小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:描写について

描写について悩んでます。
上手くなろうと小説の文章にマーカーを引いたり、小説丸々1冊をパソコンで打って書き写したりしています。

けど、上達しているのか分かりません。
友達に自作の小説を見せたところ、描写が少ないと指摘され、改めて自分の作品を見たんですか、どこがどう少なかったのか今も分かりません。

ライトノベルを参考に書いていたので、地の文は大丈夫、と思ってましたが、上手くいかないものです……。

描写をするとき、その時の雰囲気を他のものに例えたり、色や感情で表現したりするのですが、他にも描写する方法があったりしますか? 知りたいです。お願いします。

上記の回答(描写についての返信)

投稿者 : 1 投稿日時:

初めまして。趣味で文章を書いている者です。
私もよく描写について悩んでいまして、やることそっちのけでネットを漁っている時にこちらの質問と出会いました。
一月前の質問でしたのでご覧になられるかはわかりませんが、足跡を残させていただきます。

例文を拝読した所感です。
完全に個人的な言い分になってしまうのですが、モネさんは1から10まで順を追って書きすぎているのではないでしょうか、という印象を受けました。
その答えが、説明っぽい、という一言だったのでは。
全く悪いわけではないと思いますが(何しろ小説なんて説明文の塊です)、読み手にとっつきにくい文章だな、と思われてしまったのかな、と思います。私の文章がとっつきやすいかと言われれば悩むところではありますが。
あとは、全体的にカメラの視点が主人公に寄りすぎなのかな、とも思いました。

もし私が同じ題材でこの例文を書くとしたらどうするか、と考え少し書いてみました。
どちらかというと推敲に近いですが、「ほーん」くらいの感じで読んでいただければと思います。

教科書をカバンに詰め込み、重くなったそれを持ち上げる。参考書やノートでいっぱいの中身を思うと、肩にかかる重圧はさらに増したようだった。
さあ、帰ろう。電気を消して教室を出ようと振り返る、そこでふと空の暗さが目についた。
冬の陽は足が速い。午後五時ともなれば、辺りはすっかり闇に沈み、家々の窓には暖かい光が灯るのだ。

ここからいきなり家路につくのもアレなので、間に何か文章を挟みます。
次の場面は通学路の途中です。

・帰路の途中、公園の自販機が目に入った
・校舎から出た所で、渡り廊下(など)で話に花を咲かせる女子生徒を見かけた、という回想を入れる
・"高校の制服と〜魅力があった。
「……缶コーヒー」"
(ここは例文の通りでも良かったかと思いますが、〜魅力があった。/誘われる〜と続くよりはこちらの方が締まるかと思い、セリフを後に持ってきました)
・誘われるように自販機に歩み寄り(または駆け寄り)、気づけば缶コーヒーのボタンを押していた。

このような流れにすると思います。
ちなみに私はこの主人公を、受験生と想定して書きました。冬の夕方、学校、寒々しいなどのイメージから連想したものです。
受験に限らず人生の壁というものはたくさんありますが、学生ならばその最たるものは受験だろう、という単純な理由です。
冒頭の教科書やノートの重みも、明るい室内と暗い室外の対比も、足の速い冬の陽も、全て主人公が感じているストレスやプレッシャーの暗喩です。
正直読む方はそこまで考えてないと思います。完全に自己満足です。深読みしてくださる方はしてくださるでしょう。お察しいただければ幸いです。
ただ、そういう舞台装置を散りばめておいて、"暖かい缶コーヒー"を一時であれ彼を癒してくれるヒーローである、という位置に収めることができれば、読者にそう映れば成功かな、と思います。主人公に言わせれば"不思議な魅力があった"ということですね。
そこから彼を陰ながら見守ってくれる級友や先生、母などの存在を連想させ、主人公に気づかせることで、いわゆる成長ものを一編書けるのではないかなと。ですがこれは主旨とずれてますね、すみません。

