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ドラコンです。あまくささんが私の名前を出されましたので、横やり失礼します。
>この掲示板でも時々お見かけするドラコンさんが以前、作中に、「役儀により言葉を改める」というセリフを書かれていて、旧掲示板だかでやりとりしたことがあります。こんな言い回しは史料を読んでいてもむしろつかめません。
このネタ元は、『忠臣蔵』「松の廊下事件」の後、浅野内匠頭を取り調べる目付・多門伝八郎のセリフです。
ビデオ屋でDVDを借りて来るなら、『忠臣蔵』の中でも、外伝的性格のものではなく、「正統派」で、かつ2時間ドラマでなく、連続ドラマのものが良いでしょう。
でも、私はDVDを借りてこずに、Yahoo!の動画検索で、「松の廊下」で検索してヒットした下記の浪曲を参考にしました。
https://utaten.com/movie/sa15102930/
>ネットでも書籍でもしっかり調べたいなら、「参考文献イモヅル式」が有効な方法です。専門書籍なら必ず「引用・参考文献リスト」がついているので(これがない本はまともな専門書ではありません)、1冊読めば次に何を読めばいいか分かります。そうして辿っているうちに、かなり正確な知識が身についてきます。
これは同感です。時代小説風ファンタジー小説にも、巻末に参考文献リストが付いていることもありますね。例えば、中華風ファンタジー小説『金椛国春秋』(藤原悠希、角川文庫)には毎巻数冊程度ですが、参考文献リストがあります。
『金椛国春秋』の参考文献リストに挙げられ、他の中国史本にも引用・参考されることが多い本がありました。ただ、調べてみると絶版で新品が手に入りませんでした。2019年10月にこの本が再刊されたので、ネット書店で取寄せました。
多くの本で、引用・参考される本は、外れは少ないですよ。
ただ、この種の資料は、私が好きで読んでいるだけですからね。
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投稿者 ドラコン 投稿日時: : 1
ドラコンです。遅ればせながら、横やりついでに追記します。
読むせんさん、サタンさん、あまくささんもご指摘の通りですが、資料は集め出すときりがありません。資料を読むこと自体が好きのなら問題ないのですが、月に10冊買っても、読めるのが5冊だとすると、年に60冊未読の資料がたまります。
ゆずきさんのご質問は漠然としていますが、
>過去の歴史の庶民の暮らしを、話の都合上入れたいと思っています。
とのことでしたら、私でしたら「食」を優先的に押さえておきます。作中の生活を描くなら、「食」が手っ取り早い一案です。『映画ドラえもん』は、必ず食事の場面を入れることになっているようです(映画の中では、ジャイアンはかつ丼ばっかり食べています)。「食」から生活が見えてきます。
江戸時代の「食」について、1冊紹介します。
『幕末単身赴任 下級武士の食日記 増補版』(ちくま文庫、青木直己)
タイトル通り、単身赴任の下級武士の食生活に詳しく、「食」を通じでの単身赴任の下級武士の生活に具体的なイメージが持てる1冊。米を炊く時間や回数も書いてある。
私が下記リンク先に投稿した中華風ファンタジーでは、中華風世界であることを明らかにするため、中盤以降、大量に中華料理を出しました。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/review/novels/thread/1126
中華料理のネタ元は次の通りです。
・中国編ガイドブック
・中国旅行記
・中国食文化史のエッセイ
・Wikipediaの「中国料理」のページ
・Yahoo!の料理レシピ検索
異世界ファンタジーなら、モチーフにする国へ旅行した場合、食べてみたい料理を出すのが一つの手です。拙作の中華風ファンタジーもこの例です。
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