小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

アンデッドさんの返信一覧。得点の低い順1ページ目

元記事:僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。

まず最初に言えることは、出発地点から間違っていました、という事です。
読者の趣味嗜好を完全に無視してしまいました。
嗜好調査、というか読者のニーズを完全に読み間違えたかもしれません。
もともと、習作で終わらせる気はさらさらなく、習作を書くなら別のものを書くつもりでした。
執筆ペースの関係で今も書けていません。
ニッチなニーズを狙って書いた作品なので、リピーター様ありきでもあるのです。
でも、アクセス解析を参照してもリピーターはほぼ皆無、おまけに思い当たる読者層は自分の知り合いか身内だけでした。
いままで、いろんな方の作品を読ませていただきましたし、評価もアドバイスもしてきました。
でも、彼らの作品は僕の作品よりもずっと面白いです。
何故ならば、大抵の作者様は純粋に読者を楽しませるために書いているため、色んな意味で下心が無いのです。
なので同じアマチュアであるにも関わらず、しかも初心者の書いた作品にも面白さという側面では僕の作品は劣ります。
いっつも気にしていたんですけどね。
僕の作品はやっぱり糞つまんないのですよ。
キャラクターの会話に大した掛け合いもなくてつまんないし、展開もなんか暗くて読者ぶっちぎっちゃって、独り善がりだし、「作者が自分の言いたいことを書くために書いている」という意図が透けて見えるような、駄作のような気がしてきました。
言いたいことを伝えようとしながら、趣味と読者受けを両立しようと必死に書いていたので気付きませんでしたが、少なくとも僕が読者ならコレは読みたくないですね。どうしてだろう?
それに、何故かおかしいです・・・。
自分の作品がつまんないことは、薄々分かってはいたからこそ、皆さんにアドバイスを求めたのですが、どうも過去の自分のスレッドを見返すと、技術的なことなどについて質問している節がほぼないんですよね。
僕は、本当は何をききたかったんだろう・・・?

僕の意見としては、キャラクター設定のレベルから考え直す必要があると思います。
キャラクターを見直すという事は、キャラクターの挙動も変わるわけで、するとストーリーの流れも大幅に変更せざるを得ない可能性が出てきます。
前編に関しては文章表現レベルでは正直手が負えないところまで、世界設定もキャラクター設定も物語の大筋も書いちゃったので、もしかして一度没にするべきでしょうか?
文章表現レベルよりも深い位置にある設定レベルに問題があるわけですから、その方が良いかもしれません。
もし、まだ改善の余地があるのならば、手加減為無しで袋叩きに批評してください。
今までは、これから書く物に対して捕らぬ狸の皮算用をしていただけですが、今回は既に書いたものに対して問題があると気づきましたのでどうか忌憚なきご意見を賜りたく存じます。
障害云々かんぬんに対する配慮は、人権を侵害しない程度まで取っ払っちゃってくださって構いませんので、リンチに掛けるくらいのつもりでフルボッコにして頂けばと考えています。
ただ、しばらくは立ち直れなくなると思いますので長所3:短所7くらいの割合でお願いいたします。
「○○というキャラがキモイのでどうにかしろ」「あの展開はナイよね、最低だからやめた方が良い」くらいの誹謗中傷も甘んじて受け入れるつもりです。
では、ご意見をお聞かせください。
皆様の回答をお待ちしております。

上記の回答(僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。の返信)

投稿者 アンデッド : 0 投稿日時:

僕は自作をほとんど面白いと思った事しかないので、よくあるこの話は本当に解らない所です。
自分の作品の最初の読者は必ず自分ですので、まず自分を楽しませる事が出来る作品を目指してはどうでしょうか。
大抵の場合こういう話をする人は作品づくり自体から手を引いてる人が多いです。
自作がつまらないと思い続けて書き続けるのが難しいんでしょうね。モチベーションが保てないんだと思います。
そういう意味でもまず自分が読んで、面白いとはいかなくてもつまらなくはない作品が大事ではないでしょうか。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。

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元記事:面白い、良かった本について教えていただけませんか?

