和風ファンタジーを書きたいのですが、どこまで勉強すればいいのでしょうか?の返信
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和風ファンタジーを書きたいのですが、どこまで勉強すればいいのでしょうか?(元記事)
タイトルの通り、私は和風ファンタジー風の作品を描きたいです。舞台は現代日本なのですが、その時代で隠れて生きる妖怪たちを題材に作品を書きたいのです。
その上で、物語の題材ってどこまで勉強したらいいのでしょうか?
妖怪はもちろんでしょうが、昔話や古典、古文なんかも勉強したほうがいいですかね?というかどこまで勉強すればいい作品が作れるのかわかりません。
どうしましょう?何かいい教材はありませんか?
和風ファンタジーを書きたいのですが、どこまで勉強すればいいのでしょうか?の返信
投稿者 読むせん 投稿日時: : 2
執拗に現れてみる
和風ファンタジーにおいて、重要になるのは【いつの時代の和風にしたいか】ですね。
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今流行りの両面宿儺は、たぶん西遊記とか中国の神話に出てくる異形の神とかをルーツとするものだと思う。
古墳時代~飛鳥時代くらいになるんじゃね?名前に使われている「宿儺」はスクナヒコナ―――—少名毘古那神とは同音異字で無関係なのが、いまだにモヤモヤする。
ちなみに呪術廻戦に使われている両面宿儺はネットの怖い話の方であるリョウメンスクナ————明治ぐらいにインチキ教祖のデタラメ蟲毒で作られてしまった奇形の青年の遺骸を祀った「まがい神」の方だと思う。
大ムカデと白蛇の神話は飛鳥後期だってさ
平安時代風だと「怨み」とかが主体。藤原氏による謀略の時代なので土蜘蛛とか酒呑童子とかの一方、民家に出たりします。百鬼夜行とかもこの時代にできた設定だったはず。・・・・・民衆にフラストレーションが溜まっていたのでしょう。
仏教、修験道はここらへんからブームが来て、派生で鬼神や仏敵、天狗道に堕ちた堕落者なんかも出るかな?
平安末期には平家を主体にした武士の台頭が始まります。妖怪たちも武士の居る所に現れ始める。不気味で病気を運ぶ程度の鬼達が物理的に牙を剥き始めます。ここらへんは地元にいる珍生物とかも妖怪あつかいされて出ている場合が多いみたい。のぶすま(モモンガ、空飛ぶ座布団サイズなの)とか。
鎌倉~室町までが【犬夜叉】【どろろ】の設定時代。
人の心も荒みまくり夜盗とか野武士が出まくるため、人の方が怖い怪談が多いよ。平家の落人を筆頭に胸糞が加速。コトリバコなんかも、これくらいの時代がメインだと思う。実は妖怪自体は少ない。語り継げそうな人間がそもそも死んでいるからね。
安土桃山
織田信長つおいぞ。
貴様はヒトラーか!?ってツッコミたくなるほど、織田信長はオカルティックな物にも興味津々だったとかで、あちこちの怪異グッズや現地に祀られている遺跡や秘仏、御神体を略奪したらしいってのをNHKの番組でチラッと見かけたよ。
もう妖怪より人の方が怖い。
江戸時代
ここらへんで洒落者の絵師、鳥山石燕さん当たりがこいつらに【妖怪】という通称をラベリングしたとされるっぽい
大流行したのは贅沢禁止令が出て、春画や美人画、役者絵の倫理規制が強まった時代に、上記に当たらないジャンルだからokでしょ!!と台頭したっぽいね。批判とか風刺を意識したデザインをつけられているそうです。
妖怪という概念がイラストつきのモンスターデザイン化されたのはココから。
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ラベリングも難しいネタです。
たしか古い時代は【もの】あるいは【おに】とされていた感じ。たしか中国ではオカルト案件は全て【鬼】と表記されるので、その思想を輸入してきたんじゃね?くらいのノリだったと思う。
【物の怪】は平安くらいっぽい?当時の物は者と同義語か扱いが器物に者を当てるくらいのノリだったっけ?ともかく【よく分かんない物の怪現象】くらいのノリを略した程度っぽい。
あとは詳しい人が、訂正入れてくれるぜ☆
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・・・・・たぶん、こういうのは求めてないっしょ?
たんに妖怪のクリーチャー名前だけ検索できる本を買って、ナーロッパのモンスターやハーレム要員として使うくらいが良いと思います。
そもそも、お茶の間の時代劇とかナーロッパに近いノリで作られている【すーぱー時代劇空間】なので、あんま気にしなくていいらしいよ。
時代考証しだいで東京タワーかスカイツリーか・・・・ポケベルと公衆電話とスマホとガラケーと駅の伝言板くらいの誤差はスルーされるのが時代劇とナーロッパ。
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