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面白い、良かった本について教えていただけませんか? (No: 1)
スレ主 やとう 投稿日時:
いつもお世話になっております。やとうです。
現在長編の構想を進めておりますが、なかなか思うように先に進まずの毎日です。
そこで頭を一度リセットして気晴らしに、
普段読まないジャンルの本を読んでみようと思うのですが、
図書館や書店に行ってもどれに手を出そうか迷うだけで時間が過ぎてしまいます。
また一人で本を選んでいると、どうしてもジャンルが偏ってきてしまいます。
皆様がご存知の本で「これも良い!」というものをぜひ、
ご紹介をお願いいたします。
私が最近読んで面白かったのは、
創作に関わるネタとして見つけたものですが、
『拙者は食えん! ―サムライ洋食事始』 熊田忠雄
幕末の武士が初めて西洋の食事と対面したときのことが、アレコレ書かれています。
酔っ払ってペリー提督に抱きついた侍もいれば、
てんぷらを食べたい福沢諭吉がアメリカでボヤ騒ぎを起こした……などなど、
お堅そうな侍が意外と日記にご飯の愚痴を書いているのが面白いです。
バリバリ攘夷の水戸藩士がフランスに派遣され、
『日本の味が恋しくて眠れない。はやく帰りたい』
と度々上司に嘆いていたりと、旅先の食文化に慣れない毎日は辛かったようです。
『明治宮殿のさんざめき』 米窪明美
坂の上の雲の時代考証をされていた方の本で、他にも『島津家の戦争』もかかれています。
明治天皇を中心とする宮中の生活について、行事などを通して当時の暮らしが見ることができます。
台風が来ると喜んで張り切る明治天皇が、
雷が大嫌いで小さくなる(普段は逆らえない姉さん女房の関係)皇后をからかって喜ぶシーンが印象に残っています。
また、お仕えしている少年たちが大人の隙を見て悪戯騒ぎを仕出かす様や、
それを「面白そうに」聞いている明治天皇、といった様子が賑やかで楽しそうです。
読んで面白かった本(できればライトノベル以外)、または面白そうで読んでみたいと思う本があれば、こちらでタイトル・作者等をご紹介いただければ幸いです。
視野を広げたいので小説以外のジャンルもあれば、ぜひお願いいたします。
(創作の相談とは少々離れた内容ですので、こちらでのご相談は場違いかもしれませんが、他に適当な箇所がわからず、相談の場をお借りしました)
カテゴリー: その他
この質問に返信する!面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 2)
投稿日時:
進んでない原因は……視点キャラであるサムライの常識と、ヴィクトリア世界観の常識との差の表現が難しいと感じてしまっているからと見た!(外れていたらごめんなさい)
そんな時の心強い味方が、異世界転移or転生。
視点人物の常識が一般読者とほぼ同じため、世界観のほうとの常識差の描写に集中できる。
……ま、これは最後の手段ということで。
実はヴィクトリア朝ということでちょっと激古のアニメを思い出してしまったんだが、宮崎駿監督で、登場人物が犬の「名探偵ホームズ」というのがある。
これね、ヒロインはいないも同然というか一応ハドソン夫人(けっこう若くなっている)なんだけど、彼女に焦点が当たったエピソードが一話だけあった。
……その結果がどういうものだったかというと、歴代ジブリヒロインの中でもナウシカに比肩しうるくらいのチートキャラになっていたんだよ……
元飛行機乗り、普段おしとやかだけど緊急時の行動力がすごい、車の運転はもちろん拳銃まで撃てるという、見た当時はなんでこんなキャラになったのかわからなかったんだけれど、今見ると宮崎駿監督の趣味が詰め込まれすぎた理想ダダ漏れの女性キャラだったんだなぁと……(溜息)。
……そういうわけで、もしヒロインの扱いにお困りのようでしたら、こういう短い見せ場でもとんでもなくインパクトのある(だって他の話綺麗さっぱり忘れてるんだけれどこれだけ覚えてるんですよ私)演出もできたりします。描写量=印象の深さではないという好例(?)かもしれない、ということで。一応例に挙げておきます。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
hexa 様
いつもお世話になっております!
・進んでない原因は……視点キャラであるサムライの常識と、ヴィクトリア世界観の常識との差の表現が難しいと感じてしまっているからと見た!
まさに! その通りです!
