小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか? (No: 1)

スレ主 坂田真文 投稿日時:

異世界モノの小説を書いているのですが、設定を凝りたい部分があります。特に歴史的・政治的なリアリティを持たせることには興味があって、例えばこのツイートのような指向の考察なんかは面白いと感じました。

https://twitter.com/hyougetsudou/status/1320865911415320576?s=21

手元には最寄りの図書館から借りてきた『軍事強国チートマニュアル』とYoutubeの戦略の歴史の動画ぐらいしか情報源がないので、具体的にどういう資料から入って、慣れてきたらどういうジャンルの本を選べばいいのか(昔「地政学」の本を買った後、そんな学問はないとかボロクソに言われてるのを見て読むのをやめてしまったのでトラウマになってます)、ということを教えてください。本じゃなくてもいいですが…。

今のところ知りたいジャンルは、政治学、経済学、地理、そして歴史の類型論(そんなものがあればですが)、といったところです。歴史に関しては服飾史とか好きな範囲のことは勉強できる気はしますが、そもそも義務教育レベルすらまとも知らないので体系的には助けがないと難しいです。例えばリンクのツイートの人は歴史の知識があるので、現在の半島の情勢を剣と魔法の世界を描いた作品を考察することができるのだと思いますが、そういうことができるくらいの知識は欲しいです。

また、ヨーロッパの小説に特有の描写(石畳が多いので靴の音が描かれがち、というようなこととか)や、近代的自我以前の常識(大人が小さな子供として認識されている、物語を解決するのはいつも神様、etc.)や、それらが実際どれだけ効力を持っていたのか(例えば、フェミニズム以前にも女性にインタビューをした中世イギリスの本があるそうですね)にも興味があるので、そうした資料があれば教えてください。

以前は、こうした志向の内容のファンタジー小説は突き詰めれば設定だけでストーリーが面白くならない所謂「精商反比」に行き詰まったり、作品の幻想的な雰囲気を損なってしまったりといったイメージが個人的にはありました。しかしながら、物質粒子が粒子であると同時に確率の波でもある様に(?)こうした物理的・実際的な要素と芸術的・文学的な要素とを両立させることはできると信じています。

カテゴリー: 設定(世界観)

この質問に返信する!

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

まず歴史など背景設定を作る場合、歴史そのものを作る必要はないです。
というのも、ちょっと抽象的ですが「そう」である必要はないんです。「そう見えれば」それでいいんです。
映画のセットはカメラに映る範囲内だけ用意すれば良くて、カメラに映らない場所まで作る必要はないわけです。
それを見た視聴者は、でも、映像の外までイメージしますよね。中世を舞台にした映画ならカメラに映ってない場所まで連想してその世界観を脳内に作り上げます。
作り込むのであれば、「カメラに映ってる場所」を作り込む必要があり、それがカメラの外までも連想させる力になる。

こうした資料あるいは知識の収集に関して誤解があるんじゃないかって思う事がそこで、「どこから得ればいいか」と思うのが間違いだと思う。
とはいえ、こうした知識があるからこそ深い考察ができるし細かい描写やトリビア的な演出・展開の発想もあるだろうというのも、気持ちはよく分かる。
でも、そういう発想は、そもそも「歴史・経済」などに日頃から興味をもって接していた積み重ねで得られるもので、ほとんど何も知らない人が必死に勉強して得られるものではない。
これにはちゃんとした理由があって、どだい、知ってても使えなきゃ意味がないんですよ。
国語辞典を丸暗記したら、次の日から文豪もかくやという文章を書けると思いますか?
私は絶対に書けないと思う。
勉強だけしても、発想の段階で「知識」が出てこない。知ってても使い方がわからない。

では、どうすればよいか。
一番良いのは興味があるものを日頃から少しづつ吸収していくこと。
>服飾史とか好きな範囲のことは勉強できる気はします
なので、服飾史の中で興味があるところから始めるのが良いでしょう。
作家は学者ではないので、興味があるところをピンポイントに知ってるだけでいいんです。
そして、いきなり長編や大長編を書こうとはせずに、その「ピンポイントの知識」一つだけをテーマに短い掌編か短編を書きましょう。
ピンポイント知識の小ネタ一個だけでも、当然のこと世界観を始め考えなきゃいけない事は多いので、最初はフワッと薄く浅くだけど歴史などにも触れていくでしょう。
それを繰り返していくことで、次第に覚えていく。

