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あざらしさんの返信一覧。最新の投稿順6ページ目

元記事:創作クラスタのための心理学の参考書の返信

ありがとうございます。統計については教材を借りて別で勉強するつもりでしたので、どんどんお教えください。

上記の回答(創作クラスタのための心理学の参考書の返信の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

より専門的なものを求められている、ということでよろしいでしょうか?

統計を勉強されるということですので、まずはそちらから一冊だけ。
【新谷歩著:今日から使える 医療統計】
ド文系でも解った気分になってしまう本。
これは実際スゴイことだと思います。
少なくとも数字から読み取る考え方が一新されました。
二度、三度と読みこめば本当に解る(と、思います)

これ以上のレベルは投げ出しますので、お勧めできるかどうかの判断も出来ません。
続きまして本題のガチガチの専門書。
統計と論文を求める、つまりはエビデンスであり医学になっていきますので、専門書の例に漏れず高価な書物です。
空ぶりを防ぐ意味で必要性の高いものから順に書いておきます。
以下、共著のためタイトルのみ記載します。

【ヒルガードの心理学 第16版】
入門書であり教科書です。
屋台骨ですので以下のお勧め本を読まれる前にどうぞ。この本を飛ばして先に進むことをお勧めしません。

【DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル】
後述のカプランとセットにして読まれるのが良いでしょう。
辞書的な意味合いも強いのですが、論理や統計を求められるのなら役に立つはず。
臨床目的ですので、恣意的な読み方をすると弊害のみが際立つ悪書になりかねませんのでご注意を。

【カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5診断基準の臨床への展開 第3版 】
手にした途端、分厚さに引きますが辞書なので致し方なし。
前述のDSMと事実上の対です。
個人差もあるでしょうが、ペラペラと捲って興味を持った知識をさらに他書に求めるなら、こちらの方が面白いと思います。

とりあえず必読レベルを三冊抜き出しましたが、他書籍を中る道案内として十分に役立つと思います。
が、大前提となる専門書に手を出す動機を固めることを強くお勧めしたいところです。
知識は凶器でもあります。
万人に対してとは申しませんが、日常生活の営みに不安無くとも精神的に不安定な人にとっては恐ろしい凶器にもなります。
そして精神的に不安定な時期、肉親を亡くしたり、自身の尊厳が著しく侵害されたりといった強いショックにあれば、誰しもにとって、時系列を現在に限定しなければ、かろんさんご本人にとっても凶器となり得る危険を内包しています。
知識は凶器でもありますが、精神医療にとっては素晴らしく切れ味のよいメスです。精神疾患という病巣に差し込まれるメスが健康な部位に影響を与えることのないよう、ご留意ください。

そのために番外変として一冊。
【ヴィクトール・E・フランクル 著:夜と霧 (新版)】
あえて説明はしません。

ではでは執筆頑張って下さい。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 創作クラスタのための心理学の参考書

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元記事:創作クラスタのための心理学の参考書

心理学を用いてキャラクターを作りたいと思っています。心理学に完全に従うのではありませんが、虚構を作るのには現実をある程度知っている必要性もあると考えています。
その一環として、心理学を知ろうと思うのですが、何から手をつけたらいいか分かりません。
キャラクターの性格を作るのに最適な心理学書はありますでしょうか。
出典となる統計や論文が十分に記載されたものでお願いします。

上記の回答(創作クラスタのための心理学の参考書の返信)

投稿者 あざらし : 8 人気回答! 投稿日時:

結論から書かせて頂くと、図書館が役立つ場になるはずです。大きな図書館で司書さんに相談されることが最も役立つと思います。
お勧めする書籍に悩み、また高価な本が多いため『空ぶり』させるのが申し訳ないという思いもあります。

以下、細かく書きます。
大変に難しいご質問です。
生業での縁があり定期的に客員として教壇に立つ都合上、勧められたこともあり何冊かの専門書には目を通していますが、心理学と一口にいっても主立ったジャンルで20種ほど、さらに同一ジャンルの中で流派があり、「奥が深い」と簡単にいうのが憚られるのが実情だと思います。
単純には専門家として資格を取る、その受験資格を得る段階で大学院まで通う必要があるわけで、6年間必死で勉強されている世界です。
もちろん、かろんさんが専門家を目指して質問されているわけではないことは重々承知していますが、

>出典となる統計や論文が十分に記載されたもの

難しいのはここ。
”十分に”となるほど専門性が強くなります。
招いて頂いている学校にも国家資格受験を前提にしているガチガチの学部がありますが、人間の心理云々以前に統計学をみっちりとやるそうです。『心理学に対するイメージを持っている学生ほど面食らう』らしいです。
これは心理学を科学にするため、とのこと。(私も実際の教育現場は、飲みの席での雑談で知った程度です)
で、統計が十分に記載された書物というのは、基礎となる統計学を専門的に熟知している前提で書かれています。ここをサラサラと読める人向けです。
私も借りて読んではみましたが投げ出しました。もっとも私はド文系で Σ を見たら気が遠くなるタチですが(笑)

>キャラクターの性格を作るのに最適な心理学書はありますでしょうか。

これが難しいのです。
ご質問の主目的は、失礼にきこえるかも知れませんが『ふわっとした心理学』の方向性が強いように思います。

>統計や論文が十分に記載されたものでお願いします。

十分に、という条件を満たすならガチガチの専門書。
正直、この類いの本を読んで『人間(キャラクター)の心理とは』と勉強するのは、お勧めできません。否定はしませんが自動車学校に通うために整備士資格を目指すような具合です。(生涯学習的な意味合いが優先で、それを小説に生かすのは素晴らしいことだと思います)

