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良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法 (No: 1)
スレ主 ももすき 投稿日時:
キャラクターの作り方に悩んでおります。
初めに自分はテーマと、大まかなストーリーを作ったあとに、それにあったキャラクターを作成しているのですが、いざそのキャラをストーリーに組み込んで話を進めた場合、セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされているようで、キャラが淡白に感じます。
これはキャラクターの根幹が定まってないせいでしょうか?
ストーリーを作る前にキャラクターを作っている作家さんもいらっしゃいますが、ストーリーを作る前からキャラクターを作成するにはどうすればいいですか?
その方達はストーリーを作る前に、小説のテーマにあったキャラクターを作成しているだけでしょうか?
アドバイスお願いします
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信 (No: 2)
投稿日時:
良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信 (No: 3)
投稿日時:
テーマが邪魔なのでは?
例えばコメディーにしようとか、泣ける話にしようくらいならいいテーマだと思いますが、なんか具体的なテーマを前提にしちゃうと、『ずれ』られなくなり、キャラの心を縛る枷(かせ)になることはあります。
そのキャラに愛着はありますか?その上で尋ねますと、そのキャラは本当にそういう動きをする子ですか?
良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信 (No: 5)
投稿日時:
人それぞれだと思うので、決まった方法があるわけではないと思う。
少なくとも私の場合はという個人的な手段でしかありませんが、経験から答えればキャラクター単体・ストーリー単体で考えるとお互いを馴染ませるのが大変だ、という事です。
ただこれは、「メインストーリーと一緒に考える」というわけではないです。
単純に「そのキャラのエピソード」を考えてるだけで、あとで「メインストーリー」と「キャラのエピソード」をくっつけています。
ええと、わかるとは思うんだけど、「キャラ」と「キャラのエピソード」が関連付いてて、「キャラのエピソード」と「メインストーリー」は同じ「物語」なので簡単に混ぜられるので、結果的に「キャラ」と「ストーリー」が馴染んでくれる、という感じ。
「キャラのエピソード」は、サブプロットに出来るような何らかの話題性を持つ物語として考えてもいいんだけど、あんまりデカい話題にするとメインストーリーが霞んでしまうので、「キャラらしさが見られるエピソード」を考えるという感じで、だいたい小ネタです。
こうするとキャラとメインストーリーを分けて考えても、つまり物語より先にキャラを考えても、「キャラと物語を一緒に考えてる」と言えるでしょ。
その物語をメインストーリーに乗っけるかどうかは別として、「キャラだけ」を事前に考えられる。
まあ、「キャラのエピソード」は「キャラらしさ」をテーマにしてるので、メインストーリーでコレを乗っけるという事は「キャラを立てる」という事にも繋がるためページが許す限り書いていきますが。
ほんで、まあ、私基準の私の創作論での答えという程度の話ですが、
>これはキャラクターの根幹が定まってないせいでしょうか?
キャラが淡白になる、話に動かされてるだけ、というのは単純にキャラが立ってないからです。
作中のキャラの行動は、基本的に「キャラがその行動を選択してる」というだけで、「何かに動かされてるようだ」という事は本来ないハズなんですよ。
でもそう感じてしまうのは、単純な消去法で「そのキャラの行動が理解できない・納得できない」という思いがあるため、結果的に「シナリオがそうなってるからこう動いている」という答えに行き着いてしまうからだ、と考えます。
論理的に「こういう理由でキャラは行動する」と仕上げても同じ話で、シナリオでそうなってるからそう動いているだけ、と感じてしまうわけですね。
なので解決策は単純に「キャラを立てる」ってことです。
「キャラ」が「動く」という事に説得力があれば、その言動は「そのキャラらしい選択」なので、淡白にも「動かされてる」という感覚にもならないのではと思います。
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良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信 (No: 6)
投稿日時:
以下の方法は他人にお勧めできるかどうか定かではありませんが。
私もアイデアやストーリーを先に考えてからキャラを作ることが多いです。
で、キャラなんですが、作品の内容に合わせて実写映画かアニメかマンガのどれかをイメージして、頭の中でキャスティングしてしまいますね。
例えば史劇風のファンタジーなら欧米のそういう感じの映画をイメージします。ラノベだったらたいていアニメです。実際にある特定のアニメ作品ではなく、自分が考えているストーリーをアニメにしたらどんな感じになるかを想像し、頭の中でアニメ風の二次元キャラを視覚的に思い浮かべます。アニメっぽい動き、アニメっぽい表情。セリフを考えている時は、脳内で声優の声が聞こえています。
ラノベとアニメは相性がいいようで、こうするとわりとキャラが動いてくれますよ。
良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信 (No: 7)
投稿日時:
作家の創作論となりますと、私のような志望者、しかも駆け出しに教えるつもりでない限り、手慣れた人の手法になってしまいます。そのままでは真似られません。
キャラから作るか、ストーリーから作るかですと、実はどちらかだけを先に作るのは事実上不可能だと思います。世界(でありストーリーでもある、要はキャラの置かれる環境)と無関係に成り立つキャラは存在できません。世界と関わることによってキャラが描写されるわけですので。
また、世界(ストーリー)がキャラ(人間なし)で成り立つこともあり得ません。キャラ同士の絡み合いによって世界が形作られるわけですので。キャラとストーリーは基本的に不可分です。とはいえ、キャラとストーリーを同時にぱっと発想するなんて、熟練者でもない限り不可能です。どちらかを優先して考える必要があります。ももすきさんはストーリーを先に考えるタイプのようですね。
ストーリーが先だとすると、キャラは曖昧です。例えば、中世風ファンタジーで「姫が魔物に連れ去られ、騎士が救出に赴き、魔物を倒す」というストーリーを考えたとします。キャラが曖昧なまま、ストーリーを進めると、ドラマが生じにくくなります。キャラの個性設定をまだ際立たせてないからです。姫、騎士、魔物なんてのは数多のパターンがあるわけで、自分の作品を読んでもらうには、それぞれのキャラに他にはないセールスポイントが必要なはずです。
仮の定義ですが、ストーリーがどう話が進むかだとすると、ドラマはストーリーがどう停滞し、どう停滞が打破されてストーリーに戻るかです。ドラマはコンフリクト(葛藤、衝突、矛盾、対立、闘争等々の「あっちか、こっちか」みたいに決められないもの)によって発生します。
上記の、騎士が魔物を倒す、ですと、例えば「魔物が姫を人質にしてしまう」ですね。騎士は、姫を救出しようと魔物に斬りかかれば姫が殺されるという困難に直面します。魔物が姫をさらった目的を明確化すると、例えば「后に迎えるため」。となると、騎士には「救出しようとすると姫が死ぬ、救出しないなら姫は魔物の后にされてしまう」というジレンマが生じてきます。
そうなって騎士がどうするか、と考え始めると、騎士の性格、性格を作る経歴や出自を考えないといけないことに気が付きます。意思決定には性格や経験が大きく関わりますので。例えば、騎士は密かに姫に思いを寄せているのか、あるいは仕える王に極めて忠実なのか、はたまた魔物に強い憎悪を抱いているのか、などです。
こうしてキャラを固めていきますと、ストーリー自体に無理が出ることもあります。例えば「騎士は姫を心底愛しているので、姫にリスクが生じることに耐えられない」とすれば、「魔物を倒す」という解決にできなくなったりします。
ストーリーを変えると、ストーリーに適したキャラにも微妙な変化が生じてきます。「そのストーリーにぴったりのキャラだと、その場面にはこうするはずだ、となると一途な性格ではなくて……」という感じですね。こんな具合で、主にプロット段階で、ストーリー→キャラ→ストーリー→キャラ→…と延々と調整が続きます。
(これを、サブキャラ、モブキャラから見ても自然になるようにやるので、手間ではあるけど、手を抜くと不自然な話になりがち。)
キャラクターの根幹が定まらないから、ストーリーに動かされるだけのキャラになるわけではないと思います。まだ調整が足りてないんです。しかし、キャラがストーリーをなぞるだけの印象になってしまうのは、別の要因が隠れていることがあります。
例えば、なんでも学校の先生の言う通りにする高校生主人公がいるとします(問題が発生すると、すぐ先生に相談し、アドバイスを実行する主人公)。ラストまでそのままだと、学校の先生が事実上の主人公になってしまいますよね。
これが、作者と主人公であればどうか。作者の言う通りにする主人公だと、作者が事実上の主人公になってしまいます。「操り人形」などとも言われるキャラです。演じているが生きていない。操り人形を避けるには、キャラが自分で意思決定する必要があります。