私が1番気をつけていることは「場面、風景の転換」です。それと「視点位置」でしょうか。
自分が書いた文章から映像を流すとして、見るのがダルいな、と感じたら一旦その部分を取り出して置いておきます。後からそれが使えそうなら使う、という感じです。(例文の場合は、女子生徒+自販機のシーンでした)
よくある手法ではありますが、意外と使えます。多用しすぎるとダレますが。笑。
アニメを文章に起こす、という方法も提示されていましたが賛成です。連続したシーンをどのように文字で描いていくのか、という訓練は力になると思います。
ここにキャラクターの心理描写をねじ込めば完璧じゃん!と。
それから、カメラの引きと寄りの緩急と作中の時間の流れですね。このあたりは探せばたくさん出てくると思いますので探してみてください。もしかしたらもうご覧になっているかもですけど。

長々と書きましたが、私も修業中です。特に、モネさんのように順を追って書いていくということが苦手です。だから素材の切り貼りに逃げてしまうわけです。
モネさんの文章運びはとても素直で羨ましいです。長所として伸ばしていってほしいと思いますが、勝手な言い分なので聞き流してください。
サムネイルでばーんと視界に飛び込むイラストのようにはできませんが、字書きは字面て勝負するだけです。お互い、がんばりましょう!
お目汚したいへん失礼いたしました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 描写について

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元記事:ラノベ新人賞 ヒロインの死はNG?

タイトルのまんまです。ラノベ新人賞に応募する作品ですが、ラストにヒロインが死亡、もしくは消滅する作品は過去に受賞されているのでしょうか、もちろん意味のない死ではなく、むしろそれこそがその作品の核心、みたいなものです。ジャンルは、現代ファンタジーです。ありかなしか、回答いただけると嬉しいです。

上記の回答(ラノベ新人賞 ヒロインの死はNG?の返信)

投稿者 サタン : 5 人気回答! 投稿日時:

ありかなしかで言えばアリです。
けど、うーん。
「新人賞作品で」ってなると例は思いつかないですね。
何故かというと、新人賞作品ってことはシリーズ化するわけで、2巻3巻と続くわけで、でもヒロインは1巻で死んでるので、すると作品全体で見ると彼女は「ヒロイン」ではない「サブヒロイン」ないし1話のみでピックアップされる「ゲストヒロイン」でしょう。ヒロインとして作れなくもないけども。
あくまでシリーズ全体で見たらって話だけど、序盤の一巻で死んでフェードアウトするヒロインはアリか? って話になると、それはナシというか「それヒロインじゃなくね?」という話になるというか。
なので、シリーズ化する「新人賞作品で」となると、思いつかないですね。

でも、もちろん言いたいことは理解できてます。
単純に「ヒロインが死んじゃう話はアリ? それ新人賞に送っても大丈夫?」という話でしょう。
これは、何も問題ないし、むしろ続刊を想定して延命したりするよりちゃんと終わらせる死亡のほうが良いとさえ思う。
だからアリだと判断します。
それが面白ければ続刊はどうとでも作れますし、作者的に無理でも編集側でアイディアを出してくれるので何も問題ないです。
ヒロインだろうと主人公だろうと、死んでようが生きてようがどうにもでなるので、この点で評価が変わるようなことはないです。
死んだら物語自体が閉じちゃう場合なんかは、「作品が面白ければ」が前提だけど、受賞してから出版までに手直しは絶対あるので、その時点で編集側から「死んじゃマズいよ、手直ししよう?」と相談される。
直すならそのとき直せばいい話。
新人賞における作家側としては、その作品が一番面白い状態で提出するって事が一番です。
そのためにヒロインの一人や二人死んでても、主人公の5人6人死んでても、何も問題ないです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ラノベ新人賞 ヒロインの死はNG?

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元記事:幽霊モノのテンプレとは?

