小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:長編小説に加筆する際の注意点について

こんにちは、サイドです。
今、投稿用に十万文字ていどの長編小説を書いています。
ひとまず七万文字くらいでメインの起承転結が書き終わり、あと二万から三万文字ていど足りない状況です。
書き足しが必要なんですが、どう加筆しようか悩んでいるので、スレを立てさせていただきました。

考えている方法としては、

1 新しいエピソードを、メインテーマに差しさわりのない範囲でサブイベントとして追加する
2 既に出来上がっているエピソード内での、キャラクターの掛け合い、心理描写などを追加する

の二つがあって、個人的には「1」の方がサブエピソードとして、キャラクターを自由に動かせて、書きやすそうと思っています。
思い付くネタはあるんですが、後からの追加なので唐突な印象が出そうという面で不安を感じています。

その反面、「2」は描写を増やすことで、テーマやキャラクター性を深掘りすることができるのかもしれないと思っています。
心配していることとしては、全体を通して読み直した時、風景や心理の描写にムラが出そうなことと、推敲を繰り返すことになるので単純に「1」より心理的に労力がかかりそうということ。
身も蓋もない話ですが、普段の仕事に疲れが残らない方法でやらないと、ダメだなと最近痛感しているので……。

今まで、書き過ぎてどう削ろうか悩んだことはあったんですが、書き足すというのはあまりなかったので、皆さんが加筆する際、注意している事、実際やってみて、「こうしておけばよかった」というような事があれば、教えていただけたら幸いです。

上記の回答(長編小説に加筆する際の注意点についての返信)

投稿者 t : 0 投稿日時:

こんにちは。
長編を起承転結か三幕構成のどちらでもいいです。
今ならメインの起承転結と書かれているので、起承転結で話を進めます。

起承転結とあって、
起を最後まで読者に読んでもらえそうかセルフチェックしたとします。
最後まで読んでもらうためにはまとまりが必要です。
簡単なところでいえばまとまりを作り出すのに使われるのが、起承転結になります。
ということは。

起の内容が、起承転結、でまとまっているかをチェックします。
同様に大きな枠組みの承、転、結を見直してみて、盛り上がりはあるかオチはあるか売りはあるかなどをチェックします。
その後で。
プロの商業作品は例えば起承転結の起が、起承転結と順番通りに並んでいることはほとんどありません。
転結から始まっていたり、起承承承転結だったり。
その作家の独特の息づかいだったりリズムがあるものです。
こうした考え方に触れることで起承転結には先があることが分かります、何か活かせるものがあるかもしれません。

応援しています。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 長編小説に加筆する際の注意点について

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元記事:執筆中の小説について

皆様、はじめまして。

私は現在、現代日本を舞台にしたファンタジー小説を執筆中です。

しかしながら、事前に作成したプロットと本文との進行状況にズレが発生したり、文章表現の仕方に悩みが生じてしまい、筆が止まってしまう時が多々あります。

皆様はその様な状況に陥った際には、どの様な方法で切り抜けているのでしょうか?

ちなみに、執筆状況としては既にオチや各章ごとに書く事は決めており、プロット等の骨組みは完成しています。

今は完成した骨組みに肉付けをしている段階です。

何卒、ご助力のほど宜しくお願い致します。

上記の回答(執筆中の小説についての返信)

投稿者 t : 0 投稿日時:

こんにちは、私としては筆が止まったとしても書き続けることができているなら、今の状態も悪くないのではと思ってしまうので、あまりお役に立たないかもしれません。

きつい時を避けるのではなく上手に付き合っていく。
自然のある場所へ散歩にでかけたり。カフェや図書館で作業してみたり。
小説がはかどる候補を自分のなかでいくつか持っておくことは、長く続けていくなら大切です。