しかし、自分で考えて動かすしかないわけですよね。キャラを設定したら、後はAIが動かしてくれるなんてことは、まだ現状の技術ではできていませんから。できるだけ、「こういう人がいたら、こういうケースではこうするんじゃないか」と想像を巡らせるしかありません。
そのための基礎として、キャラの経歴書を作る人もいるようです。どこ生まれで、家庭環境がどうで、どういう教育を受けて、経歴はこうで、だから性格は、みたいに作るそうです。性格も「怒りっぽい」ではなく、もっとピンポイントに「髪形を貶されるとキレる」とか(お分かりと思いますが、ジョジョの仗助です)。
さらに、キャラにインタビューする人もいます。バトンと呼ばれる手法だそうです。質問表作って、キャラに聞いて答えてもらうわけですね。そのキャラらしい回答だけでなく、複数のキャラに同じ質問をして、どう回答が異なるかもポイントになってきます。
キャラ作りも苦労するわけですね。そこまでして作ったキャラであれば、「こういう事態に遭遇したら、このキャラはどうするか」も考えられるようになるはずです。要は、キャラから発想するなら、とことんキャラを練る必要がありそうということになります。どちらかというと、熟練者向きかもしれません。
良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
意味不明になる誤記がありました。お詫びして、以下のように修正します。
誤> また、世界(ストーリー)が『キャラ(人間なし)で』成り立つこともあり得ません。
正> また、世界(ストーリー)が『キャラ(人間)なしで』成り立つこともあり得ません。
大変申し訳ありません。
良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信 (No: 9)
投稿日時:
まず、テーマを決める前に「読者様に何を伝えたいか」を考えましょうか。
要するにメッセージ性を籠めましょうということでございます。
とはいっても、そんなに高尚な禅問答を選ぶ必要は余りなくて、読者様に言いたいこと、楽しんでもらいたいシーン、伝えたい気持ちから着想を得ることが大事でございます。
そこからキャラクターなり世界観なり自由に考えればよろしゅうございますよ。
それではでは。
良いキャラを作る方法、ストーリーを作る前にキャラクターを作る方法の返信 (No: 10)
投稿日時:
まずはタイトルの一部から。
『ストーリーを作る前にキャラクターを作る』
こっちに関しては杞憂でしょう。
迷いを深めるだけだと思いますよ。
以下、執筆はせず単なる物語好きの見解です。
1)キャラクターが最も魅力的に輝く
2)物語が最も魅力的に輝く
1)はストーリーのこと。2)がキャラクターです。
映画・小説・漫画、よく嗜むのはこの三つで、舞台その他は年に数本ですが、名作や傑作は(対象年齢によって多少の比率が異なる傾向はありますが)例外なくこういった関係にあります。
わかりきったことを書きましたが、両者は密接に関係しています。あえて書いてもラノベならばキャラクター重視の傾向を強くする、ぐらいでしょう。
たとえば、そうですね、ちょうど最新巻を読んだところですので【のんのんびより】にしましょうか。
同作で、キャラ立ってるな、というと《れんちょん》が真っ先に浮かびましたが、いくら良いキャラでもゾンビものには合いません。登場してもシュールなだけです。
【アイアムアヒーロー】に出してもえらい悲しい喰われるだけの存在になっちゃいますし、メインキャストで成立させるとキャラか物語のいずれかをつぶすことになります。
なんとかいけそうで共通項のギャグテイストを持つ【ゾンビランドサガ】が精一杯。基本的にゾンビという特徴が強すぎ、それを若干薄めのキャラでバランスをとってますので、いずれにせよキャラが立ちすぎて物語を喰っちゃいます。1)と2)を両立させるには『そのまま』とは行かないでしょう。
極端な例を出しましたが良いキャラも物語も、それ単独ではなく、両方揃って支え合ってこそです。
『キャラクター未定だが、ストーリーから考える』
この順序は出来る、というか一般的ですよね。
もうひとつ、
『物語のジャンルを決め、キャラクターを作る』
これも出来るでしょう。
さて本題。
>ストーリーを作る前にキャラクターを作っている作家さんもいらっしゃいます
さすがに無理でしょ。
いや、インタビュー記事で『キャラクターから作る』と仰ってる方は確かにいらっしゃいます。それも結構大勢いらっしゃることは存じ上げています。
でも言葉通りではなく、つまり前提が存在する話であって”純然とした順序”ではない。
というのも、そう答えていらっしゃる方は大枠の作風が著者として固定されてます。
5本6本と世に送り出されている著者でも大枠だけは存在している。
