- キャラの個性を反映させて書く
- 説明口調にならないようにする
- 長過ぎるセリフは嫌われる
- 良いセリフとは短くて情報量が多いもの
- 会話だけ読んでも物語がわかるようにする
小説の会話文だけ読む読者が意外といます
Web小説とは、通勤電車やお昼休みに暇つぶしに読むものです。流し読みが基本で、中にはセリフだけ追っている人もいます。
あるプロは「会話だけ読んでも話が分かる」ようにしているそうです。
読者はちゃんと読まないことを前提に小説を書きましょう。
わかりやすさが正義です。
どのキャラがしゃべっているか、わからないを防ぐ
小説の場合、どのキャラがしゃべっているのかわからず、読者が混乱することが多いです。
その場にいる主要人物の数を3人以下におさえると、これが防げます。
また、セリフにはキャラの個性を必ず反映させましょう。
キャラを立てる上で、セリフは重要な要素です。
誰がしゃべっているのか。一目でわかるような個性を反映させたセリフが良いです。
セリフで設定を解説するコツ
セリフで設定を解説する場合、無知なキャラを登場させて、そのキャラに教えるために話すのがコツです。
大ヒットラノベ『ダンまち』では、初心者冒険者の主人公ベルくんが、他の人から冒険に必要なことを教えてもらいます。
ただ、やりすぎて話の展開が遅くなると読者に嫌がられます。
ストーリーを展開しつつ行うのがコツです。
良いセリフとは短くて情報量が多いもの
「麻衣さんのバニーガール姿は、ばっちりと脳に焼き付いてます」
引用:『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』(2014/4/10刊行)
主人公のセリフです。
存在が消えてしまう奇病にかかったヒロインを決して忘れないという愛情と一緒に主人公のエロさ、バカさも伝わります。
基本的に長過ぎるセリフは嫌われます。
短い中で、いかに個性を反映させ、必要な情報を伝えるかが作家の腕の見せ所です。