知識のために勉強するんじゃなくて、書きたいものを書くだけなんです。そのための資料なんです。
だから、
>政治学、経済学、地理
こうして知りたいジャンルを出すのはわかるけども、それでも漠然としてるわけです。
政治の何を書きたいのか、それが大事。
政争を書きたいのであればその政争の中で面白エピソードを探して、そのエピソードを雛形にして話を組み立てれば物語はできる。
これを私が書いた場合、私はそのエピソードをピンポイントでしか知らず、その次代の歴史的背景や情勢や常識文化など詳しく知ってるわけもないけれど、「そのエピソード」のみに関しては資料にあることが全てなので問題なく書ける。
つまり、「そう」である必要はなくて、物語は「そう見えれば」それでいいんです。

で。
例えば西洋の領地経営・税収に関して「ゴディバ婦人のエピソード」を雛形に物語を書いたとして。
そして次の作品では、宮中の従者に関する何かを書くことになったとして。
そのとき私は、「ゴディバ婦人のエピソード」から「領主がどういう状況下で税を重くするか」とか「それを止めた婦人だけど、無理難題を押し付けられたって事は普通は妻が領主に意見することはない。けど出来ないこともない」とか、そういう知識を得たので、次作の「宮中の従者ネタ」においては「いきなり税が重くなった、どこの領主とどこの領主が争いを始めそうだ」という噂話をする展開を挟んだりとかって事ができるわけですね。
同じことは前述したけれども、基本的にはこの繰り返し。これでどんどん「咄嗟に使える知識のネタ」を増やしてく。
最初はフワッとした事しか書けないし、多少慣れたくらいじゃ上辺だけしか書けないと思うけど、やってりゃ細かく書けるようになっていく。「カメラに映る範囲」を細かく書けるようになる。
少なくとも私の場合、こうした知識は勉強で増やしたわけではないです。
日頃から興味ある事は興味あるんで物語にしなくても覚えてくし、そもそも興味ある本を読むのは趣味だけども、これだって積み重ねだしね。

長く書いちゃったけども、
漠然と「世界史について~・何々学について~」みたいな事考えるとまず続かない。
自分がいま書きたいもの、書こうとしてる物語の内容を決めて、それに必要なピンポイントを調べて吸収するんでいい。
考察は、そりゃ知識がなけりゃ浅くなるけど、それはしょうがないから浅くていいと思うよ。次第に深くなるでしょ。
目の付け所やハッとするタイミングは、それこそ積み重ねの地力がないといけないし。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信の返信 (No: 4)

スレ主 坂田真文 : 1 No: 2の返信

投稿日時:

ありがとうございます。つまりは「自分が書きたいもの」を分析し、それを書くために知識を得ていって、それの積み重ねによって深めていくということで宜しいでしょうか。
取り敢えず体系的な専門書の類は後回しにして、ピンポイントな資料を探してみようと思います。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信 (No: 3)

投稿者 あまくさ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

え?、いやいやいや。そういう方面に興味がお有りなら地政学はかなり有効だと思いますよ。そう簡単に見捨てないでください。
そもそも地政学という学問は普通にあります。「そんな学問はない」なんて誰が言っていたのでしょうか?
う~ん。強いて言えば地政学は国際政治や戦略を実践的に分析することに主眼を置く傾向が強いので、「政治性」とか「戦略性」とか「実践性」とかが強いものは真の学問ではないと言いたいのかなあ? 私的にはちょっと謎ですが。

しかし坂田さんは学者になりたいのではなく、小説を書きたいのでしょう? 地政学は国家の成り立ちや歴史を地理的条件に着目して分析する考え方なので、仰るような興味の方向なら有用性が高いはずです。

例えば地政学では大きな枠組みとして、国家を「大陸国家」と「海洋国家」に分けて捉えるんですね。
物凄く大雑把に言うと、大陸国家は帝国主義的な農業国家を志向し、海洋国家は民主主義的な通商国家を志向するとし、その理由やプロセスは地理的条件から説明できると説きます。
そういう考え方なので、リンク先の、

>島国の作家なので戦記風ファンタジーの異世界もついつい島や大陸で考えてしまうのですが、アラビア半島みたいに幾つもの海に囲まれたややこしい地形の方が物語向きではあると思います。そこらじゅうから異民族が流入してくるので永遠に平和が訪れない。

みたいなことを考える基本になります。
ちなみに、「大陸」よりも「幾つもの海に囲まれたややこしい地形」の方が「異民族が流入しやすい」という考えは若干疑問。古代・中世は交通手段が貧弱だったため、基本的には四方が地続きという状態(大陸)が最も異民族が流入しやすいんですね。
念のため言っておくと、アメリカは「海洋国家」です。大陸でもありますが、国境線がカナダ・メキシコ以外は海なので。アメリカは地政学的には大陸ではなく巨大な島と捉えます。
またもっと細かく考えると、同じ地続きでも山岳地帯だと陸上の移動も困難なので、それよりは船による移動の方がまだしも簡単というケースもあります。
また防衛的な側面だけでなく、文化の多様性ということにも着目すると話は違ってくるでしょう。