いつもお世話になっております。やとうです。

現在長編の構想を進めておりますが、なかなか思うように先に進まずの毎日です。

そこで頭を一度リセットして気晴らしに、
普段読まないジャンルの本を読んでみようと思うのですが、
図書館や書店に行ってもどれに手を出そうか迷うだけで時間が過ぎてしまいます。
また一人で本を選んでいると、どうしてもジャンルが偏ってきてしまいます。

皆様がご存知の本で「これも良い!」というものをぜひ、
ご紹介をお願いいたします。

私が最近読んで面白かったのは、
創作に関わるネタとして見つけたものですが、

『拙者は食えん! ―サムライ洋食事始』 熊田忠雄

幕末の武士が初めて西洋の食事と対面したときのことが、アレコレ書かれています。
酔っ払ってペリー提督に抱きついた侍もいれば、
てんぷらを食べたい福沢諭吉がアメリカでボヤ騒ぎを起こした……などなど、
お堅そうな侍が意外と日記にご飯の愚痴を書いているのが面白いです。
バリバリ攘夷の水戸藩士がフランスに派遣され、
『日本の味が恋しくて眠れない。はやく帰りたい』
と度々上司に嘆いていたりと、旅先の食文化に慣れない毎日は辛かったようです。

『明治宮殿のさんざめき』 米窪明美

坂の上の雲の時代考証をされていた方の本で、他にも『島津家の戦争』もかかれています。
明治天皇を中心とする宮中の生活について、行事などを通して当時の暮らしが見ることができます。

台風が来ると喜んで張り切る明治天皇が、
雷が大嫌いで小さくなる(普段は逆らえない姉さん女房の関係)皇后をからかって喜ぶシーンが印象に残っています。
また、お仕えしている少年たちが大人の隙を見て悪戯騒ぎを仕出かす様や、
それを「面白そうに」聞いている明治天皇、といった様子が賑やかで楽しそうです。

読んで面白かった本(できればライトノベル以外)、または面白そうで読んでみたいと思う本があれば、こちらでタイトル・作者等をご紹介いただければ幸いです。

視野を広げたいので小説以外のジャンルもあれば、ぜひお願いいたします。

(創作の相談とは少々離れた内容ですので、こちらでのご相談は場違いかもしれませんが、他に適当な箇所がわからず、相談の場をお借りしました)

上記の回答(面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信)

投稿者 アンデッド : 0 投稿日時:

「ぐっとくる題名」
タイトルについて書かれた日本の本です。
実践的且つ読み物としても面白かったですよ

カテゴリー : その他 スレッド: 面白い、良かった本について教えていただけませんか?

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元記事:ヒロインとの初対面について

初投票となります、臼田と申します。
新規ラノベを制作しているのですがヒロイン関係のことで特に迷っていることがございます。
物語の鍵を握る主人公とヒロインとの初対面によくある一つとして不思議な力を持つヒロインが主人公達と敵対する悪の組織(下っぱか幹部の下級)の狙いの的に追われるパターンがあります。
組織の魔の手から救った後にヒロインが主人公にいきなりキスするケースもありますがこれは実際にありだと思いますか?そのキスの効果で主人公に不思議な力を与えると考えています。
回答の程宜しくお願いします。

上記の回答(ヒロインとの初対面についての返信)

投稿者 アンデッド : 0 投稿日時:

ヒロインの人柄や目的によっては普通にありじゃないですか。
言い換えると自然かどうか必然性があるかどうかですね。
このスレにレスしてみたくなったきっかけは、ノベル道場に書き込んだ拙作でもヒロインがいきなりキスするからなんです。
自作ではヒロインの頭がおかしくて世間ずれしてる要素があるので、敵対者だったのが和解しようという理由でヒロインからいきなりキスさせました。
自作の場合はヒロインのイメージとして動物的でもあるかなというのがあるので、ありかどうかはやはり一行目に沿ってるかどうかでした。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ヒロインとの初対面について

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元記事:物語の考察のさせ方について

こんにちは㎜というものです。
面白い作品は読者に考察させる内容が含まれていることが多いですよね。
読者にはただ一つの答えではなく、様々な答えを考えさせ、議論させるものが私個人的には面白い作品であると考えています。
そこで、考察について4つの質問があります。
①作品によって異なると思いますが、どういった内容が読者にとって考察し甲斐のあるものになるのでしょうか?
②どういった点(例えば、登場人物の言動、舞台の背景等)に考察させる要因を入れたらいいのでしょうか?
③読者に考察させるので、作者側であらかじめ答えを用意しておいたほうがいいのでしょうか?ただ、私としては答えを用意して作品を書き、考察させるとなると、その答えに導かせる作品になってしまい、読者の考察の答えが1つだけになりそうで不安です。
④そもそも、今の読者に考察させるような作品を好むひとはいるのでしょうか?
みなさん回答お願いします。

上記の回答(物語の考察のさせ方についての返信)

投稿者 アンデッド : 0 投稿日時:

今自分でそういう類いの話を書いていてノベル道場にも書き込んでいるので、その立場からコメントしてみようと思います。

エヴァとかには影響は受けてるんですが、まずコンセプトとして考察させたいというのは余りなかったです。
謎を色々と提示してそれが気になって読んでもらえたら、伏線回収でハッとしてもらえたら強みになるなという感じでした。

①やっぱり謎の提示ではないでしょうか。
②謎はあらゆる点で提示できると思います。少なくとも自分ではそういう印象で書いてます。
③僕が今書いてるのは完全に答えを用意してますが、用意しない手法もありかとは思います。ただそれは注目度が高い商業作品やプロであるから活きる印象で、素人がやってみせてもスルーされそうです。
④進撃の巨人がヒットしたのも比較的近年でまだ完結もしてない作品ですから、普通にいるんではないでしょうか。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 物語の考察のさせ方について

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元記事:自信満々の小説がダメダメだったら、どうする?

 長い期間、設定を練って、自信満々の小説の設定や物語を作ったとする。
 実際に指摘をして貰ったら、これでもかと言うほどダメダメだった。
 どうしますか?

・もう一回同じ作品を練り直す
・その作品は忘れて、次の作品を作り上げる

 など。
 

上記の回答(自信満々の小説がダメダメだったら、どうする?の返信)

投稿者 アンデッド : 0 投稿日時:

初めまして、最新作が常に最高傑作(自信作)のアンです。
僕の場合は、というのをお答えしたいと思います。
まず指摘を受けて自分でもダメだなと思った場合は何度でも直します。
次の作品も書きますが、前の作品は忘れません。
僕は掌短編も20作以上書いてきて、そのどれもが基本的に成功だったと考えてます。
大抵ある程度評価を得たのもありますし、そうでない場合も作品が悪いんではなく機会がなかったと考えてます。
読まれてない機会とか評価をしてくれる人に当たってない機会とか色々ですね。
だから機会を得るまで推します。それで実際に評価を得られての実態調査としても身に染みてます。
ただこれは個人の能力による作品の出来にも作用するので、誰でもそうすればいいという訳でもないですが。
少なくとも自信作ならば諦める事はないと考えてます。必ず陽の目を見た経験上ですね。
但し、年単位の粘りと推しにも工夫がいります。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 自信満々の小説がダメダメだったら、どうする?

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元記事:文章がつまらない。

 初めまして、こんばんは。早速ですが本題に。

 私は最近、自分の書く文章に靄がかかったような違和感があり、つまらないと感じています。
 それを解消するために改稿重ねているのですが、具体的にどこが悪いのか分からず、悩んでいます。

 万人受けするものが書きたいとは思っていません。
 初めて読まれる方に、私の文章がどのように見えているのか(分かりにくい、物足りない、など)を知りたいです。
 できれば具体的な部分を示して下さると嬉しいです。

 こちらの作品 https://novelup.plus/story/452139898 です。
 お時間あればよろしくお願いいたします。

上記の回答(文章がつまらない。の返信)

投稿者 読むせん : 3 人気回答!

むしろ読める。読みやすい・・・・んですが、なにか一味たりない印象。
プロローグは面白いのですが、今回の物語においては冗長(じょうちょう)な感じ。

2から読み始めた方が、おもしろそうに感じました。
ーーーーーーーーーーー
2は主人公が死んだこと、家族を残して来たこと、どうにも自分の死に対する予感じみたものがあり、その日までに家族が生きられる準備をしていた事。

2の主人公の思想から、けっこう努力家で堅実な行動をとりつつ、死を受け入れている諦め感のあるポガティブな人間性が察せます。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ただ、2から始めると「ありがち転生シナリオ」っぽくなって凡百(ぼんぴゃく)な印象になってしまうのも難。いろいろですね~(´・ω・`)

 むしろ文章量的には不安を感じるべき文章量に達していませんね!!!あと60ページは読んでからじゃないと、つまらない文章と断言できません(笑)

最悪、改訂版を作ってくれるわ!!くらいの気軽さで続けるのがおススメかな。書いていたら本格的に、問題が「理解できる形」になって浮かび上がってくると思います

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 文章がつまらない。

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投稿日時:

元記事:地の文が説明的になりやすい

どうもこんにちは。
ちょっと最近スレッドを立てる頻度が増加していますが、今回はいつも以上に急務な相談なので許してください。

題名通り私の作品は地の文が説明的になりやすい傾向にあるようで、鍛錬室の感想でよくそのような苦言を頂いています。
ちなみに初めにそれを受けたのは一年前なのですが、どうやら最近になってもまだ改善していないようです。
むしろ最近は締め切りを急いで執筆した短編小説が増えているので、急ぎすぎるクセがついてしまい前より悪化したのではないか、と自分でも思っています(汗)

例文として、最近最後まで書きあげた長編の第1話から引用するのですが、三人称で書くとこんな感じになります。

――そんな日常が紡がれる中、彼らの平和を壊す者が現れた。
「ヒャッハー!」
 存分に踏み込み拳を放つ男。応戦した戦士を捉え、一撃で吹き飛ばす。
 起き上がらない戦士。間違いなく即死だった。
「ヒッヒエエー!? 父ちゃん、しっかりしてよぉ!!」
 悲しいことにもその声は父に届かない。今ので戦士は全滅。もう彼らに戦うすべは残されていなかった。
「ウワッ!?」
 父に寄りそう男の子を乱暴につかみ上げ、振りかざす侵略者。彼は外海から来た冒険者である。目的は不明だがたった一人でゴブリンの村を強襲。十人以上の戦士が一人残らず惨殺された。
「オラオラッ! このガキを助けたければ水と食料を全て俺様に差し出せぇ!!」
 声を張り上げ嘲笑する男。その様はか弱きゴブリン達よりもよっぽど恐ろしい魔物そのものだ。
「やめるんじゃ! お前さんの気が済むのならわしが代わりになる! だから、だからその子を放しておくれぇ! 未来のある幼子なのじゃぁ!!」
 村長の必死の懇願。しかし男は耳を貸さなかった。
「うるせえ! そういう指図は俺様の欲しいものをよこしてからにしやがれ! 見てろ!!」
 宣言した途端、男は子供を地面に投げつける。顔と胴に凄まじい衝撃を浴びせられ、骨の砕ける音と共に血の飛沫と砂煙が舞う。
「ああ!? なんということを!?」
「これは俺様に指図した見せしめだ! 死ね!!」
 さらに背中への踏みつけ。地面が軽く割れる程凄まじい蹴りにより、子供は胴と腰を分断され死んでしまう。その亡骸は父以上に無惨なものであった。
「キャアァー!?」
 逃げ惑う女性達。皆がそれぞれの我が子を連れて。村を放棄してでも逃げるしかない。それだけが生き残るための唯一の方法であった。
 一方村長は一人、その場を動かずにいた。老い先の短い己が囮になって、少しでも子供達が逃げるための時間を作るために。
「ヒャッハハハー! 臆病すぎだテメーら!!」
 下品に笑う男。彼にとってこれはまさしく最高に愉快な光景なのだろう。

――引用終わり

この作品は約三年ぶりに三人称だけで書いた長編なので、かなりブランクが出ていることを自覚しています。
説明的な文章にならないよう意識的に執筆できる方法を教えてほしいです。

上記の回答(地の文が説明的になりやすいの返信)

投稿者 大野知人 : 4 人気回答!

 単純に情報量が多いと感じました。まあ、如月さんの文章にいつも感じている事なので(少なくとも俺の目に見える問題点としては)『如月さんあるある』だと思います。
 
 まあそれこそ、西洋には『今日は急いでいるので長い手紙になってすみません』なんて言葉もあるそうですが、如月さんの文章ってどうでも良い所まで丁寧に描写・修飾して書かれているように見えるので、そこが問題なんじゃないかなぁ。
 言い方のニュアンスが通じるか微妙ですが、『推敲』より『添削』が必要に感じます。『不必要に書き込んでいる部分』を削って、『重要なのに尺の都合で削られた部分』を細かく書き込む、感じ。
 
 あんまりやりたくないのですが、折角例を挙げてくれたので例示を添削してみます。なお、『大野知人が思う、こうしたら良いという添削』なので、そこまで信頼度の高い物では無いという前提でお読みください。
 添削後の分の例/問題だと思う部分の順で書きます。
 
 ――そんな日常が紡がれる中、彼らの平和を壊す者が現れた。
『「彼らの、そんな平穏な日常を壊す物が現れた。」紡ぐ、というのは述語です。述語が入ってしまうと、大仰に聞こえる部分があるので、どうでも良い部分では使わない方が良い』
 「ヒャッハー!」
  存分に踏み込み拳を放つ男。応戦した戦士を捉え、一撃で吹き飛ばす。
『「踏み込んで拳を放つ男。村の戦士を捉え、一撃で倒した。」主要キャラ以外の動きに副詞・形容詞を付けなくても良いと思う。また、台詞で分かりやすいとはいえ、どちらがどちら側なのかを明記した方が良い。『吹き飛ばされた後立ち上がる』的なラノベあるある展開を想定しないよう、『倒された』と言い切った方が良い』
  起き上がらない戦士。間違いなく即死だった。
『「先程まで生きていた戦士は、もう冷たい死体となっていた。」前の文の『存分に踏み込み拳を放つ男』と同じ倒置法です。戦士が互角に渡り合っているなら対句が成り立つのですが、この場合は能動×受動なので対句としては微妙。ただ同じ表現を繰り返しただけに見えます。また、俺の添削の場合前文で『倒れた』と言っているので、『主人公が立ち上がる/トラウマになる悲惨な状況』を演出するため、『倒れた』後の在り方を追求してみました。どちらにせよ、わざわざ「吹っ飛ぶ」→「倒れる」の二文に分けるのは、ナンセンスです』 
 「ヒッヒエエー!? 父ちゃん、しっかりしてよぉ!!」
『これ、多分いらないですね。主人公がこの息子君なら話は別ですが、親父が死んでるのはもうハッキリわかってるので、わざわざ追求しなくても。リアリティの話をするなら、身近な人間が死んだときに大声を出せる奴は相当肝が据わっています』
  悲しいことにもその声は父に届かない。今ので戦士は全滅。もう彼らに戦うすべは残されていなかった。
『「そしていま倒れ伏す彼こそが、この村最後の戦士であった。もう彼らには、抗う術など、残されてはいなかった」満を辞して、詩的表現と述語・修飾語をブッコみましょう。主人公のための前振りみたいな『悲惨な状況』です。ガッツリ丁寧に描写します。ただ、長々と書くとうざったいので、『助詞を挟んでタメを作る』『形容動詞を入れて動きのある修飾をする』などの方法を用いて、短い中で濃い演出をします』
 「ウワッ!?」
  父に寄りそう男の子を乱暴につかみ上げ、振りかざす侵略者。彼は外海から来た冒険者である。目的は不明だがたった一人でゴブリンの村を強襲。十人以上の戦士が一人残らず惨殺された。
『これ、いらないっすね。どうせ倒される悪役なので、正体については掘り下げなくてもいいでしょう。作品通してのライバル/黒幕ならこんなところでアッサリと正体バレせずに他のエピソードで掘ればいいので、どちらにしても不要です』
 「オラオラッ! このガキを助けたければ水と食料を全て俺様に差し出せぇ!!」
『日本人は勘違いしがちですが、『人質』というのは追い詰められた側の戦術です。わざわざ勝ってる側が人質を取る理由は無い。(戦争などで、『抵抗されると厄介』な場合は別。今回は前述されている通り、村側の戦士は全員死んでいる。)そのリアリティは要らない、と仰るなら「単純の尺の無駄遣い」と言ってもいいでしょう。序盤のやられ役に策を練る知性は必要ない』
  声を張り上げ嘲笑する男。その様はか弱きゴブリン達よりもよっぽど恐ろしい魔物そのものだ。
『「男は声を張り上げて嘲笑った。」さっきも注意しましたが、倒置法を多用しがちです。また、微妙なニュアンスですが「嘲笑する」と「嘲笑う」だと、前者の方がやや冷笑的静けさを感じます。』
『後文。「その姿は、噂に聞く悪魔よりも、よほど悪辣に感じられた」まず、この世界観でのゴブリンの強さがイマイチはっきりしないので、迂闊に比較対象にするのは良くない。また、あくまで暴力を振るわれる側の主観的表現なので『感じた』『思われた』という主観性を感じる言い方をした方が良い。三人称視点で『魔物だ』と断言してしまうと平坦に見えるし、読者の感情が乗らない』
 「やめるんじゃ! お前さんの気が済むのならわしが代わりになる! だから、だからその子を放しておくれぇ! 未来のある幼子なのじゃぁ!!」
『不要。さっき言ったように、盗賊サイドが人質を取る理由が無い。あと、主人公ならともかく、『モブキャラをモブキャラが庇う』シーンでここまでの長台詞はシンプルに冗長。もし、『モブっぽい人物が努力して主人公になる』パターンで書くなら、なおの事良くない。台詞ごとカットして良い』
  村長の必死の懇願。しかし男は耳を貸さなかった。
『前述より、不要』
 「うるせえ! そういう指図は俺様の欲しいものをよこしてからにしやがれ! 見てろ!!」
『ここも、別のセリフに差し替え』
  宣言した途端、男は子供を地面に投げつける。顔と胴に凄まじい衝撃を浴びせられ、骨の砕ける音と共に血の飛沫と砂煙が舞う。
『こういうのでいいんだよ、こういうので(by井之頭五郎)圧倒的有利な盗賊側が、あえて生き残った村人の前で子供を残酷に殺す。そういう強い絶望感が物語を沸き立たせます。』
『ただ、文章について言うと「男は高く振り上げた子供を地面に投げつける。全身に強い衝撃が走り、骨は砕け、吐きだされた胃液と血が地面を汚した」ぐらい。ちょっとグロテスクにしつつも、一つの述語/動詞辺りの修飾は少なめに。『小さい文のまとまり』くらいの形で描くと、読者は全体把握がしやすいです』
 「ああ!? なんということを!?」
 「これは俺様に指図した見せしめだ! 死ね!!」
『不要。個人的には、爺さんが悲鳴を上げる前にブン殴り、『オラオラ、何か言ってみろよ!』ぐらいの残酷さが欲しい所ですが。』
  さらに背中への踏みつけ。地面が軽く割れる程凄まじい蹴りにより、子供は胴と腰を分断され死んでしまう。その亡骸は父以上に無惨なものであった。
『これも不要。さっきも書きましたが『モブがボコられる』だけのパートに、2文以上/一節以上使うのは冗長です。っていうか、血飛沫が散ってる時点でほぼ死亡確定なので、わざわざ後から『死んだ』と書かなくていい。やるなら『もう息も絶え絶えな少年をわざわざ踏みつけ、隅で震えている女性たちの方へと足を向けた』とか。』
 「キャアァー!?」
  逃げ惑う女性達。皆がそれぞれの我が子を連れて。村を放棄してでも逃げるしかない。それだけが生き残るための唯一の方法であった。
『村を放棄する決断が遅いですね。まあ、そこのリアリティはどうでも良いのですが、世界観的には子供を連れて逃げるのは良くないでしょう。共死にしますよ。文章面について言うと、まず『倒置法』。多用は避けましょう。「女性たちは逃げ惑う。村を放棄してでも逃げるしかなかった。男衆が作ってくれたわずかな時間に、我先にと道を急いだ」みたいな感じ。この世界観なら、村の戦士たちも『勝てる』つもりで挑んでないでしょう。そうするとそもそも時間稼ぎなわけで、そこを目立たせる。何なら「この時代、まともに抵抗する術を持たぬ村々は盗賊に怯え、無意味な時間稼ぎと逃亡以外に、生き残る手段を持たなかった」と書いても良い』
  一方村長は一人、その場を動かずにいた。老い先の短い己が囮になって、少しでも子供達が逃げるための時間を作るために。
『不要。前述の通り、そもそも戦士が囮です。後どっちみち死ぬので村長に関する描写はしないでもよろしい。っていうか、どっちみち老人は逃げ遅れてなぶり殺しにされる展開が見えるので、主人公が割り込んで助けてくれる(村長がヒロイン)訳でもなければ、書かんでいいでしょう』
 「ヒャッハハハー! 臆病すぎだテメーら!!」
  下品に笑う男。彼にとってこれはまさしく最高に愉快な光景なのだろう。
『この二文もいらん。子供をいたぶる段階で散々愉悦描写してるので、わざわざ書かなくてもいいでしょう。ちなみに、『まさしく/最高に/愉快な光景/なのだろう』っていうので、地味に修飾語が多い(『愉快な光景』以外はそこまで重要でない)ため、文章としては過剰。あと、『下品に笑う男』は倒置法ですね。『男は下品に割れっている。彼にとって愉快なこの光景は、どれほどの喜びを与えたのだろうか』みたいな感じ、とか?『愉快な光景』の過剰修飾が問題に感じます』

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 地の文が説明的になりやすい

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元記事:力isパワーみたいな、正しい力学は受けないのかな……。

 お久しぶりです。今どきの無双系の流行について質問です。
 正確ではないとは思いますが今って大体努力なしで女にもててついでにムカつく野郎が落ちぶれればラッキー みたいなのの亜種多いじゃないですか。自分も何作かこれで練習して伸びましたけど、やっぱある時期を過ぎるとバーチャルな魔法空間みたいなのって夢みたいなもんなんですかね。(SAOとか)キリトや司波みたいに一介の高校生が活躍し始め、その努力が年とともに省かれて、今や大衆によって過程が消去されたそこがもう魔法に似たもんだと思ってます。
 それが主流で今の中高生ってこういうのがかっこいいと思っている物に自分の好みは逆らっているなぁという感じです。書いてて気持ちいいなと思ったキャラはバキの勇次郎とか伊達臣人とか、(恋姫の貂蝉卑弥呼とか)みたいな、本当の意味で物理に訴える系の骨太のキャラなんですけど、男女問わずこういった需要って今無いんですよね……。主人公との恋愛は絶対ないタイプなので気兼ねなく書けるのが利点だと思いますが。
「俺物語!」みたいなアレンジを加えるのがベターなのか、色物キャラとしてメインに据えるか。(現在は脇役Aの関所の門番ですが)(例えば薬屋の独り言みたいに時代の潮流を掴んで且つなろう読者には新鮮に映る作品ってのがある意味正しいとは思うけど)
 別にリアリティとか求めていない部分もあるけど、なんか手に届きそうだけど筋肉でたやすくひねりつぶされるようなキャラを潮流に合わせすぎず逆らいすぎず書くコツってありませんか? しかも下読み段階ですが私の読者層って女性率高いなーって思うだけにカテエラ感半端ないです。変なギャップで萌えとか趣味じゃないです。
裏設定なんですけど
メイン3人からして、白キャラ→しっかりしすぎてるので終盤まで涙禁止 赤キャラ→ほほを赤らめさす二次創作予防のため顔全体を赤めに設定した 黒キャラ→裏表があるのに暗黒微笑が世界一似合わない系キャラ といった感じで、逆に二次創作映えしそうな感じではあるのですが、本編で肝心の女性が釣れないのではないか? という不安もあります。

これらのバランスをどうすればいいのか教えてください

上記の回答(力isパワーみたいな、正しい力学は受けないのかな……。の返信)

投稿者 たぶんギリで牡蠣 : 1

 「それで、その作品は面白いのですか?」

>潮流に合わせすぎず逆らいすぎず書くコツってありませんか?
>これらのバランスをどうすればいいのか教えてください

 単純に、【流行】と【読者の需要】と【自分の趣向】を限界まで細分化して、要素化する。
 で、細分化した際に、出てくる要素には重みがあるので、【流行】と【読者の需要】と【自分の趣向】が丁度釣り合うように設定に組み込んでいけばバランスのいいものが出来上がる。という具合ですかね。
 【流行】と【自作読者の需要】の重みは流動的なので、物語を読者に投げ、反応を見て、即座に切り返し、設定を追加したり、はぶいたり、と書くとプロット作りを完全同時並行させる必要はあります。
 バランスのいい設定ができた!と思って読んでもらっても反応がいまいちだった場合にはバランスが取れていないことになりますから、最悪読んでもらったものをさらに改変する必要があります。
 しかも、設定は破綻してはいけませんので、桂香様の技量次第ですね。
1作品内でこれをやるなら、プロ作家以上の技量で、無限に時間があって、世に出した作品を修正してもなんの文句も言われない場合に限るかもしれません。

>潮流に合わせすぎず逆らいすぎず書くコツってありませんか?
>これらのバランスをどうすればいいのか教えてください

 中途半端にすることです。なんとなく要素を入れ込んで、流行ものっぽい流れを作っておけばあとは読者が「あ、流行に乗っかったんだこの作者」と思ってくれます。
 バランスを完全に取りすぎると難しいので、適当に要素をつぎ込んでバランスが取れたとおもったらそこで考えるのをやめることですね。

>潮流に合わせすぎず逆らいすぎず書くコツってありませんか?
>これらのバランスをどうすればいいのか教えてください

 そんなバランスは、進んで取らない方が身のためかもしれません。
 とりあえず作りたいものを考えて、あ、流行に合ってると思ったら流行を意識したり、需要を取り入れたりするのがぐらいが良いと思います。
前二つは、不可能という意味合いぐらいで書いてます。

 ここからは、牡蠣の余談。
 流行を見たり、読者需要を気にはします。マーケティングしなければ読まれませんのでそのあたりは気にするものです。
 が、物を書くにあたって、流行、読者需要を第一優先には考えません。そんなことをすれば自分の描きたい趣向が死に、数多ある作品の一つに埋もれるだけですので。
 ではどうするかというと、自分の書きたいことが第一優先なのです。流行を見たり、読者需要なんか一番にはしません。
 もしも書きたいものが流行を見て発生したとしても、物語の構想を練り出した時点で第一優先にするのは、自分の描きたいこと、自分が伝えたいことです。
構想をもってして、もしも流行に乗れそうだったり、読者の趣向に向けられそうだったら向ける。それくらいでいいと思います。逆に自分の技量以上の事を求めれば、失敗します。むしろ程よいバランスとは、そう言うものだと思います。

 私は流行と需要をとりあえず確認した後、書きたいものはコレ!需要はここ!と決めつけたらもう流行と需要は見ないですね。あとは一心不乱に書き上げます。書き終わって読んでもらって需要が外れていたら、じゃぁ次の作品で外れていた所を参考にするぐらいですね。
私のやりかたですんで参考にはなりませんが。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 力isパワーみたいな、正しい力学は受けないのかな……。

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