これらは人気が出ないことが確実なテンプレです。
共通しているのは「本題に入るのが死ぬほど遅い」こと。
例えば、恋愛小説なのに、ヒロインと出会うのが2万文字を超えてから。
下手をすると主人公の登場まで1万文字というケースもあります。
これでは何を楽しめば良いのかわかりません。
本題に入るのが死ぬほど遅い原因
- 作者の中で作品コンセプトが固まっていない
- 小説は非日常を書いた娯楽であることがわかっていない
- 設定を書き連ねることが親切だと思っている。
の3つが原因です。
一秒でも早く、興味を引く事件を起こし、楽しい思いをさせないと読者は逃げます。
本題に入るのが早いのが上手い人の特徴
新人賞を受賞する小説は、序盤にキャラが「焦っている」ことが多いです。
「やばいヒロインと知り合いになってしまった、どうしよう」
「やばい奴から追いかけられている、どうしよう」
「知ってはいけない事実を知ってしまった、どうしよう」
「やばい奴から追いかけられている、どうしよう」
「知ってはいけない事実を知ってしまった、どうしよう」
本題に入るのが早いのが上手い人の特徴です。
例えば『回復術士のやり直し』では、冒頭で主人公がいきなり魔王を倒して、それによって得た力で、過去にタイムスリップします。
TVアニメ化されたシリーズ累計80万部突破のヒット作です。
2016年12月29日に『小説家になろう』に初投稿。
冒頭に大きな事件を持ってきて、主人公の凄さと共感できる要素。他の勇者から虐待されて人生を台無しにされたので復讐したい、といった目的を提示します。
大ヒット作は、冒頭のつかみが上手いのです。
そして、なるべく早く本題に入ります。
おもしろくない小説の冒頭3つのパターン
- ポエム
- ふつうの日常
- 歴史。設定の羅列
この3つだけはさけて、なるべくキャッチーな冒頭を考えてください。