処女作後編「アンズとデイゴの花を君へ」のプロットについての返信の返信
元記事を読む
処女作後編「アンズとデイゴの花を君へ」のプロットについての返信(元記事)
初めまして。早速ですが読ませていただきました。
残念感の正体はわかりませんが、もしかしたらそれは「読者が喜んでくれるのか」という不安ではないでしょうか?
この物語に対してこの結末でいいのか。これを読んだ読者は満足してくれるのか。などなど、これらの想いから来るものだと推測します。
私も結末にはいつも悩みます。このキャラで、この物語で、この設定で、こういう終わり方をして読者は満足するのだろうか?と。
以下はあらすじに対するツッコミになります。
・なぜヒロインは破壊神になってしまったのでしょうか?
・せっかく封印した破壊神を主人公が解放しちゃっていますが、大丈夫なのでしょうか? そんなことしたら拳聖どころか愚者呼ばわりされそうな気がします。記憶を失っていても戻ったら破壊神に逆戻りに?
・なぜ六族連合は白エルフを排他しようとしていたのでしょうか? もしも白エルフ=破壊神になる可能性がある?という理由なら排他もやむなしに思えます。
・なぜフォエイタンスは六族連合に対抗していたのでしょうか?
・日本人が出てきますが、この物語の舞台ってどうなっているんでしょうか? 日本人が異世界転移したのか、それとも日本と異世界が混ざっているのでしょうか?
・1億の大金を手に入れてヒロインの入院費用に充てていますが、それこそセレナに出させるべきではないでしょうか?
・ヒロインの病気は明らかにセレナのせいですよね? ということはセレナは死ぬのを見越して主人公に封印させたということになります。殺させたのはセレナ、殺したのは主人公という図式になりますが、主人公がそのことで葛藤している様子がないのが気になりました。それとラストでは主人公もヒロインも死ぬので、生き残ったセレナに間違いなく読者のヘイトが及ぶと思いますが、大丈夫なのでしょうか?
・王様が創造神になっていますが、これって真名をつければ誰でもなれるのでしょうか? 誰でもなれるなら国民全員が創造神になれてしまい、パワーバランスが崩れます。
・セレナの世界書に記述したことが現実になるなら、現之墨で「白エルフは滅亡する」と書けば目的は達成できてしまうのでは? もっと言えばこの便利アイテムを奪えばヒロインを助けられちゃいます。
・神術で主人公がセレナの寿命と等しくなっていますが、逆にセレナの寿命を主人公と等しくしてしまえば長生きできるのでは?
・物語にASDとPTSDの必要性が感じられないのですが、これには何か理由があるのでしょうか?
説明がないだけなのかもしれませんが、読んだ感じ「作者の都合」が所々に感じられるのが難点です。ラノベとはいえ筋道が通っていないと納得しない読者はいます。新人賞に送るのならば、下読みはまず落とすと思われます。ドラえもんですら映画ではポケットを落としたりして、秘密道具が使えなかったりします。
これを書いている時に思いましたが、もしかしたら残念感の正体はこの「作者の都合」なのかもしれません。
処女作後編「アンズとデイゴの花を君へ」のプロットについての返信の返信
スレ主 壱番合戦 仁 投稿日時: : 0
突っ込んで下さりありがとうございます。
いやー、実はこの話前編がありまして、そのあらすじ説明を端折っていたのが拙かったですね。
一つ一つお答えします。
①なぜヒロインは破壊神になってしまったのでしょうか?
A.アイルが幼いころに、オロトⅠ世に無理やり破壊神の真名を名付けられて、破壊の権能が暴走、その結果、記憶障害を発症、記憶が改ざんされてしまいました。
②王様が創造神になっていますが、これって真名をつければ誰でもなれるのでしょうか?
A.真名は適性が無い者に名付けると(アイルのように)暴走して周囲もろとも破滅します。
適性が有る者はごく少数です。
③
アイルは「進行性呪因性石灰化症候群」になる前から権能暴走による記憶障害を持っていましたが、封印直前に権能暴走が弱まり、記憶障害が改善されて正気に戻ります。
④セレナの世界書に記述したことが現実になるなら、現之墨で「白エルフは滅亡する」と書けば目的は達成できてしまうのでは?
A.神の権能には制限があります。
たとえば、「破壊神ゼ・ノ」なら、「《破壊》と《否定》」、維持神なら、「《維持》と《保護》」、創造神なら「《創造》と《肯定》」です。
従って、創造神「イ・フィミルリャ」になった王様は、何もないところから神器の力で万物を創り出すことと、形のない森羅万象に実体を与えることしかできません。
《破壊》と《否定》は破壊神の専売特許です。
もっと言うと神器はその神様専用です。
神様にしか扱えません。
⑤ヒロインの病気は明らかにセレナのせいですよね? ということはセレナは死ぬのを見越して主人公に封印させたということになります。
A.先の見通しの甘さによる完全な事故です。
セレナにとって、これほど強力な呪符を使うことは初めてでした。
封印するっつっても、まさかここまで強力な呪いが掛かるとは本柱(ほんちゅう)も思っていなかったようです。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 処女作後編「アンズとデイゴの花を君へ」のプロットについて