幽霊モノのラノベと検索すると必ず、「幽霊モノはネタが出し尽くされてて難しい」とよく聞きます。
自分は今、五年ぐらい書き進めてる作品とは別に、イマドキ要素を多々入れた完全攻め学園モノを書いているのですが、ヒロインっぽい子が幽霊です。設定上、主人公だけがその幽霊に触れれるし見れるということなのですが、これにも理由があって最後に分かる…てな感じです。正直、難しいと言われるほどじゃないんじゃ、と不安になっています。自分が幽霊モノをあまり読まないので…ジャンル的にはとても明るい方です、学園モノですから、イマドキ読者さんのメンタルを傷付けないようヒロインを成仏させたりもしてません。
幽霊モノのテンプレを、明るい系暗い系別々に教えていただけると助かります。

上記の回答(幽霊モノのテンプレとは?の返信)

投稿者 サタン : 4 人気回答! 投稿日時:

「幽霊モノは難しい」じゃなくて、「出尽くしてるネタは難しい」です。
幽霊を題材にしてヒロインとすると、最後はヒロインが成仏するか成仏せず主人公の側にいつづけるかの二択しかない。愛の力で蘇るラストもあるから三択か。
この時点でラストの選択肢が狭いことがわかるでしょう。
更に主人公だけにしか見えないというのもテンプレで、非常によく見ます。というか、コレも「それ以外に選択肢がない設定」でしょう。
主人公に見えなかったら話にならないし、他人にも見えると幽霊である意味がほとんどない。
このように選択肢が狭いと、当然ながらそこで出来ることも限られるので、つまり「ネタが出尽くしてる」というわけです。
なので、正確には「ネタが出尽くしてるから、幽霊モノで新しいことをするのは難しい」という意味ですね。
王道やテンプレに沿った話なら、当然ながらさして難しくありません。

明るい雰囲気なら、「主人公にしか見えないヒロインとなんやかんやあって、主人公にしか見えない理由が判明し、最後は主人公以外の主要人物にも見えるようになって皆が別れを言って成仏する」がテンプレというか王道でしょうか。
例としては「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」というアニメでしょう。
かなりヒットしましたが、ド直球で王道テンプレです。
ヒットした理由は、幽霊を題材にしつつもその周囲の人間関係にスポットを当てたためでしょうか。

暗い雰囲気でも基本は同じです。「主人公にしか見えないヒロインとなんやかんやあって、ヒロインが成仏できない理由が判明し、最後は成仏する」という感じ。
暗い雰囲気というかホラーの場合は、そもそも「主人公には霊感がある」という設定が多いので、「主人公にしか見えない理由」ではなく「ヒロインが現世を彷徨ってる理由」となります。
それほど暗い印象はないけど、漫画「黄昏乙女×アムネジア」とか「死人の声をきくがよい」あたりがヒロインが幽霊のホラーものですね。

他には「幻覚ピカソ」とか「カコとニセ探偵」とか、漫画ばっかですが、ヒロインが死人です。ヒロインではないけど「ヒカルの碁」とかもこの枠でしょう。
前述したタイトルもそうだけど、テンプレというか「幽霊モノだとそれ以外に選択肢がない」という展開なので、基本的な骨組みは全部同じか似通っています。
幽霊のヒロインが幽霊らしい問題を持ってきて、主人公が解決する。
主人公が問題に首を突っ込んで、止めようとするヒロインが幽霊の特徴を活かして助けてくれる。
これがテンプレだと思いますが、ただ、「ヒロインとなんやかんやあって」の部分で強い個性を発揮したり他作品との差別化を図っていたりするので、勝負するならソコですね。
「幽霊モノ」で勝負するんじゃなく、「なんやかんや」の部分。

「ネタが出尽くしてる」と書いたけど、補足すると、これは「設定」の話じゃなくて、「幽霊を題材にした演出は出尽くしてる」という意味ね。
「幽霊」というモノの特徴は定まっているので、これを武器にして展開できる「面白いこと」は出尽くしてる、という事。
ラブコメやハートフルの場合、ラストで成仏するなら友達に見送られてお涙頂戴のお別れシーン。成仏しないなら主人公にまとわりついてずっと一緒。だいたいそんな感じでしょう。