常識や文化、価値観の差異を描写しようとしても、
知識なし、情報なし、ではネタも見つからないので色々な本を読もうとして……難しくてダウンしました。
さらにヒロインの存在が薄い…といいますか、
主人公のサムライとひねくれ小公子な少年のキャラが先行のイメージでスタートしたので、
ヒロインって、これ必要? という考えから、どうにか参加させようとして迷っている現在です。
最後の手段はできれば回避したいのですが…どうなるかはまだわかりません。
「名探偵ホームズ」はAMAZONを検索したところ、安く見れそうなのでお休みあたりにじっくり見たいと思います。
ヒロインの設定もまだあやふやなのですが、無理に参加させなくても、
短い場面でちょいちょい活躍させていくのも方法の一つなのですね。
いつもアドバイスいただき、ありがとうございます。
追記です (No: 9)
投稿日時:
余計なお節介としての話が進んでいない理由の考察その2:サムライと小公子が関わる「事件」が思いつけていない。
……これねー、私もそんなにヴィクトリア朝詳しくないんで何とも言えないんですが、ホームズとか伯爵カインシリーズとかの知識くらいしかないと、ミステリーしか思いつかないんですが。
エマは詳しくは知らないんだけど身分違いの恋がメインだったような気が……あととにかくメイド萌えに尽きるのではないかと。。
ちなみに伯爵カインシリーズは、主人公で毒薬に詳しい少年伯爵カイン、執事(正確には従僕)のリフ、華担当というかマスコット的な存在の妹マリーウェザーの組み合わせでやたら身の回りで頻発する殺人事件を解明するお話。作者の由貴香織里は「天使禁猟区」がアニメ化してるんだけど、美麗なイラストと中二病傾向の強いストーリー展開で比較的男性にも人気があったり。この作品に関してはそれに加えてのヴィクトリア朝ネタの知識の豊富さが人気の基盤にあったんだけど。
ようは主人公が貴族ってことで暗殺の可能性に常に脅えている状態=先祖代々毒薬に詳しい、という方向でブラックな路線にいってるんですけれど。やとうさんのとこの小公子の家はその手の問題やトラブルがあるのかな? そこがないなら無理やりにでも作るしかない、と思うんだけど……。
薬知識や推理の担当をヒロインや小公子にするとバランスよくなるかもしれないけれど。サムライ、アクション担当にしかならなくない? つまりアクションを要求される事件を不自然だろうが毎回作るしかない、という気が……。
追記ですの返信 (No: 15)
投稿日時:
hexa 様
続いてコメントをいただき、ありがとうございます。
・考察その2:サムライと小公子が関わる「事件」が思いつけていない。
一応こんなことをやりたいという案はいくつか出したものの、あまり手がつかず放置というような状態で、書き直しも検討しているところです。
今の所は、ストーリーの前提として
・小公子の家系には代々血縁によって受け継ぐ稼業がある。
・家系が受け継ぐ能力や技術などが国外からも狙われている。
・少年は数少ない跡取り候補だが、正式には認められていない。
・立場の弱い少年は認められるために、危険な場所で稼業の修行に励む。
・サムライはその教育(メンタル面)と護衛に就く。
というような方向性で行こうと思っています。
ヒロインについては、女性教師兼世間知らず二人のお世話係というようなポジションに収まりそうです。
事件については、一応ネタはあってプロットを書こうというところで急に、その先が何も思いつかなくなってストップしていました。
もやもやして進めない状況からリセットしようと、
ご相談したところ多くの方から面白そうな作品を教えていただいたので、
気分転換しながら新しい情報をインプットしつつ、進めていきたいと思います。
まだまだヒコッヨですが、いつもこちらで温かいアドバイスをいただき「よし、がんばろう!」と進むことが出来ています。
hexa様、ありがとうございます。
追記ですの返信の返信 (No: 26)
投稿日時:
おすすめ作品はみなさんからいっぱい出ているので、私は別のほうの話をしますが。
TRPGゲーマーなのでキャラシミュレートは得意なほうなんですが、その構図だと
・ヒロインはサムライにとっては異国の地で親切にしてくれる普通に好感が持てる人
・それが小公子からみると気持ちがダダ漏れすぎて丸わかり
・そして常日頃いびられている復讐に、ここぞというところで茶々をいれたり邪魔をしたりなんやかんや画策する
イメージ的には「ルパン三世 カリオストロの城」で五右衛門がクラリスに対して「可憐だ……」と呟いたシーンが。いわゆる「日本人じゃないけど大和撫子って感じだよなー」的な。冗談抜きで島本須美ボイスが嵌まりそうなやつ。小公子とサムライが対立してるんなら、ヒロインとは無理に対立させる必要はないと思うんだよなー。
そういうことだとサムライの出身藩も響いてきますね。薩摩藩とか、九州男児はめんどいことになりそうダナー。(あのへん確か硬派=男色でなかったっけ? ちょっと腐のつく人種を呼び寄せてしまいそうですよ……)水戸藩とかすごいストイックそうだけど。メンタルを鍛えるんなら禅とか臨済宗・曹洞宗とかの知識も欲しくない?
あと、剣術の流派にもよる気がしている。薩摩示現流だと一撃必殺・二の太刀いらずってそれ小公子の教育上いいんかそれ?!てなりますからね。宮本武蔵の「五輪書」はけっこう普遍的に通用するけどある意味実戦的すぎる(とりあえず二刀でそれで勝てない相手に当たったら一刀に持ち直せばいいんだよって、ゲームの戦法でも通用するくらいドライな戦略すぎて怖いと思った記憶があります)。
とにかく視点人物の履歴書づくりは大事、と思っておりますので。
そしてその構図だと対立している二人の間を取り持つヒロインはけっこう気が利く人でないと務まらんと思う。無理に個性を出そうと思わず、普通に二人の間に入って役割をこなしているだけで充分に存在感出る可能性がありますよ。TRPG的にはロールプレイ(役割分担)が大事、という考え方です。参考になれば幸いです。
追記ですの返信の返信の返信 (No: 27)
投稿日時:
hexa 様
面白い作品のご紹介だけでなく、ストーリーのアドバイスまでいただき、ありがとうございます。
サムライ・小公子・ヒロインについては、
南の戦国武将のお家がモデルとなる名門出身で西洋の教養が残念なサムライ、
大国貴族のプライドが高いが没落してロッテンマイヤーさん? のようなヒロイン、
頭は良いけれどウジウジ自信なしの上、血筋で劣等感いっぱいな小公子(半分東洋人。蝶々夫人の子ども?のような?)
