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黒鐘 黒ぅさんの返信一覧。投稿の古い順1ページ目

元記事:集中力とモチベーションの低下

今、学園魔法ファンタジー物のラノベを書いてますけど、集中力とモチベーションが続きません。
締め切りもあり、書くことはもう脳内にあるのになかなか続きません。
音楽を聞きながら、アニメを聞きながら、いろいろと試行錯誤してますけど、続きません。
何も聞かないでやろうとしましたけど、それはダメでした。
書けるときはありますけど、最近は書き続けられません。
書かなくてはいけないのに、どうしたらいいですかね?

上記の回答(集中力とモチベーションの低下の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

はじめまして。黒鐘黒ぅと申します。
実績を残していない素人ではございますが、自分なりの意見を書かせていただきます。
僕が集中力を高める上で行うことは主に二つです。
一つは、自分の好きなジャンルの作品に触れること。
自分が心ひかれ、かつ関わったことのない作品に触れることで、「自分もこのような作品を作りたい」といったやる気が沸いてきます。その気持ちのまま書き始めることで、結構すらすらと進められます。
ただ僕の場合、この方法でやる気を掻き立てると、つい自分の作品がその作品に似てしまうのです。気をつければ大丈夫な話ではありますが、念のためご注意を。
二つ目は、明らかに設定の甘い作品に触れること。
こちらの方法に関しては、僕自身もこちらのサイトで学ばせていただいたことです。
設定の甘い作品に触れることで、「自分ならここをこうする」など、改善点が見つかってきます。
おそらく文章が好きな方であれば、「修正したい」と思われるのではないかと。
そして、個人差はございますが、その「修正したい」という思いが活動の気力となるのです。
前者と違い、こちらは参考にした作品に似るようなことはないかと思われます。
どちらも意外と新鮮な気持ちで製作に取り組めますよ。
あくまで僕が活用している方法ですが、参考になれば何よりです。
長文失礼致しました。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 集中力とモチベーションの低下

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元記事:いっこうにストーリーが

つい最近活動を始めた創作ド初心者です。
ラブコメや現実世界線のSF物を書こうとしたものの、キャラが思い付くのまでは良いんですが、全く物語が編めません。
一体どうすればいいのか……。

上記の回答(いっこうにストーリーがの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

はじめまして。黒鐘黒ぅと申します。
僕が使っているストーリー作成の方法について書かせていただこうと思います。
まず、ストーリーとは、一つの目的を達成する過程を表したものです。ですので、基本的にはこの「目標」から決めています。
この目標に関しては、最後までこの一つの目標を目指すのでも大丈夫ですし、一つ目標をクリアしたら次の目標へ、というのもまた大丈夫です。
この時、「世界を救う」などではテンプレすぎるので、オリジナリティのある目標にすればより良くなります。オリジナリティを出そうと捻りすぎた場合、よくわからないストーリーになってしまうのでご注意を。
続いて、登場人物がその目標を目指す動機を考えます。より強い動機であれば、面白いストーリーになるでしょう。
その動機を抱くきっかけとなる事件を冒頭に置くと、わかりやすくなります。
次に、その目標へ向かう途中でぶつかる壁、つまり敵や障害をつくります。
より困難な壁に設定すれば、物語としては盛り上がります。しかし最近は、そのような壁を嫌う読者がおられるので、障害のレベルは調節が必須と思われます。
そして、先ほど同様、敵キャラにも動機をつけましょう。ただ嫌がらせをしてくるだけではストーリーの意味が薄れてしまいます。
主人公と同等の動機にすると、ストーリー内でのぶつかり合いが激しくなり、盛り上がります。
このように、主人公達が目標へ向かう過程で、様々な困難を乗り越え、最終的に達成するというのが物語の基盤になります。
では、その目標や障害の決め方についてもお話を。
僕は基本的に、物語の舞台から決めます。
その舞台の中で、主人公達が達成すべき目標を見つけるので、世界観に合った目標にすれば大丈夫です。
障害に関しては、主人公達にとって邪魔ならそれは障害になります。
色々な「邪魔」を考えてみましょう。
ここで、決定した目標と障害をストーリーの基盤に当てはめれば、だいたいのルートは見えてきます。
ここに個性豊かなキャラを加えていき、オリジナリティのある作品に仕上げていきます。
以上が、僕の使っているストーリーの作成方法です。
あくまで一つの方法ですので、参考程度に。
長文失礼致しました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: いっこうにストーリーが