なので、例に出したタイトルはだいたい「幽霊が活躍する」のではなく「それを見ることができる主人公が活躍している」という話で、正しくは従来の「幽霊モノ」ではないと言えます。
「幽霊の話」ではなく「特別な能力を持った主人公の話」になっているので。
その中で「あの花」は幽霊の話をダイレクトで行ってるので、ド直球で王道という感じ。

ただ、別にテンプレが悪いわけではなく、それを利用して何をするか、が問題なので、そういう意味では「難しさ」は他ジャンルと大差ありません。
……しかしまあ、それで言っても「幽霊」は武器が弱いし少ないので、扱いにくいなとは感じます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 幽霊モノのテンプレとは?

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元記事:ファンタジー小説の応募先について

はじめまして。
現在製作中のファンタジー小説を完成したらどこに出すかについて悩んでいます。
よろしければお力添えください。

以下、内容の雰囲気です。
三人称、神の視点。16~20万字見込み。
基本的に明るい楽しそうな雰囲気、シリアスなシーンはほとんどない。
血、暴力、性描写などR指定がかかりそうなシーンもない。
メインとなる登場人物は男4人女2人の六人組、いずれも大学生。
その他の脇役の男女比はおおよそ半々。
異世界が主な舞台。だがいわゆる中世風の冒険者や王様、モンスターがいる世界ではなく、背景歴史文化などをこの話に合わせて作った専用の異世界。
剣は出てこないが魔法は頻繁に使用される。
メインの六人組が異世界を冒険して思い出作りをすることが話の大筋。
小説としてのテーマ性を持っている。

来年のファンタジーノベル大賞に出すつもりで作っていたのですが、今年の候補作を見る限りガチガチの異世界ものはカテゴリーエラーなのではと思えてきました。ライトノベル方面も少し考えましたが、作中人物の約半分は男であること、萌え要素は非常に少ないことを考慮すると、こちらでも難しい勝負な気がします。

このような小説に向いていそうな新人賞はあるでしょうか?
ご意見お待ちしております。

上記の回答(集英社のダッシュエックス文庫は、王道からやや外れたラノベを受け入れてくれます。)

投稿者 うっぴー : 4 人気回答! 投稿日時:

ラノベで考えているのでしたら、集英社のダッシュエックス文庫の新人賞はいかがでしょうか?
http://dash.shueisha.co.jp/award/

このレーベルは、「六花の勇者」など、ふつうのラノベの王道からやや外れた作品を出しています。
六花の勇者は、「ファンタジー+本格ミステリー+重い展開+愛がテーマ」というラノベとは思えない作品です。萌え要素もほとんどありません。

王道からやや外れた作品を主に出しているだけあって、残念ながら大ヒットはあまりないレーベルですが、萌えがないのでしたら、おそらくここが良いと思います。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: ファンタジー小説の応募先について

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元記事:タイトルの決め方

小説を書く上でものすごく困るのが小説自体のタイトルの決め方です。
タイトル詐欺や、物語にあったタイトル
その他にもいろいろなタイトルがあると思います。
ですが、どうもタイトルはうまく決められません。
皆さんはどうやってタイトルを決めていますか?
また、タイトルを決めるときのポイントか何かありますか?

