キャラが皆善人の場合どう物語の緩急をつける?/新人賞下読みが回答

2015/04/18(土曜日) 23:05:30の質問

みゆきと言います。物語の緩急について質問させて下さい。

登場人物が皆善人だと、緩急をつけるのは難しいでしょうか?
また、どこに気を付けて話を組み立てたら良いですか?

物語の構成が弱いとよく指摘されます。

よろしくお願い致します。

●下読みジジさんの回答

登場人物が皆善人だと、緩急をつけるのは難しいでしょうか?

緩急=メリハリ的なことなのであれば、キャラの性分によってスピード感を変えるのが一手ですね。

たとえばのんびりした善人、江戸っ子タイプの短気な善人、自分は偽善者だと信じている理論派善人、脳筋体育会系善人など、思考や行動のスピード、質を変えたキャラをそろえることでメリハリをつけるわけです。

そしてこの手は、「全員が善人」というテーマを浮き彫りにしやすくもなります。

又、どこに気を付けて話を組み立てたら良いですか?

上でも述べましたが、キャラクターを「売り」にするのであれば各キャラのスピード感を変えることですね。

全員が同じペースでものを考え、動き、しゃべり合う作品になってしまっていないかをチェックしてみてください。

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コメント

  1. アバター 兵藤晴佳 より:

     キャラにこだわらなくても、登場人物同士の目的のズレや誤解によって事件を展開することで、読者を引き付けることは可能でしょう。

     たとえば、高橋留美子『めぞん一刻』での、三鷹さんと九条さん及び関係者の誤解。
     誰一人として他の人を傷つけようとはしていませんが、誤解が誤解を呼んで、事態は混迷の極みに達します。

     さて、彼ら登場人物は事実の断片しか知りません。
     全てを知っている読者はおろおろする三鷹さんに同情したり憐みを覚えたり、その優しさから事情をはっきり説明しない九条さんにやきもきしたり、三鷹さんを誤解したままの九条家の面々(運転手に至るまで)にはらはらしたりするのです。

     「登場人物が知らない」情報を与えることによって、読者の感情移入がコントロールできるわけですね。