そしてこれは考え方の一つですが。
同じことを繰り返しやっていると要領よくできるようになります。

”事前に作成したプロットと本文との進行状況にズレが発生したり”
深刻になるよりも、「自分はただ練習してるだけなんだな」「繰り返しやってればそのうち要領がよくなるな」。気楽に捉えて。とりあえず完結させた後で、手直しするかどうか、次に同じことをする時はどうすれば要領よくできるかなと、時間をとって私だったらゆっくり考えます。

難しいことや苦しいことに意識を向けるよりも、自分なりの上達方法を見つけて楽しみながら書いてるといつのまにか上手くなってて、解決の糸口が見つかっていたとなっているといいですね。
微力ながら応援しております。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 執筆中の小説について

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元記事:創作論の投稿

間違ってるところあったら直してください。

読者は「現実」に対して一種の先入観を抱いている。ファンタジー小説を読むのは読者の住んでいる世界という「現実」とのギャップがあるからだし、ミステリーが面白いのはまず小説で提示された情報に抜け穴があり、物語の内部という「現実」とのギャップが存在するからだ。

「現実」は読者の偏見や先入観によって構築される。ギャップが物語という媒体で提示されなければならないのは(つまりスーパーのポップにでかでかと貼ってあってはいけないのは)読者のそうした先入観を次々と裏切っていくことで読者の持つ常識に別の視点を加えることが目的だからだ。

読者は本の中で提示された設定と今までに身に着けてきた常識とを組み合わせて物語の中の世界をイメージする。このイメージを推意と呼ぼう。推意は物語を読み進めるにつれて次から次へと更新されていく。読者の抱いていた推意に対する確信が強いほど、そしてまた読者がその推意を覚えているほど、それが裏切られたときのショックは大きく、常識が書き換えられた気がする。

読者が強い推意を抱いていない状態でそれを裏切る設定を公開しても強いショックは与えられないし、またそうした設定に説得力がない場合も同様である。スーパーのポップに何らかのメッセージを貼る行為は、読み手の興味がないこと(=先入観を抱いていないこと)を根拠なく提示している点で、ショックは与えられない。
本の場合はある出来事を事実だと思い込ませたり推意への反論となる根拠を散りばめたりする時間が豊富だからこそそうした行為が可能となる。

物語の最後で主人公が女性だと判明する展開が読者に面白いと思われたのは、それまでの話で読者は主人公を女性だと思う根拠がいくつも与えられ、しかもそれらが女性でも行い得る行為だったからに他ならない。「春が二階から落ちてきた」という文の次に長々と言い訳のような文章が続くのは、読者に複数生じるであろう推意を一つに固定化し、読者の先入観を早々に更新し終えて次の推意を行う準備を済ませるため(つまりチェーホフの銃が発生することによって読みにくくなるのを防ぐため)だ。

ここで二つの小説の冒頭を見てみよう。

1.
”①うだるような暑さで目を覚まして、カーテンを開くと、窓から雪景色を見た。
②青々と茂った庭の草木に、今もちらちらと舞い落ちている綿のような雪は、いずれ世界を一面の白に染めるだろう。路上に人の行き来は絶えている。昨日、川向こうの花火大会を見届けた窓にぺたりと頬をくっつけ、あたしはその冷たさと静寂に、ひとつ震えた。"(伴名練『なめらかな世界と、その敵』 〇段落番号は私)

(ネタバレ注意)第一段落では複数の解釈が発生する。可能性が高いと考えられるのはどちらかが比喩である可能性だ。しかし第二段落で少なくとも比喩ではないだろうこと(つまりこれが超自然的な現象であること)が分かる。すると解釈の取りうる範囲が絞り込まれ、読者は異常気象などの要因を考える筈だ。すると解釈があまり多様でなくこの場で重要でもないと思われるような他の出来事は無視されるようになると考えられる。この文の後、主人公の教室には転校生がやってきて何か問題を抱えているようなしぐさを見せるが、そのとき読者の行っている推意のなかではその問題は日常の一部分にすぎず、現在解明されようとしている謎とは関係がないと思われるがゆえにそれほど印象に残らない。読者はその出来事をこれから謎を解明していくために筆者が立てた道具としか考えない。だからこそ物語をストレスなく読むことができる。