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元記事:冒頭のテンポと分かりにくさについての返信

主人公が死んだところから始まる物語としては、なつかしの『幽遊白書』。今年新作アニメでしたっけ?
それはさておき、あくまで一般論として。

古人曰く、冒頭には死体を転がせ。
これはミステリの話ではあるわけですが、とにかく最初のほうで読者の興味を引いておくべきなのはどのジャンルでも共通のことです。
つまり、後者の「主人公が命を落としてから、それまでの過程を会話などで表す」方を私は推します。
web連載だと、読者側が「ちょっと読んで面白くなさそうだったら閉じる」をし易いのでなおさらですね。
分かりにくさは工夫で補っていきましょう。

最初に断ったように、あくまで一般論なので、
死ぬ前から始めて、別の要素で読者の気を惹くつくりにするのも良いと思います。

上記の回答(冒頭のテンポと分かりにくさについての返信の返信)

スレ主 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
確かに、web上では閉じられ易いということを考えれば、最初に死ぬほうが惹き付けやすいですね。
ありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 冒頭のテンポと分かりにくさについて

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元記事:冒頭のテンポと分かりにくさについての返信

至極単純な話をすれば、物語というのは「お話」あってこそ。
話が始まらなければ何も面白くない。
「主人公が死後の世界で活躍する物語」であるなら、これは死んでから物語が始まるわけで、死ぬ前は「お話」が始まってない状態。
そんな生前の話を序盤に並べられても「いつになったら話が始まるのか?」という状態になってしまう。
テンポが悪いと感じたのはもっともで、これは言い換えれば、
「わかりやすいが面白くない序盤」と「わかりにくいが面白い序盤」のどっちがいいか?
という話になるでしょう。
ライトノベルは面白いが正義ですが、同時にわかりやすければいいとも思います。
しかし、ここで気をつけたほうがいいのは「わかりやすい」というのはあくまで作者の主観でしかない感覚だって事です。
話の流れや設定を全て知ってる作者だから、時系列順に死ぬ前からやったほうがわかりやすい、と考えてるだけ。
つまりこれ、「わかりやすい」んじゃなくて、「説明しやすい」というだけなんですね。
できれば友人か誰か、第三者に読んでもらって意見をもらったほうが良いでしょう。
「わからない事が興味をそそる」って事も大いにありますから。
……もっとも。
何かを説明するときには時系列順に1から説明したほうがわかりやすいのは当たり前なので、「生前から書いた」という方は確かにわかりやすいのだろうとは思います。

それで、どちらが良いか、ですが、
個人的には、さっさと話を始めるという意味で「死後(あるいは死の瞬間?)から始める」ほうが良いと思います。
……思いますが、内容次第でもあるので、これだけの情報ではどうにも第三者には判断しかねます。
ワルプルギスさんが例に挙げた幽遊白書の場合は、主人公が死んだ理由とか割りとどーでもいい事で「予定外の死者だから復活できるよ」という展開が通用すりゃ何でもいいため、死後から始まり回想でざっと生前の紹介をした感じでしょう。
この生前の紹介も、ヒロインがいたりライバル(?)がいたりと、その紹介を兼ねてるわけで、こういうのが無い場合は回想さえいらないでしょう。
逆に、生前のキャラクターや環境が死後の主人公ないし物語に深く関係してくるのであれば、1章まるまる使って生前を書いたほうが良いと判断できます。
「死後の世界で活躍」という以上は生前の事は話に関わってこないと考えると、むしろ生前については概要がわかるくらいで何も触れなくても問題ないんじゃないかって思う。

上記の回答(冒頭のテンポと分かりにくさについての返信の返信)