というようなキャラクターを想定しています。
対立関係については、
どちらかというと主人公とヒロインが教育方針をめぐって「自分の国ではこうだから」と
「サムライ」か「紳士・騎士」のどちらにするかでケンカをしそうな予定です。
ケンカするほど、仲が良くなる? と言う関係にしたいです。
小公子は東西の文化や考え方を大人たちから教育をされつつ、
最終的には、教育方針で夫婦のようにケンカする大人たちは放っておいて、
その間にとっとと自分で考えて実行する、自立できる小公子に成長する予定です。
「仲の良いお二人」と見る婚約者の女の子に、「うちは大変でさー」とぼやく小公子。
という風景をイメージしていました。
ですが、
小公子からのここぞとばかりの復讐や、気持ち駄々漏れという展開もかなり面白そうです。
サムライについては、
ヴィクトリア朝の頃の世界をモデルにした架空世界においての、日本南部出身ということにしていますが、どこまで忠実に地域の文化を取り入れるかはまだ決めていません。
日新公のいろは歌や江戸以前の武士道、武士の家訓という本を参考にキャラクターの思考を作っていこうとしています。
さらに禅の知識があると、どんな思考をしているのかを考えやすくなるかもしれません。
剣術はあまり詳しくないのですが、特定の流派を参考にするかまでは考えていませんでした。。
運動神経ゼロなのに剣道を少し習ったことがあったので、そのときの練習を元に少しだけ小公子に鍛錬の描写ができれば、ぐらいに思っていました。
・とにかく視点人物の履歴書づくりは大事
ここがはっきりしないと、コロコロ考えが変わってキャラクターの言動が一貫しなくなるので、しっかり決めていかなければなりませんね。
役割分担できるよう、三人のキャラクターを調整しながらストーリーも作っていきます。
細やかなご指導をいたたき、いつもありがとうございます。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 3)
投稿日時:
ヴィクトリア朝のイギリス系?
・・・レディーヴィクトリアンたのしいよ
漱石と倫敦ミイラ殺人事件 島田荘司
みおつくし料理帳
は読んだ。楽しかった。
タダ読みジョーク系が可能なら「犯人は僕でした」も好き。特典映像 うなぎゼリー殺人未遂事件は個人的にツボった。
拙者は食えん!―サムライ洋食事始―面白そう。
たしか使節団の外人さんにゴージャスな懐石を出してあげたのに、外人さんからすると「日本料理、味うすーい」「安いものしか食わせてくんなーい」「まじゅーい(´・ω・`)」「貧乏な国なんだな~」とかって印象を抱かれたとか何とかって聞いた事はありますが、マジでした?
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信 (No: 6)
投稿日時:
読むせん 様
面白そうな本をいくつもご紹介いただき、ありがとうございます。
『レディーヴィクトリアン』は知らなかったので早速調べたのですが、
可愛い絵でヴィクトリアン!とドンピシャな内容でしたので、お財布と相談しながらゲットしていきます。
少女マンガをあまり読んだことがなく、女性が好きそうな女性キャラや展開を書くのが、難しそうなので(男性も同じですが)…そちらの面でも参考になりそうです。
『みをつくし料理帳』はNHKでドラマを見ました。出てくるお料理がみんなおいしそうでした。
途中までしかドラマ化されてないので、続きが気になっています。
原作は地元の図書館で人気があってなかなか借りられませんが、いつか全巻読破したい作品です。
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』は入手できそうです。まずはこちらからいきます。
うなぎゼリーは毒も何も仕込まなくても、あれは殺傷能力がありそうですが……気になるタイトルです。
(幸か不幸かまだ食べたことが無いのですが、おいしいのでしょうか、あれは)
・たしか使節団の外人さんにゴージャスな懐石を出してあげたのに…
本のどこかでそんな記述もあった気がします。(読書メモには残していなかったシーンなのであやふやですみません)
たしか、アワビとかイセエビなど高級食材満載で日本人なら「何コレすごい! おいしそう!」なご馳走の数々も西洋の方々には不評だったとか…
本のメインは日本人の侍視点なので、西洋人側の視点での記述は少なめでした。
文中に度々出てくる、先人たちの「味噌! 醤油!」という心の叫びは、現代人にも通じるところがあるなと感じました。
読むせん様のおかげで、新しい作品の楽しみが増えました。冊数が多いものも、お財布の事情が整い次第集めていきます。
ありがとうございました。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信の返信 (No: 13)
投稿日時:
それならレディーヴィクトリアンはおすすめ。
エマの作者と対談とかも、なんかであったくらいで(うろおぼえ)、エマと共にイギリス事情にかなり精通している作品と思います。作者がイギリスびいきなので、あちこちにトリビア満載です。 印刷業の話やフェアリーランプの話、納得のバットエンドを選びたい話とか。エピソードも時代っぽいっちゃあ時代っぽい。
ほんのちょっとですが、コルセットと暖炉、3ページくらいのイギリス使用人事情が乗っている「森薫拾遺集」も自分でそれらを調べるより足掛かりになると思う。
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ところで hexa さんの >>余計なお節介としての話が進んでいない理由の考察その2:サムライと小公子が関わる「事件」が思いつけていない。
というのを見たのですが。
・・・・・小公子、ありかい?アメリカの関わる話、いける口かい?