地政学で重要視するのは「人の移動手段」なんですね。昔は航空機がなかったので、平坦な地形か道路が整備されている場所以外は移動が困難だったのですが、飛行機の登場以降は条件が激変したケースもあります。
『幼女戦記』の世界観は第1次・2次世界大戦の時代をベースにしていますが、魔導士という存在を超能力の使い手としてよりも「強力な航空戦力の一つ」と位置付けていました。

地政学ではそれぞれの国に固有の地理的条件があると捉え、その制約から防衛や交易の重要ポイントとなるルートが生じることに注目します。そこを的確に突かれたら滅亡に追いやられるという状態を「地政学的リスク」といい、それへの対応が国や社会の形にかなり影響します。
そういう考察の基礎的な学問ですから、このスレのような興味をお持ちなら外さない方がいいと思います。

でと。
文献ですが、専門性を追求するときりがないし、今だったらネットから概説を探す程度で小説の参考くらいなら十分かと思います。全般的に知りたいなら、Wikipediaがやはり手っ取り早いです。

ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%94%BF%E5%AD%A6

あと、大陸国家・海洋国家について簡便に解説しているのはないか一応軽く探してみました。

ttp://book-harbor.com/history/geopolitics/continental-maritime-nation

ついでに、地政学は学問じゃない説について。

『地政学が日本の大学で学べない3つの理由。国際情勢には地政学が必要』

というのが有りました。

ttps://rebelbushi.jp/%E5%9C%B0%E6%94%BF%E5%AD%A6%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B9%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%93%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%82%E5%9B%BD%E9%9A%9B/

だそうです。

   *   *   *

>また、ヨーロッパの小説に特有の描写(石畳が多いので靴の音が描かれがち、というようなこととか)や、近代的自我以前の常識(大人が小さな子供として認識されている、物語を解決するのはいつも神様、etc.)や、それらが実際どれだけ効力を持っていたのか(例えば、フェミニズム以前にも女性にインタビューをした中世イギリスの本があるそうですね)にも興味があるので、そうした資料があれば教えてください。

それはまったく別の視点になります。
地政学ではなく「文化人類学」の領域ですね。長くなるので取り合えず省略しますが、そっちの方面で探ってみてください。

   *   *   *

>以前は、こうした志向の内容のファンタジー小説は突き詰めれば設定だけでストーリーが面白くならない所謂「精商反比」に行き詰まったり、~(略

精商反比という言葉を初めて知りました。ちょっとググってみましたが、要するに世界観を精緻に作りこみすぎると出版的には売りにくくなるということですか。

それは、難しく考えることはありません。
要するに誰だって「作者の知識・蘊蓄の披歴」なんて読まされたくはないということです。

作者が詳しく調べればそれだけ世界観の奥行きが豊かになることは期待できますが、人間どうしても知ってることは詳しく書きたくなってしまうんですね。
そこは、読者の知識やプロットとしての面白さを最優先に考え、それを損なうと思われる記述は必死に我慢して抑制するようにする。
そう心がけるしかありません。また、それができるなら問題はないと思いますよ。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信の返信 (No: 5)

スレ主 坂田真文 : 0 No: 3の返信

投稿日時:

> 学者になりたいのではなく、小説を書きたい

確かにその辺りの考えは抜けていたように思います。よく考えてから本を読みたいものです。地政学については興味がありながらも疑問を持っていました。創作に関しては大変有用であるようなので、頂いたリンクや今持っている本などを読んでみようと思います。

以前、文化人類学の本を2、3冊読んだことがあります。それらは各文化の特徴的なしきたりなんかが書かれていて、自分としてはそっちがメインに見えたのですが、実際はそうした文化よりもその機能について考察する学問のようで、上に挙げたような靴の音とか具体的な実例から探すのは少し難しい気がしています。

世界観の披露は最小限に、なるべくサブテキストや芝居によるストーリー進行を心がけてはいます。上の方が言ってらっしゃるように、自分の好きなポイントだけ突き詰めていれば多分コスト的にも浮くし、大丈夫でしょうね。ありがとうございます。

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信 (No: 6)

投稿者 ドラコン : 0 No: 1の返信

投稿日時:

 ドラコンと申します。

 ご存じない方もいるので、念のために紹介します。このサイトのハウツー本コーナーはご存じでしょうか。
 https://www.raitonoveru.jp/siryou/a4.html

