異世界転生の序盤が上手に書けないの返信の返信の返信の返信の返信
元記事を読む
異世界転生の序盤が上手に書けないの返信の返信の返信の返信(元記事)
サタン様、再訪ありがとうございます。
まず最初に一つ、推敲をキチンとせずに返信を掲載したことで生じた誤認について謝罪させてください。
「>序盤を作るのにいらない苦戦がずっと続いている
という自覚があるのなら、「いらない苦戦」をどうにかすればいいんじゃないかとも思う。」
こちらの箇所なのですが、このいらない苦戦というのは「プロットの作成が進まない」という意味で記述していまして、「主人公は最初は弱いよ」という部分を示すミッドポイント部分はそもそもろくに完成すらしていません。
もうちょっと適切な表現があったのではないか、と返信を頂いて反省しています。
ただこれがきっかけで「主人公は初めは弱い」という演出の重要性は再確認できてよかったです。
実を言うとラ研様を離れている間に「初めは素人なんだから、強化人間並の身体能力がないと訓練期間が長くなりすぎる」と思って、身体能力は高い状態で生まれているという設定に変更していました。
設定を練っている内に、知識面はともかく身体能力にハンデがあったら「そもそも戦闘員の主人公を作れない」ということに気が付いたからです。
これに気が付いてからは、始めは毛嫌いしていた転生者主人公達も「チート特典は早熟させやすいようにするためには欠かせないものだったんだな」と納得できるようになりました。(それでも感情的には嫌いなのは変わらなかったのですが……)
お話を聞いて苦戦の描写に関しては身体能力面より知識面の部分を中心に盛り込んでいこうと思いました。元々は上手に自分の意図を伝えられなかったのが発端ですが結果的にケガの功名になりよかったです。
******
前置きが長くなりましたが、ここから後半部の返信です。
>それはたぶん「転生の経緯」ではなくて「ホームレスに襲われた経緯」という序盤ではないかな。
>だとしたら、それは書く必要がある序盤だと思う。
確かにここは転生した後の描写なので、転生の経緯とは違う部分でしたね。
実を言うとこの描写の後にも別件で削ることが確定していた描写があったので「完全カットとまでは行かなくても回想シーンでの描写に変更したい」と悩んでいました。
あまり造語を使わない範囲で、当初考えていた序盤の流れを説明するとこんな感じなのですが↓
・主人公、異世界転生する。ホムンクルスとして異世界に誕生
↓
・転生してから一週間の間、午前は転生先の国の歴史の勉強、午後はメイドとしての仕事をする生活を過ごす。
↓
・だけど仕事があまり上手にできなくて、教育係のメイドから手間がかかると嫌がられる。
↓
転生から一週間目、初めての休日。錬金術師に外食に誘われる
↓
この時にホームレス襲撃。ホームレスは錬金術師を恨んでいて「生まれたばかりのホムンクルスをお前の目の前で殺してやる」と逆上して主人公に襲いかかる。
↓
しかし主人公は転生前に覚えていた受け技を使って、何とかホームレスの猛攻をしのぐ。そののちにホームレスは倒される。
↓
ここで示した戦闘員としての才能を見込まれ、主人公は冒険者の免許を取ることを勧められる。
大体このような感じです。この後の免許を取るための訓練の描写については先程記述した通り削ることにしています。
修行回は少年ジャンプでも人気が落ちやすい傾向にあるエピソードとして有名なので、自分の技量では面白くする自信がありません。
現在の構想では主人公が免許を取得した後にこれらのシーンを回想するなどの作りにして、実戦に出る描写を早くした方がいいのではないかと思っています。
回想シーンでも伏線として機能するかどうかは、差し込むタイミング次第でしょうけど……
異世界転生の序盤が上手に書けないの返信の返信の返信の返信の返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 1
>確かにここは転生した後の描写なので、転生の経緯とは違う部分でしたね。
それなら転生の経緯はカットかダイジェストで最序盤のエピソードが ホームレスを撃退する にしてしまう感じでいいんじゃないかな。そしたら読者はストーリーを追うに困らない程度の事情を知った上で早々に物語に入れるし。言うまでもなくそんな感じで考えがまとまったっぽいけども。
あとこれは、聞かれてもないお節介だけど、
>・だけど仕事があまり上手にできなくて、教育係のメイドから手間がかかると嫌がられる。
この部分は「ホムンクルスの体に慣れさせるために日常生活の補助(メイドの仕事)をさせる」として主人公がホムンクルスの性能に慣れていく姿を書いたほうが「最初は弱い」の描写に多少貢献するのと、「その世界のホムンクルスってどんなポジションでどんなモノなん?」って描写が出来る(説明ではなく描写ができる)のと、ついでに「このメイド訓練の延長線上に省略された冒険者の免許を取るための訓練がある」と理解できるので地の文で こういう訓練をした と軽く数行書くだけでイメージできるものになると思う。
メイドの教育で教育係から小言言われたりするんだろうけど、それと同じような事が冒険者の免許取得の訓練でもあったのだろうとイメージできるからね。
たぶんそんな感じの何らかの理由付けがあってメイドをする流れになってるのだろうけど、例えば 上手く掃き掃除が出来ない → 上手く出来るようになった みたいな失敗と成功の経過を簡単に(けど強調して)メイド教育で書いておくことで、省略される冒険者免許取得の訓練シーンでも 剣を上手く扱えない → 上手く扱えるようになった みたいなことがあったのだろう、掃き掃除のシーンみたいにメイドの教育係に嫌味を言われながら上手くできるようになったんだろう、とイメージできるので、単にメイド教育の場面を書くのではなく、省略される冒険者免許のシーンに対応して演出を考えた方がいいかもね、という感じです。
読者にあまり好まれないと思うシーンは、当然書かなくていいなら書く必要はないし省略できるなら省略したほうがいい。
けど、書かなくてもいいように書いておく、省略できるように書いておく、というのも大事だと思うよって話でした。
ただ、最後にいうこっちゃ無いけど、これはたぶん割りと私の好みに寄る演出方法だと思うので、あくまで自分はこう思うよってだけね。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 異世界転生の序盤が上手に書けない