なら、田中芳樹【ラインの虜囚】も押しちゃう。
ヒロインの境遇がセドリックと似ている娘が主人公なの、老伯爵の娘が一般人の男と新天地へ駆け落ちしちゃって、二人の娘であるコリンヌが爵位をつぐか否かみたいな?一昔前に児童向け全集として出ていた一品だから、図書館なら高確率で置いてるよ。
こっちは、内容が内容だからいろいろな同行者が増えてね、あの特徴を持つ老人に「え!?もしや貴方は・・・・」とかなって、一緒に「きゃ-!きゃー!!」言えるかな?・・・・・・めっちゃ強いんだよ、【あの人】はww正直ルパンなんかより好きだわー、【あの人】。
かの名探偵にとって、あるいみ彼ほど手強い強敵はいなかっただろうって男なんだよ。
ラインの虜囚を読む前に、たまたま彼のエピソードを読んだことあったもんだから、正体に気付けたし、ちょうキャーキャーしたんだwwうらやましかろう(笑)
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「犯人は僕でした」は劇中劇ですが時代設定はそれくらいのロンドンだったかな。
メタフィクション的で、けっこう無茶な話ですが、【死者の腕】とか【缶詰の開け方】とか小ネタも多く、ネットで読めます(笑)ウナギゼリ―の無駄知識は・・・・うん、イギリス人とフランス人はコン●ームの起源を押し付け合うくらい仲悪いんやで。
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漱石と倫敦ミイラ殺人事件がいけるなら、【大逆転裁判】ってゲームも楽しめると思う。あのゲームにも漱石とホームズ出るから。パラレル倫敦のサンプルになるかも♪
重度のゲーム音痴だから、プレイ動画見ただけですけどね・・・(-_-;)プレステとか、買って後悔するレベルで遊ばなかったからな~・・・
ただ、私は【漱石と倫敦ミイラ殺人事件】久しぶりに読みかえしたら、軽く貧血おこした(笑)
ホームズ・ファンならマジやめといて。・・・・・それか「大逆転裁判」で駄目っ子ホームズに耐性つけてから挑戦して。
まあ、気軽に楽しんでください
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信の返信の返信 (No: 16)
投稿日時:
読むせん 様
お返事が遅くなりました。
続けてさらに面白そうな作品をご紹介いただき、ありがとうございます。
・・・・・小公子、ありかい?アメリカの関わる話、いける口かい?
そうです。バーネットさんの作品が出発点です。
ただし、こんな状況でまっすぐいい子に育つだろうか? もっと捻くれたりするのでは?
というところに野蛮なサムライがやってきて…というものを書きたいと思っております。
・田中芳樹の【ラインの虜囚】
『アルスラーン戦記』を書かれた方の本ですか?
こちらも面白そうですね。ぜひ読みたいです! 図書館で探してきます。
「犯人は僕でした」は検索したところ、「小説家になろう」で掲載されている作品に出会えました。こちらは早速読み進めていきます。
ゲームについては、機械を持っていないので揃えるのは少々お財布に厳しい…通販サイトでぽちっとしたい誘惑と戦っています。
面白そうなものをたくさんご紹介いただいたので、しばらく毎日寝不足になりながら楽しめそうです。
ありがとうございました。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 4)
投稿日時:
最近読んだ本で完成度の高さですごいなぁと思ったのは、
久世番子先生の「パレス・メイジ(全7巻)」です。※マンガ
ヴィクトリア朝のイギリス系?じゃなくてごめんなさい…
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
藤谷 要 様
お久しぶりです。
『パレス・メイヂ』をご紹介いただき、ありがとうございます。
これまで少女マンガは殆ど読まなかったので調べてみたところ、こちらも面白そうな漫画ですね。宮廷モノも良さそうです。
全七巻ならばお財布にもやさしい冊数なので、一冊ずつじっくり読んで続きを楽しみにしながら集めるのも良さそうです。
ヴィクトリア朝のイギリスも素敵ですがそれだけではなく、
色々なジャンルをご紹介いただいたことで視点が広がって、見逃していた面白そうな作品に出会えました。
はやく読みたくてワクワクしています。ありがとうございました。
読みたい本が見つからず、もやもやしていたのが一転して、通販でポチっとしたい衝動との戦いになりそうです!
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 8)
投稿日時:
こんにちは、左野冠です。
私の趣味全開ですが、個人的に面白かった本と、最近気になっている本を書かせていただきます。
小説以外の本はジャンル分けとしてどう説明したら良いのかわからなかったので、「この本は小説です」と書かれていなければ、小説でないと思ってください。
「ホモ・サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ
この本は創作のいいネタになります。特にファンタジーとか、SFとか、自分で世界観を作らなきゃならない作品を書かれる方にはおすすめですね。
最近ニュースやらなんやらでやたら取り上げられていた「ホモ・デウス」の作者が書いた本です。私は「ホモ・デウス」のほうは未読なのですが、この本は本当に面白かったです。
長くて内容もなかなか頭の中に入れるのに時間がかかる本ではありますが、ベストセラーになるだけあるいい本だと私は思いました。(ベストセラーだからっていい本とは限りませんがね)
「虚構が文明を作った」とか「人間は小麦に飼いならされた」とか、人間の文明の発展に関することがいろいろ書いてあります。読んだのが半年前で、図書館で借りた本だったので、ことこまかく中身を覚えているわけではないのですが。
作者さんが歴史学者なので、世界史の話が例として出てきますが、世界史の知識がなくても楽しめます。
「文人悪食」嵐山光三郎
近代日本の文豪が好きな方におすすめです。文豪たちの食にまつわる逸話が載っている本です。文豪ごとに章立てされているのですが、目次のページにある章立ての見出しが面白い。
森鴎外は饅頭茶漬けだったと思います。潔癖症で甘い物好きだったので、饅頭をわざわざ熱湯で消毒して茶漬けにして食ってた、みたいな話だったはず。
