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剣と魔法の次の時代はどんな姿か? (No: 1)

スレ主 長巻 守宮 投稿日時:

ご無沙汰しております。
ケモノスキーです。

素朴かつタイトル通りな疑問なのですが、剣と魔法の時代が終わりを迎えたら、次はどんな景色の世界が訪れると皆様は思いますか?

ここでいう終わりというのは、要するに剣と魔法モノのブームが、という意味ではなく、

昨今の異世界、架空世界モノの多くは世界観が現代以前のヨーロッパであり、剣等の近接武器や馬、魔法等が身近に存在しております。

ですが、現実の人類の歴史を紐解いてみれば、一時同じ様な文化が続いた事はあっても、いつまでも文明レベルが進化しないという事はあり得ない事な訳です。

という事は、よりリアリティを追求すれば、剣と魔法の時代もやがては終わりを迎え、新しい時代がやってくる筈だと私は考えています。

そこで現在、そんな剣と魔法の後の架空世界を構築しております。

イメージとして、重火器の発展や、戦車、飛行機の台頭や政府の変化、貴族制度の廃止、近代的戦争の続発等々、実際の19~20世紀初期の歴史や文化を調べつつ、世界設定構築を進めているのですが、今一ピンと来ず、相談させて頂きました。

作品の大まかな内容として、剣と魔法の時代出身の人外主人公達が、突然剣とまの後の時代に放り込まれ、様々な事件に巻き込まれていくという、SFファンタジーと考えています。

もし、良いお知恵やお言葉を頂けたら幸いです。

どうか宜しくお願いします。

カテゴリー: 設定(世界観)

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剣と魔法の次の時代はどんな姿か?の返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 0 No: 1の返信

投稿日時:

人類の文明の進化は、端的に言えば「エネルギーの変化」だと思っています。
最初期はヒトのエネルギー、ようは人力ですね。
これを蓄えるという概念が生まれて狩猟民族から農耕民族へと変化します。
次は馬や牛など家畜のエネルギーを利用する、その次は水車や風車の自然エネルギー。
ほんでいろいろはぶいて、蒸気エネルギーになって電気エネルギーになった。
石油もだけど、ようは「エネルギーの変化」があるときに大きく世界は変化していると思う。
で。
持論でしかないしスレッドの趣旨には合わないけど、個人的には「魔法」がある世界で「古代から魔法の力を使っている」という文明は発展しないし進化も程度が知れると思う。
千年二千年たっても文明レベルは中世とあまり変わらんかな、みたいな。
そう感じるのは、実際この地球上でもそういう変化がない民族は未だに古代とさして変わらない生活をしていると思うためです。
あまりに万能で便利な「魔法の力」なので、最初に急激な発展はあっても、一度成長が止まると「次に成長を伸ばすモノ」がない、魔法以上に便利なものが出てこないのでそこで成長は緩やかになって、進化しないだろう。と。

まあ、私はそう考えているので、ここでスレッドの趣旨に戻すと、「個人の才能に寄らず誰でも魔法のような恩恵を得られる」という新しいエネルギーの設定を出せば旧エネルギーである魔法は淘汰されて次の時代になると思う。
今でもボイラーなど蒸気は使うので、同じように魔法が無くなるわけではないけども。
科学エネルギーはそれにマッチするけど、でもエネルギーの使用はそれを扱う技術あってこそ戦車や飛行機が生まれるわけで、魔法文明にそれはない(魔法で済む話だから研究しないだろう)ので、魔法とまったく違うエネルギーを使うならここで何かのブレイクスルーないし特異的な事があった、としてしまうのが楽かなと思う。

剣と魔法の次の時代はどんな姿か?の返信 (No: 3)

スレ主 長巻 守宮 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

ありがとうございます!

なるほど、魔法というエネルギーや技術が存在する世界では、魔法があることで、それ以上の進化、文化や技術の革命が発生しなくなるという事ですね!

となれば、次の時代に押し進むためには、その為の人為的、あるいは自然発生した事件が発生し、魔法が消え、新たなエネルギーが発生する必要がある、と。

とても参考になりました。

プロット製作に役立てたいと思います!

ありがとうございました!

