実在世界と酷似した異世界を表現するには?の返信の返信
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実在世界と酷似した異世界を表現するには?の返信(元記事)
1)異世界(歴史の分岐の結果生じたものかどうかは不明)
2)並行世界(歴史の分岐による)
3)近未来
4)歪んだ現実世界
5)現実世界をベースにしているが、現実世界には無い事物や技術などが存在する世界観。
6)現実世界をベースにしているが、現実の社会問題などとの接点を薄めたいために架空の国名などを多用する創作上の設計。
7)その他
などなど。
細かく分ければ、いろいろあります。
2・3は、現実世界と異なる要素についてある程度理屈で説明するもので、ややSF的と言えます。1は成り立ちを理屈で説明しない純粋な異世界で、ファンタジーと相性が良く、4はサイコホラーまたはダークファンタジー寄りになります。
5・6は異質感はあってもそれがどういう世界なのかまったく説明しない書き方もあり、一応固定したイメージのある1~4と大きく異なる点です。私が「異世界」と呼んでも呼ばなくてもどちらでも良いと言っているのはこのへんになります。
私としては架空戦記を描くのが目的なら5か6で良いような気もするのですが、スレ主様の他の方とのやりとりを拝見すると1・2・3のどれかを構想されているようにも見えます。
らしさを演出するにしても、1~7の何を表現したいかによってやり方は違ってくるのではないかと思うんですね。そこをご自分でつかみきれていないのが迷われている原因なのではないでしょうか?
実在世界と酷似した異世界を表現するには?の返信の返信
スレ主 栖帆井フランカ 投稿日時: : 0
No.15と合わせて返信させていただきます。
>「近未来SF」ではなく「異世界」にこだわる理由はどこにあるのでしょうか?
他の方へのレスにも書いたように、政治問題への言及を避けるためです。No.16のコメントに従えば、3・5・6はまだリスクが高いと考えています。2でも歴史の分岐点が新しい時代に置かれていればそれだけリスクは高まります。
1か歴史の分岐点を有史以前に置いた2でなければ、私は安心できません。
また、「実在世界と酷似した異世界」と言うのは、既存の作品でも取り扱われています。
上橋菜穂子氏の『鹿の王』の世界は、実在世界と遜色ない水準の医学が発達しています。物理法則も実在世界と同じで、科学的に説明不能な現象は起こりません。同じ作者の『獣の奏者』も、王獣や闘蛇といった架空の生き物が登場しますが、その生態について科学的に説得力のある描写がされています。
これらの作品の世界は1に分類されていますが、作中世界が数百年経っても技術レベルを維持しているとは限りません。「実在世界と酷似した異世界」の過去を描いているという見方もできると思います。
まぁ、本音を言えば『エースコンバット』の真似事がしたいんですけどね(笑)
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 実在世界と酷似した異世界を表現するには?