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良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信

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良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法(元記事)

キャラクターの作り方に悩んでおります。
初めに自分はテーマと、大まかなストーリーを作ったあとに、それにあったキャラクターを作成しているのですが、いざそのキャラをストーリーに組み込んで話を進めた場合、セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされているようで、キャラが淡白に感じます。
これはキャラクターの根幹が定まってないせいでしょうか?

ストーリーを作る前にキャラクターを作っている作家さんもいらっしゃいますが、ストーリーを作る前からキャラクターを作成するにはどうすればいいですか?
その方達はストーリーを作る前に、小説のテーマにあったキャラクターを作成しているだけでしょうか?
アドバイスお願いします

良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信

投稿者 あざらし 投稿日時: : 0

まずはタイトルの一部から。
ストーリーを作る前にキャラクターを作る』
こっちに関しては杞憂でしょう。
迷いを深めるだけだと思いますよ。
以下、執筆はせず単なる物語好きの見解です。

1)キャラクターが最も魅力的に輝く
2)物語が最も魅力的に輝く

1)はストーリーのこと。2)がキャラクターです。
映画・小説・漫画、よく嗜むのはこの三つで、舞台その他は年に数本ですが、名作や傑作は(対象年齢によって多少の比率が異なる傾向はありますが)例外なくこういった関係にあります。
わかりきったことを書きましたが、両者は密接に関係しています。あえて書いてもラノベならばキャラクター重視の傾向を強くする、ぐらいでしょう。

たとえば、そうですね、ちょうど最新巻を読んだところですので【のんのんびより】にしましょうか。
同作で、キャラ立ってるな、というと《れんちょん》が真っ先に浮かびましたが、いくら良いキャラでもゾンビものには合いません。登場してもシュールなだけです。
【アイアムアヒーロー】に出してもえらい悲しい喰われるだけの存在になっちゃいますし、メインキャストで成立させるとキャラか物語のいずれかをつぶすことになります。
なんとかいけそうで共通項のギャグテイストを持つ【ゾンビランドサガ】が精一杯。基本的にゾンビという特徴が強すぎ、それを若干薄めのキャラでバランスをとってますので、いずれにせよキャラが立ちすぎて物語を喰っちゃいます。1)と2)を両立させるには『そのまま』とは行かないでしょう。
極端な例を出しましたが良いキャラも物語も、それ単独ではなく、両方揃って支え合ってこそです。

『キャラクター未定だが、ストーリーから考える』
この順序は出来る、というか一般的ですよね。
もうひとつ、
『物語のジャンルを決め、キャラクターを作る』
これも出来るでしょう。

さて本題。

>ストーリーを作る前にキャラクターを作っている作家さんもいらっしゃいます

さすがに無理でしょ。
いや、インタビュー記事で『キャラクターから作る』と仰ってる方は確かにいらっしゃいます。それも結構大勢いらっしゃることは存じ上げています。
でも言葉通りではなく、つまり前提が存在する話であって”純然とした順序”ではない。
というのも、そう答えていらっしゃる方は大枠の作風が著者として固定されてます。
5本6本と世に送り出されている著者でも大枠だけは存在している。
これは悪い意味ではなく、どの作品をみても、恋愛を大きな柱にしてたり、アクション戦闘を柱にしてたり、はたまたギャグテイストだったり、時には舞台設定だったりといった具合にです。
著者自身が無意識にでもジャンルや雰囲気などを自作で固定しているから出てきた言葉が『キャラクターから作る』であって、純然とした意味で『ストーリーが全く存在しないのにキャラクターから作る』ではありません。
ぼんやりとしたイメージで良いと思いますので、キャラクターはそれから。でないと作品にあったキャラは作れないはずです。

作風を固定させない、ギャグっぽいのも超シリアスでも、なんでも書く、ジャンルすらをも固定しないというタイプの著者さんに、キャラクターからってのは見受けられません。特定の著者のファンになるとインタビュー記事も読みますが、少なくとも私はお目にかかったことがありません。

あえて一番考えられる例外をあげておきますが、私の根拠がインタビュー記事にある点です。
つまりプロが対象です。当然ながら無名の素人にインタビューなんて誰もやらない。
当たるかどうか、おもしろいかどうかは別にして、最低限のレベルをクリアしているプロではなくアマチュアだとあり得るかも知れません。

>セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされているようで、キャラが淡白に感じます。

ライトノベルとして書かれているならば、ちょっと辛いですね。
ただこれ、思い当たる原因が多すぎます。
そもそもでいえば『セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされている』これこそ、キャラクターが出来てないのが理由だと思います。

ももすきさんが大好きな作品に出てくるキャラクター、これはおそらく数人はあげられると思いますが、そういった中で内面(性格)に魅力を感じるキャラクターをひとり選んでみて下さい。
そのキャラクターが『雨の中、道ばたで捨てられている子猫』を見つけたとしましょう。
ベタなシーンですが、その子猫を放置すれば死ぬであろう時、キャラクターが取るであろう行動が想像できるでしょうか?
では、その行動に対して通りすがりのおっさんが『どうして、そんなことをするんだい?』と訪ねたとき、どう答えるでしょうか?
もちろん、ももすきさんが、ではなくキャラクターがです。

どっちも答えられるならば、『そのようにキャラクターを作って下さい』となります。答えられないならば、問題の根がかなり深い。
おそらくは答えられると思いますので、このまま話を続けます。

そのキャラクターが登場する作品名をウィキペディアで結構ですから検索してみましょう。
そんな熱狂的に好きな訳じゃないんですが、話の流れで冒頭で書いた【のんのんびより】でやってみましょうか。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%82%93%E3%81%AE%E3%82%93%E3%81%B3%E3%82%88%E3%82%8A#%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9

有志によるフリー百科事典、ひらたくいえば『その作品がすげぇ好き』なファンが書いているわけですが、作品を通してこれだけの情報を掴んでいるということです。
ここに書いてある登場人物の情報、最低限これぐらいを決めてから執筆されることをお勧めします。

言い方をかえれば、『もし、ここで書かれているような情報がももすきさんの作中キャラに存在しないなら、根本的にキャラクターができあがってない』ということです。そりゃキャラが淡泊であたりまえ。
人生ゲームのコマに乗っかってる棒状の人でしかありませんから、セリフなんて喋ってくれません。

最低でも、
年齢・生年月日・身長・体格・家族構成・一人称・あだ名・好き嫌い・口癖・癖・登場人物との相関関係・登場人物による呼称の区別、必要に応じて宗教や死生観。こういった事を元にして大ぐくりの性格傾向を箇条書きで10行程度。
これぐらいは最低限いると思います。
だってですね、赤の他人が産み出したであろう前述にある、ももすきさんの好きなキャラ、生年月日なんかの数字的なことはともかく、薄ぼんやりとでも『こうかな?』ぐらいが浮かぶはずなんです。
これはイメージができあがっているということに他なりません。

マズいのは作中で使われないことは著者でさえ全く決めてない。
アマチュア作品で『たぶんコレ、著者がキャラクターのことをよく知らないよね』という印象を抱くことが結構あります。
これはね、バレます。
大概は物語もおもしろくなく、おおよそ途中で読むのを辞めちゃうパターンです。

ざっくりと書きましたが、魅力的なキャラクターとストーリーを産みだして下さい。
両輪が揃って、おもしろい物語になります。
ではでは、おもしろい物語お待ちしております。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法

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