剣と魔法の次の時代はどんな姿か?の返信 (No: 4)

投稿者 読むせん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

ふつうにスチパン系が来るんじゃないっすかね?
サタンさんが言っているエネルギー問題もそうですが、私的には【人口増大問題】こそ重要になると思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウンコの世界史読んでますけど、ウンコによって汚染物質の停滞による伝染病が発生し、病気に犯されていない新天地を求めて侵略戦争ってのも多い感じ。

 このウンコ汚染って「そもそも自然の自浄作用で浄化しきれなくなるほどのウンコが発生する」事、つまり「ウンコを出す人口が増えている状態、増えることができる食料や安全」が必要です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
読む専の考える【剣と魔法の時代の終わり】とは、

おそらく魔物的なものが所有する土地を魔法使いや剣士側が略奪し、魔物的なもの―——生存戦略におけるライバルをほぼ全滅させるか奴隷化、家畜化することに成功した世界です。

イギリスなんかで同様の事が起きた時、彼らが求めたのはアフリカ大陸やアメリカ大陸などへの、文化的にまだ未成熟な人々の暮らす新大陸への【侵略行為】でした。

科学と機械の現代におけるロマン【剣と魔法のファンタジー】とは基本的に
「まだアホしかいない新天地で、科学チートで侵略して蹂躙して支配し・・・・・・法律もルールーも未開の土地で美少女はべらせまくってセレブ暮らしをしたいぜ!」願望、

いわゆる開拓者の野望「フロンティア・スピリット」なんですよね~。
=============
なので、剣魔法の後のスチームパンク世界はユートピアではなく【ディストピア】ものになります。

剣と魔法の次の時代はどんな姿か?の返信 (No: 5)

投稿者 ドラコン : 0 No: 1の返信

投稿日時:

 ドラコンと申します。ご質問の件につき、私見を申し上げます。

魔法と剣の次の時代

 魔法と剣の時代のままでも構わないでしょう。後述のように説得力次第で、近現代科学文明と、魔法とが共存する世界であっても、良いでしょう。

●魔法と科学

 ケモノ好きーさんのご質問を考える上で、参考になる1作が『ドラえもん のび太の魔界大冒険』です。
 
 ご存じでしょうから、殊更説明はしませんが、魔法世界ののび太の町では、自動車が空飛ぶじゅうたん、自転車が空飛ぶほうきに置き換わっています。魔法が使えるからといっても、何でも自由にできるわけでもないですからね。空飛ぶじゅうたんは、運転免許が必要のように、ちゃんと勉強したり、高い道具が必要だったりします。
 
 魔法は精神力による面が大きいでしょう。『のび太の魔界大冒険』で、のび太が使えた魔法は、しずかちゃんのスカートめくりと、悪魔に追われたときのほうき乗りぐらいですからね。前者は、のび太のしずかちゃんに対する執念、後者は危急に際しての火事場のバカ力ですからね。魔法世界のテレビも、スイッチに念を送りこまないとつきませんし。

 先に回答されたサタンさんが、エネルギー、言い換えれば燃料に言及されていました。

 魔法世界であっても、存在に説得力を持たせられれば、戦車や飛行機が存在してはならない理由はありません。

『のび太の魔界大冒険』では、魔界星に乗り込んだ直後、暖を取ろうと魔法で火を出しました。ですが、燃やす物がないため、魔力だけでは火を維持できず、すぐに消えましたからね。

 しかも、火を出す魔法を使ったのは、のび太ではなく、高位の魔法使いである、美夜子でした。

 ですので、魔法があるからといって、石油や石炭が不要になるとは、限りません。西洋薬と、漢方薬との関係のように、科学と魔法が共存することもあり得るでしょう。

 あくまでも一例です。ガソリンに排気ガスを無害化する魔法薬を混合し、ガソリンをクリーンエネルギー化することも考えられますね。これが出来れば、わざわざ多額の費用をかけて水素ステーションを整備し、水素自動車を普及させる必要もなくなります。

●魔法と、近現代、未来について

 ケモノ好きーさんは、こうお書きです。

 >イメージとして、重火器の発展や、戦車、飛行機の台頭や政府の変化、貴族制度の廃止、近代的戦争の続発等々、実際の19~20世紀初期の歴史や文化を調べつつ、世界設定構築を進めているのですが、今一ピンと来ず、相談させて頂きました。 

 これは、むしろ当然のことでしょう。科学が未来志向に対し、魔法が過去志向です。『ドラクエ』でも、『5』ではルーラ・メガンテは失われた古代呪文で、研究者が主人公の現代に復活させています。また『10』では、主人公が5000年前の世界に行きますが、主人公の現代より、5000年前の世界のほうが、魔法文明の発達具合は上です。

 大体、魔法研究者は過去の復活には熱心でも、未来を切り開くことは、念頭にないですからね。

 前にも1度紹介した本ではありますが、この辺りの事情に詳しい1冊を紹介します。

『錬金術 仙術と科学の間』(中公文庫、吉田光邦)
 
 中国、西洋、日本の錬金術的思考、言い換えれば魔術的思考と、魔術と科学の関係について詳しい。『のび太の魔界大冒険』でも、出木杉が「昔は魔法も学問として研究されていた」と言っていた。そして、西洋錬金術には、このような記述もある。

「現代の科学者はその解決を未来に求める。自分らが創案し、計画した実験の結果のなかから法則を求めてゆこうとする。逆に錬金術師たちは、東西を問わずその法則を過去のなかから、過去のテキストから見出そうとした。彼らにとって過去は完全なものであり、過去の賢人は全知全能で、貴金属を卑金属から自由に作り出し、ゆたかな平和な暮らしを送っていた。しかるに現実は堕落した時代である。過去の聖賢のなかにのみ、真理を証明、真の法則は存在する――そう考えたのだった」

 欠点はあまりないが、強いてあげるとすると、以下の通り。

 ・全体の2/4が中国、西洋と日本が1/4ずつなので、西洋錬金術が目的なら、物足りないかもしれない。
 ・初出が1963年と古いこと。
 ・解説が中国錬金術に終始していること。『錬金術』刊行後に出た錬金術書の紹介が中国錬金術のものにとどまっていること。

剣と魔法の次の時代はどんな姿か?の返信 (No: 6)

スレ主 長巻 守宮 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

確かに、現実の歴史でも、魔法は魔女裁判という形で強制的に終わらせられましたしね。

――魔法の後の世界は図らずもディストピアになる――

参考にいたします! ありがとうございました!

剣と魔法の次の時代はどんな姿か?の返信 (No: 8)

投稿者 大野知人 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

他の人がエネルギー問題に触れているので言うのですが
魔法をより効率的なエネルギーとして利用しようとする」→「魔法の根本に存在するもの(神とか精霊とか)を利用しようとする」→「結果それらの存在の怒りを買う」→「人類滅びる」
じゃないでしょうか。
ゲームとかに出てくる『昔ブイブイ言わせてたけど滅んだ魔法文明の遺跡』って、こうやってできる気がします。
もちろん、結のところで人類が滅びずに新たな道を探ってもらってもいいですが。
現行の便利なエネルギー源として魔法がある以上、科学文明に行きつくことがなければそっちに進んでいく気はします

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タイトル:剣と魔法の次の時代はどんな姿か? 投稿者: 長巻 守宮

ご無沙汰しております。
ケモノスキーです。

素朴かつタイトル通りな疑問なのですが、剣と魔法の時代が終わりを迎えたら、次はどんな景色の世界が訪れると皆様は思いますか?

ここでいう終わりというのは、要するに剣と魔法モノのブームが、という意味ではなく、

昨今の異世界、架空世界モノの多くは世界観が現代以前のヨーロッパであり、剣等の近接武器や馬、魔法等が身近に存在しております。

ですが、現実の人類の歴史を紐解いてみれば、一時同じ様な文化が続いた事はあっても、いつまでも文明レベルが進化しないという事はあり得ない事な訳です。

という事は、よりリアリティを追求すれば、剣と魔法の時代もやがては終わりを迎え、新しい時代がやってくる筈だと私は考えています。

そこで現在、そんな剣と魔法の後の架空世界を構築しております。

イメージとして、重火器の発展や、戦車、飛行機の台頭や政府の変化、貴族制度の廃止、近代的戦争の続発等々、実際の19~20世紀初期の歴史や文化を調べつつ、世界設定構築を進めているのですが、今一ピンと来ず、相談させて頂きました。

作品の大まかな内容として、剣と魔法の時代出身の人外主人公達が、突然剣とまの後の時代に放り込まれ、様々な事件に巻き込まれていくという、SFファンタジーと考えています。

もし、良いお知恵やお言葉を頂けたら幸いです。

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