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小説と絵本の文体の違い (No: 1)
スレ主 めーゔ 投稿日時:
本来はサイトの主旨とはかけ離れるた質問だとは思いますが、ご容赦ください。問題があれば、教えてください。
今回思いついた作品は、特性的に小説よりも絵本の方が向いているのでは、と思いその方向で作っているのですが。
やはり、絵本の文章というのが非常に難しいと痛感しております。絵の情報も考える必要があるので、どこまで書けばいいのかわからないのです。
具体的に、絵本の文体はどうやって考えればいいのでしょうか?
カテゴリー: 文章・描写
この質問に返信する!小説と絵本の文体の違いの返信 (No: 2)
投稿日時:
最低限、要点だけ書けば良いと思います。
絵本ではないけれど、
「どんぐりころころどんぶりこ
お池にはまってさあ大変
どじょうが出てきてこんにちわ
坊っちゃん一緒に遊びましょう」
これ、起承転結になってるのわかりますかね? 四行詩で意図してそのように作られただけだけども。
あえてこの動揺を小説的にプロットに起こすと、
「どんぐりが遊んでいる」「どんぐりは池に落ちて困ってしまう」「そこへ池に住むドジョウが助けてくれる」「二人は仲良くなって一緒に遊んだ」
という流れ。
更に小説っぽく噛み砕いていくと、「どんぐりが遊んでいる」というのはどこでどのように遊んでいるのか、それ以前には何があってどんぐりにはどのような背景があるのか、主人公のどんぐりはどのような性格でどんな特徴があるのか、と考え細かくしていく。
でも、絵本で同じことをやってしまうと書くことが膨らみすぎてしまう。
一場面で表現できる事は一枚のイラストで表現できる事に限定すべきなので、いくら情報量の多い「絵」と言っても積み込める要素は限られる。
なので、最低限の文章は「どんぐりが遊んでいる」というプロットに書いた通りの一文で、これが伝われば次の「池に落ちる」という展開に持っていけるので、「どんぐりが遊んでいる」という言葉をどう表現するか? って話になる。
イラスト一枚で表現するのであれば動揺みたく「どんぐりころころどんぶりこ」と擬音を混ぜて抽象的に表現したほうがいいと思う。
イラスト二枚使えるのなら、「一人で遊ぶ状況になった」「一人で遊んでる」とかやや詳しく要素を増やしたり分割したりする。
そして、その要素を「どう表現するか」ということ。
だから、まあ、やや否定的な意見を言ってしまうようだけど、文章自体に悩むってことは、そもそもプロットの時点でどんぐりの例のようなシンプルな形になっておらず、小説的な表現方法で物語を組み立てているのではないかなと邪推してしまう。
小説と絵本の文体の違いの返信 (No: 3)
投稿日時:
(1)
絵本と言っても必ずしも子供向けとは限らないと思うのですが、内容は「童話」ということでいいでしょうか?
その場合、何才くらいの読者を対象として考えているかにもよると思います。
このサイトの「掌編の間」にたまに「童話」として投稿される作品を見かけることがありますが、文章が童話っぽいだけでストーリーや内容に大人の感覚が入ってしまっていることが多いように常々感じています。
童話の文体は、基本的にわかりやすくシンプルであることは必要だと思います。ですが、もっと大切なのはどこまで子供の気持ちになれるかではないかと。
(2)
一応、童話から離れて、「絵本」ということについて。
絵本の絵は「挿絵」ではありません。文章(物語)と絵が一つになった創作物ですから、絵の部分をご自分で書かれるのか誰かと共同制作になるのかが前提になります。そこを考えずに一般論としての「絵本の文体」というものは存在しないのではないかと。
もしくは。
公募などで、絵本にすることを前提として物語の部分だけを募集するようなケースはあるかもしれません。
そういう場合は主催者や公募の意図などを勘案してどういう作品が求められているのかを想定し、それに基づいて文体を決めるということになるかと。
いずれにしても、このご質問については一般論としての回答はあまり意味がないような気がします。
小説と絵本の文体の違いの返信 (No: 4)
投稿日時:
絵にゆずる、想像させない文章になるかな?
こういうシーンを「絵に表現してもらう」と決め、淡々と描く。
簡単に絵を描いて(書けないなら文字でこう!みたいに解説つけて)文を後から考えてもいいとおもいます。
たしか、なろうでもロボット・ハートという全編英語の挿絵付き作品(今見たら絵も改訂されていたし邦語訳されてたわ)と、吾輩は家猫であるっていうのがあって、割と好き。
一番いいのは絵本をじっくり読んでみる事かと。私的に好きな絵本は全編総天然色の組木細工でできた「よだかの星」が好き。
小説と絵本の文体の違いの返信 (No: 5)
投稿日時:
絵本制作……学生時代にやったなあ。受講希望者は「こんなのちょろい」と思っていた人が多かったようですが、文字を面相筆でレタリングさせられたり、ハードカバーの装丁まで一からやらされたので、脱落者が続出した講義でした……。
教官からひとつだけ言われたのは「絵本は、挿絵つき小説とは違うから」……だけでしたね。もっとも上記の「文字を全てレタリングさせられた」こともあって構想時点から極力文字を減らそう、と意気込んで作っていましたが。かといって市販の絵本が文章が少ないタイプばかりかというと、そうとも思えませんしね。
なろうの「童話」カテゴリに載せるもよし、ゆずきさん絵が描ける人だったと思うから、それに「挿絵あり」でやってしまってもいいんじゃないでしょうか?