上記の回答(タイトルの決め方の返信)

投稿者 ドラコン : 2 投稿日時:

 ドラコンと申します。ご質問につき、私見を申し上げます。

 雪夜刹莉さんの作品を拝読したわけではないので、何とも申し上げにくいです。ですが読み手として、結論を先に申し上げますと、タイトルは下手にひねったものよりも、単に作品のキーワードを羅列したもののほうがありがたいです。

 この掲示板の運営元「ライトノベル作法研究所」の「小説投稿室」掲載の作品を見ると、タイトルだけで作品のジャンルや舞台、突き詰めれば作品の雰囲気が判断できぬことが多いです。しかも、作者コメントも、作者の挨拶や「〇〇賞落ち」などの作品のプロフィールは長々書いていても、「どんな作品か」が書かれていないことも少なくありません。

 ご参考までに、新人賞応募時と刊行時とでタイトルが大きく変わった例を挙げておきます。

 応募時『生生流転』
 刊行時『紅霞後宮物語』(雪村花菜、富士見L文庫)

 応募時の『生生流転』でも、読み終わった後なら納得できるタイトルです。ですが、タイトルだけ見て、中華・後宮モノとのジャンル・舞台がはっきり分かるか、と問われると、答えは「否」です。ジャンル・舞台・作品の雰囲気が端的にあらわされているのは、やはり刊行時の『紅霞後宮物語』です。

 屋上屋を重ねて恐縮です。タイトルの具体的な決め方は、先にサタンさんのご回答と重複しますが、異世界モノなら舞台の地名に「伝」や「物語」を付ければ、大外しになりにくい一例です。上記の『紅霞後宮物語』もこの例です。

カテゴリー : その他 スレッド: タイトルの決め方

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元記事:三人称一元視点を書くコツと注意点

 先日、三人称一元視点についてとある作者様と話していました。
 しかし作者様には理解がしがたい説明になってしまったらしく、作者様を混乱させてしまったような気がします。
 良い機会なのでみなさんの意見を聞いて、偏っているところがあるなら、自分の認識を改めたいなと思い、スレを立てさせていただきました。

前提としてその作品は、
・作者は三人称一元視点だと思って書いている。
・しかし、読者からは作品は視点ブレが多いと指摘されている。
・少なくとも、シーンが切り替わると、前のキャラとは別のキャラクターに焦点があたり、そのキャラのことを描いてしまっていたりする。結果的に複数の視点から作品を構成してしまっている。
・描写も、三人称よりで、一人称のようではない。

 と私は思っています。

 で、私が認識している三人称一元視点というのは、

・カメラ位置としては、視点主がハンディカメラを持っているような視点になる。
・少し主人公と離れた位置から三人称を用いて主人公が知りえない状況、知らないことも書けたりする。
・しかし基本的には一人称と同じ表現にする。

 というものでした。

 相手方の三人称一元視点の主張は、

・地の文に語り部キャラクターの主観が入っていない。(作者の主観は入りうる)
・カメラは視点主のそばにいる。基本的には視点主の立ち位置から撮影し続けて、たまに視点主の内部に潜って心の声を録音し、また離れる……そんなイメージ。

→これは、たぶん「三人称一元視点」をググると最初に出てくるサイトからそのままコピペしてきたやつだと思うんですが、まあ、大体合っているのだと思います。
 主観、というのは、思い込みは書けない、ということなのかなと思います。
 嘘は書けない、みたいな?
 でも、主人公はこう思っている……というのは書けそうな気もしますが。
 また、カメラ位置はいわゆるゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじである、ということでしょう。

 でも、この考え方って落とし穴がある気がするんですよね。
 主人公とは別の存在なので、心情がいわば吾輩は猫であるの猫の視点から主人公を描くみたいな認識になりますよね。
 そうすると実質視点主とは別キャラクターの思考が存在することになります。
 これは読者からすればとても混乱するような気が、私はしました。

 気がするだけで、確信はないので、みなさんに突っ込んでもらおうかなと思った次第です。

 例えば、主人公がなにか食べ物を食べたとき、
「まずそうに食べた」という描写は、三人称ならありですが、一人称だとかなり違和感がある表現だと私は思いました。まずそうな表情をしている、という、客観描写ですよね。

