小説新人賞の最低芸のマナー。
— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2019年1月19日
・落選したからといって、新人賞の選考委員の作家さんをネットで攻撃してはいけない。
・受賞させて欲しい!などというメールを送ってはいけない。
偉大な先達には、実際にこのようなことをして、芥川賞を受賞できなかった人がいるので、気をつけましょう。
「人間失格」で有名な太宰治は、芥川賞に落選したことに腹を立て、選考委員の川端康成を雑誌の上で、「大悪党だと思った」と批判して大炎上。
— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2019年1月19日
それでも芥川賞が欲しくてたまらず、次のチャンスには川端や他の選考委員に「くださいよ~」と手紙を送り、結局、受賞できなかったそうです。
川端康成は、太宰治からの批判に対して、
「太宰氏は委員会の様子など知らぬというかも知れない。知らないならばなおさら根も葉もない妄想や邪推はせぬがよい」
と大人の対応していますが、彼を始めたとした芥川賞の選考委員全員が、太宰治に対して悪印象を抱いたことは間違いないでしょう。
ルールを守らない応募者、社会常識のない人とは一緒に仕事ができないため、落選させられます。
一般の出版社が行っている小説新人賞は、ビジネスパートナーとして、この作家さんと付き合っていけるか? という観点からも選考されます。あまりにもマナーの悪い人、ルールを守らない人、社会常識のない人とは、一緒に仕事をやっていくのは無理だと判断され、落選させられます。
小説新人賞の応募要項に定められたルールや最低限のマナーは守って、応募してください。
間違っても太宰治先生のようなことをしてはいけません。