>キャラクターの性格を作るのに最適な心理学書はありますでしょうか。

大学でもこっちは『人間科学』的な名称で存在する学部、前述の「ふわっとした心理学」の方です。
この方面の書籍は知る限り注釈的な意味合いが強く、それを利用しての論までは至っていない印象があります。
程度問題ではありますが『統計や論文が十分に記載されたもの』を満たすことが、難しいです。

その上で、お勧め書籍を。

【鹿取 廣人 (著, 編集), 杉本 敏夫 (著, 編集), 鳥居 修晃 (著, 編集):心理学 第5版】
基礎本にどうぞ。全般を学ばれるならば、ここから世界を広げていくのが近道だと思います。
おもしろく読める本を選択しました。

【杉山 尚子 (著), 島宗理 (著), 佐藤方哉 (著), リチャード・W. マロット (著), アリア・E・マロット (著):行動分析学入門】
人間の行動、観察に絞るとジャンルとして行動分析が必要になるはずです。
お勧めを悩みましたが、前提知識が他書籍より少なくても理解しやすい本を選びました。

【ゲイル・F. メルスン (著), Gail F. Melson (原著), 横山 章光 (翻訳), 加藤 謙介 (翻訳):動物と子どもの関係学―発達心理からみた動物の意味】
発達心理の本が必要だと思ったのですが、どうしても幼児期から児童期の本が多くなります。(本来は65才以上の成熟期まで幅広く発達心理学の対象です)幅広くなると全体像がボヤますので、切り口を変え、キャラクター作成に役立ちそうなものを選びました。
「動物?」と思われるかも知れませんが、理解を進める非常に良い本です。

【A.H. マズロー (著), 小口 忠彦 (翻訳):人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ】
自己実現理論で有名なマズローさんの著書です。画一的ではないキャラクターの動機を描かれるに有益な著書だと思います。
古いと一蹴するのは簡単ですが、ここをすっ飛ばして学ぶのも難しいだろうと選択しました。

【ゆうきゆう (著), ソウ (著):マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編】
最後に究極的にふわっとした本を。
本屋にいくと五月蠅いぐらい並んでいるアドラー本ですが、下手に怪しげな本に手を出すぐらいなら、たぶんこれが一番お勧め。堅苦しく学ぶより、これぐらい柔らかい方が個人的にはピッタリなアドラーさんです。精神科医でもある著者は心理学漫画本でベストセラーの方ですし、安心して読めるはず。
主人公っぽい、ヒロインっぽい考え方の役に立つと思います。

勝手な判断により、お勧め本の意に沿わない結果になったかと思います。
ガチガチの本が必要ならリクエストください。
私には理解不能の本も含め、ある程度はあげられるかと思います。
ではでは、執筆頑張って下さい。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 創作クラスタのための心理学の参考書

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元記事:冒頭に関する話

以前読んだ本か、あるいは映画のコメンタリーだったかもしれませんが、「アクション映画は開始10分以内にアクションを描かないと観客は退屈して帰る」のような話を聞いたことがあります。
質問したいのは、この「開始10分」は小説に置き換えて考えるとどこまでの部分なのか?という疑問です。ついでにアクションを描く際に並んで重要そうな「主人公の活躍」についてもお聞きしたいです。

自分が好きで読んだ小説をおぼろげな記憶で思い出すと、確か「フルメタル・パニック!」は少女が逃げ回るシーンからだったと思います。この作品の場合はミリタリーアクションですので「開始0分でアクション」でかつ「開始10分以内に主人公が派手に活躍」していて、どういった作品で何を期待して読めばいいのか?が明確かつテンポよく描写されていました。
「魔術士オーフェン」は化け物が部屋から飛び立つシーンからだったでしょうか?アクションでこそありませんが緊迫した場面でした。直後にギャグ風味に暴れてるので「主人公の活躍」は恐らく満たしています。
「とある魔術の禁書目録」はちょっと思い出が混濁しているのですが、最強クラスの能力者との一騎打ちからだったはず。「アクション」も「主人公の活躍」もバッチリです。
ここまで書いて思ったのですが、自分が好きな作品というのは「物語開始時点で主人公が戦闘能力を有している」ものばかりに思えます。他にも漫画になりますがジョジョでは4部が一番好きです(これは前に3作品分の積み重ねがあっての序盤なのでちょっと違うかもしれません)。

この法則をどう適用すればいいのかを若干悩んでいるのが異世界転生系です。
最初に描くのは「アクション」でも「主人公の活躍」でもなく「取得する能力の解説」だったり、なんらかの説明になりますよね?
今では転生が浸透してきて転生過程を省いていきなり本番というパターンもあると聞きます。先人の説明努力の上で成り立っていると考えると、なかなか歴史を感じます。ただ、自分はこのパターンは書けませんでした。いざ書いてみようとすると、いちいち物語の舞台のいろんなアイテムやモンスターに対する疑問を案内役に聞いてしまう展開が多くて、以前アドバイスでいただいた「設定はイベントで見せる」を実践できませんでした。解説ばかりで肝心の活躍まで行数がかかってしまったのです。
古典的手法では「最初に能力を使っての戦闘を書き、『そもそもこうなった発端は~』と回想で説明する」というものがあります。こちらもうまくものにできませんでした。回想シーンである以上、その場面に至るまでを書くことになるわけですが、どうしても長い話になってしまい、2回目の活躍までにかなりのページを食うことになってしまいました。こうなってはやはり設定資料の域を出られそうにないと感じたのと、そこまでを(作者にとって)既知の情報を延々連ねるのは思った以上に退屈で飽きてしまったのです。「暴れて欲しいところまでお行儀よく主人公を歩かせる」のは想像以上に地味で、先人の皆さまはこれを越えたのかと思うとただただ頭が下がります。