こちらもだいぶ前に図書館で借りて読んだので、内容怪しいですが。
私が読んだのはこちらの「文人悪食」という本だけですが、作者さんは他にも「文人」シリーズを書いていらっしゃるそうで、そちらも面白そうです。
創作のネタになるかは分かりませんが、現実にいそうな変人を書くのにはいいネタになるんじゃないのかなあ、と思います。
「北欧神話と伝説」
最近気になっている北欧神話に関する本です。
創作で神話を知っていると何かと便利だったりするので、前々から読んでみたいと思っています。ギリシア神話はよく知っているんですが、北欧はあまり知らなくてですね。
神話というとエジプト神話、インド神話、日本神話あたりが有名ですかね。アーサー王伝説なんかはヨーロッパ圏の方々はみな知っているそうで、硬派なファンタジーやるなら知っているとさらに雰囲気出せるかな〜って感じです。
「毒の科学 毒と人間のかかわり」船山信次
完全に私の趣味です。
毒についての本です。ありとあらゆる毒の種類について初心者にもわかるように書いてあります。毒について知っていて創作に役立つ機会はあまりないと思うのですが、あったらあったで便利なんじゃないかなあ。そんなことはないか。この本好きなので書いてしまいました。
「症例A」多島斗志之
小説です。精神科医が主人公の小説です。境界例でも統合失調症でもないなんだか妙な患者を診察していて大変です。っていう小説です。さまざまな資料に裏打ちされたお話なのだなということがわかります。私が心理系の読み物が好きなので紹介してしまいました。
ぶっちゃけ小説全体の出来としては、蛇足な話がくっついちゃっていて微妙なんですけれど、心理系に興味があるなら面白い話ですね。
「美徳の不幸」または「新ジュスティーヌ」マルキ・ド・サド
小説です。かの有名なマルキ・ド・サドの書いた小説です。なかなかイカした小説です。
エログロに耐性がない方はやめておいたほうがいいでしょうけれど、なにせ有名な古典なので、興味が湧いたら読んでみてください。
こんなものをおすすめしてしまう私の神経よ……(寓話的なところもあっていい本ですよ)。
「愚神礼賛」エラスムス
最近読んでみたい本です。小説なんだかそうじゃないんだか微妙なところですが。
エラスムスという、ネーデルラント出身のルネサンス人文主義者が書いた本です。
教会を風刺して馬鹿にしまくった本です。
神様に「教会って馬鹿だよねー、権力者って馬鹿だよねー」と言わせた本でして、
風刺がキツすぎて教会から怒られると、エラスムスは「いやいやいや、これはフィクションですから。私は敬虔なキリスト教信者ですから。こんなこと言っちゃう神様って馬鹿ですよねー」と言って、破門を逃れたとかなんとか。
なんにせよルネサンスだから許されているところがあります。中世じゃ無理。ルネサンス以降じゃなきゃ、エラスムス、火炙りだったでしょうね。
エラスムスは「ユートピア」を著したトマスモアの友人です。
まだ読んでいないのですが、ちゃんと中身を読んでおきたい本です。
「カラフル」森絵都
めちゃめちゃ読みやすい面白い児童書小説です。
ええ、児童書、と思われてしまうかもしれませんが、児童書は読みやすく、小説を書くときの参考になると思います。
とくにこの小説は読みやすいです。中身もしっかりしている。児童書のベストセラーです。
生前なにかしらの罪をおかして死んだ少年が、魂の抽選にあたって、現実世界にホームステイをするという話です。
最近読み直してみたのですが、大変面白かったです。文章は児童書のそれなんですが、色々考えさせられるところがあり、そういうところが童話的、寓話的です。
ともかく文章が読みやすく参考になるので、小説を書かれる方にはぜひ一度読んでいただきたい。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信 (No: 17)
投稿日時:
佐野冠 様
こんにちは、幅広い作品をご紹介いただきありがとうございます。
・「ホモ・サピエンス全史」
こちらの作者の本は新しい方も含めて図書館でも人気で、今でも予約で一杯でした。
以前運よく借りられたのですが、内容が難しくてゆっくり読んで期限に間に合わずとなってしまいました。
もう一度、トライしてみます。
・「文人悪食」
饅頭茶漬け…うなぎゼリーと比べたらどちらが美味しいのか気になります(試すのは勇気がいりますが)
お恥ずかしながら、文学については教科書レベルの知識しかないのですが、こちらは食のテーマの本として楽しめそうです。
北欧神話は主にゲームとウィキペディアからの知識しかないので、しっかり読むと創作に生かせそうなネタに出会えるかもしれません。この先どんな知識がネタとして役立つかわからないので、他の人から色々と紹介していただけると、インプットの幅が広がって非常に勉強になります。
「カラフル」の内容が気になるので、児童書コーナーも久しぶりに探検してきます。
普段あまり手を伸ばさないジャンルばかりで、図書館でゲットできるものが多いのでどんどん探していきます。
ありがとうございました。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 10)
投稿日時:
「ぐっとくる題名」
タイトルについて書かれた日本の本です。
実践的且つ読み物としても面白かったですよ
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
「文豪達の友情」
様々な文豪達の争い、友情、喧嘩するほど仲がいいの様な、数々の文豪の逸話を取り上げた本です。
特に萩原朔太郎と室生犀星の出会い方は
今で言うネットに近い出会い方で
第一印象はお互い最悪だったとか
おすすめです
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信の返信 (No: 19)
投稿日時:
甘粕義政 様
文豪と呼ばれる方々については、恥ずかしながらあまり知識が無いのですが、どの作品にチャレンジしようか、おすすめしていただいた本を読んでから探してみるのも楽しそうですね。
読んでみて気になった文豪の作品も一緒に探してみます。
今まで手を伸ばさなかった本にもたくさん出会えそうです。
ありがとうございました。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信 (No: 18)
投稿日時:
アンデッド 様
「ぐっとくる題名」を探したら近くの図書館にありました!
