1:主人公はスライムより弱いがチート能力でドラゴンを倒した。
2:主人公はズンドコより弱いがチート能力でバリバリンを倒した。
2:主人公はズンドコより弱いがチート能力でバリバリンを倒した。
スライムは最弱の魔物。ドラゴンは最強の魔物という共通認識が読者にあるので、説明しなくても伝わります。
2は説明が必要です。
小説において、説明はもっとも退屈で嫌われるシーン
Webで人気を出すためには、
- 1:説明を必要最小限にする
- 2:そもそも説明の必要がないように読者の共通認識を使う
これらが有効です。
なろう小説は、勇者、聖女、剣聖、ドラゴンといった共通のお約束のみで構成されているので、圧倒的にわかりやすいのです。
オリジナリティのある世界観の場合は、まず説明が必要です。
説明が多くなると、それだけわかりにくくなるので、おもしろくなる前にバックされてしまいます。
小説の評価を決める最も大事な指標のひとつが、わかりやすさです。
凝った世界観で勝負するよりも、誰もが知っている要素のみを使った方が、実は評価されるのです。
Web小説の読者は、電車で移動中といった空き時間のちょっとした暇つぶしで、小説を読みます。
説明が必要な重厚なファンタジーよりも、お馴染みの要素のみで構成されたナーロッパファンタジーの方が、好まれるのですね。