実在世界と酷似した異世界を表現するには?の返信
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実在世界と酷似した異世界を表現するには?(元記事)
はじめまして、栖帆井フランカです。
私は過去に何度か「実在世界と酷似した異世界」を舞台にした作品に挑戦してきました。しかし、「魔法や魔物の類が存在しない」「技術レベルは実在世界と同等」「地形や地名は異なる」という世界観を上手く説明できていないと感じています。
今まで以下のような方法を試してきましたが、どれも長所と短所がありました。
①作者の視点でナレーションを入れる
長所:端的に異世界であることを提示できる。一番楽。
短所:没入感を阻害する。言葉だけで説明するので映像が浮かびにくい。
②転生・転移した人物を主人公にする
長所:異世界であると気付くまでを描写できる。読者と目線を合わせられる。
短所:転生・転移を生かす物語にしなければならない。主人公の動機付けが難しい。
③会話や地の文に技術レベルを示唆するような単語や地名を織り込む。
長所:主人公の設定に自由度がある。日常会話から世界観を描写できる。
短所:読者が異世界であると認識するのが遅れる。地名・人名・商品名の判別が難しい。
④地図を眺めるようなシーンを設ける
長所:地形や地名の違いを描写できる。
短所:説明的になってしまう。聞き慣れない単語が頻出して読者を混乱させる。
このサイトの別のスレッドでは、読者に違和感を与えることで世界観に興味を持ってもらうという方法が紹介されていましたが、ファンタジー世界ならともかく「実在世界と酷似した異世界」では難しいと思います。また、「王国」という単語を出した時にファンタジー世界だと誤解させてしまったり、「ファンタジーじゃないなら異世界を舞台にするべきではない」と言われたりしたこともあります。
皆さんなら「実在世界と酷似した異世界」をどのように説明しますか?
回答よろしくお願いします。
実在世界と酷似した異世界を表現するには?の返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 2
>実在世界と酷似した異世界
極論すると、エンタメストーリーはすべてそういうものですよ。いわゆる現代日本を舞台にした日常ラブコメだって、主人公の住む市や町の名前などが実在しないのは普通ですよね?
そういうのは「異世界」ではなく「架空の虚構世界」というものです。
なので、スレ主様がなぜ、実在世界と酷似している世界なのに「異世界」を強調したがっているのかが問題です。
他の方へのレスから引用します。
>もともと現実の政治問題への言及を避けつつも架空戦記を展開する目的で用意した世界観なので、実在の国名を造語に言い換えているだけなんですよね。
だったら別に「異世界」でなくてもいいんじゃないですか?
わかるかな。
つまりスレ主様が求めているのは、
A)読者に「異世界感」を伝えたい。
ではなく、
B)現実の歴史や社会問題などとは無関係な世界観であることを読者に納得してもらいたい。
なんじゃないかと思います。
だとしたら、
>③会話や地の文に技術レベルを示唆するような単語や地名を織り込む。
> 長所:主人公の設定に自由度がある。日常会話から世界観を描写できる。
> 短所:読者が異世界であると認識するのが遅れる。地名・人名・商品名の判別が難しい。
普通にこれでいいと思います。
短所のうち「読者が異世界であると認識するのが遅れる」はそもそも心配する必要が無く、それであれば「異世界的」な「地名・人名・商品名」を設定として凝ったものにする必要も無いので、難易度は下がると思います。
で、ですね。
構想されている作品では、架空戦記の展開の部分は面白くなければまずいと思うんですね。その戦記展開に異世界的設定が絡む要素があるなら、そこに注力すればよいことになります。
それによって読者が「この作品の舞台は異世界なんだ」と思うかどうかは結果であって、どっちでもいいんじゃないかと思います。「異世界なのか何なのかはよくわからないけれど、まあ、現実じゃあないんだな?」と思ってくれればいいわけなので。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 実在世界と酷似した異世界を表現するには?