教えていただき、ありがとうございます。読むのが楽しみです。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 12)
投稿日時:
いろいろありすぎて悩むところですが、
>視野を広げたいので小説以外のジャンルもあれば
と、ありますのであえて小説を外し、現在映画館で観ることの出来る作品縛りで。
11月度に観た映画の中から一定水準以上にある映画限定、ネタバレなしの感想を書き込みます。(タイトルの後に予告リンクをつけておきます)
【ボヘミアン・ラプソディ】https://youtu.be/mP0VHJYFOAU
目下のところ映画館の稼ぎ頭のひとつですので、観る場所にはまず困らないと思います。
不世出のボーカリスト、フレディ・マーキュリーとQueenの伝記映画。
Queenそのものに馴染みがなくとも、まず間違いなく楽曲を聴いたことがあるでしょうし、もしジョジョの奇妙な冒険がお好きなら『キラークイーン』『バイツァダスト』『シアー・ハート・アタック』『メイド・イン・ヘヴン』でピンとくるかも。全部Queenが元ネタです。
メンバー全員、存命の方を含めて俳優が演じているのですがこれが見事。(特にブライアン・メイ役のグウィリム・リーは本人にしか見えない)
フレディ役のラミ・マレックも、実際のところ顔はさほど似てないのですが、オープニング直後の仕掛けと、俳優の仕草の研究が勝利を生んでいます。
映画終了時にはボロボロ涙が出てました。
率直にヤラれた。
だが、しかし。
見終わって30分後「ひょっとすると映画に感動したのではなく、フレディマーキュリーの歌声で感動したのかも……」という気もしました。
是非ともIMAXで観て欲しい映画です。
【バーフバリ 王の凱旋 完全版】http://y2u.be/G62HrubdD6o
映画大国インド恐るべし。並のハリウッド映画ではとてもじゃないが太刀打ちできない、遙かに凌駕したパワーです。
予告編の再生数がエグいことになっていますが、それだけ観た人を夢中にさせる映画です。映画を観てから予告編を見るだけで再度映画世界に浸ることが出来るだけのパワーを持っています。
ここ10年でこれほど盛り上がったのは、『マッドマックス4』とこの映画でしょう。まず間違いなく後々まで語り継がれる映画です。
神話マハーバーラタを下敷きにしてますので、有り体にはなんでもあり、の映画。エンタメに振り切ってます。
ちなみに2部作の後編ですが、前編もレンタルなりオンデマンドで労せずに視聴可能です。運が良ければ公開中の劇場が近隣にあるかも。なくても出かける価値はあります。
かなりのロングラン上映をしていますが、そろそろ映画館で観るラストチャンスとなりそうです。
私は4回観ており、最後の一回が先月末です。
率直に観るだけでインスピレーションの泉になると思います。
【ヘレディタリー/継承】http://y2u.be/V6wWKNij_1M
基本的に海外版の予告を貼ってきましたが、この映画が理由です。日本語版予告がイケてないのでバランスを取って海外版で統一しました。
ホラー映画ではなく、昨今かなり珍しくなった本格的なオカルト映画です。
「俳優ってスゲェ」という演技を観るだけで価値があります。
肝心の映画はというと、かなーり賛否両論があります。映画館でもエンドロールと同時に半数ぐらいの方が席を立ってました。
それなのにお勧めに入れた理由はふたつ。
当然ながら私が好きだから。
もうひとつは、好まない人が映画館以外、たとえばレンタルで観た場合、余計に訳がわからんようになりそうだから。
映画館独自のスクリーンから目を離さないという環境が後押しになるという、こう書くと『それおもしろくないだろ!』と言われそうですが、やってることが率直にスゴイ。盛り上げではなくジワジワと煽ってきます。
たぶん監督は万人向けのわかりやすさを重視しないタイプ。(本作がデビュー作です)しかも観てから後を引く作品作り。
結構希少なタイプの監督ですね。
少なくとも私にとっては、今後新作を発表するたびに追いかける監督になっています。近々なんかやってくれそうな監督NO1です。
【恐怖の報酬】http://y2u.be/394A13kSfLs
初公開は1977年という古い映画です。公開当時スターウォーズとぶつかって日本公開時に大胆なカットをされるという悲劇にあった映画。(上映時間がかぶったらしい)
その後も映画会社の権利関係で視聴方法が閉ざされていました。
半ばファンの間でのみ語り継がれる映画になっていたのですが、監督ウィリアム・フリードキンが権利を取り戻し、デジタルリマスターを行ないノーカット版としたのが現在公開中の本作です。
ちなみに本作そのものがリメイクで、元は1953年のフランス映画。登場人物の名前も、マリオにルィージ、ビンバ……と、例の超有名ゲームの元ネタでもあります。
いずれの映画も流石に古いだけあって物語の進行速度、リズムは現代のそれと比較して若干ゆっくりしています。
サスペンスは前作が好き。
本作のクライマックスシーンは映画を観ていて汗が噴き出る。と、違った顔を見せてくれる映画です。原題SORCERERが本当にピッタリ。
世界的ベストセラー作家、スティーヴン・キング氏が「人生でもっとも好きな映画」というのは伊達じゃありません。
とりあえず4本。
刺激になりそうな映画を優先して選びました。
ではでは。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信 (No: 20)
投稿日時:
あざらし 様
本だけでなく映画まで、幅広い分野からご紹介いただきありがとうございます。
折角いま映画館で見える作品を教えていただいたのですが、遠いところまでいかなと映画館のない田舎暮らしなのが悲しいです。
たまにテレビのロードショーで映画を見るくらいでしたので、教えていただいたものの予告を見てどれも気になっています。特にインド映画は初めてです。
怖いのだけは苦手なので、【ヘレディタリー】はヘッドホンをつけた予告編だけでブルッときました。
映画館での映画は数えるほどしか見たことが無いのですが、大きなスクリーンから感じる迫力や感動は違うなと思います。
どの作品も、全て映画館のように大きい画面と音響で鑑賞できたらきっと最高ですね。(怖いのは最後まで見る自身が無いですが)
もし期間までに見るチャンスがなくても、ネットで探して楽しみたいです。
