BL読者には「女性として男性に愛されたい・愛したい」願望がある/新人賞下読みが回答

ものとんさんの質問2016/02/05

こんばんは。
お忙しい中、『女子向けラノベの明確なターゲット読者層とは?』のご回答をいただき、ありがとうございます。

枠としては角川ビーンズ文庫やルルル文庫、ビーズログ文庫などが当てはまりますし、最近ですと集英社ピンキー文庫を始め、スマホ小説を書籍化するレーベルも複数ありますね。

恋愛特化のスマホ小説はともかく、このあたりはコバルト文庫のころから変化はありません。

昔というか一時期?に「少女小説」と呼ばれたレーベルがそれに当たる、ということですね。
私も卒業したクチになるのでしょうが、この年代から好まれる設定や世界観の傾向は今も大きく動いてはいないようですね。
このような初歩的な質問にお答えいただき、ありがとうございます。
そして、

女子もしくは女性にとって違和感のない、ある意味で女性的要素や「(女性が思いつく)男子という記号」を備えた男子を主人公に据えた作品ということになるでしょうか。

このお言葉で、まったく別の疑問に対する答のひとつが見えた気がしました。
最近、自身のセクシャリティとは無関係にBLを読む男性が増えていると聞いて、その方たちはBLに何を求めているのだろう? と不思議に思っていたのですが。

逆からたどって、「(女性が思いつく)男子という記号」を女性性を取り除いて強調させたとも言えるジャンル=BLでの女性作家の目線を面白い、興味深いと思うのかな、と。記号としての男をどう見ているのか、どう見えているのか、などが。もちろん、他の創作としての部分も面白い作品に限るのでしょうが。

古い呼び方で「少女向け」へのアンチテーゼから「ボーイズラブ」が生まれ、ジャンルとして確立され、さらに主に同人界隈のBL一辺倒へのアンチテーゼから生まれたのが「乙女向け」だったかな、と思っているのですけど、でもBLも女性が思いつく、あるいは好む、ある種のファンタジーでしたね。
すみません、このあたりは最初の質問から離れた話ですので、読み流してください(笑)。

●下読みジジさんの回答

逆からたどって、「(女性が思いつく)男子という記号」を女性性を取り除いて強調させたとも言えるジャンル=BLでの女性作家の目線を面白い、興味深いと思うのかな、と。

私見ですがこのあたり、BL読者には「女性として男性に愛されたい・愛したい」という実にノーマルな感情が潜んでいるものと考えています。
そして「女という性に縛られた自分の解き放たれた姿」としての男性を求め、結果的にBLという物語形態へたどりつく。

もちろん、「単純に女のからみは見たくない」という、AVを嗜む紳士と同じ心情を抱く方や、その他の理由を持つ方も多数いらっしゃるでしょうが……。

まあ、話のネタとしてご笑覧いただければ幸いです。

●ものとんさんの返信

私見ですがこのあたり、BL読者には「女性として男性に愛されたい・愛したい」という実にノーマルな感情が潜んでいるものと考えています。
そして「女という性に縛られた自分の解き放たれた姿」としての男性を求め、結果的にBLという物語形態へたどりつく。

以前のレスでジジさんが「女性向けには愛され感が必要」だとおっしゃっておられたことを思い出しました(主旨を取り違えていたら申し訳ありません)。

女子を含む女性向け作品には、対象読者が共感できる、強く愛されるキャラ(大抵は主人公)が必須なのかな、と思いました。
女性が魅力的だと感じる男性(イケメン・金持ち・社会的地位が高い、等)から強く執着される(愛だったり憎しみだったり狂気だったりな)物語が求められるものなのかな、と。