結局今は、最初から妙なことはせず時系列通りに書こうとしていて、それなりに進めることができました。ところが今度は冒頭から一向にアクションしてくれないのです。書いてる側としては一歩一歩話が進んでいるという感覚があって安心できるのですが、読者にはそんな書き手の心情など関係ないでしょう。あと一歩で派手に活躍するんだ!と思っても、そこまでに脱落されては本末転倒なわけです。できる限りの早回しで進んではいるのですが……。

今回の質問は「Webで文字を読む場合、『開始10分』は何文字程度、あるいは何章程度までに当たるのか?」というものです。世間一般の文字数内に今書いているものが収まっていれば安心して執筆できますし、はみ出していれば修正の必要があります。よろしくお願いします。

上記の回答(冒頭に関する話の返信)

投稿者 あざらし : 3 人気回答! 投稿日時:

個人的な結論から書かせて頂きます。

>Webで文字を読む場合、『開始10分』は何文字程度、あるいは何章程度までに当たるのか?

時間はとりあえず保留してですが、退屈して帰っちゃうのはWebなら速くて5行。
ページではなく、行です。
以下、ご質問の所感を細かく書きます。

個人的には、まず、大前提がちょっと違うと思います。

>「アクション映画は開始10分以内にアクションを描かないと観客は退屈して帰る」のような話を聞いたことがあります。

コメンタリーの場合、問題は『この映画が何か?』です。
マーベル系なら、まぁその通り。そういう映画で観客もそれを望んでいますから。
アクション映画全般を指すなら、一理あるとは思いますが実例が多いだけに首を傾げます。
これが広く『アクションもある映画』になると噴飯ものの話しになっちゃいます。

本だった場合も含めて、多分に比喩的な意味が強いのでは、と感じました。
そもそもアクションものに限った話しではありません。
本であれコメンタリーであれ、これはおそらくは深読みが必要な情報で『面白い映画にするには(なんらかの方法で)開始10分で観客のハートを掴み、スクリーンに没頭させないといけない』という意味あいが強いのではないでしょうか。話題の対象がアクション映画だったので『アクションでは』という枕詞がついたように思います。

私も月に5本以上は映画館で観ますけれど、大はずれの映画でも10分で帰る人なんかいません。少なくとも私はそんなの察知したことはありません。
元話の空気を読まず、あえて書きますが、クソつまんねー映画でも観る前にお金を払ってますから30分ぐらいは持ちます。
映画というのは観る前にお金を払い、あらかじめ上映時間を確保した上で観るものですから、そうそう帰りません。30分ほど過ぎると絶えきれないらしく寝る人は出ますが(笑)

で、これは『映画ならば』です。
漫画や小説の場合『退屈して帰る(作品切り)』は、もっとシビアです。
漫画雑誌では定期的に新連載が始まりますよね。雑誌によって違いますし、ギャグ等の短いものもありますがストーリー漫画の初回は60ページ前後がおおよその基本になってます。
面白ければ全部読むのは当たり前ですが、好みに合わなかった場合、初回だからという理由で全ページ読み通すかというと、まぁ、私は読みません。
切っちゃう場合は、おおよそ半分ぐらいで『退屈して帰る(読むのをやめる)』パターンが多いように思います。

小説の場合、雑誌での連載もありますが、書き下ろしが珍しくありません。
ライトノベルの場合は、大半の作品で文庫が初お目見えとなっています。

私個人を例にすると面白そうな作品を書店に探しに行くのは映画館とセットになっているのですが、タイトルで目を引いた作品冒頭をパラパラとめくります。
購入の有無を決めるのは本文5~10ページぐらいです。書恥の類いの人間ですので、『あまりにも平凡』という作品以外はおおよそ買っちゃいますが、やはり冒頭でハートを掴む作品で無いと後回しになります。

と、ここまでは漫画でも小説でもプロ作品です。
編集というプロの目を通した後に世に送り出された作品の場合でも、これぐらいのページです。
もちろん個人差はあるでしょうが、いずれにせよ世の中に出てきた全ての作品を読み通すことは不可能ですから、『退屈して帰る(読むのをやめる)』は誰しもがあることだと思います。

さて。
アマチュア作品の場合はというと、さらにシビアになります。
というのも、プロ作品の場合『最低限度の質、底の底よりは上』を保っています。(人気・有名レーベルの小説、漫画全般は競争が激しい分、レベルは必然的に底上げされていますね)
プロ作品の場合、全作品とは口が裂けても申しませんが、おおよそレベルではなく『好みの問題』が大半で読むのをやめています。
言い方を変えれば、読者にとってギリギリラインであれど『時間の無駄にはならない、大丈夫だろうという期待』が手伝っての結果です。

一方、これはアマチュア小説の良いところでもあるのですが、まさに玉石混淆。
編集というプロ、慣れた人の介入によって平らにされていない尖りっぷりが、良くも悪くもストレートに出ています。

アマチュア作品もそれなりに、というか、むしろ結構読んでいる方だと思うのですが『時間の無駄にはならない、大丈夫だろうという期待』これを裏切られる経験も、読んだ数の分母に比例して増えていきます。
正しく作品の質だけで読むという状態。
ある意味、健康的ですね。

結果、速ければ数行で読むのをやめる、というケースもあります。
これは単純に小説以前の問題で『日本語の不備』手っ取り早くいうと「読むのが苦痛」という場合。

こういった最低限のことが出来ていたとしても、読むのをやめる場合、多くて5ページでしょうか。
プロ作品より短くなるのは、『それぐらい解りやすく読む価値を見いだせない』これに尽きます。

>最初に描くのは ~略~ なんらかの説明になりますよね?