スレ主 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
細かく丁寧に説明して頂いたので、とても理解し易かったです。
特に、作者の目線から見た分かりやすさは、説明しやすいだけというのがとても納得できました。
機会があれば、友人に意見を求めてみます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 冒頭のテンポと分かりにくさについて

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元記事:冒頭のテンポと分かりにくさについての返信

 実際には、お考えの2パターンの冒頭を拝読しなければなりませんが、よくあるパターンで考えてみます(半ば以上、自省とお考えくださって、ハズレではありませんorz)。

 冒頭での読者はこんな状況ですよね。

A.作品知識が皆無
 当たり前ですが、まだ読んでないですから。

B.興味を持てるかどうか分からない、知らない
 知らないものに興味を持っているわけないですよね。さらにいえば、読者は面白がる以外の動機がなく、作品理解の努力もしたくない、いわば「無知で怠惰な幼児」です。そういう人を引き付けるわけですから、なかなかの難事です。

C.作中のキャラ(地の文の語り手を含む)とは初対面で赤の他人同然
 キャラも同様ですね。興味を持ってもらうにつれ、感情移入も生じて来ますが、読者が面白いかどうか危ぶんでいる冒頭では、作者が「こいつら(作中のキャラ)をどうやって読者に紹介しようか」と四苦八苦せねばなりません。

 冒頭に必要なものを考えると、以下のようなものがあると思います。

1.興味、目を引くツカミ(となるイベント、事件)があること
 大事件のようだけど先が読めないとか、目を引くイベントがあると、続きが知りたくなります。逆に、退屈な日常描写が延々と続いたり、物語の設定説明を連ねたりすると、読む気が失せます。
 やりがちな失敗は、面白くないとの感想に、「よく分かれば興味を持ってもらえるだろう」「よく知らないから興味を持たれないのでは」と思い、さらに設定やキャラ特徴を詳述してしまうことです。興味が湧けば知識欲も自然に起きますが、先に知識を詰め込まれるとお勉強としか思えなくなります。必ず、興味が先・知識が後、です。

2.読み進めた範囲で、分かりにくい点がないこと(分かりやすい、とは別)
 1に反せず、あくまでも読み進めた範囲では、です。冒頭からは単純に異世界ファンタジーということだけ分かれば、それでOK。作品が実は現代日本から転移・転生した主人公だとしても、そんなことは後で分かればいいのです。
 ずっと先までの設定とストーリーを既に作った作者心理としては、つい全編に対して役立つ情報とか、ずっと先のエピソード先取りなどをしがちですが、読者としてはそんなこと知ったこっちゃない、ということは要注意だと思います。読んだ範囲で一読して理解できて面白い、だけしかありません。

3.主人公が誰で、何をしようとする物語かが明らかになること(仮のものでも可)
 これも作者は書き始める前から熟知しているだけに要注意だと思います。つい省いてしまう。特に目を引くツカミを重視するあまり(この判断は正しい)、主人公の(当面の)目的を明らかにするのを後回しにしてしまう。
 しかし、主人公の目的を明らかにするのは、読者が「今、何のための読んでいるか」「何を知るために読んでいるか」というモチベになります。冒頭のイベントが目を引くものとすれば、主人公の目的は読者の気を引くもので、2つ揃って読書意欲となります。
 ただし、読み進めた範囲内で整合性があればよく、途中でひっくり返すのはOKです。ときにはラストでどんでん返し的に明らかにしてもいいかと思います。
(むしろ、効果的にひっくり返したほうがいいことも多いかも、特に長編では。)

 前置きが長くなりました。以上のことからご質問の二択を考えてみます。

> 「主人公が命を落とす直前から物語を進めるもの」と、(分かりやすいがテンポが悪く)

 これはほぼアウトだと思います。おそらくですが「分かりやすいが」と仰るのは、冒頭だけ読み進めた範囲での分かりやすさではなく、物語全体に対する理解が深まるの意味になっている恐れがあります(雰囲気を出せるとか、事前情報を出したほうが親切という、作者の思い込みによるもの)。
 もしそうならですが、暴論に聞こえるかもしれませんが「不要な冒頭です」と申し上げるしかありません。読者は先のことなんか、まだ興味を持ってないからです。
 生前のエピソードから入るのなら、そのエピソードが手に汗握るレベルの面白さを持っているときのみだと思います。

