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「夢オチになりようのない展開」とは?の返信

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「夢オチになりようのない展開」とは?(元記事)

 ある漫画の主人公が「自分のことを誰々だと思っている精神異常者」と呼ばれています。フィクションの主人公は、いつでも彼になり得るのでは、と考えていて、例えば「異世界に行って超能力で活躍し、猫耳の少女と結婚!」という小説を書いたとしても、犬耳派の読み手に「という夢を見たんだ」などとコメントされる可能性があるわけで、つまるところ、主人公が精神異常者であり、異世界が全て妄想の産物であるという可能性は排除できないのか、という問題です。

 ゴールを決めておきますけど、そもそも小説が嘘をつくものですから、嘘が、「作者がこの内容で小説を書いている」という点だけであるという状態が、小説が最もリアルな状態(=ゴール)とします。つまり、主人公が精神異常から空想の彼女を作るのはアウトですが、誰かが小説を書いて、その内容がその誰かと無関係な別の誰か同士の恋愛であるというのであればOK、ということにします。「主人公」と「彼女」が同じ次元に居ればひとまず良い訳です。

 最初は三人称小説がそれだと考えていたのですが、「語り手が主人公から聞いた話を、自分の解釈も交えて喋っている」というだけに過ぎないのかもしれませんし、視点が「主人公」と「彼女」で交互に入れ替わる一人称小説であるとしても、「彼女」の存在が、途中から主人公の想像するそれと入れ替わっている可能性も否定できません。
 主人公を高校生という設定にして、高校生の考え付かなそうなことを彼女に言わせるということも考えたのですが、そもそも高校生でも相当な知識を持っている人は居るし、主人公が「自分を高校生だと思っている精神異常者」であるという可能性も捨てきれません。

 この問題を解決するには何をすれば良いでしょうか。教えてください。

「夢オチになりようのない展開」とは?の返信

投稿者 神原 投稿日時: : 0

京子の入院する病院に呼び出された柴は、院長に驚くべき光景を見せられる。
柴夫妻が画学生だったと知り、京子に絵を描かせようと油絵の具とキャンバスを与えたのだが、
壁に絵を描き始めたのだという。
病室の壁一面には異様な鬼の地獄絵図が描かれていた。
「鬼よ…私から子郎をとりあげた鬼よ…報いを受けるのだ…お前たちは苦しむためにこの世に生を受けたのだ」
泣き、笑い、ただ絵を描き続ける京子を誰も止めることはできなかった…。

苦しむ鬼たちの夢にうなされる柴。
「壁に描かれた鬼が泣いている…何とかしなければ鬼がかわいそうだ」
京子はあいかわらず絵を描き続けていた。
「子郎…子郎、早くいらっしゃい…おかあさんはここにいます。
ここよ子郎、ここよ子郎、子郎あなたはここへ来るのよ」
病院の壁には、巨大な鬼の上にしつらえた台座に座った京子の姿があった……。
病室のカーテンを開け、光を入れる柴。
京子はまぶしさに驚いて絵筆を取り落としてしまう。
自分にも絵を描かせてくれとそれを手に取り、朝日を受けて輝く壁に向かい始めた。
「…どうだ、いい絵だろう………」
朝日に輝く病室に描き出されたのは、天使の顔を持つ赤ん坊の姿だった……。

赤ん坊の絵を描いてから、京子は毎日赤ん坊の絵を見ているという。
柴が病室に入ると、京子は再び絵筆を取っていた。
「このままでは赤ちゃんが鬼に食べられてしまうわ…赤ちゃんを守る人がそばにいなくてはいけないの」
京子は若い頃の柴の顔を描いていた。
「なるほど…この男なら一生懸命赤ちゃんを守るだろうな…しかしちょっと頼りないなー。
もっと強そうにしないと鬼に勝てんぞ」
その柴の一言に、京子は絵の顔にくまどり状の線を加える。驚愕する柴。護鬼にそっくりだ…。
数時間後、京子は護鬼と戦鬼を描き上げていた。
「戦鬼はとにかく護鬼は…京子は護鬼と会ったことがないはずだ。
子郎の話だけでこれほどそっくりに描けるはずがない…」

病院からの帰り道、柴は考え込んでいた。
「事件の始まりが15年前でなく今だったとしたら…それも京子の病室から始まっているとしたら…
何もかも京子の閉ざされた精神から始まっているとしたら……」
ある日突然現れた鬼獄界。赤ん坊の姿で現れた童子。
童子を守るために生まれたことを本能で知っていた護鬼。
どの時代の誰に赤ん坊を託すかも定められていたという戦鬼。
「鬼獄界の謎がとけたぞ!京子の肉体は病室にあっても精神はこの病院にはない!
戻ってくる……二人とも戻ってくるぞ!」

崩れる病室に驚いて駆けつけた医師たちが柴を止めようとするが、院長は制止する。
柴に考えがあってのことと知り、訳は後で聞くと許しをくれた。
医師たちにベッドを動かしてもらい、隣室の患者を避難させ、本格的に破壊を始める柴。
「京子の心が生みし鬼獄界よ…今滅びの時がきたのだ!鬼獄の鬼とは怨みの心、
つまり「怨獄界」なのだ!そして鬼とは……怨みを持った人の心が現象化した時の姿なのだ!
子郎を鬼にうばいさられた京子の怨念の世界怨獄界よ!この壁画と共に滅びるのだ!」

<現代・日本>
すべての壁画を叩き壊した柴。
「あなた……子郎が、子郎が帰ってきます…」
「京子!俺がわかるのか?帰ってきたのだな京子…」



15年前。原作1っ巻の最初。

両親の墓前に結婚を報告に来た柴夫婦と和尚の前に、突然二匹の巨大な鬼が現れた。
一体の鬼がが口にくわえた赤ん坊を、もう片方の鬼が狙っているのだ。
子供を守ってなんとか勝利した鬼は、柴夫婦に赤ん坊を授ける。
「十五年」
妻が赤ん坊を抱いた途端、皆の頭に直接テレパシーが響く。
「今日より十五年数えた日…迎えに来る…」
大きな風が吹き、二体の鬼は消えていた。
しかし妻の腕の中には、今の出来事が夢でない証が……。

全部入るかな? 精神病の妻が描いた絵→15年前に天から来た鬼に授かった子。→こどもいなくなる→精神病院へ

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 「夢オチになりようのない展開」とは?

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