ごめんなさい。
あくまで私の場合ですが、『説明』これが最も解りやすく切る(読むのをやめる)パターンです。
もちろん説明から始まっていても光るものがあれば読みますが、そうではない場合、そして大多数のそういった作品は早々に読むのをやめてしまいます。

>確か「フルメタル・パニック!」は少女が逃げ回るシーンからだったと思います。

ご質問にある作品から一本目を例に。
異世界もやり方は同じなんです。
考え方を変えてみて下さい。
おおよそ現代を舞台にしたフィクションですが、『アーム・スレイブという人型兵器が存在して、一般学校に兵隊が転校してくる』という異世界を描いていると考えれば、見えてくるものがあるかと思います。
フィクションってのは重箱の隅をつつけば異世界に違いないわけですよ。

読者には説明せず、エピソードを通じて周知してください。
フルメタでいえば、プロローグ。
☆コピー用紙を手に入れるために、発煙弾を使用する。
☆補完としてヒロインが罵倒【引用】『戦争ボケのネクラ男』
このふたつでプロローグの役目、もっといえば作品の骨子(アクションあり・恋愛要素にも期待できる)を表しています。
もっとも説明っぽいヒロインのセリフが【引用】『スゴ腕の傭兵だか、AS乗りだか知らないけど ~』です。
おおよそ、これが説明のギリギリライン。

>解説ばかりで肝心の活躍まで行数がかかってしまったのです。

もっとも基本的な物語進行ですが、『活躍から書く』『出来事の最中から書く』ことを意識してみてください。
読者への設定説明なんて後でもできます。(フルメタだってそうでしょ?)
謎のままで結構ですので、とにかく読者に向けてボールを投げて続けて下さい。
ボールを投げ続けられる限り、そうそう飽きませんが、投げられてくるボールがないのにバッターボックスに立ち続ける暇人はそうはいません。

そして物語で、読者にわき上がるクエスチョンをエピソードで(徐々にでも)読者に伝えてください。
断片の情報でも、読者は頭で組み立てて一本の筋道をつけます。
ここは読者を信用して下さい。
出来事を丁寧に時系列で順番に書いていく、しかも飽きさせない、これを成立させるには『飛び抜けて魅力的な筆致』もしくは『飛び抜けて魅力的なキャラクター』が必須となります。
おそらくこちらの方が遙かに困難であるはずです。

>古典的手法では ~略~ こちらもうまくものにできませんでした。

戦闘シーンから始める必要はありません。
冒頭に戻りますが、「アクション映画は開始10分以内にアクションを描かないと観客は退屈して帰る」これをストレートに取るのではなく、意味を汲み取るべきだと思います。

小説の場合、まず第一に飽きさせないために、説明するのではなくエピソードで伝える。
そのための手法のひとつが『活躍から書く』『出来事の最中から書く』という冒頭です。

>時系列通りに書こうとしていて、~略~ 一向にアクションしてくれないのです

それは時系列通りではあるが、物語の開始地点に問題があるように思います。
小学校の宿題の定番ですから、日記をつけられたことはあると思います。
普通は「その日で最も思い出深い出来事」を中心にしますよね。朝起きて歯を磨いたことは飛ばしますし、トイレに行った回数だって書きません。
海に泳ぎに行ったなら、その思い出を書くべきで、家を出るところから書く必要はありません。
いきなり、
「クラゲに刺された!」
から始まってもいいのです。
この一文だけで海に行ってることは解りますよね。山でクラゲに刺されるヤツはいません。
これを冒頭にして5W1Hを交えながら日記を書くことだって出来ますよね。

>できる限りの早回しで進んではいるのですが……。

悪手のように感じます。
早回しできる、というのは、それが無駄となって存在している証明ではないでしょうか。
本当に面白い小説は、一行の無駄もありません。
家で映画を観てても、面白ければチャプターを飛ばしたりしないはずです。
『本当に早回しが出来るシーンを飛ばすことは出来ないだろうか』
これを著者であるパクトボーさんではなく『読者にとってどうか? 削ることで読者が混乱するだろうか? 混乱させない方法はないだろうか』これを基準に判断してみて下さい。

最後になりますが参考書籍を。
【冬月いろり著:鏡のむこうの最果て図書館 光の勇者と偽りの魔王】
2018年電撃大賞の銀賞受賞作ですから既読かも知れませんが、デビュー作にして上々です。
読者にとって必要な情報はエピソードで読ませる、ということが理解しやすいと思います。

ではでは執筆頑張って下さい。
応援いたします。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 冒頭に関する話

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元記事:小学生主人公が難しいのはロリコン作品でも言えること?

