小説の書き方。他のジャンルでウケた要素をテンプレに落とし込む。

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他のジャンルでウケた要素をテンプレに落とし込む

私が運営してる「小説の創作相談掲示板」で、『自作小説と有名漫画の設定が似てる』という相談がよせられました。

小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!
小説を書く上での悩みや創作をする上で感じた疑問、悩み、ぶつかった問題などを相談する作家、作家志望のための掲示板です。小説の執筆は自分一人で行わなければならない孤独な作業です。問題やトラブルを抱えたら気軽に相談ください。

○回答
ウケる可能性が高いので、そのまま書いてください。

むしろ、有名漫画の設定などを、ラノベやなろうのテンプレに落とし込む努力をした方がウケます。

例。2021/2/7の「小説家になろう」ハイファンタジー日間ランキング一位の作品。

「ブラック国家を追放されたけど【全自動・英霊召喚】があるから何も困らない。最強クラスの英霊1000体が知らないうちに仕事を片付けてくれるし、みんな優しくて居心地いいんで、今さら元の国には戻りません」

これは人気スマホゲーム、FGOをなろうテンプレに落とし込んだ物です。

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他でヒットした物をテンプレに落とし込む

他人の作品を丸パクリしたら盗作になるので、してはいけませんが。

読者はどこかで見た設定の方が安心して読めます。

例に上げた日間一位の小説は、流行の追放国家ざまぁ、という人気テンプレに、FGOという人気ゲームの設定を掛け合わせた物です。

他でヒットした物を、うまく持ってきてテンプレに落とし込むのがウケる近道です。

逆にオリジナリティがありすぎるものはWebではウケません。
なろうに限らず、アルファポリスでもカクヨムでも同じです。

9割以上はテンプレ通りに書かないと、読者は安心して読めません。
なぜなら、おもしろいかどうか読む前にわからないからです。

安心できない=オリジナル。おもしろいかどうかわからない
安心できる=テンプレ。質がある程度、保証済み

「ブラック国家を追放されたけど【全自動・英霊召喚】があるから何も困らない。最強クラスの英霊1000体が知らないうちに仕事を片付けてくれるし、みんな優しくて居心地いいんで、今さら元の国には戻りません」

この作品はFGOをあえて連想させてFGOユーザーを取り込んで成功しています。

なろう小説のライバルは同じなろう小説ではなく、スマホゲームやYouTubeです。
そこでウケた物を持ってきて、ユーザーを取り込む戦略が有効なのです。

2000年代にラノベが隆盛したのも。
その時に流行っていた、美少女ゲームの設定を取り込んで、そちらの市場を食ったから、というのが大きいんですね。

今でもその名残りで、ラノベと言えば魅力的な美少女を出す物になっています。

今ウケているコンテンツを持ってきて、テンプレに落とし込むのが重要なのです。

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