 長らく更新が行われておらず、古い本も多いのですが、ライトノベル執筆に必要な資料は、一通り紹介されています。新品が入手できぬ場合も、楽天やAmazonで古書を探せば、案外見つかることもあります。

 >『軍事強国チートマニュアル』

 この種の本は、巻末に「参考文献一覧」が付いていることが多いですよ。親切な本だと、単に書名を列挙するだけはなく、簡単な紹介になっていることもあります。また、あまくささんがおっしゃっているWikipediaは、各ページの下の方に注記があって、参考文献やサイトが明示されています(リンク付きの場合もあり)。これらから、目的の本をたどっていくのが一案です。

 別のスレッドでも紹介したものではありますが、2冊紹介します。

『北槎聞略 大黒屋光太夫ロシア漂流記』(桂川甫周、亀井高孝校訂、岩波文庫)
 まだ読んではいないが、副題通り大黒屋光太夫のロシア漂流記。軽く目を通したところ、ソリや馬車、輿について挿絵入りで記述あり。解説によると、「十八世紀末のロシアに関する一種の百科事典的な学術書」。文語文なので読みやすくはないが、図版が豊富で、見出しが細かく出ているので何とかなるかと。北国・雪国を舞台とするなら、目を通して損はなさそうな一冊。

『グランド・ツアー 英国貴族の放蕩修学旅行』(中公文庫、本城靖久)
 18世紀の貴族の生活や、交通手段について、詳しい一冊。英国貴族の若様のフランス・イタリア旅行について詳しい。パスポート、出入国審査、乗り物(馬車と船)、宿、食事、お金、健康管理、観光について一通り出てくる。ヨーロッパでの交通手段なら、馬車について押さえておく必要はある(鉄道登場<近代>以前の、ヨーロッパと日本の旅の最大の違いは、馬車の有無)。古い本なので入手は難しいかもしれぬが、図書館や古書を探してでも、読む価値がある一冊。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信 (No: 7)

スレ主 坂田真文 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

沢山紹介していただきありがとうございます!ロシアの方面とかはまだ調べてなかったので、図書館で探してみようと思います。
確かに参考文献を見てみるのも重要ですね。数に圧倒されて検索すらしてませんでした。Wikipediaの参考文献も読むようにしようと思います。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信 (No: 8)

投稿者 大野知人 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

 すげぇ適当なこと言うようで申し訳ないんですけど……。

 大河ドラマ一年分見て、高校時代の世界史の教科書読んで、『あ、これ面白そうだな!』ってのを調べれば大体何とかなります。

 歴史は繰り返す、なんてことをよく言いますがそれはごもっともで、歴史上起こることのほとんど――特に戦争・宗教・政治周りーーは大体似たような仕組みで、同じようなことが起こってます。どこぞの羽川委員長じゃないですが、大衆心理や時代背景とかをよく見つめなおすと歴史の『法則性』みたいなのは割とアッサリ見えてきます。
 例えば、飢饉が起こると高確率で暴動やサボタージュが起き、規模がある程度よりデカいと高確率で国・州一つが滅びちゃったりします。ほぼ万国共通で。
 こういった『特定の時代背景に対して、特定の事象が起こる』ことを俺は『法則性』と呼んだのですが、そう言った仕組みが裏にあれば架空の歴史にも重みができます。

 発明や科学・芸術なんかの分野になると、『必要な時代背景が揃ったから生まれた』だけでは無くて『才能』みたいなのも関係してきますが……。小説の場合、『著者の都合で辻褄を無視してでも入れたい設定』と言うのがあると思いますので、そこら辺を回してやれば上手く行くかと。

 ちなみに、政治・経済あたりも半分くらいは大衆心理で分解できます。知識人階級がどういう理論を研究していたかに関係なく、民衆or貴族/武士などの特権階級にまとめられた民衆だからです。

 つまるところ、大事なのは資料ではなく『資料から法則性を見出そうとすること・現場を生きた人間・研究者の思考を読み取ろうとすること』だと思います。

 一応、おすすめの資料を言うなら山川の教科書全般ですが……。近道を使用と思わず、地道にアレコレ調べれば何とかなると思いますよ。
 逆に近道を通ろうとすると、『実が伴わない知識』になってしまうので焦らずゆっくりやることを勧めます。

 P.S.こう言っては失礼ですが、質問者さんには『難しい言葉を無理に使おうとしている』節が随所に見受けられます。
 粒子論などを例えに出されている所もそうなのですが、別に難しい言葉を使わなくても言い表せることはいくらでもあります。よく理解していない言葉を無理に使うのはやめた方がいいですよ。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信の返信 (No: 9)

