追記
元記事を読む
ラノベの一般読者層の知性レベルは、テレビの想定視聴者くらいを想定すべきか?の返信(元記事)
リンク先を見てきました。
偏差値40云々よりも重要と思われる記述が散見されましたので、いくつか引用します。
(引用1)
もちろん、どれだけ偏差値が高くて頭でっかちな人だろうが、本能に訴える作戦は有効です。
人間は論理より感情が強い生き物なので、本能に訴えるPRは誰にも刺さります。
だから「言葉より五感」でCMを作ることで、幅広い層にアプローチできるPRが可能になるんですよね。
(引用1終わり)
(引用2)
上に挙げた3つの「偏差値40の人にも理解できるPR」の例は、どれもこれもマーケティングの基礎と言える重要な要素です。
(引用2終わり)
(引用3)
仕事で営業やマーケティングをやっている方ならよく分かると思いますが、とかく商品の販売やPRとなると、独りよがりになりがちなんですよね。
自分が「伝えたい」「伝えるべき」と思っている要素を相手に無理やり伝えて、魅力を感じてもらおうと必死になる。
でも、本当に必要なのはそうじゃなくて、「相手が魅力を理解して、価値を感じてくれる」ということ。
だから、最低限「誰にでも理解してもらえる説明」をする必要があるし、もっと言えば「相手に合わせた説明の仕方」をしなければいけないのです。
(引用3終わり)
(引用4・はあちゅう氏の真意)
そして、高偏差値の人ほど自分と違う人を「バカ」といって切り捨てるけど、君たちがバカと見下し、相手にしない人も「普通の人」、普通はそれぞれに違う、普通なんて存在しない、って意味になってるから、やっぱりこの言葉、私はいい言葉だと思います。
(引用4終わり)
以上は、私から特に補足する必要を感じないほど的確な説明になっていると思います。
「高偏差値」なクリエーターが他人をバカだと侮り、独りよがりな価値観を押し付けようとすることを戒める。そういう意味合いも含んでいることに注目してください。
追記
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1
まあ、一応まとめると、
・語彙はなるべく平易にして、読みやすさを心がける。
・作者の独りよがりに注意し、読者の求めるものを考慮する。
・感情や本能に訴える要素を盛り込む。
ということになるのではないでしょうか。
語彙にかぎって言えば、私のイメージでは無駄に硬い言葉や凝った比喩などは使わず、小学校高学年~中学生くらいが抵抗なく読めて、なおかつ幼稚な印象を与えない文章が理想かなと思っています。しかし小説を読むスキルは語彙力だけではなく、理解力、想像力、経験・知識なども係わってきます。それらは読者のレベルが高いか低いかで測れるものでもなく、それよりも何が好まれるかという方向で考える方がよいのではないかと思うんですね。
端的に言ってエンタメの場合は、読者の感情や本能を刺激する要素は必須。よく言われる「先に希望がもてない時代だから人生リセット型の異世界ファンタジーが好まれる」というのは今の読者の感情を読もうとしているわけだし、エロは本能の領分ですから。
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