悪役の終わらせ方の返信の返信
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悪役の終わらせ方の返信(元記事)
どんな物語でも、結末にはこの2つの軸しかありません。
1、幸せと不幸
2、勝利と敗北
つまり、この4つのパターンがあることになります。
1、勝って幸せになる
2、勝って不幸せになる
3、負けて幸せになる
4、負けて不幸せになる
「すっきり」が負けた悪役を傷つけない結末とするならば、「3」しかないでしょう。
そこで、「幸せ」を具体的に考えることが必要になります。
大きく分ければ、この2つでしょう。
1、欲望の充足
2、生き方への充実
「1」ならば、負けても欲しいものが手に入ればいいことになります。
モーツァルトの『魔笛』では、主人公と対照されるダメ男のパパゲーノは、最後に愛するパパゲーナと結ばれます。
敗れた悪役の男女が恋に落ちて、次の新天地を探して旅立つという結末もあり得るでしょう。
「2」であれば、負けたことで悪役を本来の生き方に戻せばいいのです。
聖悠紀『超人ロック』ならば、「人生をリセットさせる」というパターンになります。
赤ん坊に戻したり、記憶を全て消したり、別人として生まれ変わらせたり。
この変形としては、「悪役が全く反省しない」というパターンもあり得るでしょう。つまり、「負けたことをまったく気にしない」わけです。
江戸川乱歩『黄金仮面』で名探偵・明智小五郎と対決したアルセーヌ・ルパンは、死んではいけない悪役です。
三谷幸喜のTVドラマ『合い言葉は勇気』で津川雅彦さんが演じた悪徳弁護士・網干も、自分の生き方を曲げることはありません。
「悪役のすっきりした末路」としては、「負けても本人が納得する」方法を工夫すればよいといえるでしょう。
悪役の終わらせ方の返信の返信
スレ主 紗菜 投稿日時: : 0
返信ありがとうございます。
四つの色分け、確かに当てはまります。
頭が整理されました。
私の場合、悪役を傷つけない『すっきり』というよりは、読者からして締まりがいい結末、と思っていました。
ですが、確かに兵藤さんの言われるような結末にも納得できます。
「幸せ」について具体的に考えると言うこと。
勝負のその先に何があるかを考えるのが欠落していたと気づきました。(主人公サイド・悪役サイド関わらず)
ありがとうございます!