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設定からストーリーを作るやり方は良くないのかの返信の返信の返信の返信

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設定からストーリーを作るやり方は良くないのかの返信の返信の返信(元記事)

設定を物語造りの道標にしてる場合は失敗しやすい。けど、そもそも物語の作り方を知らない書き慣れてない人はそんな感じで設定から作りがち。
おそらくだけど、スレ主さんもそこで躓いて、創作を改め物語から作るべきかと悩んでいるんだと思う。
ちなみに私はそこで足掻きまくって、当時はネットに創作論とかほぼ無かったから試行錯誤しまくってフローチャートで物語を表現してみたりマインドマップで作ってみたりいろいろした。
でもやっぱ設定が先行しちゃって、「物語の要素」と「設定」の区別がつかないでイメージを書き出してるって事に気がついて、「設定は一切なし」ってルールを決めて物語(ストーリーライン)を作るようになりました。
これやってみると意外と難しいことに気がつくと思うけど、やってみれば凄い柔軟に対応できるしやれる事の幅が超広がることにも気がつくと思うよ。

例えば「アンパンマン」は、「アンパンからできたヒーロー」なんてのは設定だからそういうのは一切排除して、物語はというと「主人公が困ってる人を見つけて助け、その原因は悪役の仕業だと知って、悪役を倒す」っていう話になる。
ここで注目して欲しいのは、このストーリーラインは「アンパンからできたヒーロー」って「設定」を入れるからアンパンマンになるわけで、じゃあ、別の設定を入れたら別の話になるんじゃね? ってこと。
この設定なしのストーリーラインに不足してるのは「どうやって?」の部分で、「どうやって困ってる人を助けたか」「どうやって悪役を倒したか」。
この部分に、自分で考えてる「設定」をエピソード化してぶっこむと、設定を活用した物語が作れる。
アンパンマンだから「困ってる人にアンパンを食べさせて助ける」し「アンパンの顔が濡れてピンチになる」し「顔が新しくなって悪役をやっつける」わけです。
こういった設定を変えてしまえばコミカルにもシリアスにも、いかようにも対応できる。

アンパンマンの例は、掲示板だしかなり割愛して設定なしのストーリーラインにしたけど、適当な漫画でもアニメでもラノベでもいいから、既存作から設定を排除して純粋な「物語だけ」を抽出して考察してみると良いと思うよ。
そうすると「その物語で作者が言いたいこと」も見えてくるから、エピソード単位・シーン単位でやれば「あ、このシーン主人公がカッコいいとこを見せたいだけだな(主人公はカッコいいという設定をエピソードにしてる話)」とかわかるようになる。
逆算すれば「作者はこの設定をこういうエピソードで展開したのか」って勉強になるから、まあ別に勉強法は他にもあるだろうし私の言がすべてではないけど、ともかくそういうのを知っていくと、
実は「設定」から作るのも「物語」から作るのも、さして変わんねえな。って気がついたりする。

なにしろ、「設定」から作るとしても、それは結局のとこ お題小説 なんかでテーマを貰ってるのと変わらんから。
「主人公は超強い」というお題(設定)があって、それをエピソードにしてるに過ぎない。
お題小説の作品はだいたい3パターンあって、
1.「お題」を出しただけの作品。
2.「お題」を利用した作品。
3.「お題」をひねって解釈した作品。
下に行くほど難易度が高く、上に行くほど理解しやすい。
「設定」を書く、エピソード化するってのも同じ話で、3の捻った解釈をするとカッコいいんだけど読者に伝わりにくいから対象年齢が高くなるとか、1だと前スレで「説明しただけ」って書いたけど伝わりやすいけど芸がないので乱発すると読者にも飽きられやすい。
ちょっと脱線したけど、
結局のところ「設定」から作るっていうのは「これから物語にするネタを最初に列挙する」という行動で、「そっから物語を作る」ということはしなくちゃならない。
物語から作るか設定から作るかというお悩みはちょいちょい出てくるけど、最終的に作るのは物語なんだから、どっちが先かはなく作らなきゃならないもの。
そのために「お題小説」のような補助輪が欲しい、そういう書き方が自分には向いてる、そう思える人なら設定から入った方がいいと言えると思う。
そうでなければ、そもそも「物語」は作るんだから、最初から物語を作った方がいい。

ーーが、
物語先行で書いてて、先述した「設定フリーのストーリーラインを作って、「どうやって?」の部分で設定をぶっこむ」って書き方をすると、そもそも「どうやって?」の部分にぶっこむ設定の手札がなくて、いやいや設定から作って道具を潤沢に揃えてからストーリー作りに入ったほうがいいかも……! って思ったりもする。

まあ、そこでも試行錯誤して七転八倒して、最初に決めるのは「何を書きたいか」「どういった事を一番押し出したいか」で、その要素を決めて、「どうやって?」の部分は基本的にそういう要素に任せられるから、そっから設定フリーのストーリーラインを作って、そのストーリーラインを成立させるための設定を作って補強し、これらをまとめ整理しプロットに仕上げる。
って感じが自分の現状。

なんで最後に自分の現状を書いたのかっていうと、こんなものは正解はないので、とりあえず私が歩いた道はこんなんでした。って話で、これを聞いて「上手くいってる今の私の方法」を試したところで、たぶん他人は上手くいかないだろうと思う。
同じ失敗をして同じく苦悩して試行錯誤して、結果同じ回答にたどり着くなら上手く出来ると思うけど、普通は人それぞれ違う回答にたどり着くと思うから。
なので、あくまで参考ね。
最初は コツさえ覚えればあんま力量は関係ないと思うよ って書こうとしたんだけど、思いついたことを無計画につらつら書いてりゃ、十何年物書きしててもコンセプトはすぐズレてしまうね。

設定からストーリーを作るやり方は良くないのかの返信の返信の返信の返信

スレ主 和田慶彦 投稿日時: : 1

返信ありがとうございます。

つまり、
①アンパンマンとてんどんマンが出会う
②てんどんマンは頭に天丼を作れる
③バイキンマンは天丼が食べたいのでてんどんマンを襲う
④アンパンマンが戦うがピンチに
⑤てんどんマンの力を借りて力を合わせてやっつける

①キャラAとキャラBが出会う
②キャラBは特殊な力を持っている
③悪役は特殊な力を狙ってキャラBを襲う
④キャラAが戦うがピンチに
⑤キャラBの力を借りてやっつける
に分解して設定を変えて
①主人公がヒロインと出会う
②ヒロインは不思議な力を持っている
③悪の帝国が不思議な力を狙ってヒロインを襲う
④主人公が戦うがピンチに陥る
⑤ヒロインの不思議な力でパワーアップした主人公がやっつける
とすれば王道ファンタジーの出だしになる、という感じですか?
それならやれそうです!

>2.「お題」を利用した作品。
私としてはこれが理想ですね。
あまりクセのない、とっつきやすいストーリー構成にしたいです。
しかし書きたいことや面白みをもたせようということに囚われてぐにゃぐにゃしたストーリーに・・・
設定を話にする、という方向で、大筋のストーリーはシンプルにしようと思います。
しかし、「王道」と「手垢の付いた」ストーリーの区別がつかないんですよねえ・・・

カテゴリー : ストーリー スレッド: 設定からストーリーを作るやり方は良くないのか

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