> 「主人公が命を落としてから、それまでの過程を会話などで表すもの」(テンポがいいがわかりにくい)

 こちらが無難だと思います。「わかりにくい」というのが、物語全体や世界観や各種設定など、特に異世界へ来た経緯であれば、読者が知っておく必要があるのか、最小限にまで情報を絞れているのかを再考すべきだと思います。

 あるいは、冒頭のイベントに混ぜて語る必要が生じているのか。語る必要があると思えても、作者が設定したことを語ってみたいというだけだったりします(自分が手を掛けたものは異様なくらい価値を感じてしまう現象:イケア効果)。

 読者が面白がるかどうかを第一基準にし、当面の物語進行に不要なら後回し、語らなくても物語が分かるなら削り、ときには、語らないと分からないことは設定やストーリー進行を変えてでも消す、くらいの覚悟も必要だと思います。さらに、絵的には良くても文章表現が難しい、くどくなるようなもの(キャラやモンスター造形、魔法の設定等々)は文章表現に向くように変えてしまう。

 端的に申し上げるなら、作者が考えたことを読者に伝えたがるのはエンタメ小説としては邪道で(読者に負担を強いるため)、読者が面白がるものだけをつまみ食いしてもらえる(楽して楽しめる)ように工夫すべき、となります。読んで面白い部分って、そんなにないはずです。
(↑考えたことを全部、正確に書けるかどうかは、学校の作文のみの採点基準の一部であったりするので、後々まで間違いやすい、と自省を込めてたりします。)

上記の回答(冒頭のテンポと分かりにくさについての返信の返信)

スレ主 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

丁寧に解説して下さり、ありがとうございます。
ストーリーの構成や読者側の捕らえ方について、とてもよく理解する事ができました。
読者からの興味の引き方について改めて考え、面白い冒頭を意識して書いてみます。
返信ありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 冒頭のテンポと分かりにくさについて

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元記事:救済されてもいい悪役の在り方。

 お久しぶりです。大野です。
 ここ三か月ほど書いていた原稿を今朝がた完成させ、批評依頼の方に上げたところなのですが……。今更ながら、自分でも『これちょっと受け入れられ辛いかもなぁ』というのを一つ描いていたこともあって、皆さんの意見を聞いてみたいと思い、このスレッドを立てました。

 内容としては、ほぼタイトル通り。作品全体を通しての黒幕をエピローグで主人公が身内に引き入れる(探偵事務所のバイトとして雇う)のですが、それが読者に受け入れられるかどうかで悩んでいます。ちなみに俺の書いた悪役はこんな感じ。

 マイナス面
 ・主人公、ないし無関係の一般人を躊躇なく巻き込み、あるいは騙し、殺害も辞さない(殺害に関しては未遂)。
 ・マキャベリストと自己中の間のような性格であり、かつ徹頭徹尾理詰めで考える/考えようとする。
 ・保身第一・結果第二(ただし、『いつか結果を出すための保身』であるので、大人しくしている事が出来ない)
  例えば、『何かを盗む』事を考える場合、逃げる手段を大量に用意するし、正体バレも徹底して防ぐけど、『そもそも盗まない』という考え方はしない。
 ・追い詰められた状況から逆転すると、嗜虐性をあらわにする。
 ・五十数人を生贄にするレベルの儀式をしようとした(未遂)。

 プラス面/言い訳
 ・ほぼ全ての案件が未遂であり、罪の大半が軽傷と賄賂、器物破損くらい。
 ・成長環境が悪く、徹底した結果主義や合理主義を叩きこまれて育った。また、そもそも実家の思想そのものが『目的のためなら手段は問わない』という家柄であった。
 ・身近な血縁者にその苦境に負けず『普通に育とう』と努力していた人間が居たために、劣等感からひねていた。
 ・なかなか結果を出せずにいたために精神的に追い詰められていた。