これは悪い意味ではなく、どの作品をみても、恋愛を大きな柱にしてたり、アクション戦闘を柱にしてたり、はたまたギャグテイストだったり、時には舞台設定だったりといった具合にです。
著者自身が無意識にでもジャンルや雰囲気などを自作で固定しているから出てきた言葉が『キャラクターから作る』であって、純然とした意味で『ストーリーが全く存在しないのにキャラクターから作る』ではありません。
ぼんやりとしたイメージで良いと思いますので、キャラクターはそれから。でないと作品にあったキャラは作れないはずです。
作風を固定させない、ギャグっぽいのも超シリアスでも、なんでも書く、ジャンルすらをも固定しないというタイプの著者さんに、キャラクターからってのは見受けられません。特定の著者のファンになるとインタビュー記事も読みますが、少なくとも私はお目にかかったことがありません。
あえて一番考えられる例外をあげておきますが、私の根拠がインタビュー記事にある点です。
つまりプロが対象です。当然ながら無名の素人にインタビューなんて誰もやらない。
当たるかどうか、おもしろいかどうかは別にして、最低限のレベルをクリアしているプロではなくアマチュアだとあり得るかも知れません。
>セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされているようで、キャラが淡白に感じます。
ライトノベルとして書かれているならば、ちょっと辛いですね。
ただこれ、思い当たる原因が多すぎます。
そもそもでいえば『セリフが思い浮かばなかったり、キャラがストーリーに動かされている』これこそ、キャラクターが出来てないのが理由だと思います。
ももすきさんが大好きな作品に出てくるキャラクター、これはおそらく数人はあげられると思いますが、そういった中で内面(性格)に魅力を感じるキャラクターをひとり選んでみて下さい。
そのキャラクターが『雨の中、道ばたで捨てられている子猫』を見つけたとしましょう。
ベタなシーンですが、その子猫を放置すれば死ぬであろう時、キャラクターが取るであろう行動が想像できるでしょうか?
では、その行動に対して通りすがりのおっさんが『どうして、そんなことをするんだい?』と訪ねたとき、どう答えるでしょうか?
もちろん、ももすきさんが、ではなくキャラクターがです。
どっちも答えられるならば、『そのようにキャラクターを作って下さい』となります。答えられないならば、問題の根がかなり深い。
おそらくは答えられると思いますので、このまま話を続けます。
そのキャラクターが登場する作品名をウィキペディアで結構ですから検索してみましょう。
そんな熱狂的に好きな訳じゃないんですが、話の流れで冒頭で書いた【のんのんびより】でやってみましょうか。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%82%93%E3%81%AE%E3%82%93%E3%81%B3%E3%82%88%E3%82%8A#%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9
有志によるフリー百科事典、ひらたくいえば『その作品がすげぇ好き』なファンが書いているわけですが、作品を通してこれだけの情報を掴んでいるということです。
ここに書いてある登場人物の情報、最低限これぐらいを決めてから執筆されることをお勧めします。
言い方をかえれば、『もし、ここで書かれているような情報がももすきさんの作中キャラに存在しないなら、根本的にキャラクターができあがってない』ということです。そりゃキャラが淡泊であたりまえ。
人生ゲームのコマに乗っかってる棒状の人でしかありませんから、セリフなんて喋ってくれません。
最低でも、
年齢・生年月日・身長・体格・家族構成・一人称・あだ名・好き嫌い・口癖・癖・登場人物との相関関係・登場人物による呼称の区別、必要に応じて宗教や死生観。こういった事を元にして大ぐくりの性格傾向を箇条書きで10行程度。
これぐらいは最低限いると思います。
だってですね、赤の他人が産み出したであろう前述にある、ももすきさんの好きなキャラ、生年月日なんかの数字的なことはともかく、薄ぼんやりとでも『こうかな?』ぐらいが浮かぶはずなんです。
これはイメージができあがっているということに他なりません。
マズいのは作中で使われないことは著者でさえ全く決めてない。
アマチュア作品で『たぶんコレ、著者がキャラクターのことをよく知らないよね』という印象を抱くことが結構あります。
これはね、バレます。
大概は物語もおもしろくなく、おおよそ途中で読むのを辞めちゃうパターンです。
ざっくりと書きましたが、魅力的なキャラクターとストーリーを産みだして下さい。
両輪が揃って、おもしろい物語になります。
ではでは、おもしろい物語お待ちしております。