「まずいと思った」、もしくは「まずい」と言い切っちゃっていいと私は思ったんですが、たしかに目玉おやじを通して描かれているならその主人公の表情を読みとって「まずそうな表情」と書いても問題ないような気はします。

しかし、それだと三人称一元視点のメリットが薄いし、場合によっては別のキャラクターの視点から描かれる神視点だと読者は勘違いしかねないのではないか、思いました。

 そこで質問です。

 みなさんは三人称一元視点を書くとき、意識していることはなんでしょうか。
 また、どうしたらうまく書けるようになるのか、上達方法などもあれば教えていただければ嬉しいです。

上記の回答(三人称一元視点を書くコツと注意点の返信)

投稿者 サタン : 4 人気回答!

これって人称の問題とも言い難いし、視点の問題とも言い難く、もう 作者の問題だ と思う。

とりあえず私の認識としては、
一人称視点は、ゲームで言えばFPS。まあファーストパーソン・シューティングだし直訳して一人称だし。
三人称は、極論だけどゲームで言えばシミュレーションゲーム。シムシティとか。その上で「誰に焦点を合わせるか」っていう視点の問題になる。
それで三人称一元視点は、バイオハザードシリーズみたいなショルダーカメラ。初期のバイオみたいなシアターカメラもそうだけど、主人公を中心に画を撮ってる形。

ただ、この考えだと、つまりは「三人称は俯瞰で誰に焦点を合わせるかの視点の問題」と書いたけど、じゃあ一視点は「それが主人公固定になっただけ」なので、三人称と一視点の違いはソコしかないという考えになってしまう。そして私個人はそれで納得している。
だから、スレ主さんが「一人称と同じような表現」と書かれているけど、あくまで私個人としてはそれは 作者の好みでそのようにしている というだけで、手法独特の強味ではないと思う。念のため書くけども、だから一人称と同じような表現をするのは間違いだという話ではない。好みだし個性だから良いと思う。

そもそも三人称というのは、「私」というのが一人称に対して「Aさん」というのが三人称だから、つまり「Aさん」と声をかける「第三者」がいる。だから「三」人称なわけで。
ということは三人称って「第三者による筆記」ということだから、そもそもそれ以外にルールなんて無い。
対して「一人称」は「私」である以上は「私」から外れれば視点がブレてしまうから、「私」を主観とした事以外は書けないというルールが出来てしまう。そういうルールがあるわけじゃなくて、ルールが出来てしまう。
一人称にルールがあることから、三人称にもルールがあると先入観が働いて、それに合わせた三人称一元視点にはこういうルールがあると考えるのではないかなと思う。

だから、私は「三人称は俯瞰で誰かに焦点を合わせる」と「俯瞰」って書いたけど、実際は、
 Aは驚いて飛び退いた。落ち着いて見てみるとソレはただの流木だったようだ。
 ーー焦ったわぁ、マジ超ビビった。
 危うく声が出るところだったが、Aは口の中に溢れた心の声を殺して静かに息を吐き出す。
とか、こんな感じで「主観的な人物の声」もガンガン地の文に書いてます。
ちなみにこれは普通の三人称として私が書くものです。
つまり私にとって「一人称」と「三人称」の違いは「視点主の主観であるか」「第三者による記述であるか」という違いがあるだけで、それ以外のルールや手法なんてものは無いと思ってます。
「一人称は視点主が見聞きしてること以外は書けない」というルールが有名ですが、これは別にルールではなく「そこを外したら視点主の主観ではくなるよね?」というだけなので、結果的にそういうルールがあるように見える、つまりそういうルールが出来てしまう、あるわけではない、と思ってます。
で、問題の「三人称」と「三人称一元視点」の違いはというと、上で既に書いたけど「視点を一人に固定しているかどうか」というだけだと思ってます。
基本は三人称ですし、視点主に寄せてる以上はより一人称っぽい表現に近づけようと試みるのも良い表現だと思います。けど、それは好みだと思います。
私は、寄せるところはいきなり寄せるし離すとこはいきなり離します。