ラノベの読者は中高生なので主人公も近い年齢がいい
これはよく言われますがロリコン系でも言えることでしょうか?
りゅうおうのおしごと!ロウきゅーぶ!には主人公の女の子が出ますが彼女らは主人公ではありません
主人公はやはり男子高生です
漫画アニメではのんのんびより、よつばと!魔法少女リリカルなのはなどの小学生女子の主人公(よつばは5歳)が出ますがラノベと漫画アニメは違うものなのでしょうか?

上記の回答(小学生主人公が難しいのはロリコン作品でも言えること?の返信)

投稿者 あざらし : 1 投稿日時:

漫画やアニメ、これらとストーリーの語り方が違いますから、ハードルが高いとは思います。
個人的には小説の場合「難しい」というより、大げさに聞こえるかも知れませんが「専門家の仕事」だと思います。

漫画やアニメといったビジュアルを利用する媒体は、基本的に外から見た状態です。
例に挙げられている【よつばと!】が解りやすいかと思いますが、よつばの心情には踏み込みませんよね。(あったかも知れませんが、私の記憶が正しければ無かったと思います)
よつばが考えていることをモノローグで語ったりはしません。漫画のテクニックを駆使して読者に心情を想像させています。
外から見ている、つまり客体視点でのよつばです。

一方で小説の場合、とくにライトノベルといったエンタメまっしぐらの小説は、多くの場合、主人公が視点人物になります。
ここらは人称にも関わってくるので割愛しますが、ありていには、その時の視点人物の心情(を)(も)地の文で書く、これが普通の状態です。

つまり、小説で小学生を主人公にした場合『小学生の考え方を不自然ないように地の文で書く』ということが、まぁ程度問題ではありますが多少なりとも求められてきます。
もし小学生として不自然な思考をしていた場合、読者の目には『とても小学生とは思えない』という感想が生まれ、下手すると『看過できない違和感』となり物語に集中することを阻害します。
誰でも小学生だった時期がある、という読者の経験に基づいているだけに違和感が際立ってしまう可能性が拭えません。

【りゅうおうのおしごと!】【ロウきゅーぶ!】
これらもヒロインである小学生は『(主人公の視点で)外から見た状態』で、心情には直接踏み込みません。(両作品とも既読ですが、たぶん無かったはず)

小学生を主人公にした小説も、もちろんあります。
誰しもが読んだ経験のあるだろう児童文学がそうですね。
これは多くの場合、児童文学作家という専門家が書いています。
筆致が独特なものが多く、そういう意味でやや特殊ではありますが、心情を違和感なく語る、しかも同年代の少年少女に読ませるというのは、やっぱり専門家ならではではないでしょうか。

では専門家以外の書く小学生主人公はどうかというと、変化球が多いように思います。
例えば世界的ベストセラー【スティーブンキング著:スタンド・バイ・ミー】は夏休みに12歳のやんちゃ仲間4人が、少年の死体を探しに行く物語です。
この物語の変化球は『34歳の作家になったゴーディが思い出を綴った』という形式。
つまり12才の心理でありながら、34才の作家でもあります。

>ラノベと漫画アニメは違うものなのでしょうか?

小説を主体にして書きます。
小説では人称や視点の使い方によって、自然に、しかも作中でのリアルタイムで心情に踏み込むことができます。
視点人物であれば『思っていること』を地の文なりを利用して書くことができますし、ラノベではあまり使われませんが神の視点であれば全ての登場人物の心情に踏み込むことも出来ます。
小説の場合は、これが普通の状態です。

一方、ビジュアルを利用する漫画やアニメーションで『思っていること』をストレートに書く場合、(やり方は色々ありますが)モノローグといった『心の声』やナレーションといった『過去を振り返っての声・神視点の声』を表現する効果が必要になります。

漫画なら吹き出しを集中線にしたり、雲状の吹き出しに変えたりといった効果、映像作品の場合は、演技による主体と客体の使い分けはもちろん、映像でもそれと解る工夫により『普通とは異なる特別な状態に切り替える』わけです。
ラノベのアニメ化、特に一人称小説が原作は(監督の手腕によりけりですが)効果として比較的わかりやすいと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 小学生主人公が難しいのはロリコン作品でも言えること?

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元記事:掴みどころのないヒロインを惚れさせるためにはの返信の返信

高度な分析によるアドバイスをありがとうございます。

「恋愛は理屈ではない」とよく聞きますがそういうことなのでしょうか。
それでも何かしら明確な理由があるはずだと自分で納得する理由がほしかったのだと思います。

たいしたきっかけなくてもヒロインが好意を明確にすればそれが恋愛になると考えていいのでしょうか。

完璧超人な人間は同年代よりも一歩も二歩も大人であるため、同年代の男をからかいこそすれ恋愛感情を抱くことは難しいのではとも考えました。
天才の思考回路は凡人である私には到底理解できないので、恋愛に関する価値観も大きく常人とは違うのではとも思いました。

上記の回答(掴みどころのないヒロインを惚れさせるためにはの返信の返信の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

まずは返信が遅れましたことをお詫びいたします。ちょい仕事のスケジュール調整に時間がかかってしまいました。申し訳ない。あと、普段は30分程度の一気書きで書き込みさせて頂いているのですが、今回スケジュール上ぶつ切り足かけ三日です。途中のものをつぎはぎ最終的にコピペで貼り付けてますので、段落ずれや文字ずれ等で読みづらい点があるかも知れません。予めご了承を。

