面白い社会派作品の描き方の返信
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面白い社会派作品の描き方(元記事)
「日本のアニメはダメダメ。社会に無関心すぎ。サウスパーク見習うべき。」みたいな意見をネットで見たので社会派な作品を描こうと思うんですが、面白い社会派な作品を描くには何を気を付けたらいいですか?下手したら「作者の声高で野暮ったい主張がウザイだけの作品」とか「『俺って社会派だろ?』とアピールしたがる作者が痛々しい」と言われませんか?
面白い社会派作品の描き方の返信
投稿者 サイド 投稿日時: : 0
普段、社会派作品と呼ばれるものに触れていない素人の意見ですが(サウスパークも知りません)、作品に正しいか、間違っているかとは関係のない、作者自身の実感が含まれているかどうかが、評価の分かれ道だと思います。
例えば金融の問題とした場合、まず実体経済に根差していることは大前提ですが、それを通して、
「今、こんな金融危機が迫っているんだ! 大変だ! みんな、見てくれ!」
と問題提起で終わらせるのか、
「だけど現実にはこういう手段を選んで、実際に行動している人がいる。その一つの結論として、こういうものもあるんだ!」
と一歩踏み込んだ実験の結果(物語)を示すかで意見が分かれるのではないでしょうか。
株取引の本を読んだだけの人と、実際にやってみて百万くらいスッた人の説得力の違いと言いますか。
前者なら、新書などの学術書(新聞)、後者ならノンフィクション小説というイメージです。(個人の感想です
読者へ知識や事実だけを伝えるのか、ストーリー性を持たせて娯楽を提供するのかで書き方も違うと思いますが、個人的には辛い現実だけ突き付けて、
「じゃあ、後は君たちが考えてね! それが人生だ!」
みたいな終わり方をされると、「えぇ……?」ってなります。
スレ主様の仰る、「俺って社会派だろ? アピール」ですね。
なんでもかんでもオチを付けろとか、筋道を示せとは言いませんが、ことが「悪意」に絡むと、それだけ示して、「そういうジャンルなんです」で終わっている作品が多く、それに出会うと、「うぅん……」となってしまうというか。
社会という大きな舞台の作品となると、自分で実践し、そこから得た経験で語ろうとするのは、そもそも無理なのかもしれません。
ですが、肌感覚で得た主張であるのなら一概に、「作者の声高で野暮ったい主張がウザイだけの作品」とみなされることはないのかな、と個人的には思います。
完全に素人意見ですが、何かしらの助けになれば幸いです。
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