実在する国や地域をモデルにするときの返信
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実在する国や地域をモデルにするとき(元記事)
こんにちは。
まだ具体的なプロットは出来ていませんが、アジア圏の文化が好きなので、中国やその周辺の国々の地理や文化をモデルにした架空の場所が舞台の小説のアイデアがあります。
科学的におかしい内容にはしたくないので、
「北に住む民族は背が高く、小麦をよく食べ、寒さを防ぐのに適した服を着ている」
「南に住む民族は小柄で、米をよく食べ、風通しの良い服を着ている」
といった、生物学的、気象学的な理由があって、現実にもモデルにした地域で見られる設定は残そうと思っています。
また
「南方に交易で栄えていて宝石のように美しい島々からなる国があり、主人公がそこで崇拝されている動物の骨をうっかり手にしてしまったために追われる身になる」
「西の山岳地帯に独自の文化を持つ王国があり、主人公の相棒が実はその国の王子だった」
など、具体的な国や地域をモデルにした設定も思いつきました。(ちなみに例に挙げた設定のモデルは、どちらも私が非常に憧れを持っている場所です)
しかし、あまり現実に近い設定にしてしまうと、書き方によって人種差別的に取られてしまったり(例えば、南方系の特徴があって社会的な地位が低い人物を登場させた場合など)、現実の政治的な問題を想起させてしまったりするのでは、という不安があります。
例えば『精霊の守り人』シリーズでは、やはりアジア的な世界観で、何となくこの辺りがモデルだろうかと分かりつつも現実とは違う設定になっていたと思いますが、やはりそうすべきでしょうか?
実在する国や地域をモデルにするときの返信
投稿者 ドラコン 投稿日時: : 0
ドラコンと申します。遅ればせながら、ご質問の件につき、私見を申し上げます。
>アジア圏の文化が好きなので、中国やその周辺の国々の地理や文化をモデルにした架空の場所が舞台の小説のアイデアがあります。
私も同じ構想を持っています。特に、中国のチベット自治区や新疆ウイグル自治区を考えています(前者については、プロローグのみですが、こちらの「小説のタイトル・プロローグ改善相談所」に投稿しています)。両方とも、独立問題があり、チベット族やウイグル族からすれば、異民族の漢族に支配されています。ただ、創作ですので、そういった事情はきれいさっぱり無視しました。負の要素は、物語を面白くする要素でなければ、無理して描くことはないかと存じます。
参考記事
「小説のタイトル・プロローグ改善相談所」
http://www.raitonoveru.jp/howto1/sekai/09.html
「リアリティはなぜ必要?」
http://www.raitonoveru.jp/howto1/sekai/10.html
浄瑠璃・歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』は、ご存じの通り「赤穂事件」を題材にしています。ですが、幕府を憚って(江戸時代、江戸時代に起きた武家の事件を取り上げると、上演禁止になりかねない)、時代設定を南北朝時代に移しています(詳しくは、リンク先冒頭をご参照のこと)。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 実在する国や地域をモデルにするとき