好きな物がマイナーだったら成功しない!別ジャンルに進んで大成功した作家

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廃業寸前から一躍、超人気作家になった佐伯 泰英

バンザイ

作家の佐伯 泰英は、スペインや闘牛を題材にした小説を執筆していましたが、まったく売れませんでした。
1998年頃、編集者から廃業勧告として「時代小説か官能小説、どちらかを書け!」と言われて、しぶしぶ時代小説を書いたところ、大ヒット!超人気作家になりました。

イヤイヤ書かれたラノベの元祖『時をかける少女』

書く

「SF御三家」と称されるSF作家、筒井 康隆は、ラノベの元祖とも言われる超ヒット作『時をかける少女』(1967年発表)を、生活のためイヤイヤ書いたそうです。
中高生向けの恋愛小説など書きたくなかったそうですが、あまりにも人気が出すぎて、筒井 康隆の代表作となっています。

自分の得意なジャンルは書いてみるまでわからない

得意

クリエーター専門学校では、自分の好きなジャンル以外の物語も書かせるそうです。
なぜ、そんなことをさせるかというと、嫌いだと思い込んでいるジャンルが、自分が得意なジャンルである場合もあるからです。

佐伯 泰英や筒井 康隆は、好きな物と得意な物が異なっていたケースです。

いろいろなジャンルに挑戦することで、自分の得意な物が何であるかわかります。

好きな物がマイナーだったら成功しない!

驚き

自分の好きな物が、世の中にとっては需要がない物であるケースもあります。

佐伯 泰英の場合、闘牛やスペインを題材にした小説は、日本では超マイナージャンルです。
一方で、時代小説は「おじいちゃんラノベ」とも言われるくらい高齢者に人気があって、100万部以上のヒット作がごろごろあります。

例えば、なろう小説を嫌いな人は多いですが、今現在(2019年)、実際に売れているのはなろう小説です。
この場合は、なろうを研究してなろう小説を書いた方が、ヒット率が高くなります。

興味がなくても人気ジャンルを書いてみよう!

書く

自分の好きな小説ではなく、顧客が多いメジャー小説を狙うのがプロとしては正しいです。

佐伯 泰英。スペインや闘牛が好きだったが、時代小説を書いて大ヒット。
筒井 康隆。SFが好きだったが、ラノベを書いて大ヒット。

というように、顧客の多い人気ジャンルを書いて成功しています。
残念ながら、いくら好きなジャンルであっても、それがマイナーであったら、小説は売れず、プロとしてやっていくことはできません。

趣味で書いていたとしても、人気が出なければモチベーションを保つことは難しくなります。

お金になる人気ジャンルを好きになる努力を!

努力

大ヒット漫画『テルマエ・ロマエ』の作者、ヤマザキマリさんはイタリアで油絵を10年近くも学びましたが、絵では食べていくことができず、漫画家に転向して成功しています。

油絵をマネタイズするのは難しいですが、漫画なら可能です。
同じ努力をするなら、お金になる人気ジャンルを狙う方が費用対効果が高いのですね。

すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。

スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズはこのように語っていますが、正しくは「お金になる人気ジャンルを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない」だと思います。

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