない。
最初に手元にあるものから広げていくだけなので。

そうすると、
>中東をメインにする場合、参考にしやすいのはどこか などです。
中東をメインにしたいなら中東の歴史戦史が参考になるでしょ、と思うけど、中東っぽいだけの架空戦記なので、実際の参考元がどこだろうと中東っぽく組み立てりゃいいわけで、自分が最も興味のある歴史や馴染み深い歴史が良いだろうと思います。
例えば中東だとアサシンが有名ですかね。語源にもなってるし。アサシンが政治や戦争に深く関わってくるとなると、日本で言うと伊賀甲賀の忍者が有名ですか。
すると武田織田あたりの戦国時代後期は、割と「忍者」を「アサシン」に変えるだけでそれっぽくなるんじゃないですかね?
もちろん風土文化も違うから、そういうのも擦り合わせるけども。
戦争の理由や経緯なんてのは古今東西似てるから、それを例え剣と魔法の世界に適用しても違和感なく応用できる。
織田信長の鉄砲三段撃ちとか、失われた古代魔術を発掘し独創的な方法で戦争に応用した、とかにすりゃいいわけだしさ。
長篠の戦いは「武田最強の騎馬兵がまったく通用しなかった・騎馬の時代が終わった」って事を象徴する戦闘だから、例えばこの案で組み立てると「騎士剣士の時代が終わり、それまで後方支援のみだった魔術が戦争を左右する時代になった」という場面が作れるわけで。
参考にしようと思えば、このように日本の戦史から異世界の架空戦記をでっち上げることもできます。
なので、あまり資料にはこだわらず、面白いと思う戦争をピックアップしてみると良いと思う。
それを自分の作品に応用させる発想の柔軟さってのも大事かなと。

まあ、あえて「参考にしやすい戦争」って事で言うと、長篠の戦いみたいに「何かを象徴する戦争」というのはとても応用しやすい。象徴するもののワードを入れ替えるだけなので。
例えば、モンゴル帝国が西洋に攻め込んだときは、ヨーロッパは重装兵なんだけどモンゴルは軽装兵が主体だった。
白人はそんなモンゴル兵を見て「貧乏人やな、鎧も買えんらしいで!」と笑ったんだけど、知っての通り機動力で勝るモンゴル兵に蹂躙さる結果になった。
この頃の戦いは「身を守る鎧って概念が崩壊した」とも言えるよね。
これを応用すると、太古の魔道具を手に入れた人間一人が無双しはじめて、鎧も何も意味がない文字通りの一騎当千の猛者が現れた。おかげで「戦争は数という概念が崩壊した」というような感じ。
歴史上のモンゴル兵の動き・活躍を一騎当千の無双に置き換えりゃいいだけ。

近年は動画サイトなどで有名な歴史戦史を紹介してる動画が多くあるので、そこで解説を聞きながら「こういうことを象徴してる戦争だな」と自分で答えを出してしまえば、まあ割となんでも応用できるようになる。

あ、いや。この「応用」はやりすぎればゼロから作ってるのとほぼ変わらないのだけど、そこまで行く必要はなくて、
書き慣れていないのなら最初に書いた通りこのように「作る」必要はなく、
面白そうな戦争をまんま使うくらいの感覚で、名称を置き換えたりそれっぽくアレンジする程度で、作ろうとしない事が一番楽で確実だと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 架空戦記を書きたいのですが

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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