ご挨拶はこれぐらいで、本題に。
煮詰まりを感じた故に別のアプローチを提案させて頂いたわけですが、余計に悩みを深くさせてしまった面があるようで、この点も陳謝いたします。
ただ、ですね。
返信頂いた内容を拝読してかなり安心しました。
是非とも、もう一歩、そこから踏み込んでみてください。
以下、前回の書き込みを噛み砕いたもので、直接的な答えは私には書けません。参考になることがあれば幸い。

>「恋愛は理屈ではない」とよく聞きますがそういうことなのでしょうか。

現実の話しとしては、程度の話しでもありますが(多くの場合)そうだと思います。
程度というのは事由を分岐点として、です。『こんな出来事があり、それから好きになった』というような恋愛ですね。
理屈ではない、というのは客観的に理論づけられない。第三者に説明しがたい。
ありていには、個人的な趣向により。
単純に「可愛い」だとか「自然と仲が良くなり、付き合った」というようなケースです。
こういった確たる理由、分岐点がなく、客観的に見れば『なんとなく』カップルになっているというのは現実ではよくある話しだと思います。

ところが、これをそのままストレートに小説に採用することが得策だとは、私には到底思えません。
どこがダメかというと読者が納得できない。
現実での付き合った理由として『なんとなく』
これは、結果ですよね。

小説に限りませんが、物語は出来事の経過を読んだり、鑑賞したりするものです。
物語開始時点で付き合っているふたり。このカップルが付き合った理由、例えば物語中で友人に聞かれた答えとして『なんとなく』これならば読めます。
なぜ読めるかというと、それは物語開始時点に既に定まっていることだからです。
一般小説ならばよくありますが『主人公には妻子がいます』ラノベなら『主人公には妹がいます』これらと同じようなことです。

ところが御作ではそうではありませんよね。
物語開始時点で、ヒロインは主人公のことが異性として好きではない。
つまりヒロインが主人公のことを好きになっていく経過を書く必要があります。
経過というのは、
『なんらかのイベントがきっかけになり、主人公のことを意識する(理由を物語に落とし込む)』
『無関心だったヒロインが、徐々に主人公のことを意識していく(理由ではなくエピソードの積み重ね)』
こういうことです。

>たいしたきっかけなくてもヒロインが好意を明確にすればそれが恋愛になると考えていいのでしょうか。

言葉尻を捉えるわけじゃないのですが、それでは恋愛になりません。
主人公が応えて、初めて恋愛になりますよね。

ですが、ヒロインが好意を表現した時点で物語の恋愛要素は大きく動きます。
物語の帰結、結果として主人公がヒロインを選ぶかどうかは、今回のご質問とは別のことだと思います。これは、恋愛要素がある物語で、ふたりが付き合い出すと(基本的に・多くの場合は)物語は終幕を迎えますので『どう終わるか』もしくは『その後、どう展開させるか』という話しです。

そうではない物語、たとえば現在連載中の漫画【畑健二郎著:トニカクカワイイ】なんかは、モロモロをすっ飛ばして結婚しますが、それにしても『主人公とヒロインの時間、恋愛の経過』を描いていることに変わりありません。
まずは『恋愛要素のある物語は、読者に経過を楽しませる』という所に立ち戻ってみて下さい。変化球を投げるのはストレートを投げる能力があってこそです。

さて。

>恋愛に関する価値観も大きく常人とは違うのではとも思いました。

安心した、というのはコレです。
ご自分で答えに近づいていらっしゃると感じたのです。
それで良いと思いますので、もう一歩踏み込んでみてください。

どういうことかと申しますと、
『恋愛に関する価値観も大きく常人とは違うのでは』
これは、おおよそ読者の予想でもあるわけです。
金村さん自身の謎でもあり、著者として理解不能であることを書くわけではありませんから、おおよそ思考をトレースしていけば『天才と凡人の価値観の違い』というのは書きやすくもあるはずです。
読者の予想(になるであろう)を強化する、ということです。

文中には直接は書かず、エピソードにより読者の心の中に『(ヒロインは)恋愛に関する価値観も大きく常人とは違うのでは?』これを発生させてください。
(念のために書きます。ここでのエピソードはアニメ全12話の第一話といった意味ではありません。辞書どおりの意味、本筋以外に挿入される部分、挿話です。前回例に出した【もののけ姫】なら、たたら場へと向かうアシタカが旅の途中で戦に遭遇するシーン。「押しとおる!」のセリフと共に放った矢が武者の腕やら頭を吹き飛ばします。呪いを受けた腕ではあるが、だからこそ人知を超えた力も発揮する、というエピソードですね)

この時点での読者に、
『主人公とヒロインがいる。恋愛要素もありそうだが、この状態でどうやってヒロインは恋に落ちるのだろう?』
こう感じさせるために、徹底的に、けれどエピソードを利用して簡潔にやって欲しいのです。

ここまでが見事成功すると、読者の心はどう動くでしょう。
もちろん『好ましく思える主人公とヒロイン』というような応援したくなる気持ちや、主人公と同調できるといった土台が必要ですが、
『主人公とヒロインがくっついて欲しい(期待)』
こう(なるように書くべき)ですね。

これらが読者の心の中に完成した時点で、恋愛要素のある物語は重要なハードルをひとつクリアしたことになります。
是非とも全力で取り組んでください。
『読者の予想は大きく裏切る、けれど期待には、読者の希望以上に応える』
面白い物語を端的に言い表すと、こういうものだと思うのです。