でも「三人称一元視点」と言っても、長期シリーズになると幕間みたいな形で固定した視点主以外に視点が飛んだりする作品もあるし、そういった作品を否定するつもりもないので、やはり「こういうルールがある」というのは無いかなと思ってます。
本編はあくまで主人公のみに視点を固定し、途中の合間合間に、あってもなくても良い外伝か幕間か補足的なエピソードが他視点で少し書いてある、とかだと私も「三人称一元視点だ」と感じますから。
一方で、
そういう長期シリーズを読んで勘違いして「本筋」の中で物語にガッツリ関わるエピソードなのに他視点にしてたりして、それを「三人称一元視点です」と言われたら、そりゃ普通に三人称だろ、とは思います。

「一人称」と「三人称」には明確な違いがあるけど、そっから先は明確なルールはなく、作者の好みによると思います。
「三人称一元視点」についても、基本は「一人の視点主に固定する」だけど、そういうルールがあるわけじゃない。
「三人称一元視点」って言葉を個人的な感性で意訳すると「この物語を主人公を中心に三人称で語りたい」って感じだと思うから、それが表現できているのなら途中で一時的に視点が変わっても「三人称一元視点だ」と思いますし、そこを外してしまってるのなら「これは三人称一元視点には見えない」と思います。

ついでに、私はそんな考えだから、
「三人称」「一視点」「多視点」の違いは何かって質問を受けたりもするけど、基本的には「三人称を書く上で作者がどう表現したいのかって考えの違いしかない」って答えてる。
手法的には「三人称」で、「一視点」と「多視点」は三人称を書く上で視点の扱いの話になるから、そもそも「一視点」や「多視点」で手法的に三人称と何か違いがあるわけではないと思うのよね。
人称の問題と視点の問題は違うから。
だから、それらを混在して「三人称一元視点とは?」と聞かれると、もうそれは作者の考えの問題になる、と思う。
正解はないし、どっちも正しいと思う。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 三人称一元視点を書くコツと注意点

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投稿日時:

元記事:小説が全くもって書けられません

こんにちは。小説が全くもって書けられません。
かなり断片的な光景が浮かび、それも繋がりが薄いどころか関係ありません。設定からして知人に見せると破綻していると指摘されました。
中学生のころから創作活動をしたいと思い、成人してからに至るまで物語が完成したことがありません。正確には中学生のころ、小説は一応書いてはいました。ただし公開しても反応がなく、黒歴史ものです。
プライドが高いことがあってか、こうして創作について話すのは初めてです。近頃ノベルゲームを個人の趣味で作りたいので、こうして質問させていただきました。
皆さんどうやって執筆しているのでしょうか?

上記の回答(小説が全くもって書けられませんの返信)

投稿者 ASMR好き : 6 人気回答!

書きたいものは決まっていますか?
創作意欲があっても、ただ何かを漠然と書こうかな……というだけでは形にはなりません。
何かの作品に感銘を受けて、自分もこんな感動を人に与えたい。でもいいし、夢の世界で冒険を繰り広げるファンタジーが書きたい。でもいいです。
まずは強い気持ちを持ってください。
その為には、今のままでは駄目だと思います。
あなたが感銘を受ける素晴らしい物語を見たり、創作の糧になる実体験をしてください。
↑創作の糧になる実体験というのは、もちろん取材も含まれますが、日常の中でフラストレーションを溜めることも大事です。
創作というのは「欲望の発散」です。あなたが日常の中で叶えられない、体験できないものを擬似的に叶えるのが創作活動です。
あなたが例えば学生で、勉強が上手くいってなかったり、好きな子がいるのになかなか進展しないならその気持ちをラブコメや成り上がりの物語を書くことで発散しましょう。
あなたがもし会社員で、嫌な上司がいるなら、それを敵キャラクターに見立てて気持ちよく倒す物語を書きましょう。
フラストレーション(嫌なこと)は創作の糧になります。無駄ではないのです。