2.
"国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。"(川端康成『雪国』)

この文は一見1.で述べた考えと矛盾している。「国境の長いトンネルを抜ける」の主語が不明であるという点と「夜の底が白くなった。」の意味するところが不明な点とが多様な解釈を生んでいるがその答えは最後まで分からない。
1.の文章との違いは第一に解釈の幅が狭い点であり、第二にそのどれだったとしてもストーリーを理解するのには差し支えないと思われる点だ。
1.では複数の解釈があり、かつそれが少なくとも比喩ではないことが明かされる。つまり物語を理解するための重要な前提条件としてその謎が提示されている。読者の目を向けている対象たる謎が主人公ではなく世界観であるために、その他の出来事はせいぜい謎を解き明かすための道具としか認識されないし、どうでもいいこととして推測される。
2.「国境の長いトンネルを抜ける」の主語は汽車か乗客の主人公であると推測される。これは読者が読み進めるにあたっては問題ない表現だと言えるかもしれない。1.と違って世界の根幹に影響するような大規模な謎を提示しているとは考えにくい。どちらの解釈だったとしても主人公はその場にいると考えた方が自然だ。
「夜の底が白くなった。」も同様である。少なくとも「夜の底」として指示されているものの中に主人公は居ないと考えられる(もっとも関連性の高いものを挙げるとすれば、空とか地面とかの筈だ)し、また主人公は葉子という女性の素性を知りたがっているが、「夜の底が白くなった。」が何を指しているのか(つまり夜中に何かが光って見えたことをそう表現しているのかどうかなど)がそれに影響している確率は低い。さらに言えばこの文のすぐ後に闇の中明かりを下げてやってきた男の存在が、この比喩が単に情景を写したものである可能性を補強し、解釈を絞り込んでいる。読者が常識的に考える範囲では、物語の全体像をこの時点ではある程度推意することが可能だ。

1.と2.をまとめれば、次のようになる。
「謎は、推意される世界観が複数発生してしまう(解釈が多様である)ことにより発生する。」
「謎には序列があり、読者が重要だと思っている出来事に関する謎ほど読者の目に留まりやすく、読者はそれ以外の出来事に対しては無難な解釈をする。」
「謎を解決する過程でまたもう一つの謎が発生し、しかもその真偽によって最初の謎の答えが変わると考えられる場合、読者はストレスを感じる。」

加えて言うならば、テレビアニメの多くが場所のカットから始まるのは場所に対するヒントが十分でなければより序列の低い謎に対する注意が向きにくく、読者にストレスを与えることになるからだ。
また恋愛漫画の登場人物が素直に自分の感情を伝えたほうがいいと言われるのは、解釈をひとつにまとめることで「本当に愛しているのかどうか」という最大の謎を解決するためだ。

裏を返せばそれは、上記のような問題がない限りヒントは少なくて構わないということにもなるだろう。二次創作はしばしば原作にある矛盾を登場人物の恋愛感情等が原因であると解釈して行われたり、登場人物同士にあり得たかもしれない関係を想定することで行われたりするが、これらは推意の多様さを逆手に取り自分自身で視点を変革する行為でもあるだろう。解釈の多様さは生活を豊かにしてくれる。

以上を踏まえれば、下のような条件が考えられる。

"物語はその時点で序列の最も高いものから順番に、読者が求める答えに到達するまで謎を解いていくプロセスである。それがより序列の高い謎の答えに影響しないように見える限り、謎はいくつ置いてもよい。"

以上。
「序列」の高低や「読者が求める答え」がどのように決まるかということと、他に例外はあるのかということがまだよく分かっていなませnが、一応何かを真似るときの指針になるのではないかと思いました。

上記の回答(創作論の投稿の返信)

投稿者 t : 0 投稿日時:

こんにちは
面白ければすべて正解になるのでこのやり方で間違ってるかどうかとかは、その時々で、自分にあったやり方を選べてるならそれで十分だと思います。読んでいて謎に注目してある点はとても良いと思いました。後はちょっと要領を得ないというか私にはあいませんでした、ごめんなさい。

なんだろうな、アニメって目をつぶってても音で内容が頭に入ってくるじゃないですか、音を消しても映像を通して今何をやってるか、それこそキャラが言いそうな台詞も浮かんできたりします。
でも小説は音も映像もないので、文章を読むという行為は能動的なんですね。
それで読ませるための方法として謎も使いますね、他にもたくさんあるんですが。

自分が読んでみて面白かった理由と、読んでいて面白くなかった時はつまらなかった理由を考えてみる。次からは視点と舞台はどうだったか、視点と舞台に範囲を広げてそれらの使い方について読んだページまででいいので、謎以外にも考えていくと、新しい発見があるかもしれませんね。何かの参考になれば幸いです。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 創作論の投稿

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元記事:モチベーションの繋げ方

最近、親に『お前の書いたものは、自己満足だ』と言われて、心が折れそうです。
『読んでないのになんで分かるのか』と聞いても、『普段のお前の話を聞いていたら分かる』と言われます。
確かに、私の作品は大したレベルではないと思います。でも、他人に指摘されるのは辛いです。
どうすれば、気にせずにモチベーションを続けられるでしょうか?
非常に身勝手な質問で申し訳ありません。どうぞよろしくお願いします。

上記の回答(モチベーションの繋げ方の返信)

投稿者 t : 0 投稿日時:

こんにちは
親にはそう言いたくなる背景が何かあるのかもしれませんね。その背景に自分なりに協力できるなら解決方法としては早そうですが、今の自分には難しい場合も当然あります。

親ではなくひとりの人間としてみたときに、自己満足で人生が幸せで豊かになっていった体験がこれまでなかっただけかもしれません。ですがあなたが楽しく幸せそうに毎日を生きていることで、自己満足も良いことだと気付くきっかけを作りだすことができるかもしれませんね。

海外に行くと日本語が通じないように。価値観が大きく違う場合、今のように言葉で理解してもらうことは難しいです。
あなたができることは相手が変わるきっかけを一緒に作るまでで、そこからさきは、考え方を変えるかについてはその人の選択であって、あなたからはどうすることもできません。

ですがそのような人達を無視したり遠ざけたりするのではなく、あなたが周りからどうしたらそんなに楽しく毎日を生きられるんだと聞かれるくらい、幸せそうに自己満足(小説)をすることで、それを近くで見ていた人間の考えや関係だったりあなた自身もすべてが変化していきます。
つまり、怒ったり悲しんだり悔しい思いをする必要はまったくないんですね。もっともっとまだまだ足りない、いつも楽しく幸せそうに笑って過ごしていればいいんです。何かの参考になれば幸いです。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: モチベーションの繋げ方

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元記事:燃料切れです。

物語を作るのが好きです。
しかし、とある理由から、エンジンストップしてしまいました。
ですので、いままで散々やってきたシナリオのやりかたで、創作はお話造りだけを
練習し、教わった「勝手にノベラライズ」練習法も一日400字詰め2枚書いてます。
創作は、一か月に1作作るとして、最初の二週は、毎日一枚の紙に
びっしり思いつくままにプロット14枚書いています。次の二週で、一日に
一枚のプロットにつき200字詰め原稿用紙八枚のシナリオを書きます。
こうして、最終的に112枚のシナリオが出来ます。
1時間もの弱位の長さです。
のんびりと楽しくやっています。これなら出来るんです。
ですが、作家になる人は、もしかして、私に輪をかけて創作が好きで、ガンガン
新人賞を狙い、毎日二時間は書いてるのでしょうか。私は、甘い、お花畑
みたいなことをやってるんでしょうか。

上記の回答(燃料切れです。の返信)

投稿者 t : 0 投稿日時:

こんにちは
勝手にノベラライズ?……パターン分析じゃないんですか。
世の中に出回る物語は計算されて作ってあります。何分何秒にキャラが登場して、〇〇の台詞を言って、何分で場面が切り替わってとか。こういった情報をだす順番や台詞の方向性を真似するだけでも小説はかなりよくなります。
その技術を習得し理解を深めるためのパターン分析では……。キャラが何を考えてるとか、自分だったらこう書くとかそんなのどうでもよくて、作り手の配置の仕方を学ぶパターン分析には必要ない気がします。

最終的に112枚のシナリオが1時間もの弱位の長さになるってことなのかな。3行を112枚にするなら分かるけど、112枚もシナリオいります? それって112枚を3行にまとめていくってことで何か発想が真逆の気がしますが。3行という小さいところを112枚に広げていくようにしないと勉強にはあまりならないのでは……。

甘い、お花畑かは本人にしか分かりませんね。作家って免許制ではないので〇〇学校卒業したから、〇〇講座終わったからといって作家になれるわけではないじゃないですか。先生はいませんし、才能を磨く時も困った時もじゃあその間の生活どうするんだとかも、自己解決していく能力が求められます。
なぜ勝手にノベラライズをやっているのか他人にすすめられたとかではなく。
自分なりの答えを持つ、112枚のシナリオをどう活かせば自分なりのやり方で夢や目標に近づけるかを考えてみるのがいいのではないでしょうか。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 燃料切れです。

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こんばんは。 41話で好きな男がクリスマスに親友の女にフラれてから42話で主人公の女がヴァレインタインにフラレた男に告白するのです... 続きを読む >>

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元記事:地の文のほとんどを占める部分の書き方について

ラノベにおける要素として、「会話」「人物描写」「情景描写」「その他」が挙げられると思うのですが、この「その他」の部分が上手く書けません。
具体的には頭の中で映像としてイメージは付くのですが、それを文に書き起こせません(そのせいで一つのシーンを書くのに時間がかかりすぎる)
一人称で書いており、主人公目線の人物描写や情景描写はある程度かけるのですが、ストーリーを進める上で最も根幹となると思われる部分が中々手につかないです。時間がかかるという弊害のほかにも、地の文が主人公目線の人物描写や情景描写がほとんどとなってしまいます。

ここで私の言う「その他」の要素というのは、
・会話文
・人物描写(例えば口調や顔の表情を文章化したもの)
・情景描写(空や空気、物などの様子を文章化したもの)
・主人公の、登場人物の言動等に対するツッコミ等
上記4つ以外のことを指しています。ひょっとしたら、人によっては私の言う「その他」というのが人物描写や情景描写に含まれるかもしれないので、一応念のため私の中での定義づけを示しておきます。

作品『探偵はもう、死んでいる』(二語十先生)の表現をお借りするならば、
(1つ目)
「君塚、この男が……」
 やがて、夏凪が小さく俺の袖を掴む。
 地下の最奥部にあった、完全に密閉された鋼の小部屋。唯一、正面についている小さなガラス板から中を覗くと、一人の男が腕に鎖を巻かれて座り込んでいるのが見えた。

(2つ目)
「そろそろ開演時間か」
 俺は腕時計に目を落とす。風靡さんたちを説得したり、他にもある人物に協力を要請したりと、ここに至るまでに思った以上に時間を食ってしまっている。

一つ目の例で言えば「唯一、~のが見えた」の部分、二つ目の例で言えば「風靡さんたち~しまっている」の部分のことを指しています。

これらの文章がラノベのほとんどを占めている(次に会話)と思うのですが、自分の頭の中で映像化したものをパッと文章化するにはどうすれば良いでしょうか…?
(全く文章化できないというわけではなく、そこにかなりの時間を割いてしまうのを改善したいです)
やはり、ラノベの読む量を増やせば良いでしょうか?