>ほかにもこれという展開があれば教えてください。お願いします。

ご質問の問い、これにズバリお答えできる内容は私には書けません。
ここまでの書き込みと重複しますが、読者の予想を裏切る展開が見えないのです。
1)そこに至るまでのストーリー
2)主人公とヒロインの関係
3)主人公とヒロインの性格
他にもありますが、少なくともこれらによって読者の予想が形作られていくということです。

重要なのは『読んだ読者はどう予想するだろうか』という著者の想定であり、もっといえば『そう予想するように読者を誘導する』ことだと思うのです。
ひとついえることは、よほどの閃きがないかぎり、すぐに思いついた案では読者の予想を裏切ることは難しいのではないでしょうか。

最後になりますが、お勧め書籍と映画を一本ずつ。
おそらくは既に読んだり観たりしている作品を選びました。
ネタバレを含む注目ポイントを併せて書かせて頂きます。
【新海誠監督:君の名は】
観衆の認識力を疑い、丁寧に解りやすく描く。
観衆の認識力を信じ、全ては描かない。
ふたつの相反するさじ加減がお見事です。
本作ですが、まず間違いなく観た人は「両思いであるふたりのハッピーエンド」として捉えているはずです。
で、
『どの時点でヒロインは主人公のことが好きになったのか?』
『どうしてヒロインが主人公のことを好きだと(観ていて)感じたのか?』
これを考えながら観ることで素晴らしく参考になるはずです。

【谷川流著:涼宮ハルヒの憂鬱(シリーズ)】
超有名作のラノベですね。
主人公であるキョンの一人称ですので、キョンの考えていることは読者も解りますが、他の人物の心情は不明です。キョンと読者は、他人物の『言動』や『行動』を通して心情を(推察も含め)察することになります。もちろんヒロインに対しても例外ではありません。また、一人称ですのでキョンが存在しないシーンはありません。
つまり、ヒロインの心情は、ヒロインが発言するか行動するか、もしくは第三者からの発言や行動によって推察することになります。
本作を読んだ読者ですが、『ヒロインかつキーパーソンの涼宮ハルヒは、キョンのことを(自覚の有無は別として)異性として意識している』と読んでいるはずです。
これは、まず読んだ人ほぼ全員の共通認識になっているはずです。
シリーズを通して読んだ人は、長門に対しても(ニュアンスが難しいですが)キョンに普通以上の感情を持っていると読んでいるはずです。
物語のロジックが驚くほど上手く機能している点もありますが、エピソードの使い方が抜群に上手です。
参考になるはずです。

前回の補足を中心に書き込みさせて頂きましたが、
『理由を物語に落とし込む』
『理由ではなくエピソードの積み重ね』
これは本当にどちらでも良いと思うのです。
ですので、ここでは悩まずに、読者の予想を裏切る展開(できれば斜め上にぶっ飛ぶ)で悩んで欲しく思います。

ではでは執筆頑張って下さい。
応援いたします。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 掴みどころのないヒロインを惚れさせるためには

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元記事:主人公が得た力を無意味にしたくないです

バトル系の作品で、主人公は物語を進めるうちに強くなります。
強くなる形は新しい能力が主流です。
スピード特化の能力、パワー特化の能力を手にすることで色んな敵に対抗できます。

そして、そういった主人公はすべての能力を併せ持つ最強フォームというものを手に入れます。
スピードもパワーも今までの形態を凌駕する最強の力です。

この力を手にしたら、以前の形態になる必要はなく、それらはお払い箱になります。

仮面ライダーではそういうことが多いです。

最強の力を手に入れても、以前の力を使うのに納得のいく理由を付ける方法はあるのでしょうか。

すぐに思いついたのが、最強フォームは負担が大きいというものです。

他にもなにかあればご意見をお聞かせください。お願いします。

上記の回答(主人公が得た力を無意味にしたくないですの返信)

投稿者 葉月 : 0

はじめまして。
参考になるかはわかりませんが思いつきで書きます。
深く考えてないけど質より量かもしれないと思いました。

・短時間しか使えない。一定時間以上使うと装備者の意思が装備に乗っ取られる(魔剣のようなイメージ)
・防御が紙になる。
・最強であるが故に周りへの危険度が高いため使いどころを選ぶ。

展開で最強フォームが使えない状況にする。
・故障やメンテナンスなど手元にない。
・人質など主人公が手を出せない状況でボコボコにされ、最強フォームを奪われる
・最強フォームではダメージを与えられない(強さではなく相性の問題)

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公が得た力を無意味にしたくないです

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投稿日時:

元記事:最近流行っている小説のジャンルがわからない

初めまして。鴻江駿河と申する者です。いつもは、小説家になろうやカクヨム、書籍などで小説を「読む」側に属しておりましたが、この度「書く」側に転向しようととりあえず筆を取った者です。
さていざ書こうと思ったとき、とりあえず流行りものを書こうと思ったのです。しかし、ランキングなどを見てもあまりどういったジャンルが受けるのか、今流行っているのかというのがいまいち掴めません。
ぜひ、現在どういったジャンルが流行っているのか教えていただけると幸いです。

上記の回答(最近流行っている小説のジャンルがわからないの返信)

投稿者 金木犀 : 0

ちなみに恋愛も、ラブコメ寄りが主流じゃないかと想いますよ!

人気のジャンルの傾向も違うのでまずは中見を要確認です!

ラブコメ!の時代が来ればおれ歓喜!