そして、そうした強い気持ちを得たら発想は断片的でも、あなたの中に確固たる芯ができるはずです。
上辺だけのオリジナリティではなく、あなたの書きたい物語を素直に書いてみてください。

物語の終わりというのはいわばその物語のテーマの集大成です。
きちんと作者の中に書きたいものがあればどんなところからでも物語を終わらせられます。

他に、執筆方法としておすすめなのは、自分の中に細かい区切り(締め切り)を目標付けることと、親しい人にこまめに相談をすることです。
特に後者は実行しない(できない)人が多いですが、とてもお勧めです。
一度創作は一人でやるものという既成概念を捨てて、家族や友人など親しい人に相談(できあがったものをただ見せるのではなく)してみてください。
盗作される等の変なこだわりは捨ててください。あなたが盗作されるような才能のある人なら、既にプロとしてデビューしています。
相談と言っても、どうやって切り出せばいいの?とか、身近にそんなに知識のある人や、自分の創作をわかってくれそうな人はいない!って思うかもしれません。
実は相談にもやり方があります。
その人に合った正しい切り出し方ができないと、望むような答えは返ってきません。
普段は韓国ドラマやバラエティーしか見ない母親にSFの設定についてどうすればいいか聞いてもお母さんは困ってしまいますし、少年ジャンプしか読まない友達にハーレムものや、女の子しか出ない作品を書こうと思うんだけど……と言っても気持ち悪がられるだけです。
では、どうすればいいのか。
答えは、相手の持っている「得意分野」を知ることです。
韓国ドラマやバラエティーが好きなお母さんなら、胸が締め付けられるような恋愛シチュエーションや面白かった番組のどこが面白かったのか、語り出せば止まらなくなります。
少年ジャンプしか読まない友人なら、熱かった漫画やエピソードなど、そう言った切り口で聞いてみれば同じく話が弾むでしょう。
よく、オタクは好きなことは早口で話すと言いますが、そう言った要素は誰でも持っています。
身近な人のそう言った得意分野をあなたの作品の中に組み込めば、あなたの得意分野と合わさって、その作品はグッと魅力が増します。
上のフラストレーションのところでも書きましたが、創作というのはあなたとあなたの周りの環境を投影した写し鏡です。何もないところから物語は生まれません。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 小説が全くもって書けられません

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元記事:僕は病院に君の墓参りに行く、など4作品

「産業創世記」(真剣な歴史物、世界初のオリジナル)
「RPG009」(RPGな冒険物名前を借りるが無関係)
「キス myself 」(未来から来た自分自身と結婚して家庭を持つ)
「僕は病院に君の墓参りに行く」(身体は生きているのに心で殺す)
2003~4年ごろに書いた作品を書き直ししてます。
基本マンガにすることを目指しています。
ただし小説としても完成度を高めたいです。
他にもありますが習作中です。
基本シリアスでギャグテイストはないです。
状況描写のみの状態で、キャラクターとセリフは基本まだ
入れていないです。人間関係や人格を設定している途中です。
アドバイスお願いいたしますm(_ _)m

上記の回答(僕は病院に君の墓参りに行く、など4作品の返信)

投稿者 サタン : 1

その4作品のことが、第三者には「タイトル」しかわからないのですが、どんな助言が欲しいのでしょうか。
完成度を高めたいと言っても、「小説としての完成度」と「漫画としての完成度」は違うので、あれもしたいこれもしたいと方向性が定まっていないように思えます。
漫画は絵による視覚的な表現が出来るので、これを利用しないと「漫画として」の完成度は上がりません。
すると、小説としては良くても漫画としては構成から考え直す必要が出てくる。
漫画にすることが第一目標であるなら、ちゃんと漫画原作として漫画の事を考えてシナリオを構成しましょう。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 僕は病院に君の墓参りに行く、など4作品

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