上記の回答(主人公の行動を書いてください)

投稿者 あまくさ : 2

>・会話文
>・人物描写(例えば口調や顔の表情を文章化したもの)
>・情景描写(空や空気、物などの様子を文章化したもの)
>・主人公の、登場人物の言動等に対するツッコミ等

ああ、なるほど。決定的に足りないものがありますね。
それは、主人公の行動の描写です。

2行目の人物描写は、一人称で口調や顔の表情を描写しているということは、主人公以外のキャラについての描写ということになります。自分の表情は見えませんから。

>唯一、正面についている小さなガラス板から中を覗くと、一人の男が腕に鎖を巻かれて座り込んでいるのが見えた。

この文章のうち「一人の男が腕に鎖を巻かれて座り込んでいる」は人物描写ですよね? 口調や表情を書くのは別に必須ではなく、ここでは「一人の男」のその時の外見的な様子を記述しているわけです。

>正面についている小さなガラス板から中を覗くと

この文章が、「中を覗く」という主人公の行動を記述しています。

中を覗くという「行動」の結果、一人の男がどういう状態になっているかが見えた。それだけのことです。何か難しいですか?

思うに、

>・主人公の、登場人物の言動等に対するツッコミ等

こういうのが一人称の主たる書き方だと思い込んでいるのではないでしょうか?
でも、それは勘違いです。
確かにラノベの一人称は、主人公の主観ダダ洩れっぽい文体が多いですが、それははっきり言って枝葉です。

地の文を書くときは、人物描写や情景描写もそれなりに大切ではありますが(これらも実は枝葉)、一にも二にも、

◎主人公が何をしたのか?

◎これから何をするのか?

◎その結果、どこに行きつくのか?

これを意識して書いてください。

会話文は主人公の行動と同程度に重要ですが、

>・人物描写(例えば口調や顔の表情を文章化したもの)
>・情景描写(空や空気、物などの様子を文章化したもの)

この二つは、まったく無いと味気ないから時々バランスよく挿入すればよい。そんな程度で十分なんです。

ましてや、

>・主人公の、登場人物の言動等に対するツッコミ等

これは作品のスタイルによっては皆無でも構わないものです。

小説で最も大事な要素はストーリーであり、ストーリーとは主人公の行動によって表現するものです。
それを忘れないでください。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 地の文のほとんどを占める部分の書き方について

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投稿日時:

元記事:情景 動作描写について どう身につけるか

表題の通りの質問になります。
そしてhexaさん、批評板からの引用失礼致します。以下引用。

〉まず先に「心理描写」と「設定や説明の描写」についてだけれど、これは他の媒体に比べて小説はこの分野が特に表現しやすい媒体だっていうのが特徴なんですよね。で、アニメや漫画、映画などの映像媒体に慣れ過ぎた人が特にやりがちなのが、このへんに力を入れずに「動作描写」「情景描写」にばかり力を入れ過ぎてしまうこと。

……なんだけど、JJさんはその小説のメリットを充分以上に利用しすぎてしまっていて、逆に他のほうにちょっと目が向いていなさすぎる。あんまり見ないタイプなので正直珍しいと思って見ていた。

引用終了

あまり見ないタイプだと言われてはじめて、特異な執筆をしている事に気がつきました。

そして私が今まで自覚していない問題でしたので、よくこれで作品長年書いてて感想貰ったり出来たものだなあと自分で思いました。どういった経緯で動作 情景描写に欠ける執筆をする様になったのか謎です。数年前にいた創作仲間に影響を受けたのか、頭に映像が流れてくるからなのか、単に向いていないのか、この得体の知れない感じを打破する事は出来ますか? 後私の様な描写をする人というのは他にもいらっしゃるのでしょうか?

