主人公の初登場時の外見描写の返信
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主人公の初登場時の外見描写(元記事)
腰をゆうに超える長さの、僅かに青みがかった白銀の髪が照明を反射して輝く。透き通るように白い肌はまるで新雪や陶器のようだ。青空を思わせる白藍の瞳は、不思議と吸い寄せられる空虚さを感じさせる。その顔立ちは見る角度によって可憐な少女に、光の当たる角度によっては凛々しい少年にも見える中性的な容貌だった。ニコリとでも微笑んでみれば老若男女問わず魅了するであろう美貌はしかし、ピクリとも動かず人形の如く無表情であった。
主人公の外見描写なのですがくどかったり伝わりにくい描写はあるでしょうか?またこの描写を読んでどのようなキャラと思いますか?
主人公の初登場時の外見描写の返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 3
>この描写を読んでどのようなキャラと思いますか?
中性的とあるので、中性的な人物に思います。
腰まである銀髪、中性的、肌について触れてるのに衣服について触れてないので裸であるという印象。
>伝わりにくい描写はあるでしょうか?
作者が伝えたいモノの雰囲気は出ているんじゃないかと思います。
細かいことを言えば、いろいろペケをつける場所が多いです。
頼まれてないけど添削っぽいことを。
>腰をゆうに超える長さの、僅かに青みがかった白銀の髪が照明を反射して輝く。
「腰を~白銀の」までが「髪」を修飾する語句になっていて、めっちゃ長い。もっと文章を整理したほうが良い。単純に読みにくい。
>青空を思わせる白藍の瞳は、不思議と吸い寄せられる空虚さを感じさせる。
「思わせる」と「感じさせる」の意味が重複してる気がする。
また、この文の前は肌について書かれているけど、「新雪や陶器のようだ」「青空を思わせる」「空虚を感じさせる」と、比喩に一貫性がなく、このイメージをしてる人は並列してアレコレ同時に考えることがずいぶん得意なよう。
正直、正しいイメージをしてもらおうと作者が必死にひねり出した表現である、という感がすごいある。
外見を正しくイメージしてもらうより、そのキャラがどういう人物かを正しくイメージしてもらったほうが良いと思う。
それで言うと、「新雪」「青空」「空虚」とくるので、一貫性はないけど共通する印象は「触れ得ぬもの」という感じがあるので、ミステリアスな人物を印象付けられていると思う(しかしそうすると「陶器」は邪魔)。
そのとおりの人物像であるなら上手く作者のイメージを伝えられていると思う。
たぶんそのイメージは間違ってないと思うので、比喩選びのセンスは良い人なのかなと思います。
それと、「思わせる」「感じさせる」と書かれているということは「そう思った」「そう感じた」であろう人物がいて、その人物に視点をあわせている文章だと思われる。
これは主人公の外見について書かれているようなので、つまり、この文は第三者が主人公を見たときにどう感じているかを書いた文章(サブキャラ視点など)、ということになる。
……なる。けど、たぶん違うでしょう。
普通に三人称視点で書いたつもりなんじゃなかろうか。
その後も
>~~にも見える中性的な容貌だった。
と、いったい誰の視点から「そう見えた」のかわからない文章であったりするので、このあたり気をつけたほうがいいと思う。
これらは書き方次第で語り部を意識させてしまうので、三人称のつもりで書いているのだとするとペケをつけるところです。
でもまあ、こういうのは演出で知っててやってるのかもしれないし作品を読まないとわからんので、一応の指摘です。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 主人公の初登場時の外見描写