プロットの続き④
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プロットの続き③(元記事)
③青の国王立図書院で医学書に救いを求め、民間伝承を読みあさる日々。
ASDをかかえながらも、年若いアイルを心身ともに老老介護ならぬ障障介護する毎日。
「拳聖」の異名を聞きつけた不埒な輩どもが入門を口実に、豪雨のごとく門戸をたたく。
彼の心は今まさに壊れようとしていた。
ある日のことである。
街角でアイルの種族―――――白エルフを排斥することを目的とした過激派武装グループ「六族連合」に対抗しうる組織が勢力を伸ばし始めたとの噂を聞きつけた。
プロットの続き④
スレ主 壱番合戦 仁 投稿日時: : 0
④その組織こそ、「フォエイタンス」だった。
レイヤはフォエイタンスの総本部の門をたたき、「拳聖」の名に違わぬ戦闘力を見込まれて、第七遊撃部隊隊員に抜擢された。
最初の任務は、青の国にあるという「六族連合」の支部を叩き潰す事だった。
下っ端をことごとく蹴散らしてついに青の国の支部にたどり着く。
だが、そこに居た者は、青の国・近衛騎士団副団長ヤギュウ・シンイチ。
二つ名を「陰陽剣」という。
名前からわかる通り、彼も歴とした日本人である。
彼も実はアイルとは別の白エルフが人を食い殺すところを見てしまっていた。
アイルが破壊神になったところさえも立ち会っていたのでそれが決定打となり、白エルフを激しく憎悪していたのだ。
「拳聖」の愛と「陰陽剣」の正義が激しくぶつかり合い、英雄たちは文字通り殺し合った。
勝利の女神は「拳聖」に微笑むこととなった。
「陰陽剣」ヤギュウ・シンイチここに死す。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 処女作後編「アンズとデイゴの花を君へ」のプロットについて