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主人公に愛嬌をもたせる方法の返信

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主人公に愛嬌をもたせる方法(元記事)

知り合いに書いた小説を読んでもらったところ「主人公(男)に隙がなさすぎて可愛げがなく、好感が持てない」と指摘されました
しかし、自分ではできる限り憎めないキャラとして書いたつもりだったので少し驚きました
メインヒロインに対して一途で誠実なところを書いたつもりです
また、気が弱いという弱点も設定し、性格も突飛にはなりすぎないように注意しました
それなのに好感が持てないと言われてしまったので、どうしたものかと頭を悩ませている状態です
そこで申し訳ないんですが、自分の主人公を憎めないキャラクターにできるようアイディアを貸してください
よろしくおねがいします

主人公に愛嬌をもたせる方法の返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 1

ぶっちゃけ読まなきゃわからないと思う。

何にでも当てはまるような回答をすると「弱点を作るべき」というものになりますが、それは既に設定したと書かれている。
でも、その弱点である「気が弱い」をちゃんと書けているのか? という事は読まなければわからないし、主人公のキャラクターに対して効果的な設定か? ということもわからない。

この「弱点」について少し掘り下げると、
なぜ弱点を作るべきかというと、人間は相手の弱い部分を見つけるとホッとするところがあるためです。例えば完璧超人な人物でも弱点を見つけると人間味を感じてしまう。
この人間味を作り出すために弱点というのは有効な手段だ、という事ですね。

なので、人間味が出せるのであれば文字通りの「弱い部分」である必要はないし、逆に人間味が出せないのであればいくら「弱点」を設定しても機能してないって事になります。
例えば才色兼備で運動神経も良く戦闘も一流で性格がキツめな女性がいるとして、こんな彼女に人間味をもたせるのであれば「大事なところで大ぽかをする」というドジな一面を持たせてやると一気に親しみやすくなる。
でも、例えばこんな女性の弱点として「男性と付き合ったことがなく苦手」という設定を用意したところで、あんまり上手くは機能しない。
才色兼備で運動神経が良く戦闘も一流で性格がキツめな女性という設定において「男性が苦手」って演出は効果的になる場面が少ないと思うためです。
やるなら、「そんな女性が結婚相手を探すために頑張る」とか「そんな女性との恋愛」といったシナリオなど、弱点の設定に偏った内容を用意しなけりゃ光らない。
一方で「大事なところでポカをする」というドジ設定だと、戦闘面でいざってときに罠が不発だったとか、大事な日に限って寝坊したとか、それを持ち前の優秀な能力と性格で必死に取り繕うという感じで、割とどこでもキャラを出せるしキャラクター性に対してドジ設定は相乗効果で多くの演出が出来る。

これは悪役に対しても同じで、なんか憎めない悪役や人気のある敵役など、
例えば小物の悪党であれば悪さをする前に間抜けな形で悪事がバレたり、あるいは人体実験の被験者として少女を拾ったと言い張る敵役だけどその少女はすくすくと成長して敵役の助手として優秀になっていたり。
人間味さえ出れば「弱点」である必要はなく、それはキャラクターの設定に対して効果的だろうか、というところで良し悪しがあるとは思う。
まあ、わかりやすい古典で言えば「不良が雨の日に捨て猫を拾う」というアレですね。
別に不良にとってその優しさは弱点ではないけど、そういう場面があることでただの不良ではないんだという人間味が生まれるわけですね。

ほんで、この人間味ってのも抽象的な表現で、例こそいくつか挙げたけど、具体的になんやねん、というと。
それについてはご友人が既に答えているでしょう。
つまり、
>主人公(男)に隙がなさすぎて可愛げがなく、好感が持てない
「隙」を作りましょう、ということではないかなと。
「気が弱い」は隙になってないか、隙として機能していない。キャラクター設定や物語のシナリオに対して隙を見せるような設定ではないのでしょう。
具体的にどんなものが良いのかは、キャラ設定や物語を知らないと例としても上げにくいので答えられませんが、
まあ、逆算して「気が弱い」に対してどんなキャラや物語が良いかと考えると、王道なら「最強か万能に近い力を持ってる尊大な性格の主人公」が「ひょんな事から学園へ通うことになり、友達という名の部下を作って新たな魔王軍を作ろうとする話」てな感じでしょうかね。
キーになってるのが「気が弱い」という事なので、「気が弱かったら台無しだよな」って性格の一例で、話は「気が弱かったら障害が多くて大変だろうな」という内容の一例を挙げたつもりです。
この例は別に「こうした方が良い」という例じゃなくて、「弱点」についての考え方の例です。
「気が弱かったら台無しだよな」って性格が良い。つまり「弱点」は性格や能力などキャラクターの記号となる部分に対して「台無し」になるものが理想的。
美人で頭もいい完璧な美少女、だけど致命的なところでポカする間抜け。台無しじゃん?
だから、言い換えると「この主人公の生い立ち的に気が弱い設定が合いそうだ」というような決め方をすると、それはおそらく弱点として機能しないでしょう。合わないもののほうが隙を生みやすいし人間味を出しやすいし、演出として機能しやすいので。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公に愛嬌をもたせる方法

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