 辺りです。主人公はかなりひねくれ者なので、主人公自身の行動としては(嫌がらせを兼ねて)自分がとっちめた犯人を身近な所に置くくらいの真似はしそうなのですが、読者に受け入れられるかはまた別の問題です。

 まあ、俺の作ったキャラには限らないですが、皆さんにとっての『救われてもいい悪役』とか『悪役救済を受け入れられる状況・書き方』についての意見を聞かせて頂ければ幸いです。

上記の回答(救済されてもいい悪役の在り方。の返信)

投稿者 あまくさ : 2

悪属性に対して何かしらバランスの取れた要素があるかどうかがポイントでは?

・悪だけど、悪に筋が通っている。
・悪だけど、一方で人情味がある(部下は大切にするなど)。
・悪だけど、ハートがある。
・悪だけど、卑怯なことはしない。
・悪だけど、どこか憎めない。
・悪だけど、颯爽としている。

逆に読者に受け入れられにくいのは、

・極端に残忍。
・悪いというより、卑怯とか浅ましいとか感じさせる人間性。
・弱い者いじめ。

など。利己的で、保身に走るのはいいのですが、自分を信頼する部下を見殺しにしてまで助かろうとするような行為は、アウトだと思います。

わかりやすいのは『ルパン三世』の一味。全員悪党で、けっこう人殺しもしますが。
それでいて、理不尽なこと、非道なことはしない、仲間はけして裏切らないというイメージがあります。峰不二子だけはちょいちょい裏切るけど、彼女の裏切りは、どこか理解し合った上で軽いデスマッチを楽しんでるような感じがありません?

いずれにしても、読者、視聴者に愛される悪役を描ききれれば、かなりの腕なんじゃないでしょうか? 正義という規範に頼らずに、キャラ性を前面に出して勝負しなくちゃいけないわけなので。

最後にマンガ版『鉄腕アトム』の印象的なエピソードを一つ。
アセチレン・ランプっていう定番悪役キャラを知ってます? そいつがある話の前半では、かなり悪辣で憎々しい行動をするのですが、後半、もっと巨大な悪の組織が出現。主人公達もランプも一緒くたに煮え湯を飲まされるんですね。するとランプが主人公達に協力する行動を取り始めます。「おまえ、なんで?」と問うと、ニヤリと笑って「俺も、あいつらに一泡吹かせたいんだ」。
その感じが妙にかっこよくてね。これかなと思ったりしました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 救済されてもいい悪役の在り方。

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元記事:天皇について作中で触れることの可否

 お久しぶりです。大野です。

 質問内容は大体タイトル通りなのですが、いくつか補足をば。
 俺はいま、『現実世界を舞台にしたファンタジー物』を書いているのですが、オリジナリティを出来るだけ削って、実在の伝承・神話そのままの魔術・魔法・妖怪・神などが登場する作品を考えています。
 ただ、日本全体にやや右傾化の風を感じているので、天皇をどこまでネタにして良いのか、という所。

 その中の一環として、主人公に乗り越えさせる壁が大きすぎる場合に『それ、神様が解決すればよくない?』となるのを回避するため、『天皇は神ではない』というのを書こうと思っています。
 ただ、俺は実家単位でリベラルーーっていうか左寄りの界隈の人間なので、『別に左寄りではない読者』に受け入れうる展開・内容であるかに結構自信がありません。以下のような内容は受け入れられるのでしょうか?

