異世界ファンタジーの数値化された能力についての返信
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異世界ファンタジーの数値化された能力について(元記事)
最近の異世界ファンタジー物は大抵の場合、ゲームの世界が舞台というわけでもないのに主人公の持つ能力をレベルやスキル、ステータス等、ゲームシステムのように数値化する傾向にあるように思いますが、これはなぜでしょうか?
ゲームであればストーリーの中でシステムに言及するのはメタ表現としてタブー視され、世界観に沿った表現に変更が加えられるのが普通だと思います。NPCがシステムに言及するときはプレイヤーに対する説明であって主人公に対する説明ではないはずです。NPC同士でポケモンの種族値がどうのといった会話は本来ありえません。
ライトノベルにおいて、特にゲーム世界が舞台ではない作品で登場人物の能力や強弱をゲームシステム的な数値によってあらわすことに関する世界観・設定上の理由、作中での説明で一般的なものは何でしょうか?
個人的にはスキルやステータスといった数値のみで強弱を示すものはあまり好みではありません。例えば、「200のダメージを与えた」だけではそれが致命傷なのかただのかすり傷程度なのかが判然としません。数値で強さを表すには比較対象や基準値が必要だと思いますが、それならば直接、常人なら死ぬであろう一撃を耐えた等と描写すればいいのではないでしょうか? わざわざ数値に置き換える必要は無い気がします。
ゲーム的な異世界について、数値化された能力について皆さんはどう思いますか?
異世界ファンタジーの数値化された能力についての返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
>例えば、「200のダメージを与えた」だけではそれが致命傷なのかただのかすり傷程度なのかが判然としません。数値で強さを表すには比較対象や基準値が必要だと思いますが、それならば直接、常人なら死ぬであろう一撃を耐えた等と描写すればいいのではないでしょうか? わざわざ数値に置き換える必要は無い気がします。
能力の数値化には、規格外の強さを表現しやすいというメリットはありますよ。
前段として200前後くらいのパラメータでしのぎを削る戦いを描写しておけば、そのあたりのレベルが普通の強さだということが読者の頭に入ります。以後はそれが「基準値」として活きるんです。そういう前提で7000くらいの力を持つキャラを登場させれば、そいつが桁外れに強いということが理解できますよね?
そもそも「桁外れ」という言葉からして数値そのものです。レベルが一桁違うというわけです。
例えば『オーバーロード』の主人公は第10位階魔法とそれを超える超位魔法というのが使えることになっているのですが、確かにこれだけだと第10位階というのがどれほどのものなのか分かりませんよね?
そこでまず、異世界の住人達に第2位階くらいの魔法について会話したり行使したりさせます。「第4位階だって?! バカな!」とか叫ばせたり、第7位階まで行くと誰も見たことさえなくて、そんな力は実在しないと信じられているほどだったり。
そこに主人公が第10位階魔法を炸裂させれば、彼の能力がいかにすごいかを実感させることができます。
『オーバーロード』の別のキャラは、死に物狂いの鍛錬で強くなったという相手を小指の先で一蹴し、「あいにく私の力はメートル単位なので、2ミリの差なんてみえない」みたいなことを嘯いていました。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界ファンタジーの数値化された能力について