私は映画も観ますし(ギャングもの大好き)
過去には漫画を描いていました。それでも典型的な情景動作描写に偏るというのが無かったのは何故なのか、知りたいです。

上記の回答(情景 動作描写について どう身につけるかの返信)

投稿者 ヘキサ : 0

うわー引用されるってめちゃ恥ずかしいわー
そしてサタンさんに投げる気満々でこっちの板に来るように仕向けましたごめんなさい。

カミングアウトすると私も漫画も両方描く人だよ。デザイン系の専攻だったし広告系の仕事についたりもしていた。
媒体論を教わったりしてたせいか、このへんの話になるとちょっとうるさくなってしまってスマヌ。文章と絵の性質の違いは徹底的に叩き込まれていたので……つい条件反射でね……

でも15年くらい前のことって、あんまり覚えてませんなー……同期の小説書きはやっぱりいわゆる漫画・アニメ寄りの描写したがる人が多かったんですよ。私が「いや小説には小説の良さがあるんだから漫画とかの真似した表現しててどーすんのさ」と聞いて「それは絵が描けないからそういう表現に憧れるんだよ……」というやりとりをしたことを覚えています。

だから「漫画描きだから逆に映像的描写がおそろかになってしまっている」のは確かにあるのかも、とは思っていたんだけれど。自分も若干少なくなりがちなのを推敲で増してる状態だからね。でも私よりさらに少ない気がするなーと思っていたところなんですよ……

TRPGでGMやるとね、PC達にとって「わかりやすい順」で入った部屋の説明とかしなきゃいけなかったんだ。まずどのくらいの大きさの部屋で、どんな材質でとかいう一見わりとどうでもいい描写を先にやっとかないといけない。で、その後に「部屋のど真ん中にボスが鎮座ましましてますよー(笑)」とか伝えるんですよ。この時にどんなに先にそのボスが目立っても、それより先に背景の描写しとかないといけないんですよ、だってみんなどうしたってボスのほうに気をとられちゃうので。

なので、私はなるべく背景は「先に説明」をおすすめしようかと思っていたんですが。
視覚情報ってのはいっぺんに押し寄せてくるものなので、描写の順番に迷うことは多々あると思います。私はこの時だけ思考を意図的にスローモードにすることもあったりするんですが。

当て推量ですが、JJさんは速筆なタイプの気がしているから、慣れるまではちょっと難しいと思うかもしれない……他の方はどんな風に描いてるのかなぁ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 情景 動作描写について どう身につけるか

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元記事:地の文が極端に少ない四コマ漫画のような小説ってアリですか?

私はライトノベル作家志望です。

最近、ある事を思い付きました。電撃大賞に応募する作品なのですが、地の文が極端に少なくほとんど台詞だけ、もしくは完全に台詞のみの掌編小説を繋げていって、一つの長編作品(イメージとしては四コマ漫画の単行本のような感じ)にする、というのを思い付いたのですが、皆さんはどう思いますか?

回答よろしくお願いします。

上記の回答(地の文が極端に少ない四コマ漫画のような小説ってアリですか?の返信)

投稿者 サタン : 1

確か、『生徒会の一存』が「4コマを目指した小説」と言われてた気がする。
長編の新人賞で短編集は基本的に変化球だと言わざるをえないですが、「それでも全編通して話が通ってれば長編として扱う」という感じだったと思います。

つまり、普通に長編を書くよりもいくつか越えなきゃならないハードルが増えるので、新人賞で変化球を投げるのは良い判断ですが、それがストライクゾーンに入ってくれるかは投手の技量が問われるでしょう。
でも、冒険するのは良いことだと思う。評価シート目当てにとりあえず送ってみるだけでも利益は大きいと思います。

台詞メインで地の文が少ないというのも、逆を言えば「台詞だけで背景や状況を的確に表現していかなきゃならない」ので、相当難しい。
Web掲載の素人作品ならともかく、プロになることを前提にした新人賞では、「地の文書きたくないならゲームシナリオ書いてろよ」って話になる。
ゲームシナリオは絵も音も動的な演出もあるので地の文を書く必要がなく、文章だけを抽出すれば、要するに森中さんが想定してるものに近いですからね。
それをあえて小説でやる以上、前述した通り、越えなきゃならないハードルが増えるという事になるでしょう。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 地の文が極端に少ない四コマ漫画のような小説ってアリですか?

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