①天皇について作中で触れる事。
②っていうか、まあ正直アホみたいだと思ってるけど『陛下』ってつけないこと。
③天皇が神ではない理由:『古事記』において『ニニギ(漢字は読みづらいので略)が石長比売を追い返したため、永遠の命を失った』という項目を、『人間にされた』と拡大解釈。憲法については触れない。

 ここまで三つは比較的受け入れられるかな、と俺は思っています。

④天皇制についての批判。主人公(及び作者)が捻くれているため、キャラ的に言うと挟まざるを得ないが、許されるのか。
 ④-A 批判内容としては、『天皇個人は尊敬するが、制度そのものについて言うと人権を踏みにじるような物である』という程度の事。
 ④-B 副次的に、主人公が『陛下』と尊称を付けないことについて、『「陛下」というのは王につける言葉だ。そういった押し付けをするのは、天皇に勝手な義務や期待を押し付ける言葉であって、民主主義社会の人間としてふさわしくない』と言う事。
⑤並びに、制度そのものに問題を感じている主人公が制度擁護派を『正直馬鹿だと思う』と言う事。

 以上、五点です。
 身内であれば政治家だろうが金持ちだろうがスパスパ悪口を言うのですが、当然表の場に出せないことは承知しています。その上で、皆さんだったらどこら辺まで受け入れられるか、というのを聞いてみたいです。

上記の回答(天皇について作中で触れることの可否の返信)

投稿者 あまくさ : 0

いろいろなことがゴッチャになってしまっている。大きく分けて、二つの混同がある。

天皇制そのものの問題。
天皇制批判は政治的プロパガンダがらみで語られることが多い。
この二つは地平の違うことです。

また、芸術的表現と、エンタメとしての創作表現。どちらが上等とは思っていないけれど、手法や受け手側との距離の取り方が根本的に違う。

   *   *   *

天皇の写真を焼くことが非礼で問題ならば、八百屋のナカムラさん(仮名)の写真を焼くことも同罪だと考えます。

間抜けな日本人と言われたら私も日本人だから腹は立ちますが、間抜けと言われてストレートに怒ると間抜けに見えるので、もう少しスマートな対応を模索したいとは思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 天皇について作中で触れることの可否

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投稿日時:

元記事:今の時代のツンデレの可愛さの出し方

私は暴力系ヒロインは大嫌いです。
一昔前はツンデレを免罪符に主人公に暴力をふるっていましたが、不愉快でした。

しかし、人によってはそんな暴れる姿が魅力なのは事実で、人気のキャラクターもたくさんいます。
私はツンデレは書きたいですが暴力は書きたくないです。暴力を抜いた場合、ツンデレはどう可愛さを表現したらいいでしょうか。

上記の回答(今の時代のツンデレの可愛さの出し方の返信)

投稿者 ヘキサ : 1

ツンデレ……ね……あれってけっこう演じるの難しいんですよ……(遠い目)

TRPGでツンデレを演じたことがありますが、「あー○○さんのキャラ(←自称M)をヒールで踏みにじりたいなー」とか平時では軽口叩いていられますが、システムによってはデッドリーバランスで、そんな我が儘はチーム内では通用しません。

某社で防具を着けないポリシーで有名だったキャラを指して「絶対に真似しないでください!」と強い警告が出たように、本来味方全員を巻き込む不利というものは、許されるものではありません。

……で、私はどうしたかというと、味方側のサポート等をする度に「(ちょっと作り声で)感謝しなさいよね!」とか言いつつ、要するに味方に親切にするのにいちいち恩着せがましー感じの照れ隠しセリフを吐いておりました。ちなみに「作り声で」というのがポイントで、「ああhexaさん今ツンデレ演技してるんだなー」とわかってもらうための配慮です。

……で、これでほどほどに笑いをとって物語の進行的には問題なし、とか思っていましたが、予想外の反撃をくらってしまいました。それは「ツンデレの悪態を完全スルーして、純粋にやってくれたことに対してお礼を述べる(爽やかな笑顔で)」というものでした。私はこれを返されて以来、羞恥のあまり固まってしまって「もうやだツンデレ辞めたい」と思って以来、ツンデレは演じておりません……

……という感じで、ギャグで済ませていいところ、悪いところを見極める。
ツンされた側も、見せかけの暴言に惑わされず、彼女の本質を見極める。
……そんな感じですかね? 絶対にうまくいくかの保障はできかねますが。
そういうのが大事なんじゃないかと思っています。
ツンする側としては……見極められたくなかったですけどね(泣笑)

カテゴリー : キャラクター スレッド: 今の時代のツンデレの可愛さの出し方

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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