刺激的で面白そうな作品をいくつも教えていただき、ありがとうございました。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信の返信 (No: 23)
投稿日時:
ごめんなさい。
映画館が近くにないという可能性も一応考えたんですが、ぐるっと一周まわって、結果そのまま書いちゃいました。私自身、充分に僻地と呼べる曾祖父の地があるのに、気配りが足りていませんでした。陳謝。
気を取り直して『今すぐ楽しめる・刺激となる・心のリセット』を題目に数点。
音楽、それも歌詞にスポットを当てます。
実は音楽にしようと思ったのは、前回のおすすめで【ヘレディタリー/継承】を書いたから。
この映画ストーリーが入れ小細工になってまして、終盤間近で「え、これって!」という感情がわき起こるのですが、それをエンドタイトルでかかる曲、歌詞で補完します。
まるで監督から『へっへっへ、その通りだよ』と語りかけられたかのよう。
オフィシャルが見つけられませんでしたのでリンクは張りませんが【原題:both sides now 邦題:青春の光と影】で検索すれば、すぐ見つかります。私も映画を見るまで知らなかった曲。かなり古い曲、当然曲調もその時代のそれですが、なかなか詩的で奥深い歌詞です。
※以下【アーチスト - タイトル】(オフィシャルリンク) で書き込みます。
訳詞が必要な場合は【 】内と”訳詞”でググれば、有志の方が訳されたページがあると思います。著作権上この形式を取りますのでご了承を。
【Prince - Gold】http://y2u.be/7IQE62Vn4_U
天才といえば、私はこの方が真っ先に思いつきます。
作詞作曲はもちろん、各種楽器の演奏に精通し、ひとりで多重録音を駆使してアルバムをつくる、なんて変態技を使う人です。音楽の神に愛されてもいたのでしょう。
アルバム【Gold Experience】(はい、例の漫画の元ネタです)の最終に収録されているのですが、まさに黄金体験。
この曲の歌詞は創作をされている方の魂に響くはず。
【Queen - The Show Must Go On】http://y2u.be/t99KH0TR-J4
フレディ・マーキュリーが事実上の死の宣告を受け、相当に病状が進行した時期の楽曲です。
ミュージックビデオが過去の映像集のようになっているのは、もう映像を残せる状態ではなかったのでしょう。(映像そのものは残っているのですが、あまりにも凄絶です)
魂の叫び。
【P!nk - So What】http://y2u.be/FJfFZqTlWrQ
ちょいウケの悪そうな姉さんを出しますが、飾らない姿を魅力に昇華させた貴重な方です。
えらく生々しい歌詞ですが、それもそのはず、この時期に置かれていた実生活の様子をぶつけた内容。
赤裸々すぎる、ってのはありますが、それが昂じて元気になってしまう。
キャラクター性の強い方ですので刺激になるはず。
【Bruce Springsteen - My Hometown】http://y2u.be/77gKSp8WoRg
アメリカ労働者階級のオピニオンリーダー。
しっとりと聞かせ、力がわき起こってくる物語。
歌詞が一本の物語になっています。
こういう曲を歌わせたら天下一品です。
ではでは執筆頑張って下さい。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信の返信の返信 (No: 24)
投稿日時:
あざらし 様
お気遣いいただき、ありがとうございます。
映画はネット配信のサービスも利用できることを思い出し、今回を機に会員になってみました。色々ありすぎて、どれを見ようか迷ってしまいます。
田舎暮らしですが、たまに大きい街の方に出かけることもあるので、その近辺にある映画館もチェックしてみたいと思います。
音楽は歌詞のないBGMのようなものが多く、洋楽は殆ど聞いたことが無かったです。
お勧めしていただいた曲も初めて聴くものばかりで、新しいジャンルへ手を伸ばせることにワクワクしています。
これまでは歌詞にあまり注目せず、メロディーで気に入ったものを選ぶ傾向があったので、どんな内容なのか気になりました。
英語力は残念な方なので、翻訳された歌詞を探してみます。
執筆の続きもがんばります。ありがとうございました。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 14)
投稿日時:
どうもどうも、「壱番合戦 仁」です。
視野を広げタイトの事でしたが、まともにお勧めできるタイトルがド直球ファンタジーくらいしかないので、あえてファンタジー中心で紹介させていただきます。
とは書いても、初っ端からファンタジーでは申し訳ないので、少々違ったジャンルから……。
・「若おかみは小学生!」講談社/青い鳥文庫
児童小説でお勧めの本と言えばこれですね!
旅館を経営している実家で、小学生の身分ながら女将修行に日夜奮闘する小学生の日常を描いたドタバタ劇です!
子供に分かるか分からないかのギリギリの境界を攻めた、巧みな心理描写が要所要所に散りばめられており、ちょっと怒りっぽいけどドジっ子でどこまでも素直で真っ直ぐな、おっこちゃんの性格にはやとうさんも惚れ込むこと請け合いです。
確か僕の記憶だと、現在アニメ化されており、第一期が放送中でしたね。
映画化もされているので、そちらも併せてどうぞ。
・「黒魔女さんが通る」講談社/青い鳥文庫
ウィットに富んだおふざけ全開の台詞回しが特徴的な魔法少女ものです。
魔法少女もの、というよりは黒魔法少女ものと言った方が良いでしょう。
何故ならば、作中に登場する魔法と言うのがかなりリアリティがありまして、ブードゥー人形の呪術とか、黒死呪文と呼ばれる本当にありそうな即死呪文などが登場します。
故に一般的な魔法少女ものと違って、華やかさよりもリアリティを重視した作品と言えるでしょう。
ただ、この作品、寒~いギャグと、言動がテンプレート化してしまったクラスメイトが、ずーっとわちゃわちゃやっているシーンが無駄に長々と続く事が結構あるので、そういうのに耐性が無い人にはお勧めできないかもしれません。
前述の「若おかみは小学生!」の作者ととコラボ小説を書いているのでそちらも併せてご一読ください。
ドラゴンライダーシリーズ
友人に勧められて嫌々読み始めた本でしたが、これぞド直球ファンタジー!骨太ハードカバー小説の決定版でした!