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 最近流行っている小説のジャンルがわからない

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投稿日時:

元記事:キャラが動く動機が見つからないです

初コメです!
キャラの設定などはだいぶできてきたんですがどうしても
目的、目標が決まらなくて困ってます。
元々遊びとしてキャラを作ってしまい、
その後に設定を作ろうと思ったのが悪いのですが
皆さんならどんな話にしようとするか参考にさせてほしいです。
記憶をなくしてしまった主人公が、あるきっかけ(詳細は未定)で
「色を集めないといけない」ということを思い出します。
(色というのは神様から授けられた特定の魂の概念で
赤とかの色とは別のものです伝わりにくくてすみません)
登場キャラは色を一つ持っているのでそれを集めようと
色が見える能力を持つ主人公ががんばります。
最終的には色を持ったキャラたちが
創造主に会うという…もうわからない感じになってます。
形はできているように見えますが動く動機が皆にはないんです。
創造主は昔能力を使いすぎて眠りについているので起こして!
というキャラもいるので創造主が悪役ではないかもです…
皆さんに聞きたいのは
1 キャラが動く動機はどういうものがいいか。
2 悪役(キャラは未定)はどんな行動をしてるとよいか。
3 先程の設定で物足りないと思われる点はどこか。
長くてすみませんが思ったことがあれば意見ください!
お願いします!

上記の回答(キャラが動く動機が見つからないですの返信)

投稿者 手塚満 : 1

> 1 キャラが動く動機はどういうものがいいか。

おおむね、「不足を埋めたい」というものだと思います。最初から何が不足かを知っていてもいいし、満ち足りていると思っていたら決定的に何かが欠けていたと気が付いてもいいです。

後者の満足から不満に変わるものとしては、例えば何らかの勝負事で、今まで負けたことがない主人公が、強敵に出会ってボロ負けし、自分が弱かったと思い知るなんて、よくあります。そこから強くなるためのドラマが始まるわけですね。

お考えの主人公ですと、既に欠けています。記憶ですね。しかし、主人公が「色を集めないといけないと思い出したことにより、自分の困った状況(記憶喪失)を捨て置いて、色を集め出すと、何かしっくり来ません。なぜ最大の問題=記憶を放置するのか、という疑問が生まれてしまい、そこを補足しないと不自然になります。

もし「色を集めないといけないんだった、しかしなぜだろう?」と思い、色を集めることが失われた記憶にたどり着きそうと強く感じたら、説得力が生まれます。なぜ色を集めると記憶が戻りそうなのかは、はっきり説明できなくても大丈夫です。主人公が感覚的に、記憶が戻りそうと感じればいい。

そこからは展開次第になります。よくある例を考えてみますと、色を持つキャラが主人公の記憶に関わる部分的な情報を持っているというものですね。色を集めるごとに、「主人公はこういうキャラのはずだ」というものが見えてくる(必ずしも主人公が思い出す必要はない)。そうすると、サブキャラにも必然性が出てきます。

> 2 悪役(キャラは未定)はどんな行動をしてるとよいか。

メインの悪役、つまり主人公に対立するキャラですね。主人公が「自分の不足を埋めたい」キャラだとすると、それを邪魔するキャラになるように思います。お考えの物語であれば、主人公の記憶を取り戻させまいと行動するキャラになりそうです(間違った記憶にミスリードすることを含む)。

悪役と呼ぶと悪いことをしそうと思えるわけですが、敵役とかライバルも含むと考えてみます。あくまでも例えばですが、以下のようなものが思いつきます。

・主人公の記憶が戻ると都合が悪い(悪役の悪事を知っているとか)。
・主人公が以前犯した罪を知っている(記憶が戻って苦しむと心配している善意の人、実は主人公により苦しめられた被害者等々)。
・主人公の現在の能力を活かして欲しいあまり、主人公が記憶を取り戻すことに時間、労力を費やすことに反対(会社の上司みたいな感じ)。
・主人公が憎いので、不幸なままにしておきたい(愉快犯とか、主人公に以前負けたとかで恨んでる等々)。

キリがないのでこれくらいにしまして、「悪役/敵役/ライバルは主人公が最も欲するものを邪魔する存在」と考えれば、いろいろアイデアが出るはずです。

> 3 先程の設定で物足りないと思われる点はどこか。

主人公の欲するものが記憶だとしまして、どういう困難があるかが未設定です。悪役によって与えられるものもあるはずですが、悪役が制御できない、あるいは関与していないものも欲しいところではないかと思います。

例えば、「以前の記憶が戻ると、記憶を喪失していた間のことは忘れてしまう」とか。「ハリー・ポッター」の後継にして前日譚の「ファンタスティック・ビースト」では、世界への影響を防ぐために恋人の記憶を失ってしまうという別離が描かれていました(その後、同じ人と新たに恋愛が始まると暗示する救いも入れてあった)。

設定は主に主人公に対する障害であるべきだと思います。もし魔法を出すなら、魔法があるために主人公が困難に陥るよう工夫すべきです。困難が発生する都度、問題を解消する魔法が出てくるとしたら、とてもつまらない物語になってしまいます(読者は「どうせこの敵も魔法でなんとかするんだろ」等と思ってしまい、ハラハラしなくなる)。

じゃあ困難になるよう設定を作ろう、ではうまくいかないかもしれません。荒削りでいいですから、あらすじ~プロットを作り始めてはどうでしょうか。主人公の困難を具体化するには、ストーリーがないと思いつくのは難しいです。「主人公がこうしようとして、それを邪魔するには?」と考えると、アイデアが出やすいように思います。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: キャラが動く動機が見つからないです

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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