小説を書く目的の重要性。欲しい物が明確な人は幸せ!

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プロだから偉いということはない。創作の目的が異なるだけ。

分かれ道

趣味で楽しく小説を書きたいのか?
プロになりたいのか?

は、はっきり決めておいた方が良いです。
プロ作家に対して劣等感を抱く人は多いですが、プロだから偉いということはなく、創作を通して何を実現したいかが、異なるだけです。

プロは楽しく書くことよりも、大勢の人にウケることを重視しています。
楽しく書くのが目的なら、無理にプロにならなくてOKです。

欲しい物が明確な人は幸せ

幸せ

前にバーベキューをやった時に、プロ作家から「君は才能があるので必ずプロになれるよ」と言われた人が「僕は好きに小説を書いていたいから、プロになるつもりはないです」と答えていて、スゴイと思いました。

自分が本当にやりたいこと、欲しい物が明確にわかっている人は幸せです。

なぜなら、他人に対して劣等感を抱いたり、他人の言動に振り回されることがないからです。

プロであり続けるにはストイックさが必要

パソコン

作家の森奈津子さんは「私は自分の作品に満足してしまったら、そこで作家としての成長が止まるにちがいない。だから、決して自作に満足してはならない。むしろ自作の粗探しをしろ」といった思いで、小説を書き続けているそうです。
(「耽美なわしら」あとがきより。)

プロであり続けるためには、このようにストイックになる必要があります。

あるプロ作家さんの言葉ですが、自分が嫌いな物というのは、他の誰かが大好きな物だそうです。嫌だと感じる部分を突き詰めると、他人にとっておもしろくなるそうです。
ウケるために、時に自分が嫌いな物を、突き詰めて書かなくてはならないのがプロなので、まさに修羅の道ですね。

楽しむことを最大の目的にするとプロになれない

驚き

逆に楽しむことを最大の目的とすると、プロになるのは難しいです。
100作品書いたら誰でもプロになれると言いますが、これには落とし穴があって「常に前作を超えるように意識して書く」ことが大事です。

漠然と書きまくるのは、勉強しないでテストだけ受け続けているのと同じで、レベルは上がりません。

「前作を超えるように意識して書く」ということは、それまでの自分を否定して、努力、工夫を積み重ねるということなので、どうしてもツライ部分が出てきます。

自己否定して成長しつつ、楽しく書くことも要求されるのがプロ

ガッツポーズ

ラノベ作家・黒九いなさんは、プロ作家になれた最大の要因は「楽しみながら続けたこと」だと語っています。

特にラノベの場合は「気持ちよさ」を読者に提供するのが大事なので、楽しく書くことが重要になってきます。
楽しい気持ちは、文章として作品に反映されるからです。

ある作家さんによると、自分の小説をつまらないと思って書くと100%おもしろくない作品になるそうです。
逆に、俺の小説は超サイコー! おもしれー! 俺って天才! と思って書くと、誰かからおもしろいと言ってもらえるそうです。

自己否定して常に成長しつつ、楽しく書かねばならないという絶妙な精神状態がプロには要求されます。
正反対のことをこなさなければならないので、かなり大変です。

人気と楽しさ。どちらを重視する?

選択

プロは人気を出すために、楽しさをある程度、犠牲にする必要があります。
アマは、楽しさを追求するために、人気をある程度、犠牲にする必要があります。

どちらも欲しいのが人間ですが、どちらがより欲しいのか? 明確になっていると悩むことが減ります。

あなたにとって、どちらがより重要ですが?
自分がより幸せになれる道に進みましょう。

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