スレ主 坂田真文 : 0 No: 8の返信

投稿日時:

ありがとうございます。丁度気になっていた大河ドラマがあったので、見てみようと思います。

難しい言葉を使うのはやめた方がいいですね。脳内言語とでもいいますか、そういうパッと浮かんできたイメージって案外共有されないものでしょうし。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信 (No: 10)

投稿者 デブにゃーちゃん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

地政学・・・他の人が書いている通り、どこの国が何処を攻めれば、経済的な利益が出るかと言った学問ですね。

ようはコレ、軍事関連の話ですよ。

内陸国は、海岸を持つ国へ・・・島国や海岸国は、内陸国へ・・・攻めこむと言った感じかな。

それと、専門書ばかりではなく、現地に旅行した人の話とか参考になるかと。

エジプトだと、観光用の駱駝の糞が乾燥しながら、砂に混じって飛ぶので喉が焼けるとか。

後、ロシア関連の事なら、ロシア・ビヨンドと言うサイトを見れば参考になるかも。

異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信 (No: 11)

投稿者 デブにゃーちゃん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

地政学は他の人が説明していましたね。

後・・・歴ログ、海外の反応、カラパイア。

等と言ったサイトも奴に立つかも。

済みません、あんま役に立たなそうで・・・。

質問に返信する!
▼ カテゴリー(展開)

他の相談一覧

自分の文章が稚拙に感じる

投稿者 シシカバブ 回答数 : 5

投稿日時:

シシカバブです。前回の質問の際は沢山のコメント、ありがとうございました。 あれから、めげずに執筆を頑張っております。 今回の... 続きを読む >>

皆さんは何歳ですか?

投稿者 ミヤゾノ ツバサ 回答数 : 5

投稿日時:

ほぼ、“ハジメマシテ”に近いかも知れません。Vedaと言います。 実は私、2007年ごろにこのサイトによく利用してました。 ... 続きを読む >>

変えられない生まれや環境を補うにはどうすればいいか(作者に嫉妬してしまう)

投稿者 怒髪天 回答数 : 46

投稿日時:

作品自体は面白いと思います。『指○物語』や『守○人』シリーズなど。しかし、作者を調べると、前者は言語学者(博士号)旦那は地理学者。そ... 続きを読む >>

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

トップページへ
返信する!以下は元記事

タイトル:異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか? 投稿者: 坂田真文

異世界モノの小説を書いているのですが、設定を凝りたい部分があります。特に歴史的・政治的なリアリティを持たせることには興味があって、例えばこのツイートのような指向の考察なんかは面白いと感じました。

https://twitter.com/hyougetsudou/status/1320865911415320576?s=21

手元には最寄りの図書館から借りてきた『軍事強国チートマニュアル』とYoutubeの戦略の歴史の動画ぐらいしか情報源がないので、具体的にどういう資料から入って、慣れてきたらどういうジャンルの本を選べばいいのか(昔「地政学」の本を買った後、そんな学問はないとかボロクソに言われてるのを見て読むのをやめてしまったのでトラウマになってます)、ということを教えてください。本じゃなくてもいいですが…。

今のところ知りたいジャンルは、政治学、経済学、地理、そして歴史の類型論(そんなものがあればですが)、といったところです。歴史に関しては服飾史とか好きな範囲のことは勉強できる気はしますが、そもそも義務教育レベルすらまとも知らないので体系的には助けがないと難しいです。例えばリンクのツイートの人は歴史の知識があるので、現在の半島の情勢を剣と魔法の世界を描いた作品を考察することができるのだと思いますが、そういうことができるくらいの知識は欲しいです。

また、ヨーロッパの小説に特有の描写(石畳が多いので靴の音が描かれがち、というようなこととか)や、近代的自我以前の常識(大人が小さな子供として認識されている、物語を解決するのはいつも神様、etc.)や、それらが実際どれだけ効力を持っていたのか(例えば、フェミニズム以前にも女性にインタビューをした中世イギリスの本があるそうですね)にも興味があるので、そうした資料があれば教えてください。

以前は、こうした志向の内容のファンタジー小説は突き詰めれば設定だけでストーリーが面白くならない所謂「精商反比」に行き詰まったり、作品の幻想的な雰囲気を損なってしまったりといったイメージが個人的にはありました。しかしながら、物質粒子が粒子であると同時に確率の波でもある様に(?)こうした物理的・実際的な要素と芸術的・文学的な要素とを両立させることはできると信じています。

コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