ドラゴンを駆る一族の末裔である主人公、「エラゴン」が同族を皆殺しにした裏切り者への復讐を遂げるため、果て無き空へ旅立つ!という中々壮大なスケールのお話です。
相棒のドラゴンがサフィアという名前なのですが、この子の性格がツンデレ女子で萌えるんだな~♡
たまりませぬ。
是非ともご一読を。
「指輪物語~行きて還りし物語~」著 / J・R・R・トールキン
言わずと知れたファンタジー小説の原典!!
余りの重厚さとトリッキーな台詞回しに目を回してしまい、完読できませんでしたが、ファンタジー好きなら一度は目を通すオリジン中のオリジンです!!
ファンタジー小説のファンの口に語らせれば、これが嫌いな奴はおそらく他のファンタジー小説も苦手な可能性が高い、とまで言わせしめる名作です。
完読すればファンタジー小説を書く上でも素養が高まる事間違いなしです!!
こんな所ですかね。
ではではー。
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投稿日時:
壱番合戦 仁 様
最近は歴史の資料のようなものを探して読よむことが多かったので、頭が一杯になっていました。ファンタジーな作品は癒しになりそうです。
『若おかみは小学生!』はアニメでタイトルを見たことがあるような…と思ったのでチェックしてみます。
児童文学は最近ご無沙汰していますが、大きくなってから読み直すのもまた、面白い発見がありそうです。子ども向け作品でも、面白いものは大人でも楽しいですね。
特に指輪物語は映画を随分前にテレビで見たきりで、原作はしっかり読んでいなかったので読んでみたいと思いました。
本を探すのが図書館中心なので、ご紹介いただいた本も手に入りそうです。
ありがとうございました。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 22)
投稿日時:
◎小説
ブラム・ストーカー『ドラキュラ』
映画で有名な吸血鬼ドラキュラの原作ですが、全編が日記・手紙・新聞記事などだけで構成されています。序盤はトランシルバニアにあるドラキュラ伯爵の城を仕事で訪れた青年の日記。このパートで読者は吸血鬼について強烈に認識するのですが、その後、中盤までは新聞記事や手紙によって東欧の怪異がロンドンに侵入したらしいということを匂わせるだけなんですね。そして、主要キャラの若い女性が原因不明の病でしだいにやつれていきます。読者にはそれが吸血鬼の仕業だと察することができるのだけれど、登場人物たちには想像もつかないという状況が続き、その落差が異様なサスペンスを生み出します。
モーリス・ルブラン『緑の目の令嬢』
元祖アルセーヌ・ルパン・シリーズの佳作。主人公の小粋なチートっぷりが魅力です。アニメ『カリオストロの城』がこの小説のオマージュなのはラスト・シーンを見れば明らか。作品をつつむ雰囲気もよく似ています。
◎小説以外の書籍
吉田敦彦『日本神話の源流』
日本神話と南洋・東南アジアの神話には顕著な類似がみられます。それらを比較・検討することによって、縄文・弥生・古墳時代の日本人がどこからやってきたのかが鮮明に浮かび上がります。
驚くのは何とギリシャ神話とも共通点があること。これは中央アジアの遊牧民の動きが関わっているようなんですね。
世界史の中の日本古代史。飛鳥・斑鳩・奈良はシルクロードの東の果てだと実感させてくれる本です。
◎映画
『オーケストラの少女』
古い洋画の名作なら『ローマの休日』をあげたいところですが、さすがに有名すぎて今更感があります。『オーケストラの少女』は不遇な老演奏家の娘が主人公。天真爛漫な少女のフライング気味な行動が周囲を引っ掻き回しつつ軽快に展開します。観客をはらはらさせながらハッピーエンドにたどりつくというシナリオが、エンタメのお手本のようです。
スタンリー・キューブリック『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止め水爆を愛するようになったか』
核兵器による「恐怖の均衡」を皮肉ったブラック・コメディーの傑作。
◎アニメ
『少女革命ウテナ』
言葉で説明するのが難しい……というか不可能に近い怪作。前衛劇団と関係の深いJ・A・シーザーによるエキセントリックな挿入歌もマニアには人気です。Youtubeにいろいろアップされています。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信の返信 (No: 25)
投稿日時:
あまくさ 様
たくさんのジャンルからのご紹介、ありがとうございます。
『ドラキュラ』は、その本を原型にした吸血鬼ものの作品をいくつか見たことがありますが、本家の方は読んでいないのでどんな内容なのか見てみたいです。
『カリオストロの城』は面白くて、好きな作品なのでモーリス・ルブランの作品も興味があります。『日本神話の源流』も図書館で入手できそうです。
映画やアニメも配信サービスの会員になったので、さっそく見たいものができて楽しみです。
ご紹介いただいた作品は、読んだことが無いものばかりです。
また、名前は聞いたことがあるのに、手を伸ばしたことは無いものもありました。
存在に気付かず、傍を素通りしていた面白い作品に出会う機会をいただき、ありがとうございます。
面白い、良かった本について教えていただけませんか?の返信 (No: 28)
投稿日時:
不破哲三『「資本論」探求 全三部作を歴史的に読む』(新日本出版社)の最後の辺りに、アングロサクソン系の人々が見た幕末の日本はプランタジネット朝のイギリスに似ていたということが述べてあります。一方で、ドイツ系の人から見れば、その徴税の仕方は法に則った理想的なものであったようです。
岩波文庫のオールコック『大